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横浜みなとみらい初日の出(自分にとっての):20210102 [横浜のみなと]

異例尽くめの年末年始となった、2020年から2021年へのバトンタッチの期間。


じぶんの毎年の年末行事、N響の第9の演奏会にも行かず、

同じく、恒例の年始の秋葉電脳仲間との神田明神への初詣と、秋葉巡回も今年は取りやめました。

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秋葉電脳仲間とは1月の3連休にリモートで巡回、飲み会、その他をする予定ですが、

やはり、毎年のことができないのはとても寂しく感じています。

次の年末年始は、じぶん的な行事たち・・・、そのうちのいくつかでもできると良いなと ^^;

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それから、これも定例行事の一つ、

横浜みなとみらい「臨港パーク」の初日の出もどうしようかと迷いました。

これだけは屋外だし密にもならないし・・・、良いかな?

でも、初詣や初日の出も今年は自粛が呼びかけられているし?? To go or not to go, that is the question.

とても悩んで・・・ ^^;

≪臨港パークとハンマーヘッドを結ぶ女神橋完成してました≫
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結論、

≪グローバルスタンダードの初日の出≫は諦め、じぶんの「初日の出」、

きっと誰もいない? であろう、1月2日に見に行こうと決めました。

色々とハンスカストルプ的? 頭の中の陣取りをしましたが、じぶん的な初日の出はやはり見ておきたかったのです。

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1月2日の横浜の日の出の時間は午前6時50分。

夏とは違うので、日の出を見に行くのにもそんなに無理をしないで起きることができます。


起きて、洗顔、出かける前ですからコーヒーはドリップでなく、ゴールドブレンド ♪

一杯頂いて、もう一杯は THERMOS に熱々をいれてデバックへ !!

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E-M1 とE-M1MrⅡの相棒たち、それに Walkam には前日から選んでおいた、今年の日の出の曲、オープニング曲?

ここ数年購入したCD の中でお気に入りの一枚です。


アンドルー・マンゼ(指揮) ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

メンデルスゾーン 交響曲第4番イ長調『イタリア』Op.90

メンデルスゾーン 交響曲第5番ニ短調『宗教改革』op.107 を連れて行きました。

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6時10分に桜木町の駅に着いて歩き出しましたが、例年1月1日のこの時間であれば、

何人かの人たちが海の方へ歩いているのですが、時折、早朝のジョギングをする人とすれ違うくらい。

流石に今年の2日です。

ぷかりさん橋に着いても、ほとんど人影はありませんでした。

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少し寂しい感じはしましたが、

それでも、人のいない時に「じぶんにとっての初日の出を見に行く」という目的にはぴったり !!

作戦は成功です。 ^^v

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年末も何年かぶりのPC自作で部品が合わず、急遽、横浜のドスパラさんへ電源を買いに出かけたくらいで、

ほとんど部屋にいましたから、


濱の新年のこの風たち ♪

冷たい大気たち ♪

海の香りたち ♪

とてもとても新鮮に感じて、

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細胞の一つ一つ、体中、

そして、こころの奥まで、少しささくれていたこころのひだの一つ一つまで、

嬉しがっているのが、よーく分かりました。

思わず、両手を組んで大きな背伸び !! ぐうーーっ !!

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お腹の底の方から、

「ふうーーっ」

「すうーーっ」

大きな深呼吸です。

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朝の澄んだピュアな空気は何よりのご馳走です。

まして、メンデルスゾーン『イタリア』の軽快な第一楽章を聴きながらなら、尚更です。

木管の軽快さを促すような序奏、それをヴァイオリンが引き継いで主題を歌って行きますが、

いつ聴いても、この出だしを聴けば、勇気百倍 !! たとえ気分が沈んでいても、即効です、

元気出まくりにしてくれます。

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交響曲第4番となっていますが、これは作曲順ではなくて出版された順番とのこと。

交響曲第4番『イタリア』は作曲順では3番目の曲。

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ちなみに、

作曲順では、第1番、第5番『宗教改革』、第4番『イタリア』、第2番『讃歌』、第3番『スコットランド』なのだそうです。

覚えておこう。^^;

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この日は晴れでしたが、水平線のところは雲が覆っていました。

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水平線を上ってくる太陽の姿を見られるのか? 微妙、そんな感じでしたが、

その雲の隙間がオレンジ色に染まっていて、これはこれで良い景色だなと。

そんな風に思いながら、まだ日の出には少し時間があったので、

海岸の石造りの階段に腰を下ろして、持ってきた THERMOS の熱々のコーヒーを飲んだりしていると、

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ハンマーヘッドの横のグレーの雲の隙間がどんどん明るくなり、

一条の光の筋が真っすぐに天に突き刺さるように輝いたかと思うと、

次には、上も下も全ての雲の隙間から、何本もの光芒が・・・。


なんという神々しさ !!

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walkman の曲は第5番『宗教改革』のレチタティーボに替わっていました。

わぁ、光の光芒たちにぴったりすぎて、こころが背中が音楽を聴いていて久しぶりにびりびりと、

震えてしまいました。

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このレチタティーボはメンデルスゾーンが後にカットしてしまったもの(第3~4楽章のブリッジに相当します)。

マンゼはたぶん1832年初稿版で演奏してくれているのだと思いますが、

フルート協奏曲の様なこの短い楽章? はとても素敵な曲。

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それに引き続いて、

第4楽章、Choral:Ein' feste Burg ist unser Gott
     Andante con moto - Allegro vivace -Allegro maestoso

なんてなんて、ぴったりなんだぁ~ !!

水平線ではなかったけれど、グレーの雲から、

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低く厚く垂れこめていたグレーの雲の隙間を突き破って、

オレンジに光り輝く光芒の束。 2021年、令和3年の初日の出です !!

神々しいこの日の出に、本当に本当にぴったりの曲 ♪♪

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背骨の辺りが、じ~ん、じ~んしまくりです。

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こんなに、こころが体全体が震えるのは・・・、

コロナ禍になってから初めてなのではないのかなと・・・。

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明るさと焼けるような熱量を併せ持つマンゼ節が炸裂する『宗教改革』レチタティーボと第4楽章、

雲を突き破った「じぶんの初日の出」の太陽、 そして、ぷかりさん橋に停泊していた、

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帆船「みらいへ」も加わった新年の濱の景色。

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とてもとても、とても・・・素敵でした。

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この日この時に、ここ、

濱の臨港パークに来て、じぶんの2021年の「初日の出」に出会えて本当に幸せだなと思いました。

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まだまだコロナ禍は収束するには時間がかかりそうですが、

生活様式が変わって、体力的にも心の力的にも、とても重いものがのしかかり続けていますが、

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太陽とメンデルスゾーンに力を沢山もらうことができました。

やはり、太陽の光、暖かさはじぶんには必要なようです。

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東京も神奈川も、全国も感染状態が拡大し続けています。

不要不急の外出は今後も控えようと思います。

これ以上、感染者が増えてしまうと医療従事者の方々の負担がもうもう・・・、大変なことになるのでしょうから、

少しぐらいの不便さや我慢はしないといけないな。

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ただ、この日の様に、

密にならない時間、場所を考えて、音楽を連れての散歩には又、行きたいと思います。

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遠くに出かけなくても時を選べば、横浜、わが街には、

そんな場所が沢山あるのですから。

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今年も素敵な音楽たちに出会い、

そして、それらの曲を連れながら !!  そうそう、相棒たちもです。 ^^

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とても遅れてしまいましたが、

新年明けましておめでとうございます。今年もUPが滞りがち、内容も拙いブログだと思いますが、

お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします。 m(_ _)m



連れて行った演奏ではありませんが、フランクフルト放送交響楽団の第5番が探したらありましたので、貼っておきます。

" 2021/01/02 2021 My first Sunrise & Mendelssohn No.4&No.5"
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