部屋籠りの時のこと_木村伊兵衛と画家たちが見たパリ 色とりどり展&目黒川の咲き始めの桜たち:20220319 [展覧会]
絵画の展覧会が好きで、一年に何度かは美術館に足を運ぶのですが、
数年前のソール・ライター展を見てから、写真展もいいものだなぁと。
それから、ロバート・キャパとか、ロベール・ドアノーとか。
テレビの番組で特集があったものを見たり、本を探して読んだりして、益々、写真展にも興味津々になりました。
その中で、いつか見てみたいと特に思った写真家は木村伊兵衛さん。
どこかで展覧会はないかと、時々ネットで検索していましたが、
見つけました。 ^^v 笑
目黒区美術館での、
「木村伊兵衛と画家たちの見たパリ 色とりどり」展覧会。
3月27日までと終わりが迫っていたので、19日の土曜日に急いで出かけました。
目黒区美術館は家からだと、目黒駅と中目黒駅の両方から行けるのですが、
なるべく近い方と、目黒駅から歩きました。
目黒川沿いにある美術館なので、ちょうど開花宣言間近の桜並木を通りながら、咲いてないかな?
きょろきょろしながら歩いてると、少し気の早い? 桜の花が一つ二つと咲いていました !!
なんだか、先取りしたような感じ。訳はないけれど、なんだか嬉しく…。 それと共に、
コロナ下ではあるけれど今年も桜の季節が来たのだなとも…。
嬉しい気持ち、少し感傷的な気持ちで揺らいでいると…、美術館です。
木村 伊兵衛(1901年~1974年)、戦前・戦後を通じて活動した日本を代表する写真家の一人で、報道・宣伝写真やストリートスナップ等、様々なジャンルにおいて数多くの傑作を残している写真家さん。
愛用のライカ(今回の展覧会にも展示してありました)を使ったスナップショットでは、街で生活する人々の日常を、
自然な形で切り取っていて、作風からフランスの世界的なスナップ写真の名手・アンリ・カルティエ=ブレッソンになぞらえられて、"和製ブレッソン"と言われているのだそうです。
wikipedia から。
【展覧会について、パンフレットから】
木村伊兵衛は1954年と翌55年に、日本人写真家として戦後初めてヨーロッパを取材しています。
愛用の小型カメラ(ライカ)と 開発されて間もない国産のカラーフィルムを手にパリを訪れ、そこで写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンやロベール・ドアノーらと親しく交流し、その案内で古い通りや市場など、庶民の生活の場を撮影しました。木村がシャッターを切った場面からは、街角の生き生きとした光景や人々の息づかいなど往時のパリの魅力が色鮮やかに蘇ります。
本展は、木村作品のなかでもとりわけ異色なカラーのスナップ写真 131 点を中心に、1910年から50 年代にかけてパリ留学を経験した当館所蔵の画家たちの作品をあわせて展示します。
念願の洋行を果たした彼らは、ヨーロッパの空気の中で自分の作品を新しい方向へと変えるべく、ひたむきにパリを描き出しました。異国の地を旅するように、写真と絵画、異なる技法によって表された色とりどりのパリの情景をお楽しみください。
じぶんと木村伊兵衛さんとの出会いは、確かNHK、Eテレの日曜美術館の特集を見てだと思います。
パリの、たぶん当時では珍しかったカラー写真。
黄昏色の中に霞むエッフェル塔、
流行りのファッションを纏い、シガレットを細い指に挟んで、カフェでおしゃべりをする女性たち。
ゴミも散らかっている裏通り、笑顔いっぱい夢中で遊ぶ半ズボンの子供達。
佐伯祐三の絵にあるような、色鮮やかなポスターの前を通り過ぎる男の人 etc etc …。
セピア色がかって、今のデジタル写真から見れば荒い画質、決して鮮やかとは言えない色味の作品たちなのですが、
それも世界を味わい深くするものたち。
郷愁、アンニュイ etc etc …、ノスタルジー、そんなものたちがとても心地良く詩的に感じられました。
本も何冊か買って眺めたり、木村さんのことを読んだりしましたが、
今回の展覧会は正に、Eテレの番組で見た写真、そして気になって買った本「木村伊兵衛のパリ」に載っている写真、
そのものの展覧会なのでした。
本の表紙にもなっていて、展覧会では絵葉書も買ってきた「夕暮れのコンコルド広場、パリ(1954年)」、
写真展のパンフレットの、二人の男性の写真がとても好きです。
それと、131枚の写真が展示されていたのですが、全体を見て感じたのは、
少しくすんだ写真たちの中の赤色がとても印象的なことでした。
そう気が付いて、一通り見てからもう一度、一枚ずつゆっくりと写真の中の赤色を探しました。
木村さんのパリの写真たち、その中の赤色は「赤」なのですが決して強すぎない色味。
セピア色がかった懐かしいその世界を…優しく引き立てている。
優しい懐かしい色、良い色だなぁと。
それから、本を読んで気になっていたことがあったので、そのことも展覧会で。
「一瞬のうちに表れる被写体の最高のショットをとらえる。完璧な構図でなければ妥協は許されない。」
「シャッターを切る瞬間は理屈ではなく本能で撮る。」
1954年のパリで、尊敬する写真家、カルティエ=ブレッソンに会った時に二人で共感した言葉なのだそうです。
131枚写真を見せて頂き、本当にその通りだなぁと、
どれも自然のままの写真。
演技等は一切なしで、どうしてこんな刹那、一瞬を切り取ることができるんだろうと…。理屈でなく本能なんだと。
木村伊兵衛さん、展覧会を見てますます気になる写真家になりました。
ネットで捜して、この展覧会が見つかって良かった。
美術館から出て、
写真展を見てこころも満たされたせいでしょうか? こころは軽く!! では、
せっかくなので目黒川沿いを歩いてみようかと。
少し気の早い桜たち? を探しながら。
途中でお腹が空いているのに気が付き、中目黒駅のそばのスープストックさんへ。
カレーとカレーとスープのセットにしました。1480円也。
茄子と牛挽肉の辛くないキーマカレー
海老のフレンチカレー
白胡麻ご飯
花色ウーロン茶
久しぶりのスープストックさん、2種類のカレーはどちらもとっても美味しかった。 ^^v
本当はビールも欲しかったのですが、なぜかお店柄? ちょっと自粛。
良い写真を見て、美味しいカレーを頂いて、
こころも体も栄養満点、エネルギー充填完了です。
川沿いを歩いていて、ふと、気が付きました。
もしかするとこの辺りは初めて来たかも??
割と近くに住んでいるし、桜の名所でもあるので来たことがあるつもりだったのですが、
思い返せば? 初めての目黒川沿いの桜並木なのでした。
はじめての場所と言うことでもあり、
見るもの通り過ぎるもの全て、興味津々です(素敵なところなのでたぶん自分だけではないと思うのですが)。
少し気の早い桜たちを見つけるのも楽しいし。
そう言えば、コロナ禍になってから、街を歩いて写真を撮るということもなくなっていたなと、
そんなことにも気が付きました。
この通り、面白いです。
吉祥寺の中道通り、元町仲通り、丸の内仲通り etc etc…、好きな通りが幾つかあって、
時々写真を撮りながら歩いていましたが、
ここの通りも素敵だな。
古そうなもの、アンティークなものもあるし、
色々なおしゃれなお店も沢山。
それに美味しそうなビールや焼き鳥、
クレープにイタリアンに地ビールも !!
スープストックで食べてきてしまったので、そんなお店には入りませんでしたが、
次に来た際には入りたいなぁと思ったお店が何件もありました。
春の光たちもそんなお店の前で、
春物のTシャツの上、
ショーウィンドウの中の古びた時計の上で、楽しそうに遊んでいます。
春の光たちが元気すぎて、
じぶんは薄手の白のセーターを着ていたのですが、歩いていてうっすらと汗をかいてしまいました。
パーカーも脱いで手に持って歩くほど。
もう、本当に春なのだなと実感です。
桜たちもそんな光の中で、
次から次に、可憐な花を咲かせていくのでしょう。
そうそう、この日は3月19日。
東京の開花宣言、3月20日の一日前でした。
それから一週間です。
昨日は春の嵐っぽかったけれど、きっと今頃は満開なのでしょうね。
沢山のお花見の方達が、きっと b^^
今年はじぶんも、
去年よりもたくさんの桜たちに会えるといいなと思いました。
木村伊兵衛さんの写真を鑑賞することができて、思いがけずのプレお花見も ♪ 楽しかったです。
素敵な通りも見つけたし… ♪♪
中目黒辺りも、又、散歩してみたいです(お酒を頂いてみたい 笑 )。
" 2022/03/19 Kimura Ihei Mosaic Colors of Paris & Megurogawa "
数年前のソール・ライター展を見てから、写真展もいいものだなぁと。
それから、ロバート・キャパとか、ロベール・ドアノーとか。
テレビの番組で特集があったものを見たり、本を探して読んだりして、益々、写真展にも興味津々になりました。
その中で、いつか見てみたいと特に思った写真家は木村伊兵衛さん。
どこかで展覧会はないかと、時々ネットで検索していましたが、
見つけました。 ^^v 笑
目黒区美術館での、
「木村伊兵衛と画家たちの見たパリ 色とりどり」展覧会。
3月27日までと終わりが迫っていたので、19日の土曜日に急いで出かけました。
目黒区美術館は家からだと、目黒駅と中目黒駅の両方から行けるのですが、
なるべく近い方と、目黒駅から歩きました。
目黒川沿いにある美術館なので、ちょうど開花宣言間近の桜並木を通りながら、咲いてないかな?
きょろきょろしながら歩いてると、少し気の早い? 桜の花が一つ二つと咲いていました !!
なんだか、先取りしたような感じ。訳はないけれど、なんだか嬉しく…。 それと共に、
コロナ下ではあるけれど今年も桜の季節が来たのだなとも…。
嬉しい気持ち、少し感傷的な気持ちで揺らいでいると…、美術館です。
木村 伊兵衛(1901年~1974年)、戦前・戦後を通じて活動した日本を代表する写真家の一人で、報道・宣伝写真やストリートスナップ等、様々なジャンルにおいて数多くの傑作を残している写真家さん。
愛用のライカ(今回の展覧会にも展示してありました)を使ったスナップショットでは、街で生活する人々の日常を、
自然な形で切り取っていて、作風からフランスの世界的なスナップ写真の名手・アンリ・カルティエ=ブレッソンになぞらえられて、"和製ブレッソン"と言われているのだそうです。
wikipedia から。
【展覧会について、パンフレットから】
木村伊兵衛は1954年と翌55年に、日本人写真家として戦後初めてヨーロッパを取材しています。
愛用の小型カメラ(ライカ)と 開発されて間もない国産のカラーフィルムを手にパリを訪れ、そこで写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンやロベール・ドアノーらと親しく交流し、その案内で古い通りや市場など、庶民の生活の場を撮影しました。木村がシャッターを切った場面からは、街角の生き生きとした光景や人々の息づかいなど往時のパリの魅力が色鮮やかに蘇ります。
本展は、木村作品のなかでもとりわけ異色なカラーのスナップ写真 131 点を中心に、1910年から50 年代にかけてパリ留学を経験した当館所蔵の画家たちの作品をあわせて展示します。
念願の洋行を果たした彼らは、ヨーロッパの空気の中で自分の作品を新しい方向へと変えるべく、ひたむきにパリを描き出しました。異国の地を旅するように、写真と絵画、異なる技法によって表された色とりどりのパリの情景をお楽しみください。
じぶんと木村伊兵衛さんとの出会いは、確かNHK、Eテレの日曜美術館の特集を見てだと思います。
パリの、たぶん当時では珍しかったカラー写真。
黄昏色の中に霞むエッフェル塔、
流行りのファッションを纏い、シガレットを細い指に挟んで、カフェでおしゃべりをする女性たち。
ゴミも散らかっている裏通り、笑顔いっぱい夢中で遊ぶ半ズボンの子供達。
佐伯祐三の絵にあるような、色鮮やかなポスターの前を通り過ぎる男の人 etc etc …。
セピア色がかって、今のデジタル写真から見れば荒い画質、決して鮮やかとは言えない色味の作品たちなのですが、
それも世界を味わい深くするものたち。
郷愁、アンニュイ etc etc …、ノスタルジー、そんなものたちがとても心地良く詩的に感じられました。
本も何冊か買って眺めたり、木村さんのことを読んだりしましたが、
今回の展覧会は正に、Eテレの番組で見た写真、そして気になって買った本「木村伊兵衛のパリ」に載っている写真、
そのものの展覧会なのでした。
本の表紙にもなっていて、展覧会では絵葉書も買ってきた「夕暮れのコンコルド広場、パリ(1954年)」、
写真展のパンフレットの、二人の男性の写真がとても好きです。
それと、131枚の写真が展示されていたのですが、全体を見て感じたのは、
少しくすんだ写真たちの中の赤色がとても印象的なことでした。
そう気が付いて、一通り見てからもう一度、一枚ずつゆっくりと写真の中の赤色を探しました。
木村さんのパリの写真たち、その中の赤色は「赤」なのですが決して強すぎない色味。
セピア色がかった懐かしいその世界を…優しく引き立てている。
優しい懐かしい色、良い色だなぁと。
それから、本を読んで気になっていたことがあったので、そのことも展覧会で。
「一瞬のうちに表れる被写体の最高のショットをとらえる。完璧な構図でなければ妥協は許されない。」
「シャッターを切る瞬間は理屈ではなく本能で撮る。」
1954年のパリで、尊敬する写真家、カルティエ=ブレッソンに会った時に二人で共感した言葉なのだそうです。
131枚写真を見せて頂き、本当にその通りだなぁと、
どれも自然のままの写真。
演技等は一切なしで、どうしてこんな刹那、一瞬を切り取ることができるんだろうと…。理屈でなく本能なんだと。
木村伊兵衛さん、展覧会を見てますます気になる写真家になりました。
ネットで捜して、この展覧会が見つかって良かった。
美術館から出て、
写真展を見てこころも満たされたせいでしょうか? こころは軽く!! では、
せっかくなので目黒川沿いを歩いてみようかと。
少し気の早い桜たち? を探しながら。
途中でお腹が空いているのに気が付き、中目黒駅のそばのスープストックさんへ。
カレーとカレーとスープのセットにしました。1480円也。
茄子と牛挽肉の辛くないキーマカレー
海老のフレンチカレー
白胡麻ご飯
花色ウーロン茶
久しぶりのスープストックさん、2種類のカレーはどちらもとっても美味しかった。 ^^v
本当はビールも欲しかったのですが、なぜかお店柄? ちょっと自粛。
良い写真を見て、美味しいカレーを頂いて、
こころも体も栄養満点、エネルギー充填完了です。
川沿いを歩いていて、ふと、気が付きました。
もしかするとこの辺りは初めて来たかも??
割と近くに住んでいるし、桜の名所でもあるので来たことがあるつもりだったのですが、
思い返せば? 初めての目黒川沿いの桜並木なのでした。
はじめての場所と言うことでもあり、
見るもの通り過ぎるもの全て、興味津々です(素敵なところなのでたぶん自分だけではないと思うのですが)。
少し気の早い桜たちを見つけるのも楽しいし。
そう言えば、コロナ禍になってから、街を歩いて写真を撮るということもなくなっていたなと、
そんなことにも気が付きました。
この通り、面白いです。
吉祥寺の中道通り、元町仲通り、丸の内仲通り etc etc…、好きな通りが幾つかあって、
時々写真を撮りながら歩いていましたが、
ここの通りも素敵だな。
古そうなもの、アンティークなものもあるし、
色々なおしゃれなお店も沢山。
それに美味しそうなビールや焼き鳥、
クレープにイタリアンに地ビールも !!
スープストックで食べてきてしまったので、そんなお店には入りませんでしたが、
次に来た際には入りたいなぁと思ったお店が何件もありました。
春の光たちもそんなお店の前で、
春物のTシャツの上、
ショーウィンドウの中の古びた時計の上で、楽しそうに遊んでいます。
春の光たちが元気すぎて、
じぶんは薄手の白のセーターを着ていたのですが、歩いていてうっすらと汗をかいてしまいました。
パーカーも脱いで手に持って歩くほど。
もう、本当に春なのだなと実感です。
桜たちもそんな光の中で、
次から次に、可憐な花を咲かせていくのでしょう。
そうそう、この日は3月19日。
東京の開花宣言、3月20日の一日前でした。
それから一週間です。
昨日は春の嵐っぽかったけれど、きっと今頃は満開なのでしょうね。
沢山のお花見の方達が、きっと b^^
今年はじぶんも、
去年よりもたくさんの桜たちに会えるといいなと思いました。
木村伊兵衛さんの写真を鑑賞することができて、思いがけずのプレお花見も ♪ 楽しかったです。
素敵な通りも見つけたし… ♪♪
中目黒辺りも、又、散歩してみたいです(お酒を頂いてみたい 笑 )。
" 2022/03/19 Kimura Ihei Mosaic Colors of Paris & Megurogawa "
部屋籠りの時のこと_ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダの絵画展:20220211 [展覧会]
2018年に会って以来です。 とてもとても待ち遠しかったし、楽しみの極み。
部屋籠りの毎日でしたが、「日経おとなの OFF」で展覧会のことを知ってからは…、毎日、
この日が来るのを指折り数えていました。
ですが…この展覧会も、1月22日からの会期はコロナのせいで延期。
このまま中止になってしまうのかな?
また、会えないのでしょうか? ずっとずっと会いたいと思い続けていた Johannes Vermeer …。 弱気な心。
とても不安で、こわごわとネットで情報を探していました。
すると、「2月10日」からスタートの文字が目に飛び込んできました !! 良かった !! 本当に良かったです。
少し遅れましたが、「ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダの絵画展」、
無事に開催されることを知りました。
待ちきれずに、そして途中で打ち切りなんてこともが…頭をよぎりで、 ^^;
スタートの翌日、2月11日 10:30 からのチケットをゲットしました。
当日は、
ワクワク、ドキドキ…。
何だか、高校生の頃のデートのような心境。行きたいのですが会いたいのですが…。
いろいろな複雑な心境。 それでも、会いたい気持はMAX 200% !!
JRを降りれば、久しぶりの上野駅は前日の雪がまだ残っていました。
フェルメールだけではなく、ちょうど小林頼子さんの「フェルメールとそのライバルたち 絵画市場と画家の戦略」を
読み終えたところだったので、
17世紀オランダ絵画黄金時代の画家たちのことも興味津々でした。
本で知ったヘラールト・デル・ボルフ、ヘーラルト・ダウ、カスバル・ネッチェル、フランス・ファン・ミーリス
etc etc …の作品も見てみたいなと。
それでも、入り口を入れば、すっ飛ばしすっ飛ばしで、フェルメールのところへ~!!
そして、そして、ようやく…です。 フェルメール…。
≪窓辺で手紙を読む女≫、 会うことができました…。
やっぱり、フェルメールは違います。輝いています。そこだけ時の流れが違っています。
≪窓辺で手紙を読む女≫。
とてもすっきり、色彩鮮やかに、
修復前のものはカタログでしか見たことがなかったのですが、光が明るく…、そうですね、以前のものが午後、
夕方近くの淡い光だとすれば、
この修復後の作品は午前の、しかも青みがかった朝の光に近いのかなとも思いました。
女性の表情も以前のものよりも明るく、意志が強そうに思えます。
恋人の無事の帰りを確信しているのでしょうか。愛を信じている…そんな心持が伝わって来るかのようです。
修復と書きましたが、
≪窓辺で手紙を読む女≫は、2017年から修復が行われ、以前のものとは大きく異なる姿に。
存在は知られていたものの(1979年サンフランシスコの展覧会の際のX線調査)、女性の後ろの広く空いた空間、
壁の下にはキューピットの画中画があり、それを塗りつぶしたのは画家、フェルメール本人だと思われていました。
それが2017年の詳細な調査の結果、塗りつぶされたキューピットの絵は、上塗りの壁の素材より数十年古いこと等が
分かり、フェルメール本人ではなく、その死後数十年経ってから塗られたことが判明したのだそうです。
ならば、フェルメールの描いた本来の姿に戻そうと作業が行われて、
画かれてから360年以上たった今、3年の月日を経て修復が完成しました。これがフェルメールのオリジナル。
修復後、本国以外では初めてのお披露目なのだそうです。
誰が塗りつぶしたのか?
それは謎ですが、≪窓辺で手紙を読む女≫は当初はフェルメールではなくて、レンブラント(もしくはデ・ホーホ)の
作品と言われていたのだそうです。
ドレスデン古典絵画館所蔵の前はザクセン選帝侯が持ち主でしたが、選帝侯が手に入れた際(複数の絵画を購入)、
この絵は代価の内容には入っておらず、送り物であったとのこと。
もっとレンブラントらしくと、その際に塗られたのではないか? そのような説もあるのだそうです。
360年の月日を経て本来の姿を取り戻すなんて…なんだかすごいです。
ミステリー小説の題材になりそうですね。
現れたキューピットの絵は、他のフェルメールの作品にも何度か登場しているとのこと。
晩年の作品"ヴァージナルの前に立つ女"にも登場していますね。
≪ヴァージナルの前に立つ女 ヨハネス・フェルメール 1670年~72年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー≫ この展覧会には来ていません
展覧会には修復前の姿も展示されていました。
見比べることができて面白かったです。皆さんは比べてどう思われるでしょうか。
もちろん、修復後の作品は色彩鮮やかに汚れも落とされてフェルメールのオリジナル、
その価値は計り知れないものがあるのだと思います。
ただ、じぶんのイメージのフェルメールの作品…としては、修復前のものかなぁと。
"牛乳を注ぐ女"、"真珠の首飾りの女"、"青衣の女"、"水差しを持つ女" etc etc…。
フェルメールの作品は空間、間、そんなものがとても素晴らしい雰囲気を醸し出しています。
飾りっ気のない部屋。何もない空間。でも、そこには光が存在していて、
その時の時間、瞬間が確かに永遠に存在している…。
行間の情景ともいうのでしょうか。それがじぶんには詩的に感じられます。
ある意味、画中画を塗りつぶして修復前の姿としたその人は美的センスのある人だったのでは??
そんなことも考えながら…、暫く絵の前で頭の中の陣地取りを楽しみました。
≪窓辺で手紙を読む女 ヨハネス・フェルメール 1657年~59年頃 83×64.5≫
フェルメールの 「before after」を十分に楽しんだ後、
小林さんの本を読んで興味津々だった、17世紀の画家たちの作品を楽しませてもらいました。
" フェルメールは一人で「フェルメール」になったのではないこと。"
・画家たちがお互いに影響を与えながら似通った流行りのテーマ、又、モチーフ、例えば手紙を読む女性像等の作品を描いたこと。
" 晩年の作品がそれまでと大きく変わったことの背景には、オランダの絵画市場の変化が影響していること。"
・世紀の中盤まではオランダは好景気、作品を購入する層は一般市民であり、その購買意欲も旺盛でしたが、その後ランプヤール(災難の年:1672年英国と開戦、その後フランスとも)、又、それまでに大量に描かれた中古絵画のだぶつき? によって、新規の作品の依頼が少なくなったことと、購買層が一般市民から離れて行ったこと等。
このようなことを、小林さんの本で知ることができましたが、画家ではカスバル・ネッチェルのことが気になっていました。
≪手紙を書く男 カスバル・ネッチェル 1644年 27×18.5≫
本の挿絵で見たこの絵がとても気に入って、カスバル・ネッチェルの実際の作品を見てみたいなと思っていました。
子供を書かせたらネッチェルとのことで、とても可愛いです。
≪シャボン玉を吹く二人の少年 カスバル・ネッチェル 1670年 ナショナル・ギャラリー≫
今回は2枚の作品が来ていましたが、特に "手紙を書く男" はフェルメールの "地理学者" にも似ていて気に入りました。
≪演奏するカップル カスバル・ネッチェル 1666年 59.5×46≫
このカスバル・ネッチェルの先生、テル・ボルフの作品も何枚か来ていました。
小林さんによると、オランダ風俗画の展開に先鞭をつけた重要な画家だとのこと。
1650年頃から、若い女が手入れの行き届いた室内で優雅な衣装に身を包み、身づくろいや、客を迎え入れたり、音楽やワインを楽しんだりetc etc…、そんな姿を描き始めたのだとのこと。
テル・ボルフの作品で風俗画の特徴は一挙に出そろったとのことです。
テル・ボルフがいなければ、フェルメールの作品も違った展開になっていたのかもしれません。
≪手を洗う女 ヘーラルト・テル・ボルフ 1,655年~56年頃 53×43 ≫
3年ぶりのフェルメール、しかも修復と言うミステリー? もあって、とても楽しい充実の時間。
それに、ネッチェルやテル・ボルフの実際の作品も見ることができました。
ゆっくりと2時間ほど見させて頂いて、お腹が空きました。
都美術館のカフェは初めて。 cafe Art さんでランチです。
この日は娘と一緒でしたが、
娘は展覧会コラボメニュー「ストロープワッフル風 キャラメルアイスクリームとナッツ添え」。
キューピットのかわいい羽チョコ付き ♪
ターキーパストラミとチーズが入ったゴロゴロカボチャサンド、カフェラテ。
じぶんは、温玉入り 濃厚カルボナーラ。
飲み物はもちろん!! ?? 生ビール !! ^^v 笑
フェルメールの余韻に浸りながら、美味しく頂きました。
やはり、展覧会を見た後のビールは最高で~~す ^^v
展覧会では、図録と絵葉書数枚、そして、
「手紙を書くミッフィー」を連れて帰ってきました。
「ともにオランダ生まれのフェルメールとミッフィーが本展限定で特別にコラボします。」とのことで、2種類のミッフィーがいましたが、じぶんは小さい方、手のひらサイズのミッフイ―を。
これ !! 結構な人気の様で、一人一個までと言うものでした。
可愛いです。連れて帰って来て、在宅勤務している机の上にチョコン ♪ 笑
久しぶりのフェルメールはとても素敵な展覧会でした。
この後2月19日にも、メトロポリタン美術館展で、フェルメールの" 信仰の寓意"に会ってきました。なんて素敵な2週間だったのでしょう。
メトロポリタン美術館展も見どころ満載の展覧会。このお話は又、改めて(たぶん?) ^^;;
以下、じぶんが今までに見たフェルメールの備忘録です。
2月11日の "窓辺で手紙を読む女" と、
2月19日の "信仰の寓意" で、23枚になりました。
********************************************************************************************
2007年 国立新美術館開館記念 アムステルダム国立美術館所蔵 フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
「牛乳を注ぐ女」
2008年 フェルメール展
「マリアとマルタの家のイエス」
「聖プラクセデス」
「小路」
「ワイングラスを持つ娘」
「リュートを調弦する女」
「手紙を書く婦人と召使」
「ヴァージナルの前に座る若い女」
2009年 ルーブル美術館展
「レースを編む女」
2011年3月 Vermeer<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展
「地理学者」
2011年8月 Vermeerからのラブレター展 京都市美術館 12月 Bunkamuraザ・ミュージアム
「手紙を読む青衣の女」
「手紙を書く女」
「手紙を書く女と召使」
2012年7月 ベルリン国立美術館展
「真珠の首飾りの少女」
2012年7月 マウリッツハイス美術館展
「真珠の耳飾りの少女」
「ディアナとニンフ」
2015年 ルーブル美術館展
「天文学者」
2016年 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち
「水さしを持つ女」
2018年 フェルメール展
「ワイングラス」
「 赤い帽子の娘」
「 取り持ち女」
2022年 フェルメールと17世紀オランダの絵画展
「窓辺で手紙を読む女」
2022年 メトロポリタン美術館展
「信仰の寓意」
"2022/02/11 Vermeer and Masters of Golden Age of Dutch Painting"
部屋籠りの毎日でしたが、「日経おとなの OFF」で展覧会のことを知ってからは…、毎日、
この日が来るのを指折り数えていました。
ですが…この展覧会も、1月22日からの会期はコロナのせいで延期。
このまま中止になってしまうのかな?
また、会えないのでしょうか? ずっとずっと会いたいと思い続けていた Johannes Vermeer …。 弱気な心。
とても不安で、こわごわとネットで情報を探していました。
すると、「2月10日」からスタートの文字が目に飛び込んできました !! 良かった !! 本当に良かったです。
少し遅れましたが、「ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダの絵画展」、
無事に開催されることを知りました。
待ちきれずに、そして途中で打ち切りなんてこともが…頭をよぎりで、 ^^;
スタートの翌日、2月11日 10:30 からのチケットをゲットしました。
当日は、
ワクワク、ドキドキ…。
何だか、高校生の頃のデートのような心境。行きたいのですが会いたいのですが…。
いろいろな複雑な心境。 それでも、会いたい気持はMAX 200% !!
JRを降りれば、久しぶりの上野駅は前日の雪がまだ残っていました。
フェルメールだけではなく、ちょうど小林頼子さんの「フェルメールとそのライバルたち 絵画市場と画家の戦略」を
読み終えたところだったので、
17世紀オランダ絵画黄金時代の画家たちのことも興味津々でした。
本で知ったヘラールト・デル・ボルフ、ヘーラルト・ダウ、カスバル・ネッチェル、フランス・ファン・ミーリス
etc etc …の作品も見てみたいなと。
それでも、入り口を入れば、すっ飛ばしすっ飛ばしで、フェルメールのところへ~!!
そして、そして、ようやく…です。 フェルメール…。
≪窓辺で手紙を読む女≫、 会うことができました…。
やっぱり、フェルメールは違います。輝いています。そこだけ時の流れが違っています。
≪窓辺で手紙を読む女≫。
とてもすっきり、色彩鮮やかに、
修復前のものはカタログでしか見たことがなかったのですが、光が明るく…、そうですね、以前のものが午後、
夕方近くの淡い光だとすれば、
この修復後の作品は午前の、しかも青みがかった朝の光に近いのかなとも思いました。
女性の表情も以前のものよりも明るく、意志が強そうに思えます。
恋人の無事の帰りを確信しているのでしょうか。愛を信じている…そんな心持が伝わって来るかのようです。
修復と書きましたが、
≪窓辺で手紙を読む女≫は、2017年から修復が行われ、以前のものとは大きく異なる姿に。
存在は知られていたものの(1979年サンフランシスコの展覧会の際のX線調査)、女性の後ろの広く空いた空間、
壁の下にはキューピットの画中画があり、それを塗りつぶしたのは画家、フェルメール本人だと思われていました。
それが2017年の詳細な調査の結果、塗りつぶされたキューピットの絵は、上塗りの壁の素材より数十年古いこと等が
分かり、フェルメール本人ではなく、その死後数十年経ってから塗られたことが判明したのだそうです。
ならば、フェルメールの描いた本来の姿に戻そうと作業が行われて、
画かれてから360年以上たった今、3年の月日を経て修復が完成しました。これがフェルメールのオリジナル。
修復後、本国以外では初めてのお披露目なのだそうです。
誰が塗りつぶしたのか?
それは謎ですが、≪窓辺で手紙を読む女≫は当初はフェルメールではなくて、レンブラント(もしくはデ・ホーホ)の
作品と言われていたのだそうです。
ドレスデン古典絵画館所蔵の前はザクセン選帝侯が持ち主でしたが、選帝侯が手に入れた際(複数の絵画を購入)、
この絵は代価の内容には入っておらず、送り物であったとのこと。
もっとレンブラントらしくと、その際に塗られたのではないか? そのような説もあるのだそうです。
360年の月日を経て本来の姿を取り戻すなんて…なんだかすごいです。
ミステリー小説の題材になりそうですね。
現れたキューピットの絵は、他のフェルメールの作品にも何度か登場しているとのこと。
晩年の作品"ヴァージナルの前に立つ女"にも登場していますね。
≪ヴァージナルの前に立つ女 ヨハネス・フェルメール 1670年~72年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー≫ この展覧会には来ていません
展覧会には修復前の姿も展示されていました。
見比べることができて面白かったです。皆さんは比べてどう思われるでしょうか。
もちろん、修復後の作品は色彩鮮やかに汚れも落とされてフェルメールのオリジナル、
その価値は計り知れないものがあるのだと思います。
ただ、じぶんのイメージのフェルメールの作品…としては、修復前のものかなぁと。
"牛乳を注ぐ女"、"真珠の首飾りの女"、"青衣の女"、"水差しを持つ女" etc etc…。
フェルメールの作品は空間、間、そんなものがとても素晴らしい雰囲気を醸し出しています。
飾りっ気のない部屋。何もない空間。でも、そこには光が存在していて、
その時の時間、瞬間が確かに永遠に存在している…。
行間の情景ともいうのでしょうか。それがじぶんには詩的に感じられます。
ある意味、画中画を塗りつぶして修復前の姿としたその人は美的センスのある人だったのでは??
そんなことも考えながら…、暫く絵の前で頭の中の陣地取りを楽しみました。
≪窓辺で手紙を読む女 ヨハネス・フェルメール 1657年~59年頃 83×64.5≫
フェルメールの 「before after」を十分に楽しんだ後、
小林さんの本を読んで興味津々だった、17世紀の画家たちの作品を楽しませてもらいました。
" フェルメールは一人で「フェルメール」になったのではないこと。"
・画家たちがお互いに影響を与えながら似通った流行りのテーマ、又、モチーフ、例えば手紙を読む女性像等の作品を描いたこと。
" 晩年の作品がそれまでと大きく変わったことの背景には、オランダの絵画市場の変化が影響していること。"
・世紀の中盤まではオランダは好景気、作品を購入する層は一般市民であり、その購買意欲も旺盛でしたが、その後ランプヤール(災難の年:1672年英国と開戦、その後フランスとも)、又、それまでに大量に描かれた中古絵画のだぶつき? によって、新規の作品の依頼が少なくなったことと、購買層が一般市民から離れて行ったこと等。
このようなことを、小林さんの本で知ることができましたが、画家ではカスバル・ネッチェルのことが気になっていました。
≪手紙を書く男 カスバル・ネッチェル 1644年 27×18.5≫
本の挿絵で見たこの絵がとても気に入って、カスバル・ネッチェルの実際の作品を見てみたいなと思っていました。
子供を書かせたらネッチェルとのことで、とても可愛いです。
≪シャボン玉を吹く二人の少年 カスバル・ネッチェル 1670年 ナショナル・ギャラリー≫
今回は2枚の作品が来ていましたが、特に "手紙を書く男" はフェルメールの "地理学者" にも似ていて気に入りました。
≪演奏するカップル カスバル・ネッチェル 1666年 59.5×46≫
このカスバル・ネッチェルの先生、テル・ボルフの作品も何枚か来ていました。
小林さんによると、オランダ風俗画の展開に先鞭をつけた重要な画家だとのこと。
1650年頃から、若い女が手入れの行き届いた室内で優雅な衣装に身を包み、身づくろいや、客を迎え入れたり、音楽やワインを楽しんだりetc etc…、そんな姿を描き始めたのだとのこと。
テル・ボルフの作品で風俗画の特徴は一挙に出そろったとのことです。
テル・ボルフがいなければ、フェルメールの作品も違った展開になっていたのかもしれません。
≪手を洗う女 ヘーラルト・テル・ボルフ 1,655年~56年頃 53×43 ≫
3年ぶりのフェルメール、しかも修復と言うミステリー? もあって、とても楽しい充実の時間。
それに、ネッチェルやテル・ボルフの実際の作品も見ることができました。
ゆっくりと2時間ほど見させて頂いて、お腹が空きました。
都美術館のカフェは初めて。 cafe Art さんでランチです。
この日は娘と一緒でしたが、
娘は展覧会コラボメニュー「ストロープワッフル風 キャラメルアイスクリームとナッツ添え」。
キューピットのかわいい羽チョコ付き ♪
ターキーパストラミとチーズが入ったゴロゴロカボチャサンド、カフェラテ。
じぶんは、温玉入り 濃厚カルボナーラ。
飲み物はもちろん!! ?? 生ビール !! ^^v 笑
フェルメールの余韻に浸りながら、美味しく頂きました。
やはり、展覧会を見た後のビールは最高で~~す ^^v
展覧会では、図録と絵葉書数枚、そして、
「手紙を書くミッフィー」を連れて帰ってきました。
「ともにオランダ生まれのフェルメールとミッフィーが本展限定で特別にコラボします。」とのことで、2種類のミッフィーがいましたが、じぶんは小さい方、手のひらサイズのミッフイ―を。
これ !! 結構な人気の様で、一人一個までと言うものでした。
可愛いです。連れて帰って来て、在宅勤務している机の上にチョコン ♪ 笑
久しぶりのフェルメールはとても素敵な展覧会でした。
この後2月19日にも、メトロポリタン美術館展で、フェルメールの" 信仰の寓意"に会ってきました。なんて素敵な2週間だったのでしょう。
メトロポリタン美術館展も見どころ満載の展覧会。このお話は又、改めて(たぶん?) ^^;;
以下、じぶんが今までに見たフェルメールの備忘録です。
2月11日の "窓辺で手紙を読む女" と、
2月19日の "信仰の寓意" で、23枚になりました。
********************************************************************************************
2007年 国立新美術館開館記念 アムステルダム国立美術館所蔵 フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
「牛乳を注ぐ女」
2008年 フェルメール展
「マリアとマルタの家のイエス」
「聖プラクセデス」
「小路」
「ワイングラスを持つ娘」
「リュートを調弦する女」
「手紙を書く婦人と召使」
「ヴァージナルの前に座る若い女」
2009年 ルーブル美術館展
「レースを編む女」
2011年3月 Vermeer<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展
「地理学者」
2011年8月 Vermeerからのラブレター展 京都市美術館 12月 Bunkamuraザ・ミュージアム
「手紙を読む青衣の女」
「手紙を書く女」
「手紙を書く女と召使」
2012年7月 ベルリン国立美術館展
「真珠の首飾りの少女」
2012年7月 マウリッツハイス美術館展
「真珠の耳飾りの少女」
「ディアナとニンフ」
2015年 ルーブル美術館展
「天文学者」
2016年 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち
「水さしを持つ女」
2018年 フェルメール展
「ワイングラス」
「 赤い帽子の娘」
「 取り持ち女」
2022年 フェルメールと17世紀オランダの絵画展
「窓辺で手紙を読む女」
2022年 メトロポリタン美術館展
「信仰の寓意」
"2022/02/11 Vermeer and Masters of Golden Age of Dutch Painting"
部屋籠りの時のこと_北鎌倉円覚寺の梅達:20220223 [鎌倉]
東慶寺さんの次は円覚寺へ。
円覚寺の拝観受付には「鎌倉殿の13人」の幟がありました。なるほど !!
NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」繋がりで、円覚寺も今年はさらに人気が出るかもしれません。
じぶんも久しぶりに大河ドラマを毎週欠かさずに見ています。三谷さんの演出はちょっとやり過ぎ? と
思うところもありますが、コミカルで面白いですね。
歴史は子供の頃から好きで、源氏のことも興味があったりして、
頼朝は本やドラマでそれなりに知っていますが、北条義時とかはあまり知識がないし、当時の坂東の豪族たちことも、
色々と知ることができて面白いです。
それに、なんといってもガッキー、新垣結衣さんがとっても素敵です。笑
円覚寺は、2代執権義時の子孫、鎌倉幕府第8代執権、北条時宗が1282年に元寇の戦没者追悼のため、
中国僧の無学祖元を招いて創建したお寺です。
鎌倉、北条氏繋がり。
そう言えばこの日も引率者? ガイドさん? に連れられて観光客の方達が何人か円覚寺を訪れていらっしゃいました。
拝観受付のところには鎌倉殿の13人の幟と共に、鎌倉殿関係者? の吊るし雛も !!
駅にはなかったですが、そう言えば北鎌倉は吊るし雛の季節…。
帰ってきて調べると、例年行われていた北鎌倉の吊るし雛ですが、2020年度が最後だったそうです。
携われていた方達の高齢化とコロナの影響とのこと。
毎年、この季節の楽しみだったので、このイベントが終わってしまったのはとても残念だなぁ。
拝観料をお納めして、さてと…、桂昌庵にふと目をやるとピンクの明るい色が。
何だろうと行ってみると可愛い花が一つ二つと咲いていました。
これ、河津桜 ?
円覚寺も何度も訪れているのですが、ここに桜があるのは知りませんでした。
ほんのりと朝日が当たって、ちょうど目覚めたところでしょうか。
そして、
気になっていた円覚寺の梅の木のうちの、一本の花たちの具合は…。
開き始め…、良い時に訪れることができたようです。
こちらは、朝日をいっぱいに浴びてキラキラに輝いていました。
この梅の木も毎年気になっている一本。
山門の左側の道を少し歩いたところの、
そんなには大きくない梅の木ですが、朝の光の具合。
それをいっぱいに浴びて輝く白梅がとても素敵な一本です。
写真を撮っているとすぐそばにキジバトがやってきました。盛んに土をつついていて、お食事中?
この日は先日の様にカワセミには会えませんでしたが、この日は何種類かの野鳥にも会うことができました。
家の周りにはない自然に会えること。
これも北鎌倉散歩の一つの魅力です。
かなり冷え込んでいたこの日、
方丈の後ろの心字池には氷が張っていました。
今年、いえ、去年も含めて、コロナのせいであまり出かけていないこともあってのことだと思いますが、
氷を見たのは久しぶり。
家の周りではそういえば氷の張っている景色や、霜柱などは見なくなっていたなぁと…。
子供の頃は野鳥や冬の氷、霜柱などはとても身近なものでしたが、生活している家の周りの環境は変わっているんだなぁ。
自然…、
以前は当たり前と思っていた環境とずいぶん離れた生活をしているんだなぁと、そんなことも気づいたりして。
円覚寺のもう一本の「気になる」梅の木です。
こちらは紅梅。
方丈の百観音のところの、この木もそんなには大きくなくて、どちらかと言うと自分の背丈と同じくらいの、
可愛らしい梅の木です。
小さい木ですが、
朝のピュアな光が当たる姿がとても好きです。
時折雲が流れて行って、その光の具合が少し変わって、
「だめだめ遮っちゃあダメ!!」 とか、
「もう少しそのままで !! 」とか、雲にとっては迷惑な話なのでしょうが??
勝手にこころの中で光と雲とに話していたり… 笑
毎年、この木の梅に会うと、
しばらくの時間ずっとここにくぎ付けになっています。
今年は、そんなじぶんと同じ?
一人の男性の方もずっとこの木の写真を撮られていました。
お互い邪魔にならないように気をつけながら、こころの中ではこの梅の木いいですよね etc etc…だと思います。 笑
気になっていた円覚寺の白梅と紅梅の木、
咲き始めの綺麗な姿を記憶することができました。
円覚寺にはこの木たちの他にもたくさんの梅の木があります。
桜の季節もですが、梅の季節も素敵なお寺です。
まだ蕾ばかりの梅の木では、ルリビタキにも会うことができました。
たぶん、この前のカワセミと同じく写真に撮ったのは初めてだと思います。
分かりずらいですが、この木にはヒヨドリ。
朝の円覚寺には野鳥がいっぱいなのですね。
この他にも数種類の鳥たちを見ましたが、
動きがすばしっこくて写真に撮ることはできませんでした。
でも、鳥を撮りたい方達が大勢いるのがどうしてなのか、少し理解したような…、そんなことも。
鳥たちを撮るのも面白そうだなぁと。
梅の季節は春の花たちが咲く季節でもあります。
円覚寺にも錦糸卵? 黄色の宇宙人君が何本かあります。マンサクがここでも咲き始めていました。
ミツマタも、蕾だけではなくて花が咲き始めているものも。
そして、東慶寺さんでは会えなかったですが、蝋梅にも円覚寺では会うことができました。
奥の黄梅院では、こんな光景も 。
どなたかがされたのでしょうか ? 氷の中の椿と、
ドライフラワーの椿。
季節のちょうどの変わり目の頃だったんだと思います。
氷に霜柱、
咲き始めの紅梅と、
白梅たち。
数日たって3月…となって、この日のことを振り返ってみると、季節の変わり目の頃を垣間見たんだろうなと、
そんなことを思いました。
部屋籠りの日々は変化が少なくあっという間に過ぎて行って、季節を感覚としてとらえていませんでした。
風の柔らかさや暖かくなった光、影の長さ、花の開花や香り、鳥の囀り 等々。
吊るし雛や電車の新車両からの景色、 etc etc …。
コロナ禍で忘れていたことが沢山ありました。
外に出て、自然の端っこなのでしょうが、少しだけ触れることによって、季節の感覚を取り戻すことができたのかも?
なにより、円覚寺では気になっていた梅の木2本に会うことができ、例年同様、キラキラに朝日の中で輝いている
梅の花たちと、
素敵な時間を過ごすことができました。
アルゲリッチ姉さんのラフマ3番も久しぶりに何度も繰り返しで聴くことができ、
景色と音楽と…、シナプスがまた一つ繋がったようにも。 笑
以前気に入りのCD たち。 今年はこれからも感染状況等に気を付けて、一緒に出掛けようと思いました。
ラフマだけでもアルゲリッチ姉さんのラフマ3番の他に、
ツィマーマン 小澤征爾 ラフマニノフ ピアノコンチェルト第2番
マイケル・グレパニール ラフマニノフ チェロソナタ
レナード・ストラットキン ラフマニノフ 交響曲第2番
しばらくは鎌倉の音楽散歩はラフマニノフ特集かもしれません ♪ 笑
北鎌倉だけでなく、次回は一駅先に。
鎌倉のお寺にも久し振りに出かけてみたいと思います。
" 2022/02/23 Kitakamakura Enkakuji Plum blossom & Walk while listening to music"
円覚寺の拝観受付には「鎌倉殿の13人」の幟がありました。なるほど !!
NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」繋がりで、円覚寺も今年はさらに人気が出るかもしれません。
じぶんも久しぶりに大河ドラマを毎週欠かさずに見ています。三谷さんの演出はちょっとやり過ぎ? と
思うところもありますが、コミカルで面白いですね。
歴史は子供の頃から好きで、源氏のことも興味があったりして、
頼朝は本やドラマでそれなりに知っていますが、北条義時とかはあまり知識がないし、当時の坂東の豪族たちことも、
色々と知ることができて面白いです。
それに、なんといってもガッキー、新垣結衣さんがとっても素敵です。笑
円覚寺は、2代執権義時の子孫、鎌倉幕府第8代執権、北条時宗が1282年に元寇の戦没者追悼のため、
中国僧の無学祖元を招いて創建したお寺です。
鎌倉、北条氏繋がり。
そう言えばこの日も引率者? ガイドさん? に連れられて観光客の方達が何人か円覚寺を訪れていらっしゃいました。
拝観受付のところには鎌倉殿の13人の幟と共に、鎌倉殿関係者? の吊るし雛も !!
駅にはなかったですが、そう言えば北鎌倉は吊るし雛の季節…。
帰ってきて調べると、例年行われていた北鎌倉の吊るし雛ですが、2020年度が最後だったそうです。
携われていた方達の高齢化とコロナの影響とのこと。
毎年、この季節の楽しみだったので、このイベントが終わってしまったのはとても残念だなぁ。
拝観料をお納めして、さてと…、桂昌庵にふと目をやるとピンクの明るい色が。
何だろうと行ってみると可愛い花が一つ二つと咲いていました。
これ、河津桜 ?
円覚寺も何度も訪れているのですが、ここに桜があるのは知りませんでした。
ほんのりと朝日が当たって、ちょうど目覚めたところでしょうか。
そして、
気になっていた円覚寺の梅の木のうちの、一本の花たちの具合は…。
開き始め…、良い時に訪れることができたようです。
こちらは、朝日をいっぱいに浴びてキラキラに輝いていました。
この梅の木も毎年気になっている一本。
山門の左側の道を少し歩いたところの、
そんなには大きくない梅の木ですが、朝の光の具合。
それをいっぱいに浴びて輝く白梅がとても素敵な一本です。
写真を撮っているとすぐそばにキジバトがやってきました。盛んに土をつついていて、お食事中?
この日は先日の様にカワセミには会えませんでしたが、この日は何種類かの野鳥にも会うことができました。
家の周りにはない自然に会えること。
これも北鎌倉散歩の一つの魅力です。
かなり冷え込んでいたこの日、
方丈の後ろの心字池には氷が張っていました。
今年、いえ、去年も含めて、コロナのせいであまり出かけていないこともあってのことだと思いますが、
氷を見たのは久しぶり。
家の周りではそういえば氷の張っている景色や、霜柱などは見なくなっていたなぁと…。
子供の頃は野鳥や冬の氷、霜柱などはとても身近なものでしたが、生活している家の周りの環境は変わっているんだなぁ。
自然…、
以前は当たり前と思っていた環境とずいぶん離れた生活をしているんだなぁと、そんなことも気づいたりして。
円覚寺のもう一本の「気になる」梅の木です。
こちらは紅梅。
方丈の百観音のところの、この木もそんなには大きくなくて、どちらかと言うと自分の背丈と同じくらいの、
可愛らしい梅の木です。
小さい木ですが、
朝のピュアな光が当たる姿がとても好きです。
時折雲が流れて行って、その光の具合が少し変わって、
「だめだめ遮っちゃあダメ!!」 とか、
「もう少しそのままで !! 」とか、雲にとっては迷惑な話なのでしょうが??
勝手にこころの中で光と雲とに話していたり… 笑
毎年、この木の梅に会うと、
しばらくの時間ずっとここにくぎ付けになっています。
今年は、そんなじぶんと同じ?
一人の男性の方もずっとこの木の写真を撮られていました。
お互い邪魔にならないように気をつけながら、こころの中ではこの梅の木いいですよね etc etc…だと思います。 笑
気になっていた円覚寺の白梅と紅梅の木、
咲き始めの綺麗な姿を記憶することができました。
円覚寺にはこの木たちの他にもたくさんの梅の木があります。
桜の季節もですが、梅の季節も素敵なお寺です。
まだ蕾ばかりの梅の木では、ルリビタキにも会うことができました。
たぶん、この前のカワセミと同じく写真に撮ったのは初めてだと思います。
分かりずらいですが、この木にはヒヨドリ。
朝の円覚寺には野鳥がいっぱいなのですね。
この他にも数種類の鳥たちを見ましたが、
動きがすばしっこくて写真に撮ることはできませんでした。
でも、鳥を撮りたい方達が大勢いるのがどうしてなのか、少し理解したような…、そんなことも。
鳥たちを撮るのも面白そうだなぁと。
梅の季節は春の花たちが咲く季節でもあります。
円覚寺にも錦糸卵? 黄色の宇宙人君が何本かあります。マンサクがここでも咲き始めていました。
ミツマタも、蕾だけではなくて花が咲き始めているものも。
そして、東慶寺さんでは会えなかったですが、蝋梅にも円覚寺では会うことができました。
奥の黄梅院では、こんな光景も 。
どなたかがされたのでしょうか ? 氷の中の椿と、
ドライフラワーの椿。
季節のちょうどの変わり目の頃だったんだと思います。
氷に霜柱、
咲き始めの紅梅と、
白梅たち。
数日たって3月…となって、この日のことを振り返ってみると、季節の変わり目の頃を垣間見たんだろうなと、
そんなことを思いました。
部屋籠りの日々は変化が少なくあっという間に過ぎて行って、季節を感覚としてとらえていませんでした。
風の柔らかさや暖かくなった光、影の長さ、花の開花や香り、鳥の囀り 等々。
吊るし雛や電車の新車両からの景色、 etc etc …。
コロナ禍で忘れていたことが沢山ありました。
外に出て、自然の端っこなのでしょうが、少しだけ触れることによって、季節の感覚を取り戻すことができたのかも?
なにより、円覚寺では気になっていた梅の木2本に会うことができ、例年同様、キラキラに朝日の中で輝いている
梅の花たちと、
素敵な時間を過ごすことができました。
アルゲリッチ姉さんのラフマ3番も久しぶりに何度も繰り返しで聴くことができ、
景色と音楽と…、シナプスがまた一つ繋がったようにも。 笑
以前気に入りのCD たち。 今年はこれからも感染状況等に気を付けて、一緒に出掛けようと思いました。
ラフマだけでもアルゲリッチ姉さんのラフマ3番の他に、
ツィマーマン 小澤征爾 ラフマニノフ ピアノコンチェルト第2番
マイケル・グレパニール ラフマニノフ チェロソナタ
レナード・ストラットキン ラフマニノフ 交響曲第2番
しばらくは鎌倉の音楽散歩はラフマニノフ特集かもしれません ♪ 笑
北鎌倉だけでなく、次回は一駅先に。
鎌倉のお寺にも久し振りに出かけてみたいと思います。
" 2022/02/23 Kitakamakura Enkakuji Plum blossom & Walk while listening to music"
部屋籠りの時のこと_北鎌倉東慶寺の梅&アルゲリッチ ラフマニノフPcon No.3:20220223 [鎌倉]
横浜駅9番線で電車を待っていると、
新型車両がやってきました。 しかも運転手さんは女性の方。これはラッキー ♪ ?? 笑
横須賀線の新車両 E235系1000番台、
家に帰ってから調べると、とっくに2020年の12月から導入されていることでした。
コロナ禍で、それまでは通う様に訪れていた北鎌倉へも、年に一回二回ほどになってしまっていたのできっと、
機会がなかったのだと思いますが、それでも、じぶんにとっての初めての E235系 横須賀線。
新型車両に乗れば何だかワクワクしてきます。
そんな気分で天皇誕生日の朝、北鎌倉へ今年の梅の具合を確認に、プチ音楽散歩です。
少し前にも書きましたが知らないうちにかなりの枚数のCD、HMVで買ったものだけでも900枚を超えています。
その中でも気に入っているCD が何枚かあるのですが、
例えば、
アルゲリッチ姉さん Tchaikovsky Piano Concert 、Rachmaninov Piano Concerto No.3
カルロス・クライバー Beethoven Symphony No.4 Symphony No.7
スイトナー Brahms Symphony No.1
テイルソン・トーマス Mahler Symphony No.6 、 Tchaikovsky Symphony No.1 " Winter Dreams "
ルービンシュタイン Beethoven Piano Concerto No.5 " Emperor "
ベーム Brahms Symphony No.2
ツィマーマン Rachmaninov Piano Concert No.2
ピリス Chopin
etc etc…。
まだまだいっぱいあるのですが…。
そう言えば最近は新しいものばかりで、以前に気に入ったものはあまり聴いていないなと、
この前、本とCD の棚を整理していて、ふと気が付いて、
今年の音楽散歩は、気に入りのものを順番に聴いていこうと思いました。
早速、23日はアルゲリッチ姉さん ♪
Rachmaninov Piano Concerto No.3 in D Minor Op.30
Martha Argerich
Riccardo Chailly
Das Radio Sinfonie Orchester Berlin
1982年12月、ベルリンのフィルハーモニーホールでのライヴ録音。姉さんが41歳と若かった頃の演奏で、
CD の解説に「奔放にして大胆、華麗で繊細」と記載がありますが、その言葉だけでは言い尽くせないほどの、
ものすごさ。
ある種、ぶっ飛んでいて~ !! 聴いた後は感動で背中が震えて、しかもその余韻も心地よいです。
そんなアルゲリッチ姉さんの演奏を連れて、北鎌倉の梅たちに会いに出かけて来ました。
北鎌倉に着けば先ず訪れるのは東慶寺さん。
一眼カメラはここではダメになってしまったので、東慶寺さん用に SONY CYBER SHOT を用意しました。
それからは、大切な隠れ家的お寺では新しい相棒に任せてます。
新しい相棒の目、ファインダーを借りて梅たちに挨拶をしながら…、
山門をくぐって、本堂で久しぶりのお参りをさせて頂きました。
賽銭箱には拝観料が廃止になった東慶寺さんです、以前の拝観料とプラス少しだけ入れさせて頂いて、本堂へ上がらせて頂きました。
生活の中ではあまりしなくなった正座、そして手を合わせると部屋の中で閉じこもっていて、ぷにゅぶにゅとふやけている様、軟弱な心と体も少しは「きりっ」と !! ^^;
本堂を通り抜ける風は冷たいですが、それも心地よいです。
コロナのこと、家族のこと、生活の中のこと、今までのこと etc etc …色々と報告、そして、感謝。
ほんの少しの時間ですが、この時間、頬だけでなくて、こころの中にも心地よい芳しい風が通り過ぎていくよう…。
いままでのことを報告して手を合わせて…こころをじっと…。
日常を、いつもの時間の流れを離れ、その外に一歩だけはずして…の貴重な時間。
こんな時の流れもたまには必要だな…、そんな、
良い時間。
気温は低く寒い朝でしたが、
お参りを済ませて振り返ってみると、
光は春の光です。
寒いけれど、暖かな春はすぐそこまで ^^v
お参りをさせて頂いて、アルゲリッチ姉さんの演奏を聴きながら境内の景色を楽しみました。
いいな姉さん ♪♪ いいなラフマニノフ ♪♪
ラフマニノフはやっぱり綺麗な綺麗なメロディー、ダントツのメロディーメーカー ♪
姉さんがピアノコンチェルト3番を演奏すれば !! 外れるはずはないです。隠れ家的なお寺で好きな音楽を聴きながら…。
特に第2楽章終盤から第3楽章にかけての超絶技巧でロマンチックで、即興的で etc etc…、
オケとの掛け合いもライヴならではの真っ向勝負 !!
それだけではなく、この演奏はアルゲリッチ姉さんのピアノ一音一音がすごいです。
聴いていて、一音一音にそれぞれ個性があって、一つとして同じではなく魂が籠っている、
きちんとそれぞれの顔、表情がある。 こんな演奏、こんなピアニストは他には聴いたことがないです。
姉さん、やっぱりすごいなぁ。
アルゲリッチ姉さんのピアノを聴きながら、
大好きな東慶寺さんの梅の古木、
枝のアートを楽しませてもらいました。
山門の階段のところの白梅はかなり咲いていましたが、境内の梅達はまだこれからでしょうか?
それでも、天に上る龍のような古木には紅梅も白梅も、春の陽を灯すように咲き始めていました。
蕾もかなり膨らんでいたので、今頃はもっとたくさんの花が開花しているのではないでしょうか。
それから、
東慶寺さんのこの季節は梅だけではなく、この花たちもとても楽しみです。
マンサク、去年は見ることができませんでしたが今年はちゃんと会うことができました。
錦糸卵のような、じぶんにとっては東慶寺さんの宇宙人の一人?
6月のイワタバコと共にその形から、やはり宇宙人 !! を想像させるマンサクです。
マンサクと言う名前は、早春に「まず咲く」が由来との話も??
他でもマンサクは見たことがありますが、こんなに立派な錦糸卵は、ここ東慶寺さんだけです。
塀の瓦の色ともマッチしてます。
まだ少し早かったようですが、
東慶寺さんの梅達、その咲き始めの頃に訪れることができました。
やはり、ここの梅達、可愛いです。
何年も通い続けてて…、他人の様な気がしない…。
そんな…龍のような古木に咲く小さな花たち…、しばらくぶりに会えました。
昔から毎年の色んなことを見てきたのでしょうが、ここ数年は梅達にとってどんな年だったのでしょう。
今は訪れる方達、梅の花を愛でる微笑みはマスクの下ですが、来年は梅達にその笑顔を直接見せてあげられるといいな…。
東慶寺さんの梅たちに会った後、北鎌倉でもう一か所気になるところ、円覚寺へと向かいました。
円覚寺にも白梅、紅梅、それぞれ気になる梅の木があるんですが、それは次の機会に。
帰って来て、久しぶりにお香を焚きました。もちろん? 、東慶寺さんに行ってきて思い出したのです。
じぶんのお香はこの中に仕舞っています。ディズニーランドで買ってきた R2-D2 のポップコーン入れなんですが、
お香を入れておくにもちょうどいいです。
以前の東慶寺さんでは「源氏物語シリーズ」のお香がありました。何種類かのうちでは「初音」と「鈴虫」が気に入っていました。
今はこのシリーズは扱われなくなって、新しいものは手に入らなくなってしまいましたが、
まだ自分のところには在庫? 以前買ったもので封を切っていないものもあります。
それぞれの種類のお香を焚くと、以前の東慶寺さんのこと、北鎌倉を訪れた時のことが蘇っきます。
香りは、記憶の一つ、記憶のカギの様なものの一つなのかもしれません。あの年の梅のこと、イワタバコのこと、
紫陽花や彼岸花や、そうそう、オフ会で皆さんとご一緒した時のこと、美味しいお酒や美味しい蕎麦 etc etc…。
現在の東慶寺さんのお香は向かって左側のお香。オリジナルのもので「水月」と「空華」がありますが、
じぶんは「空華」を楽しませて頂いています。これも良い香り。
箱には葡萄の水墨画が描かれています。
これは東慶寺に伝わるキリスト教の聖餅式の箱、 重要文化財の「葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱」の蒔絵がモチーフとのこと。
気に入りのCD を聴きながらの音楽散歩楽しかったです。まだまだコロナ禍ですが、
今年はこれからも続けたいと思います。
今日はだいぶ暖かいですね。
きっと北鎌倉の梅たちも、蕾がほころんで綺麗な花を沢山、咲かせているのではないかなぁ。
" 2022/02/23 Kitakamakura Tokeiji Plum blossoms & Argerich Rachmaninov Piano Concerto No.3 "
新型車両がやってきました。 しかも運転手さんは女性の方。これはラッキー ♪ ?? 笑
横須賀線の新車両 E235系1000番台、
家に帰ってから調べると、とっくに2020年の12月から導入されていることでした。
コロナ禍で、それまでは通う様に訪れていた北鎌倉へも、年に一回二回ほどになってしまっていたのできっと、
機会がなかったのだと思いますが、それでも、じぶんにとっての初めての E235系 横須賀線。
新型車両に乗れば何だかワクワクしてきます。
そんな気分で天皇誕生日の朝、北鎌倉へ今年の梅の具合を確認に、プチ音楽散歩です。
少し前にも書きましたが知らないうちにかなりの枚数のCD、HMVで買ったものだけでも900枚を超えています。
その中でも気に入っているCD が何枚かあるのですが、
例えば、
アルゲリッチ姉さん Tchaikovsky Piano Concert 、Rachmaninov Piano Concerto No.3
カルロス・クライバー Beethoven Symphony No.4 Symphony No.7
スイトナー Brahms Symphony No.1
テイルソン・トーマス Mahler Symphony No.6 、 Tchaikovsky Symphony No.1 " Winter Dreams "
ルービンシュタイン Beethoven Piano Concerto No.5 " Emperor "
ベーム Brahms Symphony No.2
ツィマーマン Rachmaninov Piano Concert No.2
ピリス Chopin
etc etc…。
まだまだいっぱいあるのですが…。
そう言えば最近は新しいものばかりで、以前に気に入ったものはあまり聴いていないなと、
この前、本とCD の棚を整理していて、ふと気が付いて、
今年の音楽散歩は、気に入りのものを順番に聴いていこうと思いました。
早速、23日はアルゲリッチ姉さん ♪
Rachmaninov Piano Concerto No.3 in D Minor Op.30
Martha Argerich
Riccardo Chailly
Das Radio Sinfonie Orchester Berlin
1982年12月、ベルリンのフィルハーモニーホールでのライヴ録音。姉さんが41歳と若かった頃の演奏で、
CD の解説に「奔放にして大胆、華麗で繊細」と記載がありますが、その言葉だけでは言い尽くせないほどの、
ものすごさ。
ある種、ぶっ飛んでいて~ !! 聴いた後は感動で背中が震えて、しかもその余韻も心地よいです。
そんなアルゲリッチ姉さんの演奏を連れて、北鎌倉の梅たちに会いに出かけて来ました。
北鎌倉に着けば先ず訪れるのは東慶寺さん。
一眼カメラはここではダメになってしまったので、東慶寺さん用に SONY CYBER SHOT を用意しました。
それからは、大切な隠れ家的お寺では新しい相棒に任せてます。
新しい相棒の目、ファインダーを借りて梅たちに挨拶をしながら…、
山門をくぐって、本堂で久しぶりのお参りをさせて頂きました。
賽銭箱には拝観料が廃止になった東慶寺さんです、以前の拝観料とプラス少しだけ入れさせて頂いて、本堂へ上がらせて頂きました。
生活の中ではあまりしなくなった正座、そして手を合わせると部屋の中で閉じこもっていて、ぷにゅぶにゅとふやけている様、軟弱な心と体も少しは「きりっ」と !! ^^;
本堂を通り抜ける風は冷たいですが、それも心地よいです。
コロナのこと、家族のこと、生活の中のこと、今までのこと etc etc …色々と報告、そして、感謝。
ほんの少しの時間ですが、この時間、頬だけでなくて、こころの中にも心地よい芳しい風が通り過ぎていくよう…。
いままでのことを報告して手を合わせて…こころをじっと…。
日常を、いつもの時間の流れを離れ、その外に一歩だけはずして…の貴重な時間。
こんな時の流れもたまには必要だな…、そんな、
良い時間。
気温は低く寒い朝でしたが、
お参りを済ませて振り返ってみると、
光は春の光です。
寒いけれど、暖かな春はすぐそこまで ^^v
お参りをさせて頂いて、アルゲリッチ姉さんの演奏を聴きながら境内の景色を楽しみました。
いいな姉さん ♪♪ いいなラフマニノフ ♪♪
ラフマニノフはやっぱり綺麗な綺麗なメロディー、ダントツのメロディーメーカー ♪
姉さんがピアノコンチェルト3番を演奏すれば !! 外れるはずはないです。隠れ家的なお寺で好きな音楽を聴きながら…。
特に第2楽章終盤から第3楽章にかけての超絶技巧でロマンチックで、即興的で etc etc…、
オケとの掛け合いもライヴならではの真っ向勝負 !!
それだけではなく、この演奏はアルゲリッチ姉さんのピアノ一音一音がすごいです。
聴いていて、一音一音にそれぞれ個性があって、一つとして同じではなく魂が籠っている、
きちんとそれぞれの顔、表情がある。 こんな演奏、こんなピアニストは他には聴いたことがないです。
姉さん、やっぱりすごいなぁ。
アルゲリッチ姉さんのピアノを聴きながら、
大好きな東慶寺さんの梅の古木、
枝のアートを楽しませてもらいました。
山門の階段のところの白梅はかなり咲いていましたが、境内の梅達はまだこれからでしょうか?
それでも、天に上る龍のような古木には紅梅も白梅も、春の陽を灯すように咲き始めていました。
蕾もかなり膨らんでいたので、今頃はもっとたくさんの花が開花しているのではないでしょうか。
それから、
東慶寺さんのこの季節は梅だけではなく、この花たちもとても楽しみです。
マンサク、去年は見ることができませんでしたが今年はちゃんと会うことができました。
錦糸卵のような、じぶんにとっては東慶寺さんの宇宙人の一人?
6月のイワタバコと共にその形から、やはり宇宙人 !! を想像させるマンサクです。
マンサクと言う名前は、早春に「まず咲く」が由来との話も??
他でもマンサクは見たことがありますが、こんなに立派な錦糸卵は、ここ東慶寺さんだけです。
塀の瓦の色ともマッチしてます。
まだ少し早かったようですが、
東慶寺さんの梅達、その咲き始めの頃に訪れることができました。
やはり、ここの梅達、可愛いです。
何年も通い続けてて…、他人の様な気がしない…。
そんな…龍のような古木に咲く小さな花たち…、しばらくぶりに会えました。
昔から毎年の色んなことを見てきたのでしょうが、ここ数年は梅達にとってどんな年だったのでしょう。
今は訪れる方達、梅の花を愛でる微笑みはマスクの下ですが、来年は梅達にその笑顔を直接見せてあげられるといいな…。
東慶寺さんの梅たちに会った後、北鎌倉でもう一か所気になるところ、円覚寺へと向かいました。
円覚寺にも白梅、紅梅、それぞれ気になる梅の木があるんですが、それは次の機会に。
帰って来て、久しぶりにお香を焚きました。もちろん? 、東慶寺さんに行ってきて思い出したのです。
じぶんのお香はこの中に仕舞っています。ディズニーランドで買ってきた R2-D2 のポップコーン入れなんですが、
お香を入れておくにもちょうどいいです。
以前の東慶寺さんでは「源氏物語シリーズ」のお香がありました。何種類かのうちでは「初音」と「鈴虫」が気に入っていました。
今はこのシリーズは扱われなくなって、新しいものは手に入らなくなってしまいましたが、
まだ自分のところには在庫? 以前買ったもので封を切っていないものもあります。
それぞれの種類のお香を焚くと、以前の東慶寺さんのこと、北鎌倉を訪れた時のことが蘇っきます。
香りは、記憶の一つ、記憶のカギの様なものの一つなのかもしれません。あの年の梅のこと、イワタバコのこと、
紫陽花や彼岸花や、そうそう、オフ会で皆さんとご一緒した時のこと、美味しいお酒や美味しい蕎麦 etc etc…。
現在の東慶寺さんのお香は向かって左側のお香。オリジナルのもので「水月」と「空華」がありますが、
じぶんは「空華」を楽しませて頂いています。これも良い香り。
箱には葡萄の水墨画が描かれています。
これは東慶寺に伝わるキリスト教の聖餅式の箱、 重要文化財の「葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱」の蒔絵がモチーフとのこと。
気に入りのCD を聴きながらの音楽散歩楽しかったです。まだまだコロナ禍ですが、
今年はこれからも続けたいと思います。
今日はだいぶ暖かいですね。
きっと北鎌倉の梅たちも、蕾がほころんで綺麗な花を沢山、咲かせているのではないかなぁ。
" 2022/02/23 Kitakamakura Tokeiji Plum blossoms & Argerich Rachmaninov Piano Concerto No.3 "