湯河原温泉と町立美術館「平松礼二館」:20180519 [展覧会]
シメジと、
きくらげのシャキシャキ感も楽しめるし、醤油がほんのり感じられてシンプルでとっても美味しい。
これ一つあれば、ビールは何杯でも。
たどり着けば、こちらのお店で、
心尽くしのちょっとしたおつまみと、手打ちの蕎麦を頂くのが定番の楽しみです。
自分の誕生日だからと、母が誘ってくれた湯河原。
先ずはいつもの小松庵さんで、美味しく昼ご飯を頂きました。
母と同じか少し下くらいの年齢かな? 看板娘の前掛けが似合う女将さんに、「ご馳走様」のご挨拶をして店の外に出ました。
5月19日、
じぶんの誕生日の次の日の土曜日、一泊どまりで母からのプレゼントの温泉旅行に、湯河原まで出かけてきました。
いくつになっても、子供は子供、親は親なのだなと。
じぶんとしてはもうこれ以上、年は取りなくない気分だし、決してこの年になると誕生日がめでたいとは思えないのですが、
母親にとっては子供の生まれた日は特別で、やはり祝いの日のよう。
せっかく誘ってくれたし、父の法事も済ませてご苦労様だし、
気持ちよく、温泉プレゼントを頂くことにしました。
湯河原は横浜から近いし、何度も訪れているのですが、
まだまだ知らないところもたくさんある様です。
たまたま、駅の案内板で知った「城願寺」ですが、観光案内所で聴くと駅から歩いて10分くらいとのこと。
春先にインフルエンザだった母、それから少し体力が落ちたようで歩かせるのも心配でしたが、
「大丈夫」
「そのくらい問題ない」とのことで、それならゆっくり歩くことにしよう。
坂道を上ると、そこに立派なお寺がありました。
源頼朝が伊豆で打倒平氏と挙兵した時からの忠臣、土肥次郎実平。湯河原駅前にも銅像が立っていますが、
その土肥一族のお墓のある立派なお寺です。
何といっても山門の階段を登りきったところにある、樹齢800年のビャクシンの古木。
おっきくて太くて、ごつごつしていて、緑の葉っぱでいっぱいで、触ると暖かくて優しくて、
流石、国の天然記念物ということだけあります。
母と一緒に自然のパワーをたくさんもらってきました。
宿に着けば、温泉、温泉です。
ここの宿の露天風呂が大好き。
三畳くらいの大きさの湯舟。時間と同時にチェックインをしたので、露天風呂も貸し切り状態。
緑いっぱいの山々に囲まれた湯船に足を思いっきり延ばして、たゆたゆと首と耳まで浸かって見上げれば、
真っ青な空には白い雲たちが遊んでいます。
雲が流れていく…、形を変えていく…。 ゆっくりと見上げたのはいつ以来だろう ?
一機の飛行機がゆっくりと、
露天風呂の対角線の方に…。
ゆっくり温泉に浸かって、部屋で湯上りの冷たいビールを頂いていると、
すぐに夕食の時間です。
ここでも生ビールを頂き、食前酒。
お腹が空きました !! いただきます。 ^^
温泉宿の食事って独特の献立でいつも楽しみ。
板前さんの腕を振るっての料理。盛り付けもかわいいし、特にここの食事は本当に美味しいです。
夕ご飯を少しも残さずに平らげて、一休みしてこの日3度目の温泉に浸かっていると、
ゆっくりと夜は更けていきました・・・ ZZZZ
目覚めてみれば、曇り空。
前日とは違って気温はかなり低め。
先ずは温泉、温泉 笑
温まったところで朝の散歩に出かけることに。
母と一緒に散歩に出かけたのですが、かなり寒くて母は途中で宿に戻りました。
じぶんは相棒と一緒に、奥湯河原をそぞろ歩きです。
今年初めての咲き始めの紫陽花、
風見鶏状態のツバメ、
その他色々な種類の鳥たちにも出会いました。
Walkman はなかったけれど、色んな鳥たちの朝の挨拶と、
川の流れの音を聴きながらの散歩です。
そうそう、温泉街の街灯が新しくなっていました。
でも、形はそのまま。ここの街灯も何となく気になります。
小一時間歩いてきたら、
またまた、お腹が空いているのに気が付きました。朝飯は8時から。
夕飯だけではなく、
宿の朝飯も温泉宿独特です。
温泉卵、海苔、佃煮に数種のお新香、
塩辛に明太子。
テーブルの上、目の前で炊きあがった湯気ほわほわの白いご飯。
そして、なんといってもアジの開き。
海苔の入った大きなお椀の味噌汁も !!
めちゃめちゃ美味しいかった。
ご馳走様、温泉もとっても良かった。
チェックアウトを済ませ、前日から宿の隣にある美術館が気になっていたので、
湯河原美術館に行ってみることにしました。
展示のものに、それほど期待していた訳ではなく(すいません)、
宿の部屋から見下ろせた、美術館の庭とテラスのカフェがいいな、コーヒーが飲みたいなと思ったのです。
ところが、美術館に入ってみてびっくり @@;
何て素晴らしい作品を収蔵しているのでしょう !!
何度も何度も近くに来ていたのに、今まで一度も寄らなかったことを後悔するほどでした。
恥ずかしながら、平松礼二さんの作品に初めて出会いました。
最初の作品を見て、びっくりしてしばらく動けなくなりました。
日本画なのですが、
先ず最初の絵を見て思ったのは(ここには貼ることができなかったのですが)、クリムトみたいだ !! ということ。
金箔に花がたくさん描かれていて、漆黒の夜の空には、新月前の細い月・・・。が~~ん !!
それから、ルオーの様な慈愛に満ちた優しさが、ほんのりと感じられる一枚や、
モチーフはモネの作品の様なものまで・・・。
何といっても、日本画特有の装飾美に色彩が素晴らしく、しかもどこか新しさを感じるんです。
今まで知らなかったなんて、美術館の隣まで何度も来ていたのにと。
平松礼二、1941年東京都生まれ。愛知大学卒業後、多摩美術大学教授。
みずから日本画を描き続けながら、既成観念に固まりがちな日本画の世界へ反発を続け、
50歳の時にたまたま訪れたオランジェリー美術館の「モネの部屋」で、
80mにも及ぶ睡蓮の連作、「睡蓮・緑の反映」「睡蓮・雲」「睡蓮・朝」を一目見て、それまで何ら関心などなかったのに、モネの晩年の作品に衝撃を受けます。
ああ、これは日本の屏風なんだと!!
それ以来、印象派のジャポニズム研究を続けられているとのこと。
ジヴェルニーのモネの庭園にも何回も訪れ、モネの大きな家に奥さんと二人だけで泊まったりして(何か出そうで少し怖かったとか?)
モネの睡蓮の池の絵も何枚も描いています。
そうそう、平松さんの本を読んで知ったのですが、モネの池の睡蓮は初めは植木鉢で育てられて、
絵になる、塩梅の良いところの池の場所に沈められるのだそうです。 モネの頃からずっと。
モネは睡蓮の絵のモチーフを、自らディレクションしていたのですね。
フランスの、ヨーロッパの人々にも平松礼二さんの素晴らしい絵は評価され、
2013年には、「平松礼二・睡蓮の池・モネへのオマージュ展」がジヴェルニー公立印象派美術館で、翌年にはドイツベルリン国立アジア美術館で、開催されました。
そして、今まさにこの時も、
「ジヴェルニーで平松礼二展」がジヴェルニー公立印象派美術館で、11月4日まで開催中とのことです。
日本の浮世絵等に大きな影響を受けたモネやゴッホや、たくさんの印象派の画家たち。
僕たちが考えているよりも、もっともっと、それは大きなものだったようです。
これも、平松さんの書かれた本(「モネとジャポニズム (PHP新書)」)で読んだことですが、戦後日本の教育はあえて日本画などは教えずに、アートは西洋のものばかり。
日本の文化の素晴らしさをあえて教えない様にしていたのではとのこと。
実際、思い返してみれば、小学校や中学校の美術の時間に日本画についてほとんど教えてもらっていないし、
日本画の画材等には触れたことがなかったなと。
でも、展覧会に行くようになって日本画も知るようになって、日本画って日本のアートってすごいものなんだなと、自分でも今はそう思います。
こんなに素晴らしい、世界に誇れるものを自分たちは受け継いでいるんだと。
平松さんが書かれているように、子供たちにもそのことをはじめから教えられるといいのになと思います。
かっての日本画には大きなオリジナリティがあって(平松さんはこれこそが、オリジナリティこそが美術において大切である。今の日本画は派閥? 縦社会?であってオリジナリティが育ちにくくなっているとのこと。)、
そのオリジナリティにモネや印象派の画家たちは、心底から驚き、大きな影響を受けたのだと。
それを、今度は日本人である平松さんが日本画に本歌取りのように取り入れ、何枚ものモネの睡蓮の池の絵を描いていく。
いつか平松さんの絵にインスパイアされて、西洋の画家が自分のオリジナリティを開花させていく。
日本と、フランスを初めとするヨーロッパの国の画家の間で、100年くらいのスパンで、オリジナリティのキャッチボールをしていけたら、
それはなんて素晴らしいことなんだろうと思いました。
湯河原美術館には「平松礼二館」があって、そこには平松さんの作品がたくさん収蔵され、
その時々に、特別展としてテーマを決めて素晴らしい作品が多く展示されるとのこと。
じぶんと母が訪れた時には「花の旅~フランス編~」(6月25日まで)、
そのあとは10月1日まで「画業をたどるシリーズ①」、
そして、11月26日まで「月と花の饗宴」展が催されるとのことです。
絵画鑑賞の後、
そもそもの目的だった? Museum Cafe 「and garden」さんで、美味しいコーヒーを頂きました。
サンドイッチなど軽食も美味しそうだったけれど、宿でお腹いっぱいに美味しい朝食を頂いてきたので、
それらは次回のお楽しみとしました。
平松さんの展覧会を見て、今度はテラス席でいただこうと思います。
母からの誕生日プレゼントの温泉一泊旅。
独り占めの青空と雲の露天風呂、
美味しい夕ご飯と、それと甲乙付け難いアジの干物と味噌汁の朝食、
それに何といっても、町立湯河原美術館の平松礼二の作品たち etc etc …。
とても素敵で忘れられない誕生日のプレゼントになりました。
お返しに今度は、何かプレゼントを秋にしようかな?
平松さんの作品に会いたいから、また、同じところもいいなと !!
" 2018/05/19 Yugawara & Reiji Hiramatsu "
きくらげのシャキシャキ感も楽しめるし、醤油がほんのり感じられてシンプルでとっても美味しい。
これ一つあれば、ビールは何杯でも。
たどり着けば、こちらのお店で、
心尽くしのちょっとしたおつまみと、手打ちの蕎麦を頂くのが定番の楽しみです。
自分の誕生日だからと、母が誘ってくれた湯河原。
先ずはいつもの小松庵さんで、美味しく昼ご飯を頂きました。
母と同じか少し下くらいの年齢かな? 看板娘の前掛けが似合う女将さんに、「ご馳走様」のご挨拶をして店の外に出ました。
5月19日、
じぶんの誕生日の次の日の土曜日、一泊どまりで母からのプレゼントの温泉旅行に、湯河原まで出かけてきました。
いくつになっても、子供は子供、親は親なのだなと。
じぶんとしてはもうこれ以上、年は取りなくない気分だし、決してこの年になると誕生日がめでたいとは思えないのですが、
母親にとっては子供の生まれた日は特別で、やはり祝いの日のよう。
せっかく誘ってくれたし、父の法事も済ませてご苦労様だし、
気持ちよく、温泉プレゼントを頂くことにしました。
湯河原は横浜から近いし、何度も訪れているのですが、
まだまだ知らないところもたくさんある様です。
たまたま、駅の案内板で知った「城願寺」ですが、観光案内所で聴くと駅から歩いて10分くらいとのこと。
春先にインフルエンザだった母、それから少し体力が落ちたようで歩かせるのも心配でしたが、
「大丈夫」
「そのくらい問題ない」とのことで、それならゆっくり歩くことにしよう。
坂道を上ると、そこに立派なお寺がありました。
源頼朝が伊豆で打倒平氏と挙兵した時からの忠臣、土肥次郎実平。湯河原駅前にも銅像が立っていますが、
その土肥一族のお墓のある立派なお寺です。
何といっても山門の階段を登りきったところにある、樹齢800年のビャクシンの古木。
おっきくて太くて、ごつごつしていて、緑の葉っぱでいっぱいで、触ると暖かくて優しくて、
流石、国の天然記念物ということだけあります。
母と一緒に自然のパワーをたくさんもらってきました。
宿に着けば、温泉、温泉です。
ここの宿の露天風呂が大好き。
三畳くらいの大きさの湯舟。時間と同時にチェックインをしたので、露天風呂も貸し切り状態。
緑いっぱいの山々に囲まれた湯船に足を思いっきり延ばして、たゆたゆと首と耳まで浸かって見上げれば、
真っ青な空には白い雲たちが遊んでいます。
雲が流れていく…、形を変えていく…。 ゆっくりと見上げたのはいつ以来だろう ?
一機の飛行機がゆっくりと、
露天風呂の対角線の方に…。
ゆっくり温泉に浸かって、部屋で湯上りの冷たいビールを頂いていると、
すぐに夕食の時間です。
ここでも生ビールを頂き、食前酒。
お腹が空きました !! いただきます。 ^^
温泉宿の食事って独特の献立でいつも楽しみ。
板前さんの腕を振るっての料理。盛り付けもかわいいし、特にここの食事は本当に美味しいです。
夕ご飯を少しも残さずに平らげて、一休みしてこの日3度目の温泉に浸かっていると、
ゆっくりと夜は更けていきました・・・ ZZZZ
目覚めてみれば、曇り空。
前日とは違って気温はかなり低め。
先ずは温泉、温泉 笑
温まったところで朝の散歩に出かけることに。
母と一緒に散歩に出かけたのですが、かなり寒くて母は途中で宿に戻りました。
じぶんは相棒と一緒に、奥湯河原をそぞろ歩きです。
今年初めての咲き始めの紫陽花、
風見鶏状態のツバメ、
その他色々な種類の鳥たちにも出会いました。
Walkman はなかったけれど、色んな鳥たちの朝の挨拶と、
川の流れの音を聴きながらの散歩です。
そうそう、温泉街の街灯が新しくなっていました。
でも、形はそのまま。ここの街灯も何となく気になります。
小一時間歩いてきたら、
またまた、お腹が空いているのに気が付きました。朝飯は8時から。
夕飯だけではなく、
宿の朝飯も温泉宿独特です。
温泉卵、海苔、佃煮に数種のお新香、
塩辛に明太子。
テーブルの上、目の前で炊きあがった湯気ほわほわの白いご飯。
そして、なんといってもアジの開き。
海苔の入った大きなお椀の味噌汁も !!
めちゃめちゃ美味しいかった。
ご馳走様、温泉もとっても良かった。
チェックアウトを済ませ、前日から宿の隣にある美術館が気になっていたので、
湯河原美術館に行ってみることにしました。
展示のものに、それほど期待していた訳ではなく(すいません)、
宿の部屋から見下ろせた、美術館の庭とテラスのカフェがいいな、コーヒーが飲みたいなと思ったのです。
ところが、美術館に入ってみてびっくり @@;
何て素晴らしい作品を収蔵しているのでしょう !!
何度も何度も近くに来ていたのに、今まで一度も寄らなかったことを後悔するほどでした。
恥ずかしながら、平松礼二さんの作品に初めて出会いました。
最初の作品を見て、びっくりしてしばらく動けなくなりました。
日本画なのですが、
先ず最初の絵を見て思ったのは(ここには貼ることができなかったのですが)、クリムトみたいだ !! ということ。
金箔に花がたくさん描かれていて、漆黒の夜の空には、新月前の細い月・・・。が~~ん !!
それから、ルオーの様な慈愛に満ちた優しさが、ほんのりと感じられる一枚や、
モチーフはモネの作品の様なものまで・・・。
何といっても、日本画特有の装飾美に色彩が素晴らしく、しかもどこか新しさを感じるんです。
今まで知らなかったなんて、美術館の隣まで何度も来ていたのにと。
平松礼二、1941年東京都生まれ。愛知大学卒業後、多摩美術大学教授。
みずから日本画を描き続けながら、既成観念に固まりがちな日本画の世界へ反発を続け、
50歳の時にたまたま訪れたオランジェリー美術館の「モネの部屋」で、
80mにも及ぶ睡蓮の連作、「睡蓮・緑の反映」「睡蓮・雲」「睡蓮・朝」を一目見て、それまで何ら関心などなかったのに、モネの晩年の作品に衝撃を受けます。
ああ、これは日本の屏風なんだと!!
それ以来、印象派のジャポニズム研究を続けられているとのこと。
ジヴェルニーのモネの庭園にも何回も訪れ、モネの大きな家に奥さんと二人だけで泊まったりして(何か出そうで少し怖かったとか?)
モネの睡蓮の池の絵も何枚も描いています。
そうそう、平松さんの本を読んで知ったのですが、モネの池の睡蓮は初めは植木鉢で育てられて、
絵になる、塩梅の良いところの池の場所に沈められるのだそうです。 モネの頃からずっと。
モネは睡蓮の絵のモチーフを、自らディレクションしていたのですね。
フランスの、ヨーロッパの人々にも平松礼二さんの素晴らしい絵は評価され、
2013年には、「平松礼二・睡蓮の池・モネへのオマージュ展」がジヴェルニー公立印象派美術館で、翌年にはドイツベルリン国立アジア美術館で、開催されました。
そして、今まさにこの時も、
「ジヴェルニーで平松礼二展」がジヴェルニー公立印象派美術館で、11月4日まで開催中とのことです。
日本の浮世絵等に大きな影響を受けたモネやゴッホや、たくさんの印象派の画家たち。
僕たちが考えているよりも、もっともっと、それは大きなものだったようです。
これも、平松さんの書かれた本(「モネとジャポニズム (PHP新書)」)で読んだことですが、戦後日本の教育はあえて日本画などは教えずに、アートは西洋のものばかり。
日本の文化の素晴らしさをあえて教えない様にしていたのではとのこと。
実際、思い返してみれば、小学校や中学校の美術の時間に日本画についてほとんど教えてもらっていないし、
日本画の画材等には触れたことがなかったなと。
でも、展覧会に行くようになって日本画も知るようになって、日本画って日本のアートってすごいものなんだなと、自分でも今はそう思います。
こんなに素晴らしい、世界に誇れるものを自分たちは受け継いでいるんだと。
平松さんが書かれているように、子供たちにもそのことをはじめから教えられるといいのになと思います。
かっての日本画には大きなオリジナリティがあって(平松さんはこれこそが、オリジナリティこそが美術において大切である。今の日本画は派閥? 縦社会?であってオリジナリティが育ちにくくなっているとのこと。)、
そのオリジナリティにモネや印象派の画家たちは、心底から驚き、大きな影響を受けたのだと。
それを、今度は日本人である平松さんが日本画に本歌取りのように取り入れ、何枚ものモネの睡蓮の池の絵を描いていく。
いつか平松さんの絵にインスパイアされて、西洋の画家が自分のオリジナリティを開花させていく。
日本と、フランスを初めとするヨーロッパの国の画家の間で、100年くらいのスパンで、オリジナリティのキャッチボールをしていけたら、
それはなんて素晴らしいことなんだろうと思いました。
湯河原美術館には「平松礼二館」があって、そこには平松さんの作品がたくさん収蔵され、
その時々に、特別展としてテーマを決めて素晴らしい作品が多く展示されるとのこと。
じぶんと母が訪れた時には「花の旅~フランス編~」(6月25日まで)、
そのあとは10月1日まで「画業をたどるシリーズ①」、
そして、11月26日まで「月と花の饗宴」展が催されるとのことです。
絵画鑑賞の後、
そもそもの目的だった? Museum Cafe 「and garden」さんで、美味しいコーヒーを頂きました。
サンドイッチなど軽食も美味しそうだったけれど、宿でお腹いっぱいに美味しい朝食を頂いてきたので、
それらは次回のお楽しみとしました。
平松さんの展覧会を見て、今度はテラス席でいただこうと思います。
母からの誕生日プレゼントの温泉一泊旅。
独り占めの青空と雲の露天風呂、
美味しい夕ご飯と、それと甲乙付け難いアジの干物と味噌汁の朝食、
それに何といっても、町立湯河原美術館の平松礼二の作品たち etc etc …。
とても素敵で忘れられない誕生日のプレゼントになりました。
お返しに今度は、何かプレゼントを秋にしようかな?
平松さんの作品に会いたいから、また、同じところもいいなと !!
" 2018/05/19 Yugawara & Reiji Hiramatsu "
2018-06-12 06:42
nice!(74)
コメント(46)
こんにちは。
お母さまからのプレゼント、よい思い出になりましたね。
羨ましい。
うちの母はプレゼントなんてくれないぞ。
そもそも誕生日だからと特別なこともしてくれないし。
それは私のほうが母に対してしないからから。
それ以上に世話になっているから、だろうな……。
お母さまを大切に。
by ピンキィモモ (2018-06-12 11:08)
お母様からのお誕生日プレゼント、これ以上嬉しいものはないですね^^
ステキな旅です、至れり尽くせりのお宿です。あ、その前のランチのお蕎麦屋さんも素敵だな~。
宿のお料理を楽しみながらお母様とゆっくり寛いでお食事されたのでしょうね。いいな~☆
私ももうじきあんまり嬉しくない誕生日がやってきますw
ここ10年前後、特別なことは何もやってないけど今年はひとりで自分のために誕生日を過ごそうと思ってます。
美術館。あまり期待してない?で入ったことないところが意外や意外で、すごかったりしますね。この美術館、感動だったでしょう!!!
by ake_i (2018-06-12 11:30)
お母様と素晴らしい旅行でしたね。
男はややもすると誕生日は嬉しくないといいますが、やはりお祝いすべきなんですね。
河原美術館に行ってみたくなりました。それほど遠くないですから。
by 斗夢 (2018-06-12 16:23)
平松礼二さんの絵は箱根の成川美術館で見たのが最初でした。毎年行われる八幡宮のぼんぼり祭りでいつも見ることが楽しみです。
by takenoko (2018-06-12 19:32)
親子水入らずの温泉旅行、素敵なプレゼントですね。
子供は大きくなっても、親との年の差は変わらないので、
親から見ればいつまでも子供ですね。(^^)
素敵な作品を見つけられて、これもお母様のお陰ですね。
日本画は興味ありますから、平松礼二さんの絵見て見たいです。。
by 横 濱男 (2018-06-12 21:22)
親子で温泉巡りいいですね。
by えーちゃん (2018-06-12 23:03)
最高のプレゼントだったようですね。いろいろな楽しみ方を知っているのが、羨ましいですよ。
by さとし (2018-06-13 06:54)
mozさんお誕生日おめでとうございます。
いくつになっても親は親 子は子ですね。
私も最近は歳を数えるのやめました。(笑)
樹齢800年の造形に目を奪われます。
by ナビパ (2018-06-13 08:03)
すてきなお誕生プレゼントでしたね
湯河原町立美術館には私も一度行っていて
ブログにも書きました。
とても上品な建物でいい美術館でした。
その隣の温泉宿 静かで良さそう
お母様 いつまでもお元気で
by きよたん (2018-06-13 09:27)
素敵な誕生日になりましたね^^
年齢だけ考えちゃうと「うー」って思うけど、でもやっぱり生まれた日は
大事な日だって思います^^
平松礼二さんの作品本当に素敵!
わたしもたぶん、知らないです。見てみたくなりました^^
by リュカ (2018-06-13 10:21)
子供はいくつになっても、子供
どこのお家もそうなんですね(^^;
お母さまと一緒に旅行。
素敵なプレゼントで素敵な時間。
おめでとうございまぁ~っす(^^♪
by ちょろっとぶぅ (2018-06-13 13:39)
湯河原の湯は、落ち着いてひっそりした温泉のようですね、
行ったことがないのですが、平松礼二画伯の作品を見る機会に
行って見たいです。日本画は五島、根津、山種、成川美術館でよく見ます。
写真撮影のヒントにもなりますね。
by kohtyan (2018-06-13 15:41)
旅行のプレゼントとは素晴らしいですね
足腰が丈夫なのですね^^
自分の母親は足が悪いから旅行のプレゼントはあり得ないな
プレゼントされても困ってしまうけれど^^;
以前出先でアシストしたらぎっくり腰になってしまって・・・・--;)
by さる1号 (2018-06-13 17:45)
お母さまとの親子関係もよろしいのですね。
娘さんと仲が良いのか分かりますね。
素敵な旅行で羨ましいですね、こんな体験ができたらとても幸せな気持ちになるのでしょうね。
by コーヒーカップ (2018-06-14 07:51)
いきなりお蕎麦屋さんでの飲み写真とは、
目に毒です(笑)
お誕生日おめでとうございます。
お母さまに誘われて湯河原の温泉旅行とは、
ステキなプレゼントですね(^^)
投宿前に訪れた城願寺、
落ち着いたいい雰囲気のお寺ですね。
温泉宿でのんびりと過ごすひととき、
心身ともに安らいだことでしょう。
お食事もとても美味しそうです。
そしてふらりと訪れた美術館で出会えた、
平松礼二さんの素敵な作品。
ホントにいいお誕生日でしたね☆
by あおたけ (2018-06-14 18:02)
うねるような太い幹の写真を見て、なんだこれは、と思いました^^;。
樹齢800年ですか?! すごい迫力です。天然記念物なのもうなずけます。
オリジナリティのキャッチボールから、また新しい表現が生まれる。
素晴らしいコトだと思います。
そして、素晴らしいお誕生日でしたね。おめでとうございます!
by sakamono (2018-06-14 22:56)
遅ればせながらお誕生日おめでとう御座います。
お母様からのプレゼント。世の中の殆どは、年齢がいった親へ旅行のプレゼントは子供からですよね。私の場合は娘から何度も海外旅行を誘われましたが。
母上はお元気で裕福と拝察いたします。羨ましい限りですよ。
平松礼二の作品は本物は見ていないです。ステキですね!
by ponnta1351 (2018-06-15 09:06)
お宿の夕食、朝食が、とても美味しそうで、写真を拝見しながら味を想像^^。
確かに美術の教科書には日本画って掲載されてなかったですよね。日本の画家が出てきても佐伯祐三とか
洋画を描く人だったり。子供の頃に日本画など目にしたのってお寺に行った時くらいかなぁ。
朝曇っていた空も、カフェでコーヒーの時には晴れたみたいで、
絵画との素敵な出会いもあり、いい旅のプレゼントでしたね〜。
by Inatimy (2018-06-15 23:26)
あああ、それはいいプレゼントでしたね!
お誕生日プレゼントではないのですが、近年お互いの親などを連れて行く
温泉旅行はウチではイベント化しています。
モノもいいですが経験を一緒にするというのがイチバン喜ばれるようです。
モネの睡蓮のお話、すごいですね。
モネという人は、もしかしたらカメラのある時代に生まれていたら、
きっと映画を撮っていたでしょうね。
自分でこう画面に収めたいという欲求が強かったのでしょうね。
興味深い件です。
by nicolas (2018-06-16 16:17)
お母様との温泉旅行素晴らしいです。少し羨ましいです。爺の故母はとっくに亡くなっているので、遅ればせながらお誕生日おめでとうございます。
by bpd1teikichi_satoh (2018-06-17 13:28)
いつもそうですがブログを読ませて見させて頂いて感じることがあります。
今回はお誕生日のこと。
そして、美術館で出会った絵画のこと。
それぞれを書き留めておく意味を知りました。
ありがとうございました。
by RNnori. (2018-06-17 15:35)
素敵な誕生日プレゼントでしたね。^^
美術館には素敵な作品があるのですね。
チャンスがあれば出かけてみたいです。^^
by rappi (2018-06-17 20:22)
ピンキィモモさん、おはようございます ^^
思いがけない贈り物で、ちょっといいのかなと思いましたが、せっかくなので頂いてしまいました ^^;
そうなんですか? うちは割と誕生日とかにはプレゼントをしたりしていました。今でもその名残が残っているようですけど。
次の断章日にちょっとした物を送ってみたらどうでしょう?
きっと喜ばれると思うし、お返しもあるかも? 笑
でも、母親には普段からお互いお世話になっていますよね。 ^^
by moz (2018-06-18 05:50)
ake_iさん、父の法事などを済ませたこともあり、ほっとしていることもあって、誘ってくれたんだろうと思います。温泉宿の夕食、そしてなんといっても、ち朝食っておいしいですよね。他では頂けないと思います。
アジの干物最高でした 笑
誕生日、ほんとにもう年は取りたくないですが、仕方ないですよね。 ^^; でも、誕生日、どうせ迎えるのなら? せっかくなので良い日にしたいですね。ae_iさんもゆっくり、そうそう、自分のための素敵な日にしてください。のんびりとなにもせずに過ごすのもいいかもしれないですね。^^
はい、平松礼二さん、すごい画家でした。モネのオマージュも、それ以外の作品も初めてでしたが、今回、コーヒーに誘われて行ってみて良かったです ^^v
by moz (2018-06-18 06:01)
斗夢さん、ありがとうございます。母のプレゼントの一泊旅、とても思い出に残りました。 ^^
嬉しくないけれど、嬉しかった? 笑 良い誕生日になりました。 笑
湯河原美術館、平松礼二記念館、とてもよかったです。ぜひぜひ ^^v
by moz (2018-06-18 06:02)
takenokoさん、箱根に平松さんの作品が展示されている美術館があるんですね。 今度行ってみたいです。 ^^
八幡宮もなんですね。 教えて頂き、ありがとうございます。
by moz (2018-06-18 06:05)
横 濱男さん、そうですね、いくつになっても親は親で子は子なんですよね。年を取ってきてもそれは同じですよね ^^
平松さんとの出会いも、そうですね、今回温泉に誘ってくれた母のおかげだと思います。本当に素敵な画家に出会うことができました。
とても良かったので、機会があればぜひぜひ ^^v
by moz (2018-06-18 06:07)
えーちゃんさん、誘ってくれたので、
お言葉に甘えてしまいました 笑 ^^;
by moz (2018-06-18 06:08)
さとしさん、温泉も、そして平松礼二さんを知ったことでも、
とても素敵なプレゼントでした。 ^^v
いえいえ、そんなことはないですよ。
by moz (2018-06-18 06:09)
ナビパさん、ありがとうございます。もうあまり年は取りたくはないんですが ^^; 仕方ないですよね。 笑
そうみたいですね、いくつになっても子供は子供みたいです。
ナビパさんは数えるのやめたんですか? 笑 ぼくもやめようかな?
このビャクシンは本当にすごい古木でした。
鎌倉にも大きいビャクシンありますが、こんなにすごいのは初めてです。
800年ってすごいですよね。 ^^v
by moz (2018-06-18 06:12)
きよたんさん、ブログにも書かれていましたよね。
今回訪れて、町立美術館、特に平松礼二記念館はすごいなって実感です。
素敵な作品がたくさんありました。 ^^
温泉も良かったです。母はだいぶと死をとりましたが、それでも足腰はまだ健在。階段等は気を付けるようにいつも注意しています。 ^^;
by moz (2018-06-18 06:14)
リュカさん、ありがとうございます ^^
母のおかげで良い誕生日になりました。そうですね、年齢は考えずに感謝だけすればいいかなって、今回、そう思ったりしました。
リュカさんも初めてでしたか? 平松さん良いですよね。
また、見に行きたいと思っています。 ^^
by moz (2018-06-18 06:15)
ちょろっとぷぅさん、そうみたいですね…こんな年でもです ^^;
ちょろっとぷぅさんちもですか?
ありがとうございます。素直に、喜んで感謝したいと思います。 ^^v
by moz (2018-06-18 06:21)
kohtyanさん、湯河原は海もあり大和緑もありで静かですし、良い温泉地だと思います。内からも割と近いですし。 ^^v
平松さんの絵もたくさんあるので、kohtyanさんも、ぜひぜひ ^^v
日本画、じぶんも最近はよく見るようになっています。
日本画もいいですよね。 ^^v
by moz (2018-06-18 06:23)
さる1号さん、昨日はびっくりしました。 @@;
母と一緒にお会いしてしまいました。年は取っていますが、まだ足腰は上部なんです。ただ、転ぶのは怖いので、いつも階段は手摺をつかまるようにと言っています。
そうなんですね、じぶんも一緒に出掛けられる今をもっと大切にしないといけないですね。 ^^
by moz (2018-06-18 06:25)
コーヒーカップさん、父を早くなくしているので、家族は割と仲が良いのだと思います。娘とは? そうでしょうか? 笑
はい、プレゼント素直に感謝したいと思っています。良いプレゼントでした。 ^^
by moz (2018-06-18 06:26)
あおたけさん、笑 目の毒、すいませんでした。 ^^
でも、個々の蕎麦屋さん、結構美味しいんです。
ありがとうございます。いいのかなと? 思いましたが、素直に感謝してプレゼンといただきました。温泉も食事もとても良かったです。
城願寺も古いお寺、なんといっても樹齢800年のビャクシンはすごかったです。 ^^v
最後の〆は、平松礼二さんの絵画たち!!
初めての画家さんでしたが、とても素敵な作品たちでした。また、行きたいです。 ^^
by moz (2018-06-18 06:30)
sakamonoさん、はい、樹齢800年なんだそうです。
すごい古木ですよね。湯河原の3大パワースポットの一つなんだそうです。 ^^v
そうですね、平松さんの書かれた本を読んで、オリジナリティの大切さ、そして、そのキャッチボールの素晴らしさを改めておもいました。
日本画ももっともっと元気が出るといいですよね。
ありがとうございます。素直に感謝です。 笑
by moz (2018-06-18 06:32)
ponnta1351さん、ありがとうございます。 ^^
今回は父の法事とかもあり、自分も行きたかったのだと思います。
ちょうどじぶんの誕生日だったので、こういうことに? でも、素直に感謝して、楽しませてもらいました。
母はだいぶ年を取りましたが、足腰は割と元気です。父も早くなくしているので、裕福ではないですが、色々と活動? しています。
転んだりしないかと、いつも心肺しています。 ^^;
by moz (2018-06-18 06:35)
Inatimyさん、はい、b^^
宿の夕食、朝食とても美味しくて、全部残さずに頂いてしまいました。
特に散歩の後の朝食は美味しかったです。ご飯もお替りしてしまいました。
そうですよね、小学校の時とかに日本画のこと教えられた記憶はないです。印象派とか西洋のは授業に
by moz (2018-06-18 06:39)
nicolasさん、それぞれのご両親を誘っての旅なんですね。
いいな、親孝行ですよね。 ^^ うちもたまにするんですが、親たち、やっぱり喜びますよね。そうそう、モノもいいけれど、一緒に何かをするって思い出を作るっていいものなんだと思います。
モネ、すごいですよね。ジヴェルニーの家と庭、池、それ自体が絵を描くために作られたものでしょうし、描きたいものを作ってしまうところは、そうそう、映画監督とかにも近いのかもしれませんね。
平松礼二さんの書かれた本、モネのこと、裏話的なことも書かれていて面白かったです。 ^^v
by moz (2018-06-18 06:43)
bpd1teikichi_satohさん、いいのかな? と一瞬思いましたが、素直に感謝してもらうことにしました。おかげで良い旅になりました。 ^^
高齢になった母、色々と大切にしていきたいと思います。
ありがとうございます。 ^^
by moz (2018-06-18 06:44)
RNnori.さん、いえいえ、こちらこそ、いつもご訪問いただき、コメントまで頂いて、有難うございます。 ^^
ブログ、自分にとっては日記のようなものなので、大切なことを残して置けたらなと、そう思っています。 ^^
by moz (2018-06-18 06:46)
rppiさん、はい、母に素直に感謝したいと思います。
湯河原美術館、平松礼二さんの作品は素晴らしかったです。
機会を作られてぜひぜひ ^^v
by moz (2018-06-18 06:47)
大変遅くなりましたが・・・・・・・・
お誕生日おめでとうございます
お母様との旅行 最高のプレゼントですね
盛り沢山の素晴らしい事に会えて良かったですね~~
お食事がとても美味しそうです(^^♪
お母様もきっとmozさんとの旅行楽しみに
していらっしゃるのでしょうね
素晴らしい企画だと思います
by ピュアリン (2018-06-22 11:41)
ピュアリンさん、いえいえ、とんでもないです。ご丁寧に、本当にありがとうございます。 ^^
父の法事も終わってちょうど良い時だったと思うのですが、母からのプレゼント、素直に嬉しかったです。今度はじぶんがプレゼントしようかと b^^
料理も景色もお寺も、パワースポットも平松礼二さんも、色々なものに会うことができました。そうですね、母も楽しんでいたことと思いますが、本当に感謝です。 ^^v
by moz (2018-06-22 13:16)