北鎌倉東慶寺&円覚寺梅の具合& Mozart Symphony No.35 Haffner:20190127 [鎌倉]
何だか少し熱っぽいな?
水曜日の夜から体がだるく、その日はいつもよりずっと早く ZZZZZ 。
朝起きて体温を測るとちょっとした熱。
念のため病院で診てもらいましたが、インフルではなくてほっとしました。
風邪の症状で、疲れもあるのでしょうとのこと。
迷いましたが、何だかふらふらするし結局、年次有給休暇を取得して2日間寝ていました。
久し振りに会社を休んで布団と仲良く。
体重が又減ってしまいましたが、
おかげで? 読めていなかった本を2冊読むことができました。
2016年に直木賞を受賞した荻原浩さんの「海の見える理髪店」、そして、
2018年1月に出版された原田マハさんの「常設展示室」。
原田マハさんは6つの短編。
どれも美術館の常設展示に関係する物語。岐路に立つ人が常設展示の作品に会って…。美術館の常設展示もゆっくりとした時間がもらえて好きです。
マハさんの6つのお話し、どれも心に仄かに、それぞれの色を付けてもらったように思いました。
原田マハさん、そろそろ、美術にまつわる長編も読みたいなと。
荻原さんは、今までオロロ畑でつかまえて等の「ユニバーサル広告社シリーズ」や「神様から一言」等、少しコミカルなお話ばかり読んでいました。
「海の見える理髪店」は今まで読んだものと少し違っていて、コミカルな感じはなくしっかりとした純文学? こちらも6篇で編まれている作品。
どれも家族のお話で、特に表題にもなっている「海の見える理髪店」(年老いた主人の営む理髪店に若い男が髪を切りに来ます。切りながら話す店主のこれまでの人生…若い男のかかわりは…)と「成人式」(娘を交通事故で亡くした父親と母親のもとに成人式の晴れ着のダイレクトメイルが…)は心の奥からで決して大きくはないけれど、でも確実に揺らめきを感じてしまいました。
今も心に理髪店の窓から見た夕日と、成人式の晴れ着の色が残っています。
本を読んだだけでなく、布団から出た土日もまだ出かける気力はなく、
この前、北鎌倉で撮ってきた写真を整理して、ブログを書くことも出来ました(まとまった時間は嬉しいです)。
1月最後の日曜日27日、前回(13日)に引き続き北鎌倉まで梅の具合を確かめに行ってきました。
Walkman で連れて行ったのは、今年は原点回帰の年なので?
クラシックで一番最初に好きになった作曲家Mozart の 作品の中から、年末に大掃除をしていて棚の奥から見つけて懐かしくなったCD です。
オットー・クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団の「交響曲第35番 K.385 ハフナー」。
見つけて久しぶりに聴いてみるとSACD のせいもあり、音はとてもクリアーで弦楽器、左チャンネルのヴァイオリンと右チャンネルのヴィオラやチェロの音達の揺らめきの様なものまで聴こえ、とても心地良かったのです。
先ずはいつも通り東慶寺から。
13日には白梅が2輪だけ咲いているのを見つけたのですが、
この日は紅梅もいくつか花を付けていました。
それと、ほとんどの古木はまだ固い蕾が多いけれど、
本堂の門をくぐって、左の白梅とピンクの梅の木はいくつかの花が咲いていました。
東を山で遮られている東慶寺にもようやく朝の光たちが差し込む頃、
白い水仙も花の中から輝き始め、
モノトーンの冬の景色にも色彩が戻りはじめました。
寒いけれどこの時間はピュアで光が溢れてくるようで、とても素敵な時間です。
まだまだ古木の枝のアートの東慶寺。
それでも、
古木たちのアートに差し込む光は、そんなに遠くない春の気配を感じさせてくれました。
そうそう、この前来た時には赤ちゃんだったマンサクも、
東慶寺の瓦に咲き始めた花の影。
一通り梅達の具合を確かめた後は、
かじかんだ指にふーっふーっっと息を吹きかけながら、吉野さんへ。
東慶寺の梅の具合を確かめた後は、いつもの通り、
吉野さんで美味しいコーヒーを頂きました。
じぶんでも家で豆を挽いてコーヒーを淹れますが、
やっぱり北鎌倉の花たちと会った後、
ここで頂く暖かなコーヒーの味には敵いません。
「電池パックですよね」
お店の方も覚えていてくださいました。
ブログを始めて北鎌倉に通い始めて10年以上経ちます。
お寺や街並みは変わりませんが、気づくと新しい店がいくつかできていました。
北鎌倉に通う者として一度入ってみないとなと思っています。
このお店「chocolaterie CALVA」はこの前のプチオフ会で kick_drive さんが探されていたお店の様です。
サイトを見ると美味しそう!!
北鎌倉らしく? 「どら焼きショコラ」とか「栗きんとんショコラ」等があるみたいです。今度買ってきます。
そんなことも考えながら、
北鎌倉のもう一つの梅の寺、円覚寺にも行ってみました。
この前の梅の木、
山門を抜けて左側の白梅は3つ4つと、この前来た時より花を咲かせていました。
仏殿と居士林の間のところの梅も、一分咲位です。
円覚寺の梅達もようやく目覚めの時。 ^^
大方丈の裏にも日が差し込んできて、
凍っている池がキラキラと輝いていました。
朝の光は不思議です。
色々な景色をじぶんたちに見せてくれる。
大方丈の庭、百観音様がいらっしゃるところの紅梅も一輪二輪、
蕾も膨らんでいましたから、あれからもう一週間経つのでかなり咲いているかな?
たくさん咲くと嬉しいですが、こんな風に一輪二輪と咲いている姿を見つけるのもとても楽しい。
愛おしさとでもいうのでしょうか。
咲き始めの梅を見つけにこの休みは行けなかったけれど、また北鎌倉の梅達に会いに出かけたいと思っています。
連れて行った Mozart Symphony No.35 Haffner 、
とても素敵だったので、帰って来てから家にあるCD から何枚か聞き比べをしてみました。
1.スイトナー指揮 ドレスデンシュタッツカペレ
とにかく第1楽章のスピードにびっくり!! 快速のハフナーです。
2.ワルター指揮 コロンビア響
チャーミングで威風堂々のハフナー。元々式典曲だったし流石ワルターさんです。
3.クーベリック指揮 バイエルン放送響
安心して聴いていられる巨匠のMozart。第2楽章がワルターは 5:14なのに対して、クーベリック盤は 9:07も
あります。繰り返しを忠実に演奏しているのかな?
4.ガーディナー指揮 イギリスバロック
オリジナル楽器を使ってのピリオド演奏。ピュアさが引き立っています。
5.セル指揮 クリーヴランド
残響音が心地よい。勇壮、溌剌とハフナーシンフォニーにピッタリ。第4楽章フィナーレは一番快速です。
6.クレンペラー指揮 フィルハーモニー
録音の解析度が素敵です。それぞれの楽器のパートが際立っている。音の揺れの様なものがとても心地良い。
どれも巨匠の演奏ですが、セルとクレンペラー、そしてワルターのものが気に入りました。
今年は原点回帰? 少し以前聴いていたものを多く聴いてみようと思っています。
土日を含めて4日間布団と、そして机と仲よくしていました。
今週末からは3連休です。そろそろ写真撮りに行きたいなぁ? どなたかご一緒します? 笑
" 2019/01/27 Kitakamakura Plum blossom & Mozart Symphony No.35 "
水曜日の夜から体がだるく、その日はいつもよりずっと早く ZZZZZ 。
朝起きて体温を測るとちょっとした熱。
念のため病院で診てもらいましたが、インフルではなくてほっとしました。
風邪の症状で、疲れもあるのでしょうとのこと。
迷いましたが、何だかふらふらするし結局、年次有給休暇を取得して2日間寝ていました。
久し振りに会社を休んで布団と仲良く。
体重が又減ってしまいましたが、
おかげで? 読めていなかった本を2冊読むことができました。
2016年に直木賞を受賞した荻原浩さんの「海の見える理髪店」、そして、
2018年1月に出版された原田マハさんの「常設展示室」。
原田マハさんは6つの短編。
どれも美術館の常設展示に関係する物語。岐路に立つ人が常設展示の作品に会って…。美術館の常設展示もゆっくりとした時間がもらえて好きです。
マハさんの6つのお話し、どれも心に仄かに、それぞれの色を付けてもらったように思いました。
原田マハさん、そろそろ、美術にまつわる長編も読みたいなと。
荻原さんは、今までオロロ畑でつかまえて等の「ユニバーサル広告社シリーズ」や「神様から一言」等、少しコミカルなお話ばかり読んでいました。
「海の見える理髪店」は今まで読んだものと少し違っていて、コミカルな感じはなくしっかりとした純文学? こちらも6篇で編まれている作品。
どれも家族のお話で、特に表題にもなっている「海の見える理髪店」(年老いた主人の営む理髪店に若い男が髪を切りに来ます。切りながら話す店主のこれまでの人生…若い男のかかわりは…)と「成人式」(娘を交通事故で亡くした父親と母親のもとに成人式の晴れ着のダイレクトメイルが…)は心の奥からで決して大きくはないけれど、でも確実に揺らめきを感じてしまいました。
今も心に理髪店の窓から見た夕日と、成人式の晴れ着の色が残っています。
本を読んだだけでなく、布団から出た土日もまだ出かける気力はなく、
この前、北鎌倉で撮ってきた写真を整理して、ブログを書くことも出来ました(まとまった時間は嬉しいです)。
1月最後の日曜日27日、前回(13日)に引き続き北鎌倉まで梅の具合を確かめに行ってきました。
Walkman で連れて行ったのは、今年は原点回帰の年なので?
クラシックで一番最初に好きになった作曲家Mozart の 作品の中から、年末に大掃除をしていて棚の奥から見つけて懐かしくなったCD です。
オットー・クレンペラーとフィルハーモニア管弦楽団の「交響曲第35番 K.385 ハフナー」。
見つけて久しぶりに聴いてみるとSACD のせいもあり、音はとてもクリアーで弦楽器、左チャンネルのヴァイオリンと右チャンネルのヴィオラやチェロの音達の揺らめきの様なものまで聴こえ、とても心地良かったのです。
先ずはいつも通り東慶寺から。
13日には白梅が2輪だけ咲いているのを見つけたのですが、
この日は紅梅もいくつか花を付けていました。
それと、ほとんどの古木はまだ固い蕾が多いけれど、
本堂の門をくぐって、左の白梅とピンクの梅の木はいくつかの花が咲いていました。
東を山で遮られている東慶寺にもようやく朝の光たちが差し込む頃、
白い水仙も花の中から輝き始め、
モノトーンの冬の景色にも色彩が戻りはじめました。
寒いけれどこの時間はピュアで光が溢れてくるようで、とても素敵な時間です。
まだまだ古木の枝のアートの東慶寺。
それでも、
古木たちのアートに差し込む光は、そんなに遠くない春の気配を感じさせてくれました。
そうそう、この前来た時には赤ちゃんだったマンサクも、
東慶寺の瓦に咲き始めた花の影。
一通り梅達の具合を確かめた後は、
かじかんだ指にふーっふーっっと息を吹きかけながら、吉野さんへ。
東慶寺の梅の具合を確かめた後は、いつもの通り、
吉野さんで美味しいコーヒーを頂きました。
じぶんでも家で豆を挽いてコーヒーを淹れますが、
やっぱり北鎌倉の花たちと会った後、
ここで頂く暖かなコーヒーの味には敵いません。
「電池パックですよね」
お店の方も覚えていてくださいました。
ブログを始めて北鎌倉に通い始めて10年以上経ちます。
お寺や街並みは変わりませんが、気づくと新しい店がいくつかできていました。
北鎌倉に通う者として一度入ってみないとなと思っています。
このお店「chocolaterie CALVA」はこの前のプチオフ会で kick_drive さんが探されていたお店の様です。
サイトを見ると美味しそう!!
北鎌倉らしく? 「どら焼きショコラ」とか「栗きんとんショコラ」等があるみたいです。今度買ってきます。
そんなことも考えながら、
北鎌倉のもう一つの梅の寺、円覚寺にも行ってみました。
この前の梅の木、
山門を抜けて左側の白梅は3つ4つと、この前来た時より花を咲かせていました。
仏殿と居士林の間のところの梅も、一分咲位です。
円覚寺の梅達もようやく目覚めの時。 ^^
大方丈の裏にも日が差し込んできて、
凍っている池がキラキラと輝いていました。
朝の光は不思議です。
色々な景色をじぶんたちに見せてくれる。
大方丈の庭、百観音様がいらっしゃるところの紅梅も一輪二輪、
蕾も膨らんでいましたから、あれからもう一週間経つのでかなり咲いているかな?
たくさん咲くと嬉しいですが、こんな風に一輪二輪と咲いている姿を見つけるのもとても楽しい。
愛おしさとでもいうのでしょうか。
咲き始めの梅を見つけにこの休みは行けなかったけれど、また北鎌倉の梅達に会いに出かけたいと思っています。
連れて行った Mozart Symphony No.35 Haffner 、
とても素敵だったので、帰って来てから家にあるCD から何枚か聞き比べをしてみました。
1.スイトナー指揮 ドレスデンシュタッツカペレ
とにかく第1楽章のスピードにびっくり!! 快速のハフナーです。
2.ワルター指揮 コロンビア響
チャーミングで威風堂々のハフナー。元々式典曲だったし流石ワルターさんです。
3.クーベリック指揮 バイエルン放送響
安心して聴いていられる巨匠のMozart。第2楽章がワルターは 5:14なのに対して、クーベリック盤は 9:07も
あります。繰り返しを忠実に演奏しているのかな?
4.ガーディナー指揮 イギリスバロック
オリジナル楽器を使ってのピリオド演奏。ピュアさが引き立っています。
5.セル指揮 クリーヴランド
残響音が心地よい。勇壮、溌剌とハフナーシンフォニーにピッタリ。第4楽章フィナーレは一番快速です。
6.クレンペラー指揮 フィルハーモニー
録音の解析度が素敵です。それぞれの楽器のパートが際立っている。音の揺れの様なものがとても心地良い。
どれも巨匠の演奏ですが、セルとクレンペラー、そしてワルターのものが気に入りました。
今年は原点回帰? 少し以前聴いていたものを多く聴いてみようと思っています。
土日を含めて4日間布団と、そして机と仲よくしていました。
今週末からは3連休です。そろそろ写真撮りに行きたいなぁ? どなたかご一緒します? 笑
" 2019/01/27 Kitakamakura Plum blossom & Mozart Symphony No.35 "