有川浩_旅猫リポート:20170222 [読んだ本]
「おい、moz、だらしないなぁ~。」 「どうしたんだい、そんなことで涙を流すのかい? 」
「違うよナナ。花粉症で目がかゆいだけだよ。」
2月22日、猫の日にJR博多シティのMARUZEN で見つけて買った本、
有川浩さんの「旅猫リポート」を通勤の電車で読んでいました。
旅猫リポートの語り手、猫のナナ。
名前からすると雌猫のようですが、れっきとした根性のあるオス猫。首のところを持つとちゃんと後ろ足は曲がっています(ちなみにナナ曰く、だらーんとしているのはネズミが獲れない猫とか)。
飼い主、いえ、悟とナナは飼い主と飼われている猫とかの関係ではなくて、そう!! 相棒なんです。
ナナと言う名前は、以前小学生の頃飼っていた猫がハチと言う名前で、ナナに瓜二つであったことと、ナナのしっぽがカギの様に曲がっていて、その曲がり具合が「7」であることから、相棒の悟が付けた名前です。
ナナが悟のところで暮らすようになったこと、
でも、しばらく5年くらいだったかな? ナナが6歳になった頃、
悟が急にナナと一緒に暮らせないと、小学校の、中学校の、そして高校の友達のところにナナを預けようと銀色ワゴンで出かけるいくつかの旅のことなどが、ナナのリポートで語られて行きます。
悟の両親が小学生の時亡くなったことや前の猫「ハチ」との事、友達たちとの思い出の事、それに悟自身の生まれの事 etc etc ・・・が詳しく語られて行って、
どうして、こんなに素敵な相棒であるナナと分かれなくてはならないのかも、明らかになっていきます。
そうだったんだ、悟・・・、ナナ寂しいね。
悟に会うために、もう一度、野良猫に戻るナナ、
最後の病室にナナを呼ぶノリコ・・・。
書いてしまったようなものですが、ネタバレになるので、これ以上は書きません。
「ナナ、やっぱりちょっと悲しかったから、それと、」
「・・・悟とナナがとっても素敵な相棒だから・・・。」
「でも、」
「電車の中だし・・・やっぱり花粉ということにしておいて。」
「それと・・・、ナナ、ぼくからもありがとう。本当にありがとう。」
心の中で、読み終わった本の中のナナに。
とても余韻の残る素敵な本でした。
有川浩さんの本は好きで何冊も読んでいますが、「レインツリーの国」と同じくらいに好きになりました。
猫ってナナの様なのかもしれないな。
飼われているとか、そんな関係でなくて、一緒に暮らしている人たちとのすごく親密な相棒なんだろうな、そんな風にも思いました。
猫と一緒に暮らしている方に是非、読んでほしいなぁ~とも。
そして、じぶんも猫の相棒が、また欲しくなってしまいました。
「ナナ、素敵なリポートをありがとう」(=^・^=)
" 2017/02/22 Tabineko Report "
「違うよナナ。花粉症で目がかゆいだけだよ。」
2月22日、猫の日にJR博多シティのMARUZEN で見つけて買った本、
有川浩さんの「旅猫リポート」を通勤の電車で読んでいました。
旅猫リポートの語り手、猫のナナ。
名前からすると雌猫のようですが、れっきとした根性のあるオス猫。首のところを持つとちゃんと後ろ足は曲がっています(ちなみにナナ曰く、だらーんとしているのはネズミが獲れない猫とか)。
飼い主、いえ、悟とナナは飼い主と飼われている猫とかの関係ではなくて、そう!! 相棒なんです。
ナナと言う名前は、以前小学生の頃飼っていた猫がハチと言う名前で、ナナに瓜二つであったことと、ナナのしっぽがカギの様に曲がっていて、その曲がり具合が「7」であることから、相棒の悟が付けた名前です。
ナナが悟のところで暮らすようになったこと、
でも、しばらく5年くらいだったかな? ナナが6歳になった頃、
悟が急にナナと一緒に暮らせないと、小学校の、中学校の、そして高校の友達のところにナナを預けようと銀色ワゴンで出かけるいくつかの旅のことなどが、ナナのリポートで語られて行きます。
悟の両親が小学生の時亡くなったことや前の猫「ハチ」との事、友達たちとの思い出の事、それに悟自身の生まれの事 etc etc ・・・が詳しく語られて行って、
どうして、こんなに素敵な相棒であるナナと分かれなくてはならないのかも、明らかになっていきます。
そうだったんだ、悟・・・、ナナ寂しいね。
悟に会うために、もう一度、野良猫に戻るナナ、
最後の病室にナナを呼ぶノリコ・・・。
書いてしまったようなものですが、ネタバレになるので、これ以上は書きません。
「ナナ、やっぱりちょっと悲しかったから、それと、」
「・・・悟とナナがとっても素敵な相棒だから・・・。」
「でも、」
「電車の中だし・・・やっぱり花粉ということにしておいて。」
「それと・・・、ナナ、ぼくからもありがとう。本当にありがとう。」
心の中で、読み終わった本の中のナナに。
とても余韻の残る素敵な本でした。
有川浩さんの本は好きで何冊も読んでいますが、「レインツリーの国」と同じくらいに好きになりました。
猫ってナナの様なのかもしれないな。
飼われているとか、そんな関係でなくて、一緒に暮らしている人たちとのすごく親密な相棒なんだろうな、そんな風にも思いました。
猫と一緒に暮らしている方に是非、読んでほしいなぁ~とも。
そして、じぶんも猫の相棒が、また欲しくなってしまいました。
「ナナ、素敵なリポートをありがとう」(=^・^=)
" 2017/02/22 Tabineko Report "
2017-03-05 06:51
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コメント(34)
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旅猫 そういう名前のお店どこかにありましたね
猫というのは黄泉の国と現実の国との橋渡しをする??
そんなミステリアスな面がありますね
by きよたん (2017-03-05 09:22)
こんにちは。
この記事を読んだだけで、涙腺が緩みました。
花粉症じゃないです。
私もこの話は大好きで、読むと号泣しちゃいます。
by ピンキィモモ (2017-03-05 11:50)
犬って上下関係ですが 独身時代は猫と暮らしていましたが猫って本当に相棒って感じがします。従順とかではなく 気が合うか とかって感じです。
猫と犬 同時に一緒に飼いたいです。がナミビビママに反対されちゃいました。^^;
by ナビパ (2017-03-05 12:22)
ググッと胸がつまる様な、感動するお話のようですね。
涙腺の弱い私も、すぐに涙がこぼれてきそうになるのではと思うことです。
「世界から猫が消えたなら」、本もDVDも見ましたが、胸にジーンとくることでした。
旅猫リポート、読んでみようと思うことです。
本の紹介、ありがとうございます^^
by アールグレイ (2017-03-05 17:48)
花粉症ですか...。
これから辛い時期ですね。
15年ほど前に、花粉症がぱったりと治まりました。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-03-05 19:32)
土、日、所用で出かけていました。有川浩の小説に関係するものに乗ってきました。どこでしょう? 後日掲載する予定です。
by takenoko (2017-03-05 20:33)
猫を持ち上げた時の後ろ足
知らなかった・・・・今度ちゃんと観察してみよう^^
by さる1号 (2017-03-06 06:18)
旅猫リポート、面白そうな本ですね。
花粉症が辛い季節になりましたね。
by toshi (2017-03-06 06:41)
実は私は大の猫好きで、飼ってみたいと思っているのですがマンションだとなかなか難しいですよね。
ガクもいるし。
by さとし (2017-03-06 06:44)
本の上にさりげなく置かれた猫のフィギュアも可愛く^^。
猫好きだけど、好きだから余計にこの物語を読むのには気力が入りそう・・・。
すでにもう涙目だもの^^;。
by Inatimy (2017-03-06 07:12)
この本読みました。
号泣しましたよー(笑)
by リュカ (2017-03-06 09:52)
有川浩さんの本もいいですね。^^
涙もろくなっているので、
でろでろになってしまいそうですけど。^^;
by rappi (2017-03-06 21:33)
通勤途中に読んではいけないかな^^
猫と一緒に暮らしていないけれど
是非読んでみたくなりました・・・(=^ェ^=)
by Kiki (2017-03-07 04:48)
オフ会欠席で残念でしたね。お会い出来ればと楽しみにしていたんですけれど。 こういう動物ものって映画も本も弱いです。でも読んでみようかな?
彼女の「塩の街」は読みました。
by ponnta1351 (2017-03-07 13:13)
きよたんさん、旅猫っていうお店、面白そうですね。
見つけたら入ってみたいです。
確かに犬と違ってミステリアスな面がありますね。ジブリでも猫が違う世界に連れて行く映画がありました。 ^^
by moz (2017-03-08 05:54)
ピンキィモモさん、おはようございます ^^
この前も書いて頂いていましたね。ピンキィモモさんも、旅猫リポートよまれて、涙だったとのこと。
そして、やはり花粉症ではなかったとのこと。
とても素敵なお話だと思います。この本、大好きです。 ^^
by moz (2017-03-08 05:55)
ナビバさん、そうなんですか、ナミちゃんとビビちゃんと暮らされる前は猫君だったんですね。ぼくは犬はなくて若い頃に2匹買っていたことがありました。確かに相棒だなぁと思います。
この本を読んでもっと強く思うようになりました。
笑 ナミちゃんとビビちゃんに反対されちゃったんですね ^^;
二人で仲良いですものね。
by moz (2017-03-08 05:58)
アールグレイさん、悟とナナがあまりにも素敵な相棒過ぎて、それで余計にグッと来てしまいました。
「世界から猫が消えたなら」とか「グーグーだって猫である」とか、猫が出てくる映画もいくつかありますよね。どれも良い作品だと思います。この旅猫リポートもそれらに負けないでとてもいいです。
機会があれば是非、お勧めです。 ^^
by moz (2017-03-08 06:03)
なんだかなぁ~!! 横 濱男さん、年季の入った花粉症です^^;
マスクが欠かせません!!
そうなんですか? どうやって止まったんでしょうか? 教えてください!!
by moz (2017-03-08 06:08)
takenokoさん、お出かけされたんですね。
有川浩さんで乗るというと、阪急電車くらいしか思いつきません?
どこに行かれたのかな? ^^
by moz (2017-03-08 06:10)
さる1号さん、小説の中でナナがそう何度も行っていましたよ ^^
ぼくも知らなかったです。
by moz (2017-03-08 06:11)
toshiさん、夢中で読んであっという間に読んでしまいました。
面白かったです。 ^^
ピークですね、花粉症・・・目がかゆくて、鼻もつらいです ^^;
by moz (2017-03-08 06:12)
さとしさん、そうなんですね、さとしさんも猫もお好きなんですね。
猫は爪をといでしまうし、中でずっとっていうのもなかなかですよね。
ガク君も、そうですよね。うちも、飼いたいけれど反対する人もいるので^^;
by moz (2017-03-08 06:14)
Inatimyさん、猫はにゃんこ先生です ^^;
Inatimyさんもお辛い時ありましたものね。読まれると悲しくなってしまうかもしれませんね。
でも、とても素敵な本でしたよ。機会があれば。 ^^
by moz (2017-03-08 06:15)
リュカさん、リュカさんも読まれているんですね。
やっぱり、涙涙涙、でしたか ^^
by moz (2017-03-08 06:16)
rappiさん、有川さんも何冊か読んでいます。
レインツリーの国は映画を見て面白かったので、また文庫本を買ってしまいました。前のは見つからなくて ^^;
悲しいだけではなくて、ナナと悟の相棒の関係がとっても素敵です。
なので、余計感動して ^^;
by moz (2017-03-08 06:17)
Kikiさん、はい!! 読まない方が安心です ^^;
とても素敵な本です。機会があれば是非是非、お勧めです。
こんな素敵な猫と一緒に暮らしてみたいです。
by moz (2017-03-08 06:18)
ponnta1351さん、年末とかその他でもバタバタしていて、オフ会にはうかがえませんでした ^^;
ぼくもお会いしたかったので、次の機会には是非お会いしてお話ししたいです。
有川浩さんの本も素敵ですよね。何冊かは映画にもなっていますね。
今まではレインツリーの国が一番好きでしたが、旅猫リポートもとても素敵になりました。機会があれば、是非ponnta1351さんも是非!!
おすすめします。 ^^
by moz (2017-03-08 06:21)
一昨日、本屋さんで手にして
・・・また棚に戻してしまった(=^・^=)
他の目的があったので~笑
読んでみたいなって思いました♪
うちには癒しのねこちゃんいますしねっ☆
by ラブスコール (2017-03-08 06:55)
ちょこっと読んだだけでも うるっときますね。
猫飼うのいつかきっと叶えたい夢です。
by shino* (2017-03-09 13:28)
ラブスコールさん、おはようございます。
えーーっ、戻しちゃったんですかぁ~(笑) なるほど、目的は他にあったんですね ^^;
でも、この本を読まれると癒しの猫ちゃんと、もっともっと仲良くなれると思いますよ ^^
by moz (2017-03-10 06:38)
shino*さん、(=^・^=)、ぼくも飼いたいんです。
いつの日かきっと!!
by moz (2017-03-10 06:38)
もぅ随分と前に読んだ気ぃします^^
有川浩さんの本はどれも好きでする。
(図書館戦争ってのは。。ちと分からんけども)
猫好きさんには堪らんストーリーですわ^^
また読み返してみよっかのぉ
by suzu* (2017-03-10 12:21)
suzu*さん、そうなんですね。
文庫になってから読んだので suzu* さんはきっと新書で出た時によまれたんですね。有川浩さん、ぼくも好きです。レインツリーの国は2冊持ってます ^^;
はい、図書館戦争のシリーズはあまりぼくも好きではないです。
良かったらもう一度お読みください。またきっと素敵な悟とナナに会えますよね。 ^^
by moz (2017-03-16 06:30)