「みなとみらいの桜」とピアノの森_ショパンピアノコンチェルト1番:20190406 [横浜街歩き]
ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
第2楽章 Romanze, Larghetto
" ロマン的な、静穏な、なかば憂鬱な気持ちで作曲した。"
" 楽しい無数の追想を喚起させる場所を眺めるような印象を起こさせねばならない。"
" たとえは、美しい春の月明かりの夜のような…。"
ショパンはこの楽章に付いてこんなコメントを残しているそうです。
4月最初の土曜日、東京丸の内の三菱一号館美術館に「ラファエル前派の軌跡展」を見に行ってきた後、
地元の桜たちも見ておかねばと桜木町駅で降りて、みなとみらい汽車道まで。
北鎌倉の桜には会いに行きましたが、今年は井の頭公園にも、上野にも、
桜の名所にはどこにも行けませんでした。
井の頭公園へは、大学の後輩たちと出かけるはずだったのですが予定が流れてしまい、いせやの煮込みも食べ損なってしまいました。 ^^;
なので、尚更の地元桜です。
ちょうど濱の光も斜めになってくる頃。
美しい春の月明かりの夜のような…には少し早い時間でしたが、それでも、
春の暮れの桜の光は、
" 楽しい無数の追想を喚起させる場所を眺めるような印象 " そのもの。
北鎌倉では朝の光の桜に会ってきましたが、
少し青みがかった朝の色彩とはまた異なって、みなとみらいの夕暮の嫋やかな光も良いなと。
少しずつオレンジ色が濃くなっていく光を見ていると、色々なことが思い起こされます。
桜って、そんなものを持っているのかもしれません。
Walkman には、
ショパン ピアノコンチェルト第一番ホ短調 作品11
アルゲリッチ姉さんとアバド ロンドン交響楽団 のものを入れて行きました。
4月1日のピアノの森 第22話、
一ノ瀬海君の演奏を見ていてものすごく感激し、無性にこの曲がもっと聴きたくなりました。
うちには10種類くらいのこの曲のCD がありますが、
とりあえず気に入っている5種類をもう一度聴き比べたりも。
・ピリス クリヴィヌ / ヨーロッパ室内管弦楽団 1997年
・ルービンシュタイン スクロバチェフスキ / ロンドン新交響楽団 1961年
・サンソン・フランソワ フレモー / モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 1965年
・ツィメルマン ジュリーニ / ロサンジェルス・フィルハーモニー 1978年
・アルゲリッチ アバド / ロンドン交響楽団 1968年
どれもお勧めできる素晴らしい演奏です。そして、一つ一つがとても個性的です。
ピアニシシモの大好きなピリス。ピアノの詩情豊かにピアノの音は真珠の様。第2楽章はこの5枚の中では一番ロマンチックだと思います。
巨匠ルービンシュタインの一枚は長く名盤と言われてきたもの。安定感があって安心して聴けますが、それでいてピアノの音色は透き通って美しい。
お酒大好きサンソン・フランソワ。弾き始めのテンポのなんてゆっくりなこと !! に驚いていると… @@;
流石、変幻自在、自由奔放、情け容赦のないサンソン・フランソワです。
ラフマのCDが気に入っているツィメルマン。ジュリーニとぴったり息があって力強さと繊細さ。
一聴すると落ち着いている演奏に思えますが、表現の幅はとてつもなく大きくてすごい演奏。
そして、我らがアルゲリッチ姉さんは、
これはもう何も言うことがありません。曲が、ショパンの一番そのものがアルゲリッチ姉さんにぴったりだなと。
期待通りのこちらも自由奔放さ。でも、フランソワとは違ってやはり女性的。
ピアノの森、第1部が面白かったので、
第2部は全部HDD に録画しておきました。年度末等でバタバタしていて、ようやく最近、撮りためていたものをまとめて見ることができました。
ショパンコンクール、ライバルたち(でも海はライバルとは思っていないのかも?)との挑戦、
一次予選、二次予選、そしていよいよ決勝。
子供の頃からのたくさんの思い出、
森に置かれたピアノ、阿字野壮介 との出会い、森の端から抜け出すときの苦労、雨宮修平との友情、
お母さん一ノ瀬 怜子、れいちゃんとのこと…etc etc…。ホ短調協奏曲の演奏と共に映像で見せてもらうと、
もう、本当にたまらなく感動。涙なみだ…。
阿字野壮介 反田恭平
雨宮 修平 髙木竜馬
龐 威(パン ウェイ) 牛牛(ニュウニュウ)
レフ・シマノフスキ シモン・ネーリング
ソフィ・オルメッソン ジュリエット・ジュルノー
ピアノの森では、登場人物が弾くピアノをそれぞれ実際の気鋭のピアニスト達が担当しています。
本当に感動するのは本物だからなんですね。
ただ、一ノ瀬海君だけは、一ノ瀬海であって、実際のピアニストは誰なのかは明らかにされていません。
誰なんでしょう? ネットとかを見ると色々な憶測が飛び交っていますが、今のところは謎のままです。
15日が最終回です。その後に明らかにされるのかな ?
でも、やはり海君は海君のままが良いのかもしれないなと ^^;
アルゲリッチ姉さんを選んでいったのは、番組の演奏と同じ感じがしたからです。
伸びやかな、どちらかと言うと透き通ってエッジの立ったピアノの音色や、ゆっくりとした間が感じられる演奏。
そんなところが、録画した海君の演奏として耳に残っていたから。
アルゲリッチ姉さんのピアノを聴きながら、濱の夕暮の中、
なごりの桜たちと素敵な一時を過ごすことができました。
桜は見ていると色々なことを思い出してしまいます。まして、オレンジ色の黄昏色の桜ならば猶更。瞑想。
今年の桜たち、例年の様に色んなところでは見ることも撮ることも出来なかったけれど、北鎌倉と地元の桜たちでたっぷりと楽しませてもらえました。
開花も早かったけれど、その後寒い日もあったせいでしょうか? 割と長めに咲いていてくれたんだと思います。
北鎌倉の早朝ではメンデルスゾーンで、みなとみらいの夕暮ではショパンでのんびりと音楽散歩も楽しむことができました。
新しい元号の年、令和の桜たちはどんな姿を見せてくれるのでしょう? 今からとても楽しみです。
あっ、それから、井の頭公園の桜たちにも会いに行きたいな。
そうそう、今年はまだ煮込み食べていません。 ^^;
" 2019/04/06 Minatomirai Cherry Blossoms & The perfect world of KAI "
第2楽章 Romanze, Larghetto
" ロマン的な、静穏な、なかば憂鬱な気持ちで作曲した。"
" 楽しい無数の追想を喚起させる場所を眺めるような印象を起こさせねばならない。"
" たとえは、美しい春の月明かりの夜のような…。"
ショパンはこの楽章に付いてこんなコメントを残しているそうです。
4月最初の土曜日、東京丸の内の三菱一号館美術館に「ラファエル前派の軌跡展」を見に行ってきた後、
地元の桜たちも見ておかねばと桜木町駅で降りて、みなとみらい汽車道まで。
北鎌倉の桜には会いに行きましたが、今年は井の頭公園にも、上野にも、
桜の名所にはどこにも行けませんでした。
井の頭公園へは、大学の後輩たちと出かけるはずだったのですが予定が流れてしまい、いせやの煮込みも食べ損なってしまいました。 ^^;
なので、尚更の地元桜です。
ちょうど濱の光も斜めになってくる頃。
美しい春の月明かりの夜のような…には少し早い時間でしたが、それでも、
春の暮れの桜の光は、
" 楽しい無数の追想を喚起させる場所を眺めるような印象 " そのもの。
北鎌倉では朝の光の桜に会ってきましたが、
少し青みがかった朝の色彩とはまた異なって、みなとみらいの夕暮の嫋やかな光も良いなと。
少しずつオレンジ色が濃くなっていく光を見ていると、色々なことが思い起こされます。
桜って、そんなものを持っているのかもしれません。
Walkman には、
ショパン ピアノコンチェルト第一番ホ短調 作品11
アルゲリッチ姉さんとアバド ロンドン交響楽団 のものを入れて行きました。
4月1日のピアノの森 第22話、
一ノ瀬海君の演奏を見ていてものすごく感激し、無性にこの曲がもっと聴きたくなりました。
うちには10種類くらいのこの曲のCD がありますが、
とりあえず気に入っている5種類をもう一度聴き比べたりも。
・ピリス クリヴィヌ / ヨーロッパ室内管弦楽団 1997年
・ルービンシュタイン スクロバチェフスキ / ロンドン新交響楽団 1961年
・サンソン・フランソワ フレモー / モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 1965年
・ツィメルマン ジュリーニ / ロサンジェルス・フィルハーモニー 1978年
・アルゲリッチ アバド / ロンドン交響楽団 1968年
どれもお勧めできる素晴らしい演奏です。そして、一つ一つがとても個性的です。
ピアニシシモの大好きなピリス。ピアノの詩情豊かにピアノの音は真珠の様。第2楽章はこの5枚の中では一番ロマンチックだと思います。
巨匠ルービンシュタインの一枚は長く名盤と言われてきたもの。安定感があって安心して聴けますが、それでいてピアノの音色は透き通って美しい。
お酒大好きサンソン・フランソワ。弾き始めのテンポのなんてゆっくりなこと !! に驚いていると… @@;
流石、変幻自在、自由奔放、情け容赦のないサンソン・フランソワです。
ラフマのCDが気に入っているツィメルマン。ジュリーニとぴったり息があって力強さと繊細さ。
一聴すると落ち着いている演奏に思えますが、表現の幅はとてつもなく大きくてすごい演奏。
そして、我らがアルゲリッチ姉さんは、
これはもう何も言うことがありません。曲が、ショパンの一番そのものがアルゲリッチ姉さんにぴったりだなと。
期待通りのこちらも自由奔放さ。でも、フランソワとは違ってやはり女性的。
ピアノの森、第1部が面白かったので、
第2部は全部HDD に録画しておきました。年度末等でバタバタしていて、ようやく最近、撮りためていたものをまとめて見ることができました。
ショパンコンクール、ライバルたち(でも海はライバルとは思っていないのかも?)との挑戦、
一次予選、二次予選、そしていよいよ決勝。
子供の頃からのたくさんの思い出、
森に置かれたピアノ、阿字野壮介 との出会い、森の端から抜け出すときの苦労、雨宮修平との友情、
お母さん一ノ瀬 怜子、れいちゃんとのこと…etc etc…。ホ短調協奏曲の演奏と共に映像で見せてもらうと、
もう、本当にたまらなく感動。涙なみだ…。
阿字野壮介 反田恭平
雨宮 修平 髙木竜馬
龐 威(パン ウェイ) 牛牛(ニュウニュウ)
レフ・シマノフスキ シモン・ネーリング
ソフィ・オルメッソン ジュリエット・ジュルノー
ピアノの森では、登場人物が弾くピアノをそれぞれ実際の気鋭のピアニスト達が担当しています。
本当に感動するのは本物だからなんですね。
ただ、一ノ瀬海君だけは、一ノ瀬海であって、実際のピアニストは誰なのかは明らかにされていません。
誰なんでしょう? ネットとかを見ると色々な憶測が飛び交っていますが、今のところは謎のままです。
15日が最終回です。その後に明らかにされるのかな ?
でも、やはり海君は海君のままが良いのかもしれないなと ^^;
アルゲリッチ姉さんを選んでいったのは、番組の演奏と同じ感じがしたからです。
伸びやかな、どちらかと言うと透き通ってエッジの立ったピアノの音色や、ゆっくりとした間が感じられる演奏。
そんなところが、録画した海君の演奏として耳に残っていたから。
アルゲリッチ姉さんのピアノを聴きながら、濱の夕暮の中、
なごりの桜たちと素敵な一時を過ごすことができました。
桜は見ていると色々なことを思い出してしまいます。まして、オレンジ色の黄昏色の桜ならば猶更。瞑想。
今年の桜たち、例年の様に色んなところでは見ることも撮ることも出来なかったけれど、北鎌倉と地元の桜たちでたっぷりと楽しませてもらえました。
開花も早かったけれど、その後寒い日もあったせいでしょうか? 割と長めに咲いていてくれたんだと思います。
北鎌倉の早朝ではメンデルスゾーンで、みなとみらいの夕暮ではショパンでのんびりと音楽散歩も楽しむことができました。
新しい元号の年、令和の桜たちはどんな姿を見せてくれるのでしょう? 今からとても楽しみです。
あっ、それから、井の頭公園の桜たちにも会いに行きたいな。
そうそう、今年はまだ煮込み食べていません。 ^^;
" 2019/04/06 Minatomirai Cherry Blossoms & The perfect world of KAI "