鎌倉妙本寺のノウゼンカズラ&八幡宮の蓮&Chopin Piano Concerto:20180701 [鎌倉]
最近はばたばたしているせいでしょうか? テレビをあまり見なくなっていますが、
アニメだけは季節ごとに新しいものをチェックし、面白そうなものをHDD に撮りだめしています。
6月までのものでは、「多田君は恋をしない」、「銀河英雄伝説」、「ピアノの森」etc etc …。
ピアノの森は第1シーズンは終わってしまったけれど、ショパンの名曲が頻繁に登場してきて、毎回楽しみにしていました。
小学校の同級生から、「いかがわしい」場所と言われる町で育った一ノ瀬海君、
幼い頃に森に捨てられていたピアノと出会ったことでピアノを友達として育ち、音楽、ピアノを介して色々な人たちと出会います。
そしてショパンコンクールに出場するまでに成長していく。
昔の「のだめ」みたいな、 2017年の本屋大賞の「蜂蜜と遠雷」みたいな、クラシックの世界を舞台にしている
ストーリーに、わくわくしながら毎回楽しみにしていました。
単純なじぶん、
ピアノの森に影響され、ここのところずっとショパンばかり聴いています。
前置きが長くなってしまいましたが、この日の鎌倉の散歩も、
ショパンのピアノコンチェルト第1番を連れて出かけました。
エルダー・ネボルシン(ピアノ)、アントニ・ヴィト(指揮)ワルシャワフィルハーモニーの演奏は、
「ナショナルエディション」での録音。 初めてだけれど、びっくり。
鎌倉にも、暫く出かけていませんでしたが、今年は色々な花たちが早めに咲いています。
ならば、きっとノウゼンカズラも蓮も咲いているかもしれない。
家を7時過ぎに出て8時前に鎌倉駅に到着。
横浜ではよく晴れていた空が北鎌倉あたりからは霧? 靄? が低く立ち込めていて、空もあいにくの曇り空。
良く晴れた空の下、
トロピカルカラーのノウゼンカズラに会いたかったのですが…。
それでも鎌倉、妙本寺のノウゼンカズラは山門に向かって左側のものはほぼ満開。
ビタミンオレンジの花は元気いっぱいでした。
ほぼ毎年会いに来ている妙本寺のノウゼンカズラ。
いつもは強い日差しの中、南の国を思わせる風景を見せてくれる境内ですが、
この日はグレーが主役の色調、それに少し靄がかかっていました。
晴れた青空の下、オレンジのノウゼンカズラに遊ぶ黒アゲハを見たかったけれど、
これはこれで、良いのかもしれないな。
静かな境内、グレーを基調とした落ち着いた景色の中、
ノウゼンカズラの鮮やかなオレンジは素敵なアクセント ♪
ショパンのピアノの様にキラキラと輝いていました。
優しく時に悲しく、ロマンチックな気持ちにさせてくれて、
こころに静かに仄かに染みてくるピアノの音色。
第2楽章、Romanze, Larghetto ♪
なんて優しい旋律。 あこがれの、初恋の、思いも打ち明けられなかった人への溢れる思い…。
暫く…、静寂さの妙本寺の境内で、Walkmn からの旋律に身をゆだねて。
それでも、そろそろと、
妙本寺の森を抜け、本覚寺さんを通り過ぎて八幡様の段カズラを通って、でも、
まだ9時前の段カズラはこんな感じです(笑)。
この日のもう一つの目的地、八幡宮の源平池に向かいました。
蓮は?
大丈夫、ちゃんと綺麗に咲いていてくれました。 ^^v
妙本寺を出てしばらくすると、鎌倉も青空になって、朝だけれど夏の強い日差し。
蓮の花たち、水面と一緒にキラキラこちらも輝いていました。
それにしても咲きたての蓮の花は純白。ファインダー越しに花びらを見ていると眩しいほどでした。
日向で写真を撮っているとかなりの暑さでした。
汗をふきふきの八幡宮の夏の朝。
ふうっと、
小さなさざ波を作って,爽やかな風が、
ふうっと通り過ぎれば、
思わず、
いっぱいに首を伸ばしているじぶんに気が付きました。
蓮の大きな葉っぱと純白な花びらも、「ふうっ」と一緒にゆらゆらゆらゆら。
畔のベンチに座ってショパンを聴きながら眺めます。
トンボのカップルは池の上でホバリング。
大きなカメと大きなコイはのんびりと波紋を作ってスイスイ。
ピアノの森に影響され、ショパンを良く聴くようになって知ったこともいくつかあります。
この日連れて行ったピアノコンチェルトの様に、
ショパンには「ナショナルエディション」と言うものがあることも。
ショパンはどの曲もピアノが主役だなぁと、
何年か前に、チェロソナタを聴きながら、妙本寺のノウゼンカズラに会いに来た時からずっと思っています。
ピアノに恋する人たちの、ピアノを弾く人たちの大切なショパンですから、これはこれでいいと思うのですが、
ソロではなくオケとの曲を聴くと、せっかくのコンチェルトなのに、ショパンの場合はオーケストラが弱いなと。
アルゲリッチ姉さん、ピリス、ツィマーマン、サンソン・フランソワ etc etc…、
良い演奏は数多くあるけれど、ピアノコンチェルトはオケとのバランスはあまり良くないなと思っていました。
でも、ポーランドが国の威信をかけ50年と言う時を費やし、ショパンの全ての作品を見直して出版した
「原典版」、
「ナショナルエディション」による演奏は、オケも充実し今まで聴いたことのないコンチェルトでした。
すごいな !!
"" この日連れて行ったコンチェルトの第1番の「ナショナルエディション」に付いて ""
ショパンは、自分がコンチェルトを演奏するためにパート譜を作成して持っていたのですが、消失してしまったとのこと。
今まで世界的に使用されていた楽譜は、当時の出版社が数人のオーケストレーターにスコアを書かせショパンが一応了承したと言われているものなのだそうです。
しかし、ショパン自身は、オーケストラの楽器を書き込んだ伴奏部分のピアノ・スコアを残していて、また友人たちもパート譜を元に、ピアノ・リダクション(他の楽器編成の楽譜から主要な部分以外を取り除きピアノで演奏できるようにしたもの)を作成しており、これらが原典版、このナショナルエディションのもとになったとのこと。
「ナショナルエディション」はショパンコンクールの正式楽譜なのだそうです。
この楽譜によるショパンをもっと聴いてみたいと思いました。
コンチェルト1番を聴きながら、鎌倉の夏の花たちに会うことができました。
8時前に到着してぐるっと回り、小町通りには10時前くらい。流石にこの時間ではお店はまだ開店前。
朝早く来ると静かな雰囲気の中で散歩ができるものの、美味しいものには少し時間が早すぎるようです。^^;
次回は食べることを目的として来ようかなと。
美味しい蕎麦と美味しいお酒が頂きたいです。
ピアノの森の次のシリーズは、来年の1月からのようです。今から楽しみですが、その前にコミックも読んでおこうと思います。
" 2018/07/01 Kamakura & Chopin PCon No.1 "
アニメだけは季節ごとに新しいものをチェックし、面白そうなものをHDD に撮りだめしています。
6月までのものでは、「多田君は恋をしない」、「銀河英雄伝説」、「ピアノの森」etc etc …。
ピアノの森は第1シーズンは終わってしまったけれど、ショパンの名曲が頻繁に登場してきて、毎回楽しみにしていました。
小学校の同級生から、「いかがわしい」場所と言われる町で育った一ノ瀬海君、
幼い頃に森に捨てられていたピアノと出会ったことでピアノを友達として育ち、音楽、ピアノを介して色々な人たちと出会います。
そしてショパンコンクールに出場するまでに成長していく。
昔の「のだめ」みたいな、 2017年の本屋大賞の「蜂蜜と遠雷」みたいな、クラシックの世界を舞台にしている
ストーリーに、わくわくしながら毎回楽しみにしていました。
単純なじぶん、
ピアノの森に影響され、ここのところずっとショパンばかり聴いています。
前置きが長くなってしまいましたが、この日の鎌倉の散歩も、
ショパンのピアノコンチェルト第1番を連れて出かけました。
エルダー・ネボルシン(ピアノ)、アントニ・ヴィト(指揮)ワルシャワフィルハーモニーの演奏は、
「ナショナルエディション」での録音。 初めてだけれど、びっくり。
鎌倉にも、暫く出かけていませんでしたが、今年は色々な花たちが早めに咲いています。
ならば、きっとノウゼンカズラも蓮も咲いているかもしれない。
家を7時過ぎに出て8時前に鎌倉駅に到着。
横浜ではよく晴れていた空が北鎌倉あたりからは霧? 靄? が低く立ち込めていて、空もあいにくの曇り空。
良く晴れた空の下、
トロピカルカラーのノウゼンカズラに会いたかったのですが…。
それでも鎌倉、妙本寺のノウゼンカズラは山門に向かって左側のものはほぼ満開。
ビタミンオレンジの花は元気いっぱいでした。
ほぼ毎年会いに来ている妙本寺のノウゼンカズラ。
いつもは強い日差しの中、南の国を思わせる風景を見せてくれる境内ですが、
この日はグレーが主役の色調、それに少し靄がかかっていました。
晴れた青空の下、オレンジのノウゼンカズラに遊ぶ黒アゲハを見たかったけれど、
これはこれで、良いのかもしれないな。
静かな境内、グレーを基調とした落ち着いた景色の中、
ノウゼンカズラの鮮やかなオレンジは素敵なアクセント ♪
ショパンのピアノの様にキラキラと輝いていました。
優しく時に悲しく、ロマンチックな気持ちにさせてくれて、
こころに静かに仄かに染みてくるピアノの音色。
第2楽章、Romanze, Larghetto ♪
なんて優しい旋律。 あこがれの、初恋の、思いも打ち明けられなかった人への溢れる思い…。
暫く…、静寂さの妙本寺の境内で、Walkmn からの旋律に身をゆだねて。
それでも、そろそろと、
妙本寺の森を抜け、本覚寺さんを通り過ぎて八幡様の段カズラを通って、でも、
まだ9時前の段カズラはこんな感じです(笑)。
この日のもう一つの目的地、八幡宮の源平池に向かいました。
蓮は?
大丈夫、ちゃんと綺麗に咲いていてくれました。 ^^v
妙本寺を出てしばらくすると、鎌倉も青空になって、朝だけれど夏の強い日差し。
蓮の花たち、水面と一緒にキラキラこちらも輝いていました。
それにしても咲きたての蓮の花は純白。ファインダー越しに花びらを見ていると眩しいほどでした。
日向で写真を撮っているとかなりの暑さでした。
汗をふきふきの八幡宮の夏の朝。
ふうっと、
小さなさざ波を作って,爽やかな風が、
ふうっと通り過ぎれば、
思わず、
いっぱいに首を伸ばしているじぶんに気が付きました。
蓮の大きな葉っぱと純白な花びらも、「ふうっ」と一緒にゆらゆらゆらゆら。
畔のベンチに座ってショパンを聴きながら眺めます。
トンボのカップルは池の上でホバリング。
大きなカメと大きなコイはのんびりと波紋を作ってスイスイ。
ピアノの森に影響され、ショパンを良く聴くようになって知ったこともいくつかあります。
この日連れて行ったピアノコンチェルトの様に、
ショパンには「ナショナルエディション」と言うものがあることも。
ショパンはどの曲もピアノが主役だなぁと、
何年か前に、チェロソナタを聴きながら、妙本寺のノウゼンカズラに会いに来た時からずっと思っています。
ピアノに恋する人たちの、ピアノを弾く人たちの大切なショパンですから、これはこれでいいと思うのですが、
ソロではなくオケとの曲を聴くと、せっかくのコンチェルトなのに、ショパンの場合はオーケストラが弱いなと。
アルゲリッチ姉さん、ピリス、ツィマーマン、サンソン・フランソワ etc etc…、
良い演奏は数多くあるけれど、ピアノコンチェルトはオケとのバランスはあまり良くないなと思っていました。
でも、ポーランドが国の威信をかけ50年と言う時を費やし、ショパンの全ての作品を見直して出版した
「原典版」、
「ナショナルエディション」による演奏は、オケも充実し今まで聴いたことのないコンチェルトでした。
すごいな !!
"" この日連れて行ったコンチェルトの第1番の「ナショナルエディション」に付いて ""
ショパンは、自分がコンチェルトを演奏するためにパート譜を作成して持っていたのですが、消失してしまったとのこと。
今まで世界的に使用されていた楽譜は、当時の出版社が数人のオーケストレーターにスコアを書かせショパンが一応了承したと言われているものなのだそうです。
しかし、ショパン自身は、オーケストラの楽器を書き込んだ伴奏部分のピアノ・スコアを残していて、また友人たちもパート譜を元に、ピアノ・リダクション(他の楽器編成の楽譜から主要な部分以外を取り除きピアノで演奏できるようにしたもの)を作成しており、これらが原典版、このナショナルエディションのもとになったとのこと。
「ナショナルエディション」はショパンコンクールの正式楽譜なのだそうです。
この楽譜によるショパンをもっと聴いてみたいと思いました。
コンチェルト1番を聴きながら、鎌倉の夏の花たちに会うことができました。
8時前に到着してぐるっと回り、小町通りには10時前くらい。流石にこの時間ではお店はまだ開店前。
朝早く来ると静かな雰囲気の中で散歩ができるものの、美味しいものには少し時間が早すぎるようです。^^;
次回は食べることを目的として来ようかなと。
美味しい蕎麦と美味しいお酒が頂きたいです。
ピアノの森の次のシリーズは、来年の1月からのようです。今から楽しみですが、その前にコミックも読んでおこうと思います。
" 2018/07/01 Kamakura & Chopin PCon No.1 "