ポーラ美術館 " モディリアーニを探して展 "& 箱根強羅温泉に行ってきました :20140814&15 [訪れたところ色々]
もう遅いかなと
それでもせっかくのお盆休みです。 せめて一泊だけでもとネットで宿を探しました。
何回か泊まったことのある湯河原や箱根の宿はどこもやはりいっぱい。
こんな直前、ぎりぎりでの予約は無理なのかな?
でも、根気よく探したおかげでしょうか? 普段の行いのおかげ? ( 笑 ) 、箱根の強羅に一泊で予約することができました。
うちから強羅は、横浜から東海道線に乗り小田原で箱根登山電車に乗り換え、箱根湯本で可愛い電車にもう一度乗り換えをして約2時間くらいです。
この前の台風が夏空を持って行ってしまったようで、時折雨も降るあいにくの空模様でしたが、スイッチバックの光景、蛇骨川を見下ろす眺め、箱根の山々の深い緑等々、登山電車からは夏の箱根の素敵な景色。
強羅の駅に降り立てば、やはり空気からして横浜とは全然違います。
旅館は紀州鉄道強羅ホテル。
全体的に古い建物でしたが、部屋で食事ができて、仲居さんや布団の上げ下げをして下さる係りの方達もとても暖かい感じ。
寛げる、お盆の休みに来るにはぴったりの感じのホテルでした。
温泉は2つの風呂があり、都合4回も入ってしまった。
着いた日は少し時間が早かったせいかな? 貸切状態。 一人で大きな湯船にどっぷりと。 笑
露天風呂もいい感じ。
弱い雨が降っていましたが、天井代わりの簾から時折り落ちる雨粒たちの音、
湯船の脇の淡いライトの光。
温泉の上で遊んでいるようにきらきらゆらゆら、きらきらゆらゆら~。
お湯に浸かっていると体が湯気の中に溶けていくみたい、ゆらゆら、ぽちゃん。
心がシンクロしていって、時間がゆっくりと流れていくよう。
ふと、これが本来の時間なのかもしれないなと思ったりしました。
食事もとりたてて豪華という訳ではなかったですが、どれも丁寧に作られていて味もちょうど良い。
豆乳から温めにがりを注いで自分で作って頂く豆腐、それに鯵のひらき、ゴーヤの漬物とっても美味しかった。
普段はご飯はそんなに食べないのですが、お代わりまでしてしまいました。
旅館の食事、特に朝食ってどうしてこんなに美味しいのでしょう ^^
翌日はポーラ美術館へ。
この美術館はずっと訪れてみたいと思っていた美術館です。
念願かなって初めて、訪れることができました。
森の中に建てられた美術館。
素敵な環境で集められた絵画たちはとても幸せだと思います。近かったら毎週でも通いたい美術館です。
ポーラ美術館では企画展 " モディリアーニを探して アーヴァンギャルドから古典主義へ " が開催されていました。
ポスト印象派、フォビズム、キュビズム等アヴァンギャルド全盛のパリ。
モディリアーニ、若くして亡くなってしまったので活動期間は短かったものの、独特のフォルム、アフリカや古代ギリシア等の影響を受けてモディリアーニだけの独特のフォルムで作品を画き続けました。
人物の画がほとんどですが、どれも見ているとこちらに何かを語ってくるかのよう。
モディリアーニの画く人物たちはうつむき加減、どこか寂しげで憂いを含んでいます。
モディリアーニの画く特別な眼。
アーモンド形でガラスのように透き通った眼。どこを見ているか分からないけれど、眼は内面へ通じる窓。
画かれたモデルの、モディリアーニの、そしてぼくの内面へと通じ、時空を超えてつながっていく。
モディリアーニ、こんなに時間をかけて時代背景や人となり、同時代の仲間の画家たちの作品までも見せてもらえたのは初めてでした。
展示されていた作品はどれも素敵でしたが、一番気に入ったのは、上の写真の右上の画。
たぶんピカソの青の時代に影響されているものだと思うのですが、この " 青いブラウスの婦人像 " がとても気に入りました。こういう感じのモディリアーニは初めてですし、とても印象に残る画でした。
モディリアーニの古典性ってなんとなく分かった気がしました。
形而上学? 探究、一見、デフォルメされた体、ぽっかり空いたような眼、古典にどこもつながっていない感じがしますが、美への探究。
その過程では苦しいこともあって酒とか飲みすぎてしまったのでしょうね、体調を崩し命を縮めてしまった原因かもしれません。
ルノワールとの逸話が展示されていた絵にそえられていましたが、ルノワールは感じたものが全てだというのに対して、モディリアーニは反対だったようです。
美、それは絶対的なものとして存在するのだと、モディリアーニはそう考えていたんですね。
探究・・・、それは相当大変なものだったに違いありません。
きっと全エネルギーを使ってしまったんだろうな、モディリアーニ。
思いがけず、素敵な展覧会を鑑賞することができました。
この後は、もう一度強羅に戻って強羅公園をぶらぶらしました。
出かけるとその土地のソフトクリームを良くいただきます。
強羅公園では、季節のソフト、マンゴーソフトを頂きました。 甘すぎず爽やかなお味。 蒸し暑かったけれど食べたら爽やか少しの間、暑さを忘れました。
バラ園のバラは、ほぼ散りかけていましたが、まだいくつかの花が咲いていてくれました。
バラは春も秋も咲きますが、こんな真夏でも咲いているんですね。
バラの他にも色々な花たちが
名前が分からないですが、咲いていました。
花はやっぱり好きです。
カメラを向けていると時間を忘れてしまいます。
あきらめかけたお盆休みの一泊旅行。
頑張って探したおかげで、美味しい食事、ポーラ美術館とモディリアーニ、それにのんびりゆっくり温泉を楽しんでくることができました。
お土産は箱根限定「ぷちえう゛ぁ」と、ポーラ美術館限定のカンディンスキー「支えなし」キューピー。
やはり、限定ものには弱いです。 笑
明日からまた仕事、もっと休みたいですが、仕方ない ^^;
仕事も頑張ります。
" 2014/08/14~15 Hakone Goura & POLA MUSEUM OF ART "n
それでもせっかくのお盆休みです。 せめて一泊だけでもとネットで宿を探しました。
何回か泊まったことのある湯河原や箱根の宿はどこもやはりいっぱい。
こんな直前、ぎりぎりでの予約は無理なのかな?
でも、根気よく探したおかげでしょうか? 普段の行いのおかげ? ( 笑 ) 、箱根の強羅に一泊で予約することができました。
うちから強羅は、横浜から東海道線に乗り小田原で箱根登山電車に乗り換え、箱根湯本で可愛い電車にもう一度乗り換えをして約2時間くらいです。
この前の台風が夏空を持って行ってしまったようで、時折雨も降るあいにくの空模様でしたが、スイッチバックの光景、蛇骨川を見下ろす眺め、箱根の山々の深い緑等々、登山電車からは夏の箱根の素敵な景色。
強羅の駅に降り立てば、やはり空気からして横浜とは全然違います。
旅館は紀州鉄道強羅ホテル。
全体的に古い建物でしたが、部屋で食事ができて、仲居さんや布団の上げ下げをして下さる係りの方達もとても暖かい感じ。
寛げる、お盆の休みに来るにはぴったりの感じのホテルでした。
温泉は2つの風呂があり、都合4回も入ってしまった。
着いた日は少し時間が早かったせいかな? 貸切状態。 一人で大きな湯船にどっぷりと。 笑
露天風呂もいい感じ。
弱い雨が降っていましたが、天井代わりの簾から時折り落ちる雨粒たちの音、
湯船の脇の淡いライトの光。
温泉の上で遊んでいるようにきらきらゆらゆら、きらきらゆらゆら~。
お湯に浸かっていると体が湯気の中に溶けていくみたい、ゆらゆら、ぽちゃん。
心がシンクロしていって、時間がゆっくりと流れていくよう。
ふと、これが本来の時間なのかもしれないなと思ったりしました。
食事もとりたてて豪華という訳ではなかったですが、どれも丁寧に作られていて味もちょうど良い。
豆乳から温めにがりを注いで自分で作って頂く豆腐、それに鯵のひらき、ゴーヤの漬物とっても美味しかった。
普段はご飯はそんなに食べないのですが、お代わりまでしてしまいました。
旅館の食事、特に朝食ってどうしてこんなに美味しいのでしょう ^^
翌日はポーラ美術館へ。
この美術館はずっと訪れてみたいと思っていた美術館です。
念願かなって初めて、訪れることができました。
森の中に建てられた美術館。
素敵な環境で集められた絵画たちはとても幸せだと思います。近かったら毎週でも通いたい美術館です。
ポーラ美術館では企画展 " モディリアーニを探して アーヴァンギャルドから古典主義へ " が開催されていました。
ポスト印象派、フォビズム、キュビズム等アヴァンギャルド全盛のパリ。
モディリアーニ、若くして亡くなってしまったので活動期間は短かったものの、独特のフォルム、アフリカや古代ギリシア等の影響を受けてモディリアーニだけの独特のフォルムで作品を画き続けました。
人物の画がほとんどですが、どれも見ているとこちらに何かを語ってくるかのよう。
モディリアーニの画く人物たちはうつむき加減、どこか寂しげで憂いを含んでいます。
モディリアーニの画く特別な眼。
アーモンド形でガラスのように透き通った眼。どこを見ているか分からないけれど、眼は内面へ通じる窓。
画かれたモデルの、モディリアーニの、そしてぼくの内面へと通じ、時空を超えてつながっていく。
モディリアーニ、こんなに時間をかけて時代背景や人となり、同時代の仲間の画家たちの作品までも見せてもらえたのは初めてでした。
展示されていた作品はどれも素敵でしたが、一番気に入ったのは、上の写真の右上の画。
たぶんピカソの青の時代に影響されているものだと思うのですが、この " 青いブラウスの婦人像 " がとても気に入りました。こういう感じのモディリアーニは初めてですし、とても印象に残る画でした。
モディリアーニの古典性ってなんとなく分かった気がしました。
形而上学? 探究、一見、デフォルメされた体、ぽっかり空いたような眼、古典にどこもつながっていない感じがしますが、美への探究。
その過程では苦しいこともあって酒とか飲みすぎてしまったのでしょうね、体調を崩し命を縮めてしまった原因かもしれません。
ルノワールとの逸話が展示されていた絵にそえられていましたが、ルノワールは感じたものが全てだというのに対して、モディリアーニは反対だったようです。
美、それは絶対的なものとして存在するのだと、モディリアーニはそう考えていたんですね。
探究・・・、それは相当大変なものだったに違いありません。
きっと全エネルギーを使ってしまったんだろうな、モディリアーニ。
思いがけず、素敵な展覧会を鑑賞することができました。
この後は、もう一度強羅に戻って強羅公園をぶらぶらしました。
出かけるとその土地のソフトクリームを良くいただきます。
強羅公園では、季節のソフト、マンゴーソフトを頂きました。 甘すぎず爽やかなお味。 蒸し暑かったけれど食べたら爽やか少しの間、暑さを忘れました。
バラ園のバラは、ほぼ散りかけていましたが、まだいくつかの花が咲いていてくれました。
バラは春も秋も咲きますが、こんな真夏でも咲いているんですね。
バラの他にも色々な花たちが
名前が分からないですが、咲いていました。
花はやっぱり好きです。
カメラを向けていると時間を忘れてしまいます。
あきらめかけたお盆休みの一泊旅行。
頑張って探したおかげで、美味しい食事、ポーラ美術館とモディリアーニ、それにのんびりゆっくり温泉を楽しんでくることができました。
お土産は箱根限定「ぷちえう゛ぁ」と、ポーラ美術館限定のカンディンスキー「支えなし」キューピー。
やはり、限定ものには弱いです。 笑
明日からまた仕事、もっと休みたいですが、仕方ない ^^;
仕事も頑張ります。
" 2014/08/14~15 Hakone Goura & POLA MUSEUM OF ART "n
2014-08-17 09:28
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コメント(2)
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コメントありがとうございました
私は解からないど 絵は時々見に行きます
箱根は気軽に行けて 美術館もあり良いところですね
by ピュアリン (2014-08-23 12:39)
ピュアリンさん、こちらこそご訪問ありがとうございます。 ^^
ぼくも詳しくはないのですが、美術館のいるときの時間が好きです。絵と話ができた時はとても幸せな時間です。
箱根、温泉も気持ちいいし、美術館もたくさんありますよね。 ^^
by moz (2014-08-24 17:05)