横浜ハンマーヘッド&プロコフィエフピアノソナタ:20200210 [横浜のみなと]
3連休の土曜日。
美術館に行こうかと思っていましたが、昨日まで宮崎に出張で少々疲れ気味(でも美味しいものは頂いてきました ^^ )。そして、
出張帰りで羽田に着くと、新型ウイルスの影響で会社から、今後、新幹線や飛行機等を使っての出張は取りやめとの連絡もありました。
テレビからは、
ここしばらくの我々の行動は感染拡大を抑えるのに重要と、出かけるのを控えた方が良いのかなと思う様々な専門家からの情報 ?
外に出かけようと思う気持ちの傍らで、今日は部屋でゆっくり過ごすことしました。
ブログも放置気味で、せっかく行った「永遠のソール・ライター展」のことも書いていないし、
実はディズーニーシーとミラコスタにも行ってきたのです。ソアリンは面白かった。
たまっている HMV からの CD を聴きながら、今日はブログをささやかに?
これもこの前初めて訪れた横浜、ハンマーヘッドのことです。
飛び石連休だった2月8日土曜日からの休みでしたが、年休の調整で10日は年休取得の4連休でした。
その10日、夕方から銀座にワインでも飲みに行こうかと思っていましたが、色々とバタバタしていて結局出かけるのが遅くなってしまいました。
ならば、近場の近場です。桜木町の駅下の「元町倶楽部 CIAL桜木町店」さんへ。
赤ワインと、熱々の唐揚げ !!
ピリッとビーフタコス、サラダ etc etc …。
赤ワインはボトルで頂きました。
唐揚げと赤ワインもなかなかのマッチ具合、美味しくて1時間くらいでボトルを開けてしまいました。 ^^;
アルコールにも色々と種類があるのだと思います。
じぶんは日本酒と焼酎のアルコールは少し苦手かもしれません。
それらのお酒が嫌いと言う訳ではないのですが、ビールとワインの方が酔いは爽やか?
お酒の酔い方に、爽やかとそうでないのとかがあるのかは分かりませんが、
酔い加減には差がある様な気がします。
2月の濱の夜風は酔い覚ましにちょうどいいです ^^; 笑
赤ワイン、一人でほぼ一本?
美味しく頂いて、気分は上々 !!
ウィークデーの横浜の夜は思ったより静かでした。
人通りもあまりない月曜日の濱の夜。
2019年10月31日にオープンの横浜ハンマーヘッド。客船ターミナルと商業施設、ホテルなどからなる複合施設です。
できたのは知っていたのですが、家族は何回か訪れたものの、じぶんは初めて。
初ハンマーヘッドでした。
きっと、休みの日や客船が来航した時には賑わっているのでしょう。
でも、飛び石連休のこの日は人もまばら…。
新型ウイルスのせいもあったのかなと ? 今思えばですが。
でも、とても静かで不思議な一時でした。
お酒を飲むと気が大きくなって? ネットを見ていてよく「ボッチ」ってしまいます ^^;
飲んだ時のネットショッピングは危険だなぁと思うのですが…、
気が付くと、まだ聴いていない CD が一山…、じぶんの左横に積まれています。
この日のハンマーヘッドなら…、
スティーヴン・オズボーンのピアノかなと封切りです。
プロコフィエフのピアノソナタ集、
6番 イ長調 Op.82
7番 ロ長調 Op.83
8番 ロ長調 Op.84
戦争ソナタ集 と言われているものです。
プロコフィエフは全部で9曲のソナタを作曲していますが、その中でも6番から8番は最も演奏される機会の多い曲だとか。
戦争ソナタと物騒な? 名前で呼ばれていますが、その影響があったのかは別として、
第二次世界大戦中の1939年から1944年に相次いで作られたことからこう呼ばれているとか。
プロコフィエフのピアノ曲を聴くようになったきっかけは、
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読んでから。
とても面白かったので映画も見たし、お話の後日談的な続編? 「祝祭と予感」も読みました。
お話の中で主人公たちがコンテストで引いた曲。
栄伝亜夜 プロコフィエフ ピアノコンチェルト第2番
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール プロコフィエフピアノコンチェルト第3番
ノワール系とスターウオーズ的 ?
そんな書き方をされると聴かなくてはいけなくなってしまい ^^;
早速、CD をかけてみると(アルゲリッチとかの全集にはちゃんと入っていてCD は持っていました)、
確かにノワールだし、3番のスターウオーズというのもよく分かり、恩田さんの表現は適切で、プロコのピアノも良いなぁと。
音楽が好きですが偏りがあるので、皆さんに教えて頂いたり、本を読んでいて新しい曲を示唆してもらうことが沢山あります。
プロコのピアノは、恩田さんが教えてくれました
スティーヴン・オズボーンのプロコフィエフ ピアノソナタ6番、7番、8番、
4楽章で壮大な感じの6番は、以前に推しの松田華音さんで聴いた「ロミオとジュリエット」の旋律を思わせます。「そうその旋律」等と思いながら面白く聴けましたし、
7番の3楽章は以前にもコンサートのアンコールで聴いたおぼえるある曲。
6番も7番も良いけれど、抒情的で静かな濱の夜の雰囲気に合っているのは8番かなと思いました。
ハンマーヘッド。
月明かり。
少し酔っぱの ? 爽やか刹那。プロコのピアノソナタはドビッシーの進化系 ?
プロコのピアノ、なかなか良いです。
近くにいるので散歩の時とか、以前から濱のハンマーヘッドの色々な表情を見てきました。
でも、
こんなに透き通った感じ、クールな感じのハンマーヘッドは初めてでした。
少し寒いけれど、月明かりとハンマーヘッド。
イルミの赤いアクセント。漆黒の背景も。
透き通ったこの光景は忘れられない。
次はプロコを実際に連れて行ってみようかなと。
カメラの電池がこの辺りで切れました。ブロガーとしてあるまじきこと… orz しかし、
iphone があるさ !! ^^;
ワインを飲んで唐揚げを食べ、お腹はいっぱいのはずなのですが、
ここでなじみのラーメン屋さんを見つけてしまいました。
札幌で好きな味噌ラーメンの3本指に入る「白樺山荘」さん。札幌に出張の時は純連さんかここの味噌ラーメンを頂くのが楽しみなのですが、
その白樺山荘さんがハンマーヘッドに出店していました。
素通りできませんでした。
おまけ? タダで付いてくる茹で卵も札幌と同じです、味噌ラーメンを一気にすすってしまいました。 ^^;
流石にお腹いっぱい。
静かな静かな濱の夜。
透き通った漆黒の空と清涼な月明かり。その中に浮かび上がるようなハンマーヘッド。
とても素敵な光景を見ることができました。
たまにはほろ酔いでカメラを持って地元を散歩するのも良いのかなと、思いました。
ラーメンも美味しかった !!
ハンマーヘッドのバニラビーンズさんで見つけて、
一目惚れ。
むか~し、色々な所の焼き物のコーヒーカップを集めていました。
かなりたくさんの焼き物のコーヒーカップを集めましたが、収納する場所がなくなり…、以来、
カップを買うのはやめていました。
でも、
この日の爽やかな酔いの記念?
一目惚れのマグカップです。 コリコリと豆を挽いてコーヒーを頂こうかと。^^v
横浜はクルーズ船の件もあり、
電車に乗るのも外を出歩くのも、何となく力が入ってしまいます。
暖かくなってきたし色々と散歩もしたいのですが… ^^;
早く、普通の生活に戻れるといいなと。
" 2020/02/10 YOKOHAMA HAMMERHEAD & Prokofiev Piano Sonatas"
美術館に行こうかと思っていましたが、昨日まで宮崎に出張で少々疲れ気味(でも美味しいものは頂いてきました ^^ )。そして、
出張帰りで羽田に着くと、新型ウイルスの影響で会社から、今後、新幹線や飛行機等を使っての出張は取りやめとの連絡もありました。
テレビからは、
ここしばらくの我々の行動は感染拡大を抑えるのに重要と、出かけるのを控えた方が良いのかなと思う様々な専門家からの情報 ?
外に出かけようと思う気持ちの傍らで、今日は部屋でゆっくり過ごすことしました。
ブログも放置気味で、せっかく行った「永遠のソール・ライター展」のことも書いていないし、
実はディズーニーシーとミラコスタにも行ってきたのです。ソアリンは面白かった。
たまっている HMV からの CD を聴きながら、今日はブログをささやかに?
これもこの前初めて訪れた横浜、ハンマーヘッドのことです。
飛び石連休だった2月8日土曜日からの休みでしたが、年休の調整で10日は年休取得の4連休でした。
その10日、夕方から銀座にワインでも飲みに行こうかと思っていましたが、色々とバタバタしていて結局出かけるのが遅くなってしまいました。
ならば、近場の近場です。桜木町の駅下の「元町倶楽部 CIAL桜木町店」さんへ。
赤ワインと、熱々の唐揚げ !!
ピリッとビーフタコス、サラダ etc etc …。
赤ワインはボトルで頂きました。
唐揚げと赤ワインもなかなかのマッチ具合、美味しくて1時間くらいでボトルを開けてしまいました。 ^^;
アルコールにも色々と種類があるのだと思います。
じぶんは日本酒と焼酎のアルコールは少し苦手かもしれません。
それらのお酒が嫌いと言う訳ではないのですが、ビールとワインの方が酔いは爽やか?
お酒の酔い方に、爽やかとそうでないのとかがあるのかは分かりませんが、
酔い加減には差がある様な気がします。
2月の濱の夜風は酔い覚ましにちょうどいいです ^^; 笑
赤ワイン、一人でほぼ一本?
美味しく頂いて、気分は上々 !!
ウィークデーの横浜の夜は思ったより静かでした。
人通りもあまりない月曜日の濱の夜。
2019年10月31日にオープンの横浜ハンマーヘッド。客船ターミナルと商業施設、ホテルなどからなる複合施設です。
できたのは知っていたのですが、家族は何回か訪れたものの、じぶんは初めて。
初ハンマーヘッドでした。
きっと、休みの日や客船が来航した時には賑わっているのでしょう。
でも、飛び石連休のこの日は人もまばら…。
新型ウイルスのせいもあったのかなと ? 今思えばですが。
でも、とても静かで不思議な一時でした。
お酒を飲むと気が大きくなって? ネットを見ていてよく「ボッチ」ってしまいます ^^;
飲んだ時のネットショッピングは危険だなぁと思うのですが…、
気が付くと、まだ聴いていない CD が一山…、じぶんの左横に積まれています。
この日のハンマーヘッドなら…、
スティーヴン・オズボーンのピアノかなと封切りです。
プロコフィエフのピアノソナタ集、
6番 イ長調 Op.82
7番 ロ長調 Op.83
8番 ロ長調 Op.84
戦争ソナタ集 と言われているものです。
プロコフィエフは全部で9曲のソナタを作曲していますが、その中でも6番から8番は最も演奏される機会の多い曲だとか。
戦争ソナタと物騒な? 名前で呼ばれていますが、その影響があったのかは別として、
第二次世界大戦中の1939年から1944年に相次いで作られたことからこう呼ばれているとか。
プロコフィエフのピアノ曲を聴くようになったきっかけは、
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読んでから。
とても面白かったので映画も見たし、お話の後日談的な続編? 「祝祭と予感」も読みました。
お話の中で主人公たちがコンテストで引いた曲。
栄伝亜夜 プロコフィエフ ピアノコンチェルト第2番
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール プロコフィエフピアノコンチェルト第3番
ノワール系とスターウオーズ的 ?
そんな書き方をされると聴かなくてはいけなくなってしまい ^^;
早速、CD をかけてみると(アルゲリッチとかの全集にはちゃんと入っていてCD は持っていました)、
確かにノワールだし、3番のスターウオーズというのもよく分かり、恩田さんの表現は適切で、プロコのピアノも良いなぁと。
音楽が好きですが偏りがあるので、皆さんに教えて頂いたり、本を読んでいて新しい曲を示唆してもらうことが沢山あります。
プロコのピアノは、恩田さんが教えてくれました
スティーヴン・オズボーンのプロコフィエフ ピアノソナタ6番、7番、8番、
4楽章で壮大な感じの6番は、以前に推しの松田華音さんで聴いた「ロミオとジュリエット」の旋律を思わせます。「そうその旋律」等と思いながら面白く聴けましたし、
7番の3楽章は以前にもコンサートのアンコールで聴いたおぼえるある曲。
6番も7番も良いけれど、抒情的で静かな濱の夜の雰囲気に合っているのは8番かなと思いました。
ハンマーヘッド。
月明かり。
少し酔っぱの ? 爽やか刹那。プロコのピアノソナタはドビッシーの進化系 ?
プロコのピアノ、なかなか良いです。
近くにいるので散歩の時とか、以前から濱のハンマーヘッドの色々な表情を見てきました。
でも、
こんなに透き通った感じ、クールな感じのハンマーヘッドは初めてでした。
少し寒いけれど、月明かりとハンマーヘッド。
イルミの赤いアクセント。漆黒の背景も。
透き通ったこの光景は忘れられない。
次はプロコを実際に連れて行ってみようかなと。
カメラの電池がこの辺りで切れました。ブロガーとしてあるまじきこと… orz しかし、
iphone があるさ !! ^^;
ワインを飲んで唐揚げを食べ、お腹はいっぱいのはずなのですが、
ここでなじみのラーメン屋さんを見つけてしまいました。
札幌で好きな味噌ラーメンの3本指に入る「白樺山荘」さん。札幌に出張の時は純連さんかここの味噌ラーメンを頂くのが楽しみなのですが、
その白樺山荘さんがハンマーヘッドに出店していました。
素通りできませんでした。
おまけ? タダで付いてくる茹で卵も札幌と同じです、味噌ラーメンを一気にすすってしまいました。 ^^;
流石にお腹いっぱい。
静かな静かな濱の夜。
透き通った漆黒の空と清涼な月明かり。その中に浮かび上がるようなハンマーヘッド。
とても素敵な光景を見ることができました。
たまにはほろ酔いでカメラを持って地元を散歩するのも良いのかなと、思いました。
ラーメンも美味しかった !!
ハンマーヘッドのバニラビーンズさんで見つけて、
一目惚れ。
むか~し、色々な所の焼き物のコーヒーカップを集めていました。
かなりたくさんの焼き物のコーヒーカップを集めましたが、収納する場所がなくなり…、以来、
カップを買うのはやめていました。
でも、
この日の爽やかな酔いの記念?
一目惚れのマグカップです。 コリコリと豆を挽いてコーヒーを頂こうかと。^^v
横浜はクルーズ船の件もあり、
電車に乗るのも外を出歩くのも、何となく力が入ってしまいます。
暖かくなってきたし色々と散歩もしたいのですが… ^^;
早く、普通の生活に戻れるといいなと。
" 2020/02/10 YOKOHAMA HAMMERHEAD & Prokofiev Piano Sonatas"
北鎌倉東慶寺の梅&ショパン_ マズルカ:20200209 [鎌倉]
12月に皆さんとご一緒して以来でした。
かれこれ2か月。
こんなに長い間来なかったのは??
年末年始だったとはいえ、こんなにご無沙汰してしまうとは… ^^;
ようやく2月9日の日曜日、横須賀線に乗ることができました。
デバックには文庫本「カモメに飛ぶことを教えた猫」、相棒2台 E-M1 とE-M1 MrⅡ。Walkman にはショパン。
冬らしい真っ青な空が清々しい日曜日の朝。コンバースのジャックパーセルも軽やかです ♬
そうそう、この日は、
新しい相棒、E-M1 MrⅡの北鎌倉デビューの日でもありました。
そろそろかな?
1月の終わりごろから、
東慶寺の古木の梅達のことが、とても気に掛かっていました。毎年のことですが、
もう咲くだろうか?
蕾は大きくなったのかな? etc etc …、気になってしまいます。
東慶寺は花の寺。
春には春の、夏には夏の、もちろん秋と冬にも…。四季折々の色彩を楽しませてくれる花たちが迎えてくれます。
それぞれどの花たちも、どの季節も素敵なのですが、
でも、やはり東慶寺と言えば、この古木たちです。
梅の季節が一番。
たとえ2か月来れなかったとしても、万難を排して、やっぱり梅の咲き始めの頃には絶対。
年末も年始も休みの日は何かとイベントがあって訪れることができませんでした。
今年は東慶寺の蝋梅、素心蝋梅にも会えませんでした。
大学時代のクラブのOB会。 久しぶりに集まっての飲み会が2か月連続してあったり、
コンサートや展覧会や etc etc…。
じぶんにしては珍しく、 iphone のカレンダーの日にちの下に「・」がたくさん。
リア充も良いことですが、一人のゆっくりの時間も大切だなぁなどと。
Walkman からの一人コンサートも久しぶりでした。Bluetooth のイヤホンも使い心地良いものですね。
そして、
東慶寺の梅達 !!
場所によって咲き方はまちまちでしたが、白梅も紅梅も咲いていてくれました。
朝早くの東慶寺の境内は、山際から差し込む朝の光と、それが作り出す古木たちの影、
今年は暖かいものの、冬の冷たい風たちは健在。でも、この冷たさも久しぶりであれば心地よいです。 笑
まだ早いこの時間は訪れる方もそんなには多くありません。
久し振りの境内、
Walkman のChopin は ルイ・サダのマズルカ集を入れてきました。
マズルカの独特のリズムとメロディ ♪
誰もいない境内、咲き始めの梅達に囲まれ、贅沢な一時を過ごします。
ショパンをきちんと聴き始めたのはつい最近のことです。
ショパンの関係の本を何冊か読んで、祖国への愛、独立への強い思い等、ロマンチックだけではないんだと知り、
コンチェルトやワルツや前奏曲にノクターン etc etc …、色々なピアニストで聴き比べをしたりしました。
コンチェルトも1番はもちろんですが、若い時の初恋の思いが詰まっている2番も良いなと。
ツィマーマンの弾き振りの1番と2番も良いですが、ナショナルエディションの楽譜によるエルダー・ネボルシンのものも好きです。
大げさでなくて透明感あふれる、ショパンです。
そして、今はまっているのは、マズルカ。
ショパンは沢山のマズルカを作曲しました。
マズルカと同じくポーランドの舞曲であるポロネーズは8曲なのに対して、マズルカは40曲以上。
ポロネーズは2年に1曲くらいですが、マズルカは1年に3曲は作っていたことに。
きっと、最も身近なリズム、旋律だったのでしょう。ショパンの頭の中では常にマズルカが鳴っていたのではないでしょうか。
お母さんの出身地の舞曲、
もしかすると小さい頃の子守歌だったのかもしれません。
ルイ・サダの2枚組のCD どの曲も素敵に奏でられています。派手さはないけれど、独特のマズルカのリズムがしっかりと音達の中に感じることができ、
じぶんは今のところ、マズルカではこのアルバムが一番好きです。
およそ、40曲が一つの曲の様。
写真を撮っていると指がかじかんできましたが、マズルカのお陰で心はぽかぽか。
東慶寺、古木の梅達だけでなく、
真っ赤な木瓜、
錦糸卵の様な黄色のマンサクも咲いていましたし、それに福寿草の蕾もだいぶ大きくなっていました。
2代目のミツマタも(東慶寺には大きくて立派なミツマタの樹があったのですが、たぶん台風とかのせい? ある時訪れるとなくなっていました)、
まだ小さいですが蕾を付けていました。
蝋梅は綴れませんでしたが、
これから、令和2年の花暦をちゃんと綴っていかなくては… 。^^;
こじんまりとしている場所の好きなじぶんです。
東慶寺もそんな場所の一つ、隠れ家的場所の一つです。
2ヶ月も来ないで等ということはなく、大切にしなくてはなと。
1時間ほど、
ルイ・サダのマズルカを聴きながら、
咲き始めの白梅、紅梅と、良い時間を過ごすことができました。
全体的には2分から3分咲と言ったところだったでしょうか。
咲き始めの梅達とゆっくり。
気が付くと?
右手も左手も指が凍えていました。
やっぱり2月の初めです、冷たい指たち。
ならば?
暑いコーヒーを。
今年初めての「喫茶 吉野」さんへ。
いつもの美味しいコーヒーを頂きました。
店内には吊るし雛。窓際に大きなものと、棚の上には可愛い吊るし雛も。
お店の方、
「可愛いでしょう。台が糸車みたいになっているんですよ。」と教えてくれました。
そうそう、北鎌倉はこの梅の季節は、
吊るし雛の季節でもあるんです。
駅の前では、ボランティアの方達が、吊るし雛マップ(北鎌倉の各お店がそれぞれ趣向を凝らして飾っていますが、そのマップ)を配ってくれていました。
駅前の蕎麦屋さんにも、喫茶店にも、
駅の中にも可愛らしい剃るし雛です。
次に訪れた時には頂いたマップを参考にして、色々な吊るし雛も撮ってみたいと思いました。
毎年集めている東慶寺の干支の土鈴、
例年、白のものを買っていましたが今年は赤。
この日まで残っているのは赤だけでした。
でも、残っていてくれてよかったです。今年だけないのは何となく寂しいですから。
東慶寺の干支の土鈴、今年もちゃんとゲットしてくることができました。
帰りに、家の近くの成城石井で赤ワインを久しぶり。
安いワインでしたが、赤いネズミ君と一緒に、くいくいと美味しく頂きました。 笑
" 2020/02/09 Kitakamakura Tokeiji Ume & Chopin Mazurkas "
かれこれ2か月。
こんなに長い間来なかったのは??
年末年始だったとはいえ、こんなにご無沙汰してしまうとは… ^^;
ようやく2月9日の日曜日、横須賀線に乗ることができました。
デバックには文庫本「カモメに飛ぶことを教えた猫」、相棒2台 E-M1 とE-M1 MrⅡ。Walkman にはショパン。
冬らしい真っ青な空が清々しい日曜日の朝。コンバースのジャックパーセルも軽やかです ♬
そうそう、この日は、
新しい相棒、E-M1 MrⅡの北鎌倉デビューの日でもありました。
そろそろかな?
1月の終わりごろから、
東慶寺の古木の梅達のことが、とても気に掛かっていました。毎年のことですが、
もう咲くだろうか?
蕾は大きくなったのかな? etc etc …、気になってしまいます。
東慶寺は花の寺。
春には春の、夏には夏の、もちろん秋と冬にも…。四季折々の色彩を楽しませてくれる花たちが迎えてくれます。
それぞれどの花たちも、どの季節も素敵なのですが、
でも、やはり東慶寺と言えば、この古木たちです。
梅の季節が一番。
たとえ2か月来れなかったとしても、万難を排して、やっぱり梅の咲き始めの頃には絶対。
年末も年始も休みの日は何かとイベントがあって訪れることができませんでした。
今年は東慶寺の蝋梅、素心蝋梅にも会えませんでした。
大学時代のクラブのOB会。 久しぶりに集まっての飲み会が2か月連続してあったり、
コンサートや展覧会や etc etc…。
じぶんにしては珍しく、 iphone のカレンダーの日にちの下に「・」がたくさん。
リア充も良いことですが、一人のゆっくりの時間も大切だなぁなどと。
Walkman からの一人コンサートも久しぶりでした。Bluetooth のイヤホンも使い心地良いものですね。
そして、
東慶寺の梅達 !!
場所によって咲き方はまちまちでしたが、白梅も紅梅も咲いていてくれました。
朝早くの東慶寺の境内は、山際から差し込む朝の光と、それが作り出す古木たちの影、
今年は暖かいものの、冬の冷たい風たちは健在。でも、この冷たさも久しぶりであれば心地よいです。 笑
まだ早いこの時間は訪れる方もそんなには多くありません。
久し振りの境内、
Walkman のChopin は ルイ・サダのマズルカ集を入れてきました。
マズルカの独特のリズムとメロディ ♪
誰もいない境内、咲き始めの梅達に囲まれ、贅沢な一時を過ごします。
ショパンをきちんと聴き始めたのはつい最近のことです。
ショパンの関係の本を何冊か読んで、祖国への愛、独立への強い思い等、ロマンチックだけではないんだと知り、
コンチェルトやワルツや前奏曲にノクターン etc etc …、色々なピアニストで聴き比べをしたりしました。
コンチェルトも1番はもちろんですが、若い時の初恋の思いが詰まっている2番も良いなと。
ツィマーマンの弾き振りの1番と2番も良いですが、ナショナルエディションの楽譜によるエルダー・ネボルシンのものも好きです。
大げさでなくて透明感あふれる、ショパンです。
そして、今はまっているのは、マズルカ。
ショパンは沢山のマズルカを作曲しました。
マズルカと同じくポーランドの舞曲であるポロネーズは8曲なのに対して、マズルカは40曲以上。
ポロネーズは2年に1曲くらいですが、マズルカは1年に3曲は作っていたことに。
きっと、最も身近なリズム、旋律だったのでしょう。ショパンの頭の中では常にマズルカが鳴っていたのではないでしょうか。
お母さんの出身地の舞曲、
もしかすると小さい頃の子守歌だったのかもしれません。
ルイ・サダの2枚組のCD どの曲も素敵に奏でられています。派手さはないけれど、独特のマズルカのリズムがしっかりと音達の中に感じることができ、
じぶんは今のところ、マズルカではこのアルバムが一番好きです。
およそ、40曲が一つの曲の様。
写真を撮っていると指がかじかんできましたが、マズルカのお陰で心はぽかぽか。
東慶寺、古木の梅達だけでなく、
真っ赤な木瓜、
錦糸卵の様な黄色のマンサクも咲いていましたし、それに福寿草の蕾もだいぶ大きくなっていました。
2代目のミツマタも(東慶寺には大きくて立派なミツマタの樹があったのですが、たぶん台風とかのせい? ある時訪れるとなくなっていました)、
まだ小さいですが蕾を付けていました。
蝋梅は綴れませんでしたが、
これから、令和2年の花暦をちゃんと綴っていかなくては… 。^^;
こじんまりとしている場所の好きなじぶんです。
東慶寺もそんな場所の一つ、隠れ家的場所の一つです。
2ヶ月も来ないで等ということはなく、大切にしなくてはなと。
1時間ほど、
ルイ・サダのマズルカを聴きながら、
咲き始めの白梅、紅梅と、良い時間を過ごすことができました。
全体的には2分から3分咲と言ったところだったでしょうか。
咲き始めの梅達とゆっくり。
気が付くと?
右手も左手も指が凍えていました。
やっぱり2月の初めです、冷たい指たち。
ならば?
暑いコーヒーを。
今年初めての「喫茶 吉野」さんへ。
いつもの美味しいコーヒーを頂きました。
店内には吊るし雛。窓際に大きなものと、棚の上には可愛い吊るし雛も。
お店の方、
「可愛いでしょう。台が糸車みたいになっているんですよ。」と教えてくれました。
そうそう、北鎌倉はこの梅の季節は、
吊るし雛の季節でもあるんです。
駅の前では、ボランティアの方達が、吊るし雛マップ(北鎌倉の各お店がそれぞれ趣向を凝らして飾っていますが、そのマップ)を配ってくれていました。
駅前の蕎麦屋さんにも、喫茶店にも、
駅の中にも可愛らしい剃るし雛です。
次に訪れた時には頂いたマップを参考にして、色々な吊るし雛も撮ってみたいと思いました。
毎年集めている東慶寺の干支の土鈴、
例年、白のものを買っていましたが今年は赤。
この日まで残っているのは赤だけでした。
でも、残っていてくれてよかったです。今年だけないのは何となく寂しいですから。
東慶寺の干支の土鈴、今年もちゃんとゲットしてくることができました。
帰りに、家の近くの成城石井で赤ワインを久しぶり。
安いワインでしたが、赤いネズミ君と一緒に、くいくいと美味しく頂きました。 笑
" 2020/02/09 Kitakamakura Tokeiji Ume & Chopin Mazurkas "
ARTIZON MUSEUM 開館記念展「見えてくる光景」コレクションの現在地:20200118 [展覧会]
2015年7月に一時休館。
建て替え、リニューアルオープンのためとは知りながら、
それでも5年のブランクはとてもとても長かったです。
ブリヂストン美術館、
最初は学生の頃に母に連れられて。
銀座に行って食事をして…につられたのかもしれません。 笑
それから、少しのブランクがありましたが、
静かな落ち着ける場所、
隠れ家、
ある時には逃げ場所、
ハンス・カストルプ式、頭の中の陣地取りの時の場所… etc etc 。
いつの間にか居心地の良い場所の一つになっていました。
休みの日の朝、早くからJRに乗って何回もここに。 カフェのサンドイッチも美味しかったです。
建物も、マネ、モネ、ピカソ、シスレー、モロー、佐伯祐三、それに、
何といっても一番好きなルオーの2枚の絵。この2枚はじぶんの中では別格ですけれど…、
そんな大切な絵たちに5年も会えなかった。 でも、
2020年1月18日10時、
名前はブリヂストン美術館からアーティゾン美術館に替わりましたが、
ずっと、
待っていたのです。
1月18日は冷たい雨の降る日。
それも、途中から雪に替わるほどでした。
10時からの時間帯のチケットを取っておきましたが、美術館に着いてみれば長蛇の列。
びっくりしたのと同時に、何だかとても嬉しくなりました。
じぶんと同じようにブリヂストン美術館が大好きな方達がこんなにたくさんいたんだなと。
入館はチケットではなくて、予約時にネットで配布されるQRコードをスマホでかざして、
オフィスビルのICカード認証ゲートの様な所を通ります(何だかすごいです、美術館ではないみたいでした)。
エレベーターに乗って6階まで。
「見えてくる光景」第1部 「アートをひろげる」。
ラトゥールの静物画、
ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティェ嬢」、
髭のセザンヌ「帽子をかぶった自画像」、
ロダンの「立てるヴィーナス」 !!
ロートレックの「サーカスの舞台裏」、この絵も大好きです。
モノクロで描かれているのに、光が差し込んで鮮やかな色彩を感じることができます。
もちろんこの絵、
じぶんの「はじめましてピカソ」だった「腕を組んですわるサルタンバンク」も!!
懐かしい絵たちが、迎えてくれました。
旧友に会ったみたいな感じ。
とても懐かしくて懐かしくて、こころの奥のひだの端端まで…じわっと底の方が熱くなっていって、
それがゆっくりと親指の末梢神経まで、てっぺんの毛細血管まで広がっていくみたいな…、とても素敵な感じ。
じわじわと…。
帰ってきてくれて良かった !!
ブリヂストン美術館は5年間休館していました。でも、ただ、
「ぼーっと生きていた訳ではなく」^^;
3つの大きな活動をしていたそうです。
①研究施設であり作品収蔵施設でもある「石橋財団アートリサーチセンター」を開設
②久留米市より受託していた石橋美術館の運営を返還したこと
③アーティゾン美術館の開設準備
そして、それらと共に大切な仕事は、新しい作品たちの収集。
今回の展覧会で新しくコレクションに加わった仲間たち、初お目見えです。
作品の説明書きのパネル右横中央。
文字が網掛けになっているもの。それらは初めて会う作品達でした。
かなりたくさんあってびっくり。ぼーっとしていた訳でなく、美術館、頑張っていたのですね。
メアリー・カサット「日光浴」
ジョルジュ・ブラック「円卓」、フランシス・ピカビア「アニメーション」。
ジャン・メッツァンジュ「キュビズム的風景」
ファン・グリス「新聞と開かれた本」
ウンベルト・ボッチョーニ「空間における連続性の唯一の形態」。
オーギュスト・エルバン「コンポジション、抽象」
堂本尚郎「集中する力」
上前智祐「作品」
上前智祐「作品」
村上三郎「作品」
ジャコメッティ「矢内原」
ジョルジュ・マチュー「10番街」
マリア=エレナ・ヴィエラ・ダ・シルヴァ「入口、1961」
草間彌生「無限の網」
ウィレム・デ・クーニング「リーグ」
田中敦子「1985B」
なんてすごいんでしょう。量も質も。
美術館、ほんとに頑張っていたんだなと!!
但し、じぶんはこの日は興奮状態により…、作品たちとゆっくりとは話せませんでした。
今後の課題。
展示階は6階から5階と4階。
興奮しまくりの6階から順路に従い、エスカレーターで下の階に降ります。
降りながら、
吹き抜けのガラスの外。
2020年の東京に雪が横殴りに降っていた最初の日です。
鮮明に記憶に残る日。
5階
第2部「アートをさぐる」 装飾・古典・原始・異界・聖俗・記録・幸福
イラン テべ・シアルク
アッティカ黒像式頸部アンフェラ「ヘラクレスとケルベロス図」
モーリス・ドニ「バッカス祭」
ドニも久しぶり、わぁ。
ギュスターヴ・モロー「化粧」
2019年はじぶんのテーマはファムファタルでした。その中の大切な部分を占めたモロー展は良かったです。
モローの人となりはその展覧会で知ることができました。
大好きなルオーのお師匠さんと言うことで好きだったモローですが、モローのこと自体を知ることができ、
よけいに興味津々になりました。
そして、そして
佐伯祐三「テラスの広告」
大好きな絵 !!
いいなぁ~いいなぁ~ …。 久しぶり。
ほんとに…。
じーーーん。
じーーーーーーん。
佐伯祐三大好きです。
4階まで吹き抜けでした。
建築的にも、
今思い返せばすごいのかも???
この時は興奮状態でした。 2回目を近々訪れ、もっと確りと見てこなくては。^^;
ハヤブサ神像
聖猫
ジャコメッティ「道化師」
彫像たちも素敵です。
猫は「聖」等、神さまに近い所にいますが、犬は ?
ブータン「トルーヴィル近郊の浜」
洛中洛外図屏風
照明を落とした別室でした。 きっときっと貴重なもの。
洛中洛外図、びっくりです。
アーティゾン美術館、こんなすごいものまで収集してしまいました~。
じぶん的に、ちょうど、原田マハさんの「風神雷神」を年末にかけて読んだところでした。
俵屋宗達の若い頃のことが舞台になっていて、遣欧少年使節団に加わって…。ネタバレになるので書きません。
でも、お話の中で重要なキー? になるものの中に「洛中洛外図」が出てきます。宗達の成長に重要なキーです。
それを読んだこともあり、
この洛中洛外図に出会えたのはとてもタイムリーだったし、感動 !!
モリゾ「バルコニーの女と子供」
松本俊介「運河風景」
きよたんさんが紹介されていました。記事を読ませて頂きとても気になった画家でした。
その松本俊介にも会うことができました。
いいな。この絵。
とても好きになりました。 松本さんはもっともっと見てみたい画家です。
メアリー・カサット「娘に読み聞かせるオーガスタ」
美術館は、メアリー・カサットを重点的に集めようとしているのかな? これも新しい収蔵ですね。
娘の表情は微妙 ? 笑
そして、
そして、
そして、
ジョルジュ・ルオー…
「郊外のキリスト」
「ピエロ」
………………
………………
やっと会うことができました。
若い頃に刷り込んだルオーのこの2枚。
ほんとうに会いたかった。
そして、リニュアルの展覧会でも、最後の最後に展示されていたのは、
この2枚でした。 じーーーーん。
何だか、新しい美術館のお祭りみたいで、ウキウキ気分もあり、
ゆっくりとは話すことができなたかったけれど、
又、会いに行きたいと思っています。
ブリヂストン美術館、いえ、
新しくなったアーティゾン美術館、
ルオーの2枚の絵。
リニュアルオープン。満を持して。
美術館の方達の熱気が伝わってくるこの日。
一枚一枚の作品たちとゆっくり話ができた訳ではないけれど、それでも気が付けば2時間弱くらい時間は経っていました。
ルオーに後ろ髪をひかれながらも、
美術館を出ましたが、
気が付けば? お腹が空いていました。 ^^;; 笑
せっかくだからと、1F のミュージアムカフェでランチを頂くことに。
ブリヂストン美術館の時はアットホームな感じのカフェでした。
最初に書きましたが、そこの限定サンドイッチがとても好きでした。
新しくなってカフェは感じはすっかり変わってしまいましたが、
アーティゾン美術館だから、これはこれでいいのかなと?
先ずはお疲れのクラフトビール !! 黒ビールは神戸のクラフトの様でしたが、コクがあってとつても美味しかった。
ランチに付いてくるパンも、
バーターの代わりのクリームとオリーブオイルも、とってもおしゃれです。
お洒落だけではなく、この取り合わせは良いかも。癖になりそう。
メインは、ラムのカツレツにしました。
メインも、デザートも、
展覧会の余韻を思い起こしながら、
とっても美味しかったです。
満足して、興奮状態をひっぱったまま帰ってきました。
買ってきた図録を美味しいワインを頂きながら眺め、そして、
余韻はずっと続きました。
長く書いてしまいましたが、
ほんとに、ほんとにこの日、待ってました。
長く会えなかった作品たち、これからは以前の様に電車に乗って東京まで行けばいつでも会えると思うと、
ほんとに、ほんとに、
幸せです !!
2020年のじぶんの展覧会はこうしてスタートです。
2つ目も実は2月2日に渋谷の Bunkamura Museum の「永遠のソールライター」展を見てきました。
この展覧会もすごーーく良かったです。これは別にまたアップして残しておきたいと思っています。
今年は前半に見たいものが固まっています。オリンピックのせい?
見たいものいっぱいで忙しい ^^; 笑
" 2020/01/18 ARTIZON MUSEUM "
建て替え、リニューアルオープンのためとは知りながら、
それでも5年のブランクはとてもとても長かったです。
ブリヂストン美術館、
最初は学生の頃に母に連れられて。
銀座に行って食事をして…につられたのかもしれません。 笑
それから、少しのブランクがありましたが、
静かな落ち着ける場所、
隠れ家、
ある時には逃げ場所、
ハンス・カストルプ式、頭の中の陣地取りの時の場所… etc etc 。
いつの間にか居心地の良い場所の一つになっていました。
休みの日の朝、早くからJRに乗って何回もここに。 カフェのサンドイッチも美味しかったです。
建物も、マネ、モネ、ピカソ、シスレー、モロー、佐伯祐三、それに、
何といっても一番好きなルオーの2枚の絵。この2枚はじぶんの中では別格ですけれど…、
そんな大切な絵たちに5年も会えなかった。 でも、
2020年1月18日10時、
名前はブリヂストン美術館からアーティゾン美術館に替わりましたが、
ずっと、
待っていたのです。
1月18日は冷たい雨の降る日。
それも、途中から雪に替わるほどでした。
10時からの時間帯のチケットを取っておきましたが、美術館に着いてみれば長蛇の列。
びっくりしたのと同時に、何だかとても嬉しくなりました。
じぶんと同じようにブリヂストン美術館が大好きな方達がこんなにたくさんいたんだなと。
入館はチケットではなくて、予約時にネットで配布されるQRコードをスマホでかざして、
オフィスビルのICカード認証ゲートの様な所を通ります(何だかすごいです、美術館ではないみたいでした)。
エレベーターに乗って6階まで。
「見えてくる光景」第1部 「アートをひろげる」。
ラトゥールの静物画、
ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティェ嬢」、
髭のセザンヌ「帽子をかぶった自画像」、
ロダンの「立てるヴィーナス」 !!
ロートレックの「サーカスの舞台裏」、この絵も大好きです。
モノクロで描かれているのに、光が差し込んで鮮やかな色彩を感じることができます。
もちろんこの絵、
じぶんの「はじめましてピカソ」だった「腕を組んですわるサルタンバンク」も!!
懐かしい絵たちが、迎えてくれました。
旧友に会ったみたいな感じ。
とても懐かしくて懐かしくて、こころの奥のひだの端端まで…じわっと底の方が熱くなっていって、
それがゆっくりと親指の末梢神経まで、てっぺんの毛細血管まで広がっていくみたいな…、とても素敵な感じ。
じわじわと…。
帰ってきてくれて良かった !!
ブリヂストン美術館は5年間休館していました。でも、ただ、
「ぼーっと生きていた訳ではなく」^^;
3つの大きな活動をしていたそうです。
①研究施設であり作品収蔵施設でもある「石橋財団アートリサーチセンター」を開設
②久留米市より受託していた石橋美術館の運営を返還したこと
③アーティゾン美術館の開設準備
そして、それらと共に大切な仕事は、新しい作品たちの収集。
今回の展覧会で新しくコレクションに加わった仲間たち、初お目見えです。
作品の説明書きのパネル右横中央。
文字が網掛けになっているもの。それらは初めて会う作品達でした。
かなりたくさんあってびっくり。ぼーっとしていた訳でなく、美術館、頑張っていたのですね。
メアリー・カサット「日光浴」
ジョルジュ・ブラック「円卓」、フランシス・ピカビア「アニメーション」。
ジャン・メッツァンジュ「キュビズム的風景」
ファン・グリス「新聞と開かれた本」
ウンベルト・ボッチョーニ「空間における連続性の唯一の形態」。
オーギュスト・エルバン「コンポジション、抽象」
堂本尚郎「集中する力」
上前智祐「作品」
上前智祐「作品」
村上三郎「作品」
ジャコメッティ「矢内原」
ジョルジュ・マチュー「10番街」
マリア=エレナ・ヴィエラ・ダ・シルヴァ「入口、1961」
草間彌生「無限の網」
ウィレム・デ・クーニング「リーグ」
田中敦子「1985B」
なんてすごいんでしょう。量も質も。
美術館、ほんとに頑張っていたんだなと!!
但し、じぶんはこの日は興奮状態により…、作品たちとゆっくりとは話せませんでした。
今後の課題。
展示階は6階から5階と4階。
興奮しまくりの6階から順路に従い、エスカレーターで下の階に降ります。
降りながら、
吹き抜けのガラスの外。
2020年の東京に雪が横殴りに降っていた最初の日です。
鮮明に記憶に残る日。
5階
第2部「アートをさぐる」 装飾・古典・原始・異界・聖俗・記録・幸福
イラン テべ・シアルク
アッティカ黒像式頸部アンフェラ「ヘラクレスとケルベロス図」
モーリス・ドニ「バッカス祭」
ドニも久しぶり、わぁ。
ギュスターヴ・モロー「化粧」
2019年はじぶんのテーマはファムファタルでした。その中の大切な部分を占めたモロー展は良かったです。
モローの人となりはその展覧会で知ることができました。
大好きなルオーのお師匠さんと言うことで好きだったモローですが、モローのこと自体を知ることができ、
よけいに興味津々になりました。
そして、そして
佐伯祐三「テラスの広告」
大好きな絵 !!
いいなぁ~いいなぁ~ …。 久しぶり。
ほんとに…。
じーーーん。
じーーーーーーん。
佐伯祐三大好きです。
4階まで吹き抜けでした。
建築的にも、
今思い返せばすごいのかも???
この時は興奮状態でした。 2回目を近々訪れ、もっと確りと見てこなくては。^^;
ハヤブサ神像
聖猫
ジャコメッティ「道化師」
彫像たちも素敵です。
猫は「聖」等、神さまに近い所にいますが、犬は ?
ブータン「トルーヴィル近郊の浜」
洛中洛外図屏風
照明を落とした別室でした。 きっときっと貴重なもの。
洛中洛外図、びっくりです。
アーティゾン美術館、こんなすごいものまで収集してしまいました~。
じぶん的に、ちょうど、原田マハさんの「風神雷神」を年末にかけて読んだところでした。
俵屋宗達の若い頃のことが舞台になっていて、遣欧少年使節団に加わって…。ネタバレになるので書きません。
でも、お話の中で重要なキー? になるものの中に「洛中洛外図」が出てきます。宗達の成長に重要なキーです。
それを読んだこともあり、
この洛中洛外図に出会えたのはとてもタイムリーだったし、感動 !!
モリゾ「バルコニーの女と子供」
松本俊介「運河風景」
きよたんさんが紹介されていました。記事を読ませて頂きとても気になった画家でした。
その松本俊介にも会うことができました。
いいな。この絵。
とても好きになりました。 松本さんはもっともっと見てみたい画家です。
メアリー・カサット「娘に読み聞かせるオーガスタ」
美術館は、メアリー・カサットを重点的に集めようとしているのかな? これも新しい収蔵ですね。
娘の表情は微妙 ? 笑
そして、
そして、
そして、
ジョルジュ・ルオー…
「郊外のキリスト」
「ピエロ」
………………
………………
やっと会うことができました。
若い頃に刷り込んだルオーのこの2枚。
ほんとうに会いたかった。
そして、リニュアルの展覧会でも、最後の最後に展示されていたのは、
この2枚でした。 じーーーーん。
何だか、新しい美術館のお祭りみたいで、ウキウキ気分もあり、
ゆっくりとは話すことができなたかったけれど、
又、会いに行きたいと思っています。
ブリヂストン美術館、いえ、
新しくなったアーティゾン美術館、
ルオーの2枚の絵。
リニュアルオープン。満を持して。
美術館の方達の熱気が伝わってくるこの日。
一枚一枚の作品たちとゆっくり話ができた訳ではないけれど、それでも気が付けば2時間弱くらい時間は経っていました。
ルオーに後ろ髪をひかれながらも、
美術館を出ましたが、
気が付けば? お腹が空いていました。 ^^;; 笑
せっかくだからと、1F のミュージアムカフェでランチを頂くことに。
ブリヂストン美術館の時はアットホームな感じのカフェでした。
最初に書きましたが、そこの限定サンドイッチがとても好きでした。
新しくなってカフェは感じはすっかり変わってしまいましたが、
アーティゾン美術館だから、これはこれでいいのかなと?
先ずはお疲れのクラフトビール !! 黒ビールは神戸のクラフトの様でしたが、コクがあってとつても美味しかった。
ランチに付いてくるパンも、
バーターの代わりのクリームとオリーブオイルも、とってもおしゃれです。
お洒落だけではなく、この取り合わせは良いかも。癖になりそう。
メインは、ラムのカツレツにしました。
メインも、デザートも、
展覧会の余韻を思い起こしながら、
とっても美味しかったです。
満足して、興奮状態をひっぱったまま帰ってきました。
買ってきた図録を美味しいワインを頂きながら眺め、そして、
余韻はずっと続きました。
長く書いてしまいましたが、
ほんとに、ほんとにこの日、待ってました。
長く会えなかった作品たち、これからは以前の様に電車に乗って東京まで行けばいつでも会えると思うと、
ほんとに、ほんとに、
幸せです !!
2020年のじぶんの展覧会はこうしてスタートです。
2つ目も実は2月2日に渋谷の Bunkamura Museum の「永遠のソールライター」展を見てきました。
この展覧会もすごーーく良かったです。これは別にまたアップして残しておきたいと思っています。
今年は前半に見たいものが固まっています。オリンピックのせい?
見たいものいっぱいで忙しい ^^; 笑
" 2020/01/18 ARTIZON MUSEUM "