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マリク・ヤノフスキ指揮_N響第9コンサート2018:20181222 [音楽]

コンサート、
毎年、気に入りの演奏家やオケのものをプログラムを楽しみつつ選んで、いくつかですが聴きに行くことができています。

最近だと、ピリスさん、田部京子さん、松田華音さん、ピエタリ・インキネンと日本フィルetcetc…中心ですが、

じぶんの中ではイベント化しているものもあって、毎年欠かさずにいるのはゴールデンウィークの丸の内
「ラ・フォル・ジュルネ」と年末のN響の第9。

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行かないと、新緑のきらきらの光たちの輝きもいまいちに感じてしまうし、

大好きな餅を頂く食欲、新しい年を迎える心構えも全然できはしません。

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今年も無事に年を越すために、12月22日の土曜日、渋谷NHKホール迄N響の第9を聴きに行って来ました。

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指揮 : マレク・ヤノフスキ
ソプラノ : 藤谷佳奈枝
メゾソプラノ : 加納悦子
テノール : ロバート・ディーン・スミス
バリトン : アルベルト・ドーメン
合唱 : 東京オペラシンガーズ
管弦楽 : NHK交響楽団

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マレク・ヤノフスキはポーランドの指揮者。

1939年生まれというので79歳。父親はポーランド人で母親はドイツ人。ケルン音楽大学であのヴォルフガング・サヴァリッシュに指揮法を習ったそうです。

じぶんは今回初めてマレク・ヤノフスキの演奏を聴きましたが、日本にもここ数年のうちに何回か来ていて、N響を指揮しているとのことです。

何回も来ているっていうことはN響との相性も良いのでしょうね。

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演奏、

第1楽章はテンポ少し早めだったでしょうか。

これぞ!! ベートーベン!!  終盤はシュトルム・ウント・ドランクでした~~!!

良いな第9、良いな正統派ドイツクラシック !!  この1楽章だけで結構満足してしまいました。

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勿論、煌めくリズムのスケルツォは、隣の人に悪いので我慢しましたが、体全体でリズムに合わせたくなるのを必死でこらえるほどキラキラの輝きでしたし、

指揮者が「第9の中で一番大切な楽章である」とパンフレットに書いていた、第3楽章のアダージョでは、

静謐で深遠な旋律が厳かに奏でられ、じぶんの様な煤けて十分に汚れちまった心にも、奥の奥の方まで浸みいり、音楽による浄化です。

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第4楽章、

ソロの歌手たちも勿論ですが、さすが東京オペラシンガーズです !!

そんなに良い席ではなかったものの、聴覚だけでなく体全体で音達を感じることができました。


第9の合唱

'' 抱き合おう 数百万の人々よ !

この接吻を 全世界に

兄弟たちよ 星空の上には

愛する父が 住んでいるに違いない ''


やっぱりこれを聴かないと~です。

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70分くらいのコンサートでしたが、マリク・ヤノフスキとN響のベートーベン第9交響曲、

今年一年の間にたくさん溜まってしまった、ちりやほこりや心の煤を綺麗に吹き飛ばしてくれました。

すっきり、くっきり、こころは軽く、これで新しい年を迎えられます。

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NHKホールを出るとこれも恒例の「青の洞窟」。

今年のイベントとして、Google との協賛でスノードームが登場しています。

来た時にちらっと横目で見たあのドーム、確かに「OK Google」という文字が浮かんでいました。

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青の洞窟の写真を撮っていたら、あっ…?

雪 ?

わぁ~、すごーーい。綺麗~ !!

見ていたみんなから歓声です。

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ドームから青の泡のようなものが夜空に昇って行って、

見ていると、

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海のものすごく深いところに居るかのような、そんな錯覚も感じたり…。

渋谷という都会の一角、たくさんの人たちと一緒にいることを忘れてしまうかのようでした。

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こんな光景を見ることも出来て、今年も第9を聴きに来て良かったな。

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駅までの表通りは毎年のように混雑しているので、

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いつものように裏道を歩きました。

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この渋谷の裏道も好きな通りです。

さて、お腹が減りました。

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家を通り越して桜木町まで。

たまには和食もいいなということで、

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ランドマークタワーの中の「美濃吉」さんで、先ずは冷たいビールです。

心の煤がなくなったせい ? とても美味しかった。

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食前酒に前菜は「冬の彩り盛り合わせ」。

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椀は「カニの真蒸」。

真蒸はカニの実がたくさん巻いてあって、うまうま !!

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向付の刺身ももちろん、

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選んだ「旬菜の黒毛和牛の炙り焼き」は、ほうば味噌で頂きましたが、贅沢なお味。

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鉢ものの揚海老芋はかなり久しぶりの味。

昔、京都丸山公園の平野家本家さんで頂いた「いもぼう」を思い出しました。

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ご飯は穴子ご飯。

穴子の天ぷらと白いご飯にかけられた「つゆ」はちょうど良いお味。

丼ぶりで頂きたいほどです、もっと食べたかった。

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葛切りも京都の味です。

黒蜜との相性抜群で…美味い!! の一言也です。

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最後にお薄でご馳走様。

この日の締めくくり !!

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今年もピリスをはじめ、10幾つかのコンサートに行くことができました。

来年も2月にカティア・ブニアティシヴィリ、クラシックでないけれどTOTO。

フィンランド帰りで楽しみなインキネンと日本フィルのシベリウスは4月と6月。

8月には松田華音さんの前売チケットをゲットしています。


でも、やっぱり来年も最後はN響の第9なのだろうな。


今年も家に帰ってから余韻で、フルトヴェングラー、スイトナー、ハンス・シュミットイッセルシュタット、
プロムシュタット等が指揮をするCD をずっと聴いていました。

気が付くとベートーベンを聴くのって一年ぶり ?

昨年も、もしかすると第9を聴いてきた後だけだったかもしれません。 ^^;

来年は原点回帰 ? ベートーベンやブラームス、そしてモーツアルトを少し多めに聴いてみようかなと思う、
じぶんなのでした。

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今年2018年、色々とあった年も本当にわずかです。

もう一度くらいは? 休みになったからブログも更新したいと思うのですが、大掃除もしていないし、年賀状もまだ少し…。

たぶんこれで今年最後になるかな。

とりあえず、


今年も拙いブログにお越し頂きありがとうございました。

ほぼ、同じように拙さを引っ張り続けると思いますが、来年もよろしくお願いします。

みなさん、良い年末で良いお年をお迎えください m(_ _)m

" 2018/12/22 Beethoven 9th Symphony Concert NHK SO "
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Merry Christmas 2018_横浜西洋館_Bluff_No.18 20181224 [横浜街歩き]

喜びで歓び 喜び
あなたは魂を祝福しました

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甘い歌を歌い
あなたの歌に応えて
天が私と共に歌うようにしてください

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親愛なる一日が輝き
雲と嵐の両方が今過ぎ去りました

正義のためにそこに生まれた
予想もしなかった静寂

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暗い夜はどこにでも君臨したけれど

最後に幸せ

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あなたは今まで恐れていたあなた

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この幸運な夜明けに喜び

ガーランドとユリを完全な右手で与える

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あなた 処女の王冠

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私たちに平和を与え

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私たちの気持ちは

私たちの心は静謐に

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Exsultate, jubilate,
o vos animae beatae,
dulcia cantica canendo,
cantui vestro respondendo,
psallant aethera cum me.

エクスルターテ・ユビラーテ

Mozart Kv.165

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バッハ ロ短調ミサ曲

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ハイドン 天地創造 etc etc…

色々考えたのですが、結局

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一番大好きな Mozart 。

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キャサリン・バトルの

エクスルターテ・ユビラーテ  Mozart Kv.165 をWalkman に入れて連れていきました。

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キャサリン・バトルのソプラノは透明で至上の歌声。 大好きなソプラノ。

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クリスマスイヴの24日の朝

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横浜西洋館、

Bluff No.18 のクリスマスを見に出かけてきました。

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今日までの2018年クリスマスの飾りつけです。

ギリギリセーフ ^^;

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みなさんもそれぞれのクリスマスを楽しまれていることだと思います。

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じぶんも、

成城石井さんの赤ワインとチーズ、神戸屋さんのバゲットと、

チキンと、

お歳暮に頂いたメロンでささやかなクリスマスイヴをすごしています。

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少し寒いけれど、静かな夜。

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Merry Christmas !!

素敵な夜をお過ごしください ♪

(*^-')ノ☆;:*:;☆“Merry*Christmas”☆;:*:;☆ヽ('-^*) ☆彡

" 2018/12/24 Merry Christmas "
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印刷博物館「活版印刷三日月堂×印博」_2018年度一番の本:20181208 [読んだ本]

今年も残すところもうわずか。 毎年思うけれど光陰矢の如し。いえ、矢どころかワープの速さかなと ?

最近はつくづく思います。

子供の頃に比べて時間が早く過ぎ去ると思うのは、毎日に変化がないせいとか ?

どこかの5歳児の番組で言っていましたが、それだけではないかもしれません。  ともあれ、

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2018年も、第4コーナーを曲がりゴールまでもう僅かになってしまい、今年の振り返りをするときなのかも?

それもあり ? 2018年に読んだ本の中で気に入ったものを記憶に残しておこうと思います。

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塩野さんがもうこれで長いものは書かない。
ある意味で絶筆宣言をされた最後の一冊「ギリシア人の物語 Ⅲ」。塩野さんはじぶんが学生時代から好きだった作家さん。

「ギリシア人の物語 Ⅲ」は外せないです。


「通い猫アルフィー」、レイチェル・ウェルズさんのシリーズも。

一冊目を読んでアルフィーと飼い主たち(通い猫だから複数の家が飼い主なんです)の心温まるお話にはまってしまいました。


番外編として、3年間かかりましたが(量が極めて多いと言う訳ではなく370ページ。少しずつ読んだせいです。)、マルグリット・ユルスナールさんの「ハドリアヌス帝の回顧録」も面白かったです。

最初は本当にローマのハドリアヌス帝が書いた回顧録だと思って読んでいて、途中で小説だと気が付いてびっくりしました(少々ドジか? ^^;)。


そして、今年一番の本。 今でも思い出すたび心の奥からがジーンとするのは、

「ほしおさなえ」さんの「活版印刷 三日月堂」シリーズの次の4冊。

" 星たちの栞 "

" 海からの手紙 "

" 庭のアルバム "

" 雲の日記帳 "

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本当はもっと早くブログに残しておこうと思ったのですが、

「三日月堂×印刷博物館」、東京飯田橋の印刷博物館で、この活版印刷三日月堂の企画展示があることを知り、

ならばそれを見てからと思っていました。

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12月8日の土曜日、娘を誘って印刷博物館まで。

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" 星たちの栞 "の3番目、「星たちの栞」のお話の中で、小枝や侑加たちが文化祭の企画のために、三日月堂で印刷した栞が実際に作られ展示されていました。活版印刷の言葉は、宮沢賢治の銀河鉄道の夜からです。

「星たちの栞」、
川越市内(三日月堂は川越にあるんです)の私立高校の文芸部。
文章が上手だけれど家に嫌なことがある侑加、その才能に複雑な思いを抱く親友で部長の小枝。
そして、二人を見守る文芸部顧問、遠田先生の学生時代の演劇部での「銀河鉄道の夜」上演の時のことが重なってお話が進んでいきます。

宮沢賢治は好きだし、このお話も素敵でした。

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あわゆきのファースト名刺
" 海からの手紙 "の「あわゆきのあと」からは、広太くんの、赤ちゃんのまま亡くなったお姉さん、あわゆきちゃんのファースト名刺も展示されていました。

「あわゆきのあと」、
小学生の広太くん、わずか3日で死んでしまった姉がいたことを父から聞いて…。三日月堂で知った「ファースト名刺(赤ちゃんに贈る名前だけの名刺)」をあわゆきと、両親のために作ろうとします。

じぶんも子供の頃、「死」を思うと、深くて闇の中の様で怖くて、眠れなくなった記憶がありますが、そんなことを思い出します。
でも、それだけではなくて広太君の、お父さんの、そしてお母さんの家族や子供を思う心に…ジーン。

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貝殻の豆本とその版
" 海からの手紙 "の「海からの手紙」 からは昌代さんが作った貝殻の豆本が展示されていました。

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銅版画と製本を大学時代に学んでいた昌代さん、貝をモチーフにした銅版画を好んで作っていましたが、一緒に暮らしていた恋人と別れてしまってからは銅版画から離れてしまいました。
でも、ふと知り合った三日月堂の弓子さんと話すうちに、情熱を思い出し取り戻し、

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やがて弓子さんの活版印刷と、自らの銅版画で、貝殻の豆本を作りはじめます。

作品の中で登場した豆本が、本当に小さなサイズで見られるなんて、じーーん。

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" 庭のアルバム " 「庭のアルバム」からは楓さんの ツユクサのカードです。

学校が友達が少し苦手の高校生の 楓さん。じぶんの好きなことやりたいことが良く分からずにいます。
でも、活版印刷のワークショップをきっかけとして三日月堂のこと、描くことに興味を持ちはじめ、弓子さんの提案で、自ら描いたおばあちゃんの家の庭の、万葉集に出てくる花たちのカードを作ることに。

楓さんはこの後、弓子さんの三日月堂を手伝うことになります。

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作者の原稿の校正とかも展示されていました。

なるほど、こうやって校正していくんだなと!! 興味津々でした。

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そして、4巻目。

" 雲の日記帳 " の「星をつなぐ線」からは星空館の星座早見盤です。

プラネタリウム「星空館」のリニューアル記念に、創業時に販売されていた星空早見盤を復刻したいと三日月堂への依頼。

星座早見盤は表の原版しか残っていない状態でしたが、弓子さんが偶然、当時の星座盤をもっていたため(星が大好きなお父さんとの思い出のものです)、復刻できることに。

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活版印刷三日月堂、

川越の街の古い印刷所「三日月堂」。店主である祖父が亡くなり、空き家になっていた三日月堂に、孫娘の弓子さんが帰ってきます。川越の街の人たちと交流していく内にふとした依頼から活版印刷を再開することに。

三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。活字を一つ一つ拾いインキ(印刷ではインクではなくてインキだそう)で一枚一枚 " ことば " を紡ぐように印刷していきます。

そんな三日月堂には、色々な思いを持つお客さん達が訪れ、弓子さんが紡ぐ活字と " ことば " の温かさによってこころが解き放されていきます。


4冊とも短編が4つ~5つくらいで構成されています。

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それぞれの短編にそれぞれの主人公がいて、心温まるお話がつづられていくのですが、

その中に月野弓子さんが狂言回しのように登場して、それらの主人公たちの縁を紡いでいきます。

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1巻から4巻までの全体の構成がしっかりしていて、

それぞれのお話自体も、どれも涙腺を刺激され背中がジーンとなるほどに感激するお話ばかり。

ほしおさなえさんって、すごい作家さんだなと思いました。

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3巻から4巻にかけては、だんだんと弓子さんのことも綴られて行きます。

最終巻を読み終わって弓子さんのことがとても気になりました。続きがあればその後の三日月堂のことも知りたいなと。

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好きになった本の世界を、こうやって実際に見ることができて、

今回のこの展覧会はとても面白かったです。

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三日月堂そのものも、模型が作られていて尚一層イメージが膨らみました。

年末年始のお休みには、もう一度読み返してみようかなと。

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印刷美術館では常設展とこの活版印刷三日月堂の企画展と共に、

「天文学と印刷」の特別展も開催されています(1月20日まで)。

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こちらも、コペルニクス、ティコ・ブラーエ、ケプラー、ガリレオ等、

天文学の進展に大きな役割を果たした学者と、その著作物、古書等の貴重な書籍が展示されていました。

ガリレオがずっと手元に置いていた本なども展示されていて、この特別展もとても興味を惹かれた素晴らしいものでした。

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約2時間、娘と展示物を楽しんだらお腹が空きました。

飯田橋でランチですが、店がよく分からなかったのでサイゼリアへ !!

二人で飲んで食べて2,000円也。 リーズナブルでびっくりでしたが、飲んだビールにもびっくり ?

飲もうと持ち上げて軽くて、笑 ジョッキーがプラスチック製でした。 
最初だけでなく、2度目に持ち上げてもビックリでした(中身はちゃんとビールでしたが) ^^;;

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展覧会では展示されていたものと同じ、星空の栞と

「桐一葉のコースター」( " 星たちの栞 " の「八月コースター」に出てきます)を買ってきました。

実際に活版印刷で印刷されたものたち。


今の印刷と違って活字そのものが生きている、しっかりと " 言葉 " を主張します。

暖かいし、何となく優しい。 子供の頃、田舎に帰った時の様な感じを思い出します。

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絵画等ではなく、展覧会番外編であったけれど、

見どころ満点で素敵な展覧会でした。

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そろそろ年末年始の色々な準備もしないといけないのですが…年賀状もまだ書いていない状態です。 ^^;;

年末年始に読む本も何か見つけておかないと !! 何かお勧めの本はありますか? 教えて頂けると嬉しいです。 ^^


今日はこれから今年のコンサートの締めくくりです、

NHKホールまで、第9を聴きに行ってきます。 


コンサートも今年は何回か行くことができました。

マイブームのメンデルスゾーン、交響曲を3曲(スコットランド・イタリア・宗教改革)も聴けたし、松田華音さん、田部さんのピアノも聴くことができました。

でも、何といっても引退してしまうピリスが聴けたのは、じぶん自身の宝物です(生まれて初めてスタンディング)。

2018年も色々聴けたけれど、締めの第9 !!

楽しんできます。 ^^


" 2018/12/08 Letter Press Printing Crescent "
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ミスチル「秋がくれた切符」&鎌倉プチオフ会:20181201 [鎌倉]

待ち合わせの前、

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北鎌倉駅の周りを少し歩いてみました。

いつもは通り過ぎる店たちも開店前。

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まどろみの中のマスコットやディスプレー達。

こんな時だから気が付くのでしょうね、可愛い。

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台風の影響があっても、一生懸命に赤く染まろうとしているもみじたち。

ピュアな北鎌倉の朝日に輝いていました。


これはこれで、とても美しいなと、こちらも気が付いたりして。

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南天の実は真っ赤でした。

良かったです、こちらは例年通り。

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 " 風の匂いもいつしか 秋のものになってた
  カーディガン着た君の 背中見てそう思う

  公園の緑は その葉落としはじめて
  カバンの中に一枚そっと着地した "

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 " 神様が僕らにくれた
  何かの切符みたいだ
  でも どこへ行けというんだろう
  この葉眺めて思う "

ミスターチルドレン ≪秋がくれた切符≫

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ミスチルの新しいアルバム「重力と呼吸」がHMVから届いてから、

散歩する時にこの曲をたくさん聴いています。聴いていると情景が浮かんできて、

詩もメロディーも優しく、赤く染まった紅葉達を見上げながら、ほっこり。

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秋がくれた切符がじぶんのデバッグの上にも一枚。

そんなこともあったり。

この季節ぴったりの、今、気に入りの曲です。


この日も、Walkman に入れて行って待ち合わせの時間まで、何度も聴いていました。

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円覚寺の前から、

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明月院の前、

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踏切を渡って浄智寺。

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そして、東慶寺まで来ると、

moonshiner さんが声を掛けて下さいました。

「10時に円覚寺前で。」

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再びの円覚寺前の踏切の所では、ピュアリンさんにばったり。

再び、「待ち合わせ場所で。」

じぶんと同じように早めに来て、北鎌倉の朝の時間を楽しまれている方たちもいらっしゃいました。

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そして、10時に待ちあわせ場所でみなさん集合です。

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横 濱男さん

kick_driveさん

きよたんさん

ピュアリンさん

moonshinerさん

そして、じぶん。

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以前に鎌倉でオフ会を開いた時の、昼食テーブルでご一緒だった方達がメインです。

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その後のコメントやメールのやり取りで、

自然発生的なプチオフ会。結局はじぶんが皆さんにお声をかけさせて頂いて12月1日に集まりました。

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一週間前にほぼこの日と同じルートを歩いたのですが、

一週間経ち、かなり紅葉が進んでいました。

葉っぱは塩害で傷んでいるものもありましたが、

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それはそれで、2018年秋、鎌倉の紅葉の記憶です。

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先ずは円覚寺のもみじ達を30分で 笑

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妙香池そばのじぶんがいつも写真を撮るもみじ、

やはり少し元気はないものの、それでも、十分綺麗に赤く染まり始めの姿を見せてくれました 。

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じぶんの気に入りの葉っぱたちをご紹介出来て、良かったなと。

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池の畔の小さなもみじ達は可哀そう。

この姿もちゃんと覚えておきます。

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色々な表情、出来事、

それらも含んで今年の大切な記憶です。

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じぶんが北鎌倉に着いた頃とは1時間くらいしか経っていないのですが、

この季節はあっという間に、円覚寺の受付前は観光客の方々の長い列です。

ニャンコも見上げてびっくり?

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円覚寺を後にして、稲荷ずしを光泉さんで予約をしてから(光泉さんは予約販売だけなのです)、

次の予定、東慶寺に向かいました。

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東慶寺の山門はもみじとススキのコラボがとても美しかったです。

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ここの梅の古木たち、

紅葉の葉っぱたち。こちらも素敵な取り合わせ。

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まだ全体的には染まり始めなのでしょうが、とりあえず先週より染まっていてくれて良かった ^^;

東慶寺、じぶんが一番好きなお寺で、

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一年中可愛い花たち、四季折々の庭の風情で楽しませてくれるのですが、

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やはり、梅の頃、

そして、この紅葉の季節なんだと思います。

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kick_drive さん、moonshinerさんと、

奥の墓地の所のもみじを撮りました。

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ちょうど光が差し込んでくるところでとても美しかった。

緑が多めでしたが、色彩のグラデーション。良い時の良い時間。

これ以上ない光の具合だったなと。


10月桜は暖かくてお日よりもよく? こちらも先週よりもたくさんの花を付けていました。

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そうそう、そう言えば、

次の日の日曜日は予報が外れて? それほど良い天気でもなかったので、

この日の天気は本当にラッキー!!


宝蔵の所のイチョウは今年は可哀そうです。葉っぱが傷んでいて黄色に染まる前に落ちているものが多いです
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これもひとえに晴れ男、横 濱男さんのおかげです。

横 濱男さんの威力すごいです @@; 次の機会も御願いします 笑

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2つのお寺に寄って喉も乾きました。

東慶寺のそばにある喫茶店「吉野」さんでモーニングコーヒータイム。

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良い天気のせい? いつもより店内は混んでいましたが、

ここの雰囲気好きです。 参加の皆さんに少しだけそんな感じをお裾分け。

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ゆっくりのんびりと、秋の北鎌倉、鎌倉を味わうつもりでしたが、

どうも予定通りにはいかなくて、

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結局、切通しも、海蔵寺への道も皆さんを急かすし、早足にさせてしまいました。

吉野さんも美味しいコーヒーなのですが、味わっている暇もなかったですね… ^^;

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ごめんなさい。

次の機会があれば、もっとゆとりを持つように予定を立てたいと思います。  m(_ _)m

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きよたんさん、横 濱男さん、ピュアリンさん、

もっと途中でお店を見たかったでしょうし、写真もゆっくり撮りたかったですよね ^^;

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海蔵寺もじぶんの気に入りのお寺です。

量は多くはないけれど、ここも花がいつも咲いているお寺。それに例年だと鐘楼前のもみじが本当に真っ赤に染まるのです。

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先週訪れて、今年の紅葉は良くはないなと分かっていたのですが、じぶんの紅葉の名所なのでそのまま皆さんをお連れした次第です。

来年、機会があればぜひもう一度。


海蔵寺を後にすれば、もう時間との勝負!!  ここから更に皆さんを急がせることに… ^^;

一時半までに鎌倉宮前まで行かないと~!!

ピュアリンさんはさすが山を歩かれているだけのことはあり、とてもの健脚。

(オフ会の後もお一人で横浜の夜景を見られたとのこと。すごいです ^^; )


海蔵寺から寿福寺等の前を通って鎌倉駅に向かうこの道は、面白そうな雑貨屋さんとかもあるのですが、

きよたんさんと、横 濱男さんが写真を撮られているのに、先をどんどん歩いてしまいました ^^;

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1時5分の駅からのバスに間に合いました。 ホッ ^^;;

たぶん紅葉のシーズンで昼も混雑しているだろうと、駅からは離れていますが蕎麦屋さんを予約しておきました。

鎌倉宮前の「宮前」さん。 間に合った ^^;;;

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ゆずれんこん、カモ焼は頼んでおきました。

あとは好きな飲み物を頼んで、(鎌倉ビールに人気が集まりましたが、あいにく売り切れで先着2名まで?)

kick_drive さんはソフトドリンク、あとは冷たいビール !! です。 

良い天気で気温も高めの中一所懸命歩いたご褒美です 笑

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生シラスがこの日はあるとのことなので、鎌倉名物です、これもつまみに頂きました。

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新蕎麦の天せいろを皆さんで頂きます。

てんぷらはカボチャもサツマイモも大胆なカット? 食べ応え満点で、これだけでもお腹いっぱいになるほどでした。

少し、時間が経ってもたっぷりの蕎麦はくっつかないでいるので、帰る時にご主人に聴いたのですが、

それは蕎麦が多いせいでしょうとのこと。なるほど、蕎麦粉が多いとそうなんですね。

但し、あまり時間をおかずに頂くのがやはり美味しいとのことでした。

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ビールを一気に頂き、ほんのりポカポカでしたが、

moonshiner さんのお誘いで冷酒も頂くことに。丹沢山という地酒です、冷酒をオーダー。

甘口の日本酒も美味しかったです。きよたんさんと横 濱男さんもご一緒に。

切子のお銚子とお猪口も素敵で、くいくい !!


もっともっとお酒も頂きたかったけれど、他にも行きたい所があるので楽しいランチタイムはここまで。


鎌倉宮前さん、ご主人と奥さんが気さく、もちろん蕎麦も美味しくて、鎌倉で気に入りの蕎麦屋さんの一つです。

美味しい蕎麦とつまみと、お酒 !! ご馳走様でした。 ^^v

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蕎麦を頂き、鎌倉の方へ再び急ぎ足でした。

予定では瑞泉寺にも行くはずでしたが、帰りの時間、日暮れの時間など考え併せ、駅の近くの妙本寺をこの日最後に訪れることとしました。

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暮れなずむ晩秋の暖かな日の締めくくり。

海棠がいくつか咲いている境内。

紅葉はまだ早かったけれど、静かな一日の、楽しかったオフ会の締めくくりでした。

もっとゆっくりしたかったなぁ~と反省 ^^;

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ちゃっかりと、東慶寺では来年の干支の土鈴を買ってきました。


ゆっくりのんびりと思っていたのに、結局急ぎ足でたくさん歩いてしまいました。今回の反省点 ^^;

でも、とても楽しかった一日でした。 また、ご一緒しましょう ^^v


" 2018/12/01 Kamakura Petit meeting "
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生誕110年_東山魁夷展&ルイーダの酒場:20181103 [展覧会]

去年はあまり展覧会に行けなかったので、

今年こそと、「行くべき2018年展覧会」は予めて決めておきました。順調に?

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横山大観 「生誕150年記念展」 山種美術館

「至上の印象派 ビュールレ・コレクション」 すごくかわいかった、イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢。

近代美術館の 「横山大観展」(見逃しそうになったけれど、40m、生々流転はやっぱりすごかったです)

≪冬華 1964年 東京近代美術館≫
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日本初公開のモネの騒擾の昼食 「プーシキン美術館展」

横浜美術館 「モネ それから100年展」

そうそう、損保ジャパン美術館 「ターナー風景の詩展」 版画にびっくりしました。

≪花明り 1968年 ≫
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そして、10月6日には 今年のメインイベントです !!

「フェルメール展」ミルクを注ぐ女…やっぱりすごーーくきれいで、しばらく動けなかったな。

フェルメール展は来年1月もう一度行きます。これも日本初公開の一枚、「取り持ち女」が来るので。絶対にと、
チケット確保しました。

≪春雪 1973年 千葉県立美術館≫
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これら決めていた展覧会の他にも、ターナーもそうでしたが、

11月3日に行ったこの展覧会、「生誕110年 東山魁夷展」もとっても良かったです。

≪京都四季シリーズ≫
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昭和生まれとしては、

平山郁夫さんと東山魁夷さんは、一緒にというとおこがましいけれど、同時代の画家さん。

日本画の伝統を守り、それだけではなく、

日本画の可能性を探りそれをずっとずっと広げてくれたアーティスト。

≪窓 1971年 長野県信濃美術館 東山魁夷館≫
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生誕110年を記念しての展覧会は、質、量共に、本当に見応えのある貴重な展覧会でした。

≪唐招提寺御影堂障壁画 1975年≫
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どこかで…? いつか? 見た景色。街角、そして山野の風景。etc etc…。

≪青聲 1960年 東京国立近代美術館≫
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どこか特定の場所ではないのだろうけれど、われわれ日本人の懐かしさの源、原風景。

視覚だけで見るのではなく、経験や思い出の中にしまってある大切なものたちに重なって、

懐かしく、心の中がほっこりして、きゅっとして、

≪映像 1962年 東京国立近代美術館≫
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時を超越する東山さんの心象風景たち。

時間を忘れて堪能させて頂きました。

≪白馬森 1972年 長野県信濃美術館 東山魁夷館≫
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白馬の出てくるシリーズもいいし、ヨーロッパの、京都の街のシリーズも、

何より唐招提寺の御影堂障壁画は襖の中から、風の音、波の音が、静謐な深山の霧の音まで、

聞こえてくるかのようで、確か一度は見ているはずなのですが、初めて見たかの様に大きな感動を覚えました。

≪行く秋 1990年 長野県信濃美術館 東山魁夷館 ≫
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晩年のこの作品、「木枯らし舞う」。

美しい色彩、

風に舞っていく落ち葉たちの、金色の音が聞こえて来そう…。


この絵もとても気に入りました。

≪木枯らし舞う 1997年 長野県信濃美術館 東山魁夷館 ≫
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東山魁夷展をたっぷりと楽しんだ後は、

娘に連れられ、

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六本木のルイーダの酒場を訪れることに。 ^^;

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ルイーダの酒場は、ドラクエで仲間と出会ったり分かれたりするお店ですが、六本木にもあるんです ^^v

じぶんも一度は来てみたかったので、「連れられて」はちょっと違うかもしれません (笑)

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原則予約制の様で、じぶんたちも事前に予約しておいて、13:45から酒場に入ることができました。

入れ替え制で時間は1時間半、一本勝負 !!

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酒場ですから、先ずは冷たいビールを一杯。

いえいえ、ただのビールではありません。「街角のビール」。

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料理は、『スライムベスおろしの和風ハンバーグ』

和風ハンバーグの上に、可愛くスライムベスが乗っかっています。

可愛すぎてなかなか食べられなかった。

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ドラクエ10に出てくる賢者ホーローじいちゃんも食べていた『大陸間鉄道駅弁』

そぼろと玉子のご飯に、おかずはシューマイ、玉子焼き、たこちゃんウィンナーです。

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周りの方たちも、じぶん達がオーダーしたものの他にも、可愛い飲み物、料理があるので、

各々お気に入りのものをチョイスして、美味しいひと時。

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じぶんたちの〆は、『モーモンティラミス』。

ふわふわ感とろける美味さも、可愛くてなかなか食べられませんでした 。

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店内は思ったより狭くて、椅子もなく立食でしたが、

ドラクエ関連のものがあちらこちらにあり、食べたり、飲んだり、写真撮ったりしているうちに、

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あっという間に1時間半が過ぎてしまいました。

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かっこいいな『ロトの剣』。

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堀井雄二さんのサインも !!

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「街角のビール」をもう一杯頂きたかったし、

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可愛いキャラの美味しいものも、もっと頂きたかったのですが、

それは次回のお楽しみ。


外を見れば次の冒険者たちが、スタンバイしていました。

ルイーダの酒場では、

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スライムグミと、

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スライムの肉まん、エビマヨまんをゲットしてきました。

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捕獲したスライムたちも、美味しく頂いてしまいました 笑。

どらがメインか分からない感じになってしまいましたが、東山魁夷展、六本木ルイーダの酒場、

どちらも楽しむことができて、良い一日 ^^v

昔のアルバムだと両 A 面っていう感じでしょうか?


気が付けばもう今年も12月。

いつものように? ばたばたとあちらこちらを飛び回っている内に今年も一年が過ぎ去ろうとしています。

まだまだ色々とやりたいこともあるし、積み残しもあるような気がしますが、とりあえずインフルとか体調を崩さずに年末年始を迎えられたらいいなと思っています。

そうだ!! でも、その前に今年最後のイベント? N響の第九が待っているのでした。笑

今年も締めくくりのコンサート、たっぷりと楽しみたいなと。^^v

" 2018/11/03 Higshiyama Kaii & Luida's Bar"
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