北鎌倉東慶寺には秋が来ていました&グリモー ラフマソナタ2番:20180923 [鎌倉]
さしもの夏のものすごい暑さも、
9月も下旬になると、そろそろいなくなろうとしています。
冷たいビールばかり飲んでいましたが、お酒もワインを週末には買ってくるようになったし、
聴く音楽も、Do As Infinity や ToTo とか Queen etc etc …暑さを吹き飛ばすようなアップテンポ、
ビートが効いているものばかり聴いていましたが、
いつの間にか、クラシックを聴くようになっていました。
9月、2回目の3連休の日曜日、
Walkman には エレーヌ・グリモーの ラフマニノフ ピアノソナタ第2番とかを入れて、
久しぶり、
ほぼ1か月ぶりに、北鎌倉の駅に降り立ちました。
久しぶりに来ると、何回も訪れているこの景色たちも、
何となく、よそよそしさも感じられますが、それもまた新鮮でいいのかもしれません。
ただ、カメラの扱いが何となくぎこちなさ過ぎて…、あれっ? 露出補正ってこの相棒ではどうやるんだっけ?
そんな感じも。 ^^;
でも、
東慶寺は秋の花たちでいっぱいでした。
彼岸花、シュウメイギク、ホトトギス etc etc …。
宝蔵の前にも沢山咲いていて、
色々な蜂に蝶たちが蜜を吸いにひらひら ♪
ただ、
天気予報の南さん、「今日は晴れ間が多く、お出掛け日和」と言っていましたが、
北鎌倉、東慶寺では雲が多く、太陽を隠している時間が長くて、
青空の下の秋の花たちに会いたかったけれど、ピカピカの青空の下と言う訳にはいきませんでした。
それでも、時々雲の隙間から差し込んでくる日差しを待って、
彼岸花やシュウメイギクとファインダー越しに一年ぶりのご挨拶をしました。
今年は暖かくて色々な花が早めに咲くのに、暑さとか関係なく、彼岸の時期に咲く彼岸花はすごいな等と。
Walkman からは、ラフマニノフ ピアノソナタ第2番変ロ短調。
ラフマニノフは2番。
交響曲第2番も、ピアノコンチェルトも2番が素敵な曲です。
ソナタもこの2番が好きです。
もっとも、作曲当時はあまり人気がなくて、ホロビッツ等はここが良くないと自分で編曲してしまう程だったとか?
でも、第2楽章なんかは、ラフマニノフ「やっぱり」と思うほど美しく、
何回聴いても背骨の辺りがぞくぞくしてしまう曲です。
グリモー自身が語っているCD のライナーノートには、
" ショパンとラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番、
「奥深く秘められた教会の、死の祭壇で執り行われる、優しさのミサ」であり、
「真実の愛に満たされた魂」を表している " と。 (アルバムはショパンの2番とのカップリング)
聴いていると、
厳かな静寂の空気に包まれて、
新月の森の池に落ちた波紋が静かに広がっていくよう。
こころまで…、
こころの奥の方まで広がって、こころそのものとなるようなそんな感じがしてきます。
優しさのミサ。
大切な人を亡くした心の穴は決してふさがらないけれど、
広がって満たされる波紋は、エッジを滑らかにしてくれるのかも。
真実の救済…。
3楽章…も、
心の奥の中に棘を差し込まれたかのように、ずっとずっと奥の方まで。
作曲家や曲との出会いには、大きいものも小さいものもあるけれど、
きっかけがあって好きになったりします。
ラフマニノフとの場合は、藤谷修さんの「船に乗れ」でした。
小説が素晴らしく、感動して一気に全冊読んでしまいましたが、その中にラフマのチェロソナタが登場して、
気になってCD を買って聴いてからラフマが病みつきになり、それ以来好きな作曲家の5本の指に入るようになりました。
モーツアルトにも、
ブラームスにも、
チャイコフスキー、マーラー etc etc …、
好きな作曲家、曲には、
人と同じようにそれぞれ、知ることとなったきっかけ、出会いがあります。
ラフマは小説からでしたが、
年を取ってくると出会いは貴重。本でも、ネットでも、ブログでも、その出会いを、
大切にしていきたいなと。
エレーヌ・グリモー、
オオカミと生活したり、
音に色彩を感じるとか、
ある刺激に対して通常の感覚だけでなく、異なる種類の感覚も生じさせる「共感覚」の持ち主でもあるとのこと。
美少女ピアニストとしてデビューしましたが、
独特の感性によるものでしょうか? 美しいだけでなく彼女のピアノは何となく気になって、新譜が出るとみんな聴いています。
このショパンとラフマニノフのソナタ2番もその内の一つ。
何種類か、ラフマのソナタ2番のCD は持っていますが、
その中ではこれが一番いいな。
作曲した当時、人気がなくてラフマニノフも改訂をしたり、
ホロビッツが独自にアレンジしたりと、何種類か楽譜もあるようですが、
グリモーは、
1931年改訂版に1913年の初版版を合わせて演奏をしているとのこと。
ホロビッツだけでなく、グリモーもなのですね。
久しぶりの北鎌倉東慶寺、
一人だけのピアノコンサート。
彼岸花、シュウメイギク、ホトトギス、白の芙蓉 etc etc …。
秋の周辺で花たちがとても元気に咲いていました。
秋になったし、また少し落ち着いて鎌倉の散歩ができたらいいなと。
帰りに、神戸屋でパンを3つ、
それからキリンの秋味のビールをニューデイズで買ってきて、部屋でもグリモーを聴きながら美味しくいただきました。
トマトカレーパン、丸ごとリンゴのアップルパイ、ウインナーパンと秋味、とっても美味しかった。
グリモーは、11月に来日するとのこと。
新しいアルバム " Memory " もちょうど発売されたばかり。
じぶんの大好きなピリスが、実質引退をしてしまったし、これからはグリモーたち若手のピアニストの活躍するときなのかもしれません。
カティア・ブニアティシヴィリ、ベアトリーチェ・ラナ、リーズ・ドゥ・ラ・サール 、
日本だと松田華音さん etc etc…、期待の星たち。
グリモーのチケットは買えなかったけれど、リーズ・ドゥ・ラ・サールと松田華音さんのチケットは押さえてあります。
この秋のお楽しみ ♪
" 2018/09/23 Kitakamakura Tokeiji & Grimaud Rachmaninov Sonata no.2 "
9月も下旬になると、そろそろいなくなろうとしています。
冷たいビールばかり飲んでいましたが、お酒もワインを週末には買ってくるようになったし、
聴く音楽も、Do As Infinity や ToTo とか Queen etc etc …暑さを吹き飛ばすようなアップテンポ、
ビートが効いているものばかり聴いていましたが、
いつの間にか、クラシックを聴くようになっていました。
9月、2回目の3連休の日曜日、
Walkman には エレーヌ・グリモーの ラフマニノフ ピアノソナタ第2番とかを入れて、
久しぶり、
ほぼ1か月ぶりに、北鎌倉の駅に降り立ちました。
久しぶりに来ると、何回も訪れているこの景色たちも、
何となく、よそよそしさも感じられますが、それもまた新鮮でいいのかもしれません。
ただ、カメラの扱いが何となくぎこちなさ過ぎて…、あれっ? 露出補正ってこの相棒ではどうやるんだっけ?
そんな感じも。 ^^;
でも、
東慶寺は秋の花たちでいっぱいでした。
彼岸花、シュウメイギク、ホトトギス etc etc …。
宝蔵の前にも沢山咲いていて、
色々な蜂に蝶たちが蜜を吸いにひらひら ♪
ただ、
天気予報の南さん、「今日は晴れ間が多く、お出掛け日和」と言っていましたが、
北鎌倉、東慶寺では雲が多く、太陽を隠している時間が長くて、
青空の下の秋の花たちに会いたかったけれど、ピカピカの青空の下と言う訳にはいきませんでした。
それでも、時々雲の隙間から差し込んでくる日差しを待って、
彼岸花やシュウメイギクとファインダー越しに一年ぶりのご挨拶をしました。
今年は暖かくて色々な花が早めに咲くのに、暑さとか関係なく、彼岸の時期に咲く彼岸花はすごいな等と。
Walkman からは、ラフマニノフ ピアノソナタ第2番変ロ短調。
ラフマニノフは2番。
交響曲第2番も、ピアノコンチェルトも2番が素敵な曲です。
ソナタもこの2番が好きです。
もっとも、作曲当時はあまり人気がなくて、ホロビッツ等はここが良くないと自分で編曲してしまう程だったとか?
でも、第2楽章なんかは、ラフマニノフ「やっぱり」と思うほど美しく、
何回聴いても背骨の辺りがぞくぞくしてしまう曲です。
グリモー自身が語っているCD のライナーノートには、
" ショパンとラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番、
「奥深く秘められた教会の、死の祭壇で執り行われる、優しさのミサ」であり、
「真実の愛に満たされた魂」を表している " と。 (アルバムはショパンの2番とのカップリング)
聴いていると、
厳かな静寂の空気に包まれて、
新月の森の池に落ちた波紋が静かに広がっていくよう。
こころまで…、
こころの奥の方まで広がって、こころそのものとなるようなそんな感じがしてきます。
優しさのミサ。
大切な人を亡くした心の穴は決してふさがらないけれど、
広がって満たされる波紋は、エッジを滑らかにしてくれるのかも。
真実の救済…。
3楽章…も、
心の奥の中に棘を差し込まれたかのように、ずっとずっと奥の方まで。
作曲家や曲との出会いには、大きいものも小さいものもあるけれど、
きっかけがあって好きになったりします。
ラフマニノフとの場合は、藤谷修さんの「船に乗れ」でした。
小説が素晴らしく、感動して一気に全冊読んでしまいましたが、その中にラフマのチェロソナタが登場して、
気になってCD を買って聴いてからラフマが病みつきになり、それ以来好きな作曲家の5本の指に入るようになりました。
モーツアルトにも、
ブラームスにも、
チャイコフスキー、マーラー etc etc …、
好きな作曲家、曲には、
人と同じようにそれぞれ、知ることとなったきっかけ、出会いがあります。
ラフマは小説からでしたが、
年を取ってくると出会いは貴重。本でも、ネットでも、ブログでも、その出会いを、
大切にしていきたいなと。
エレーヌ・グリモー、
オオカミと生活したり、
音に色彩を感じるとか、
ある刺激に対して通常の感覚だけでなく、異なる種類の感覚も生じさせる「共感覚」の持ち主でもあるとのこと。
美少女ピアニストとしてデビューしましたが、
独特の感性によるものでしょうか? 美しいだけでなく彼女のピアノは何となく気になって、新譜が出るとみんな聴いています。
このショパンとラフマニノフのソナタ2番もその内の一つ。
何種類か、ラフマのソナタ2番のCD は持っていますが、
その中ではこれが一番いいな。
作曲した当時、人気がなくてラフマニノフも改訂をしたり、
ホロビッツが独自にアレンジしたりと、何種類か楽譜もあるようですが、
グリモーは、
1931年改訂版に1913年の初版版を合わせて演奏をしているとのこと。
ホロビッツだけでなく、グリモーもなのですね。
久しぶりの北鎌倉東慶寺、
一人だけのピアノコンサート。
彼岸花、シュウメイギク、ホトトギス、白の芙蓉 etc etc …。
秋の周辺で花たちがとても元気に咲いていました。
秋になったし、また少し落ち着いて鎌倉の散歩ができたらいいなと。
帰りに、神戸屋でパンを3つ、
それからキリンの秋味のビールをニューデイズで買ってきて、部屋でもグリモーを聴きながら美味しくいただきました。
トマトカレーパン、丸ごとリンゴのアップルパイ、ウインナーパンと秋味、とっても美味しかった。
グリモーは、11月に来日するとのこと。
新しいアルバム " Memory " もちょうど発売されたばかり。
じぶんの大好きなピリスが、実質引退をしてしまったし、これからはグリモーたち若手のピアニストの活躍するときなのかもしれません。
カティア・ブニアティシヴィリ、ベアトリーチェ・ラナ、リーズ・ドゥ・ラ・サール 、
日本だと松田華音さん etc etc…、期待の星たち。
グリモーのチケットは買えなかったけれど、リーズ・ドゥ・ラ・サールと松田華音さんのチケットは押さえてあります。
この秋のお楽しみ ♪
" 2018/09/23 Kitakamakura Tokeiji & Grimaud Rachmaninov Sonata no.2 "