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2015年N響第9_Pavo Jarvi:20151226 [音楽]

ようやく冬らしくなって、ほっ?

でも、外に出てみれば、

やっぱり寒い ^^;

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渋谷の公園通りも久しぶりでした。

年末の土曜日、みなさんそれぞれの過ごし方。

渋谷も横浜とはちょっと違うけれど、とってもおしゃれな街。 

色んな種類のアウター、首の周りのマフラーやショール、足元も、帽子も、歩く姿も ♬


そういえば 自分の恰好?
去年ここに来た時と同じかもしれない?

いえ、ジーンズだけこの前、ユニクロで買いました(笑)。

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NHK放送センター前の並木たちも、すっかり葉を落としていました。

青空のカンヴァスに木々の枝のアート ♪ ついつい、街路樹があると空を見上げてしまいます。

飛行機が飛行機を追い越していく?

そんな景色を眺めながら、土曜日、NHKホールへ。

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気が付けば、今年もあと何日? 本当に一年の経つのが早いです。

加速度的に、ニュートリノ的に早い?

なぜかは知らないですが、こころの中がざわざわとして波が寄せるように焦ってしまいます。

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2015年12月26日、我が家の毎年の恒例行事、N饗の第9に行ってきました。

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毎年、N響がどんな演奏をしてくれるのか、ワクワクしながら楽しみにしていますが、

特に今年は、指揮者がパーヴォ・ヤルヴィとのこと、

とてもとても楽しみにしていました。

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うちにもシューマンの交響曲をはじめ何枚かのCD があるパーヴォ・ヤルヴィ。

パリ管弦楽団の首席指揮者で、ドイツ・カンマーフィルによるベートーベン交響曲全集やhr交響楽団とのブルックナーの交響曲の録音など、現在売れっ子の旬の指揮者です。

そのパーヴォ・ヤルヴィがN響の首席指揮者に9月から就任しました。

一度聞いてみたいと思っていましたが、ついにその日が!! しかも、第9で!!!!

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演奏は、すごかったです!!

一言でいうと「冬の稲妻」??

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テンポが速く、シュトゥルム・ウント・ドラング、エッジのたった、メリハリのある演奏でした。

ただ速いだけではなく、歌わせるところはたっぷりオケに歌わせ、
例えば第3楽章 Adagio はまるで室内楽のようでしたし、第4楽章のコントラバスとチェロの歌うところでは、客席はシーンと静まり返り、じっと聞き耳を立てるほどのピアニシモの極致・・・。
オケでこんな弱音の極みを聞くのは初めてでした。

一転して、合唱とソロのパートでは、いけいけ~で、ソリストたちも歌うのが大変だろうなと思うほどの速さ。

すごいな、パーヴォ !!

こんな第9は初めて。

スカッ!! ビューン~!! ベートーベンがポルシェに乗ってアウトバーンを疾駆する疾風怒濤の第9でした。

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31日20時からEテレで放送されるので、もう一度聞くことができます。

すごい演奏だったので、録画もしようかと。

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演奏が終われば、

そうそう、

これも決まっています、美味しくて冷たいビール!! (笑)

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公園通りのイタ飯屋さんで、イタリアンソーセージとカマンベールのピッツァ、

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サケとイクラがたっぷり入っているペスカトーレ etc etc ・・・、を肴に、

くいくい、いただきました。

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今年もいろんなことがありました。

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公私ともに変化の多い年でした。

仕事にも変化がありましたが、

子供の頃からかわいがっていてくれた叔母がなくなったこと・・・、

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身近な愛する人がなくなるのはとても悲しい。

加速度的に過ぎる時と空間の中で、生を与えられたものの定めといってしまえば、その通りですが、

少し前に会って話をしていたその人がいなくなるのは、ぽっかりと心の中に、その記憶の分だけ、
記憶の分の形だけ穴が開いたかのよう、
こころがその分だけ小さく、寒くなりました。

でも、楽しい思い出をありがとう・・・。

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もちろん、悲しいことだけではありません。

色んな素敵なことがありました。

音楽もたくさん聴けたし(ピリスもインキネンのシベリウス、山田和樹のマーラーetc etc …)、展覧会ではモネの「日の出、印象」、ブランシュの絵にも会うことができました。
本も年末になって、やはり原田マハさんの新作「ロマンシェ」や、ビブリア古書堂の作者三上延さんの初の単行本「江ノ島西浦写真館」という良書にも出会えました。

色々あったけれど・・・、

2015年も今日でおしまいです。

来年はもっともっと良い年になってほしいな。

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Küsse gab sie uns und Reben,
Einen Freund, geprüft im Tod;
Wollust ward dem Wurm gegeben,
und der Cherub steht vor Gott.
自然は口づけと葡萄酒と 
死の試練を受けた友を与えてくれた
快楽は虫けらのような者にも与えられ
智天使ケルビムは神の前に立つ

Seid umschlungen, Millionen!
Diesen Kuß der ganzen Welt!
Brüder, über'm Sternenzelt
Muß ein lieber Vater wohnen.
抱き合おう、諸人よ!
この口づけを全世界に!
兄弟よ、この星空の上に
愛する父がおられるのだ

〖 Aus "Ode an die Freude" von Friedrich Schiller〗


本年一年間、

拙いぼくのブログをご訪問頂きお付き合いくださって、本当にありがとうござました。

この記事で2015年の更新は終わりにしたいと思います。

来年も不定期なアップになると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

みなさん、どうぞ良いお年をお迎えください。来るべき2016年が皆さんにとって良い年になるよう
お祈り申し上げます。

それから、酒もお餅もたくさん召し上がってください。

ぼくも正月はたくさん頂こうと思っています(笑)。

" 2015/12/26 Beethoven Symphony No.9 NHK Symphony Orchestra "

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015:20150504 [音楽]

毎年待ちに待っているゴールデンウィークのクラシックのお祭り。

今年も5月2日と4日に有楽町の東京フォーラムまで行ってきました。

チケットは発売と同時に4種類買っておいたもの。 

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5月2日(土)

コンサートNo.112 ホールA デカルト 11:45 ~ 12:45
ドボルザーク 交響詩「野鳩」 op.110
ドボルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
エドガー・モロー (チェロ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ロベルト・トレヴィーノ (指揮)  

コンサートNo.113 ホールA デカルト 14:00 ~ 14:50
ブラームス ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
アブデル・ラーマン・エル=バシャ (チェロ)
デュッセルドルフ交響楽団
アジス・ショハキモフ (指揮) 

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5月4日(月)

コンサートNo.314 ホールA デカルト 16:15 ~ 17:05
チャイコフスキー 交響曲第4番 ヘ短調 op.36
デュッセルドルフ交響楽団
アジス・ショハキモフ (指揮)  

コンサートNo.355 ホールD7プラトン 17:30 ~ 18:15
ブラームス 主題と変奏 op.18b
ブラームス 6つのピアノ小品 op.118
シューマン トロイメライ
シューマン 献呈
田部京子 (ピアノ) 

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ラ・フォル・ジュルネ、

今まで、例えば、Mozart 、Beethoven 、Bach etc etc ・・・等、作曲家を主なテーマにして開催されてきましたが、今年から作曲家ではなくて、毎年のテーマを決めて開催されるとのこと。

今年は「パンシオン」、
来年は「自然」、そしてその後は「ダンス」、「エグズィル(亡命あるいは海外生活)」と続いて行くとのことです。

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パンシオン、
作品と強い関係のある作曲家の心の動きや、生活、エピソード。

今年のテーマのパンシオンは、特に3つのテーマ、「祈り」、「恋」、「いのち」とサブテーマが付いています。

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各公演のプログラムにも、

例えば、ぼくが聴いたドボルザークのチェロコンチェルトには、「恋する作曲家たち~ドボルザークの道ならぬ恋」、
ブラームスのピアノコンチェルトには「恋する作曲家たち~ブラームスの秘めた激情」等のサブテーマが付けられていました。

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2日は11時の開場でしたが、せっかくの初夏の良い天気です、

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大好きな丸の内の朝の散歩を少ししたいと思い、東京駅に10時ころに到着。

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この前来た時よりも木漏れ日の具合、とても綺麗になっていました。

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この時期の東京丸の内中通り、
キラキラと木漏れ日が降り注いで通り全体がピュアな黄緑色。

そんな色彩を見ていると、こころの中まで清々しくなってきます。


店員さんたちは開店の準備。 通りも目覚めたばかりです。

こころを新緑たちに洗ってもらって準備完了、東京フォーラムに無事到着です 笑

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2日は初日の午前中ということで、ラ・フォル・ジュルネ、ガラス棟もまだ静かな感じでした。

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コンサートの前のコンサート、

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展示ホールでは、チケットの半券を持っていれば誰でも聴くことができるコンサートもやっています。

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本当に一日、どっぷりと音楽に浸れるのが、このお祭りの良いところ。

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2日のコンサート、

ドボルザークのチェロコンチェルト、
ぼくは毎年ラ・フォル・ジュルネではチケットが買えればチェロの曲を聴いています。
宮田大さんのサンサーンスのチェロコンチェルトや、この日と同じエドガー・モロー君のラフマニノフのチェロソナタ等を今までにも聴いてきました。

今年はチェロの名曲、ドポールザークのチェロコンチェルト。
エドガー・モロー君、17歳で第14回チャイコフスキー・コンクールで2位および現代作品最優秀演奏者、
現在21歳の若手チェリストです。

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テクニック抜群のエドガー君ですが、2012年のラ・フォル・ジュルネではラフマニノフを聴かせてもらっていますが、テクニックだけでなくてゆわらかな響きも感じ、チェロがとても心地よくこころの中まで響いてきました。
3年間で熟成してきたみたいです。
これからも楽しみなチェリスト。 また、来日して欲しいな。

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ブラームスのピアノコンチェルト、
デュッセルドルフ交響楽団のパワーあふれる演奏にもびっくりしましたが、
何と言ってもアブデル・ラーマン・エル=バシャ さんのピアノの音色と演奏に聴き入ってしまいました。

特に最終楽章は出だしからエル=バシャさんが音楽を引っ張ります。
速いテンポでぐいぐい。

それに負けじとデュセルドルフ交響楽団。 
いやー!! 久しぶりにブラームスで興奮してしまいました。

2日のコンサートは2つとも素晴らしい演奏で楽しませてもらいました。

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4日は家族で出かけました。

チャイコフスキーの交響曲第4番は、2日と同じオーケストラ、デュッセルドルフ交響楽団の演奏でしたが、
5,000人収容の大ホール、クラシックのコンサート会場としては大き過ぎると思っていましたが、このホールでこんな音は聴いたことがないと言うほどの大迫力サウンド !!

流石ゲルマン民族、ドイツで2番目に古い歴史を持つオーケストラです。

最終楽章の迫力と、曲全体に漂うチャイコフスキーのロシアっぽい雰囲気、見事な演奏でした。

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そして、今年の締めくくり。

実は一番楽しみにしていた、田部京子さんのブラームスのop.118 の演奏。

ホールはD7という小ホール。

今年は聴いた4つのコンサート、どれもが素晴らしかったですが、群を抜いて田部さんのコンサートは素晴らしかったです。

ブラームスの後期のピアノの作品は元々大好きな作品達ですが、これを田部さんが弾いてくれる、その時間は本当に何物にも替えがたいです。

ビリスとはまた違った弱音の優しさ、一音一音を大切に弾いているのが心にひしひしと伝わってきます。
最後の一音まで、ホールの空気の中にすべてが溶け込むまで、会場全体、聴衆の全員が音ひとつ立てずに聴き入っていました。

素晴らしいコンサート。 
田部さん、実は次のコンサートもチケットを手に入れてあります。

インキネンと同じように、追っかけ? かもしれない。 笑

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〆はやっぱりビールです ^^v

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フォーラムの近くの店に入って、ホフブロイハウスのビールを頂きました。

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もちろん、一杯では足りなくて、2杯・・・、3杯・・・ 笑

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ソーセージもザワークラウトも美味しかったです。

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ほんのり酔い加減、

コンサートの、

クラシックのお祭りの余韻に浸りつつ、

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丸の内中通りを東京駅に向かってそぞろ歩き。

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KITTE の上を雲がものすごいスピードで流れていきます。

天気が崩れるのかと思って短い傘を持ってきましたが、雨も降らず、月も出ていました。

風がビールで火照った頬に心地よかった。

2015年のお祭りの良い締めくくりです。

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公式CD は毎年買っているので、

それと、会場でエドガー・モロー君のCD を見つけたので捕獲してきました。

それと、ブラームスも今回のラ・フォル・ジュルネの思い出です。

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ブラームスキューピーも密かにゲット!! キューピーも地味に集めていて、増殖中。

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来年は「自然」がテーマとのこと。

自然と言う切り口も、音楽にはたくさんありますね。

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ベートーベンの田園、ヴィヴァルディ―やチャイコフスキーなどの四季、スメタナのモルダウ、表題は付いていませんがアルプスを思わせるブルックナーの交響曲、シベリウスやメンデルスゾーン、すべての作曲家に当てはまるのかもしれません。

来年も、ラ・フォル・ジュルネ、楽しみです。

気が付けば? 長い連休も今日と明日でおしまいです。一回はちゃんと写真を撮りに散歩したいと思っていますが、なんとなくバタバタ?
やることが結構多くあります。

さてさて何から始めようか?

" 2015/0504 La Folle Journee au Japon 2015 "

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015に行ってきます:20150502 [音楽]

サザエさん見逃した。久米書店も・・・。

すでに曜日の感覚がなくなるほど、のんびり過ごしている今年の連休。

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横浜は天気にも恵まれていて、初夏の暑いくらいの晴天が続いています。

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今年のGW 、基本的には? どっぷりと浸かった音楽三昧の連休です。

HMVからは、テンシュテットのマーラーの交響曲全集
         インキネンのシベリウス交響曲全集
         ティルソン・トーマスのチャイコフスキー交響曲5番
         アルバンベルグ四重奏団のシューベルトの弦楽四重奏
         クーペリックのマーラー交響曲第6番 etc etc ・・・
それから、KANSASの奇跡、新譜も届いています。

のんびりと過ごしながら CD を聴いて、

それから、

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2日には一人で今年の ラ・フォル・ジュルネ " PASSION " パシオン 恋と祈りといのちの音楽
初日に行ってきました。

少し早めに出かけて気に入りの、丸の内仲通りの木洩れ日たちに会って、
それから2つのコンサートを聴きました。

ドボルザークのチェロコンチェルトと、ブラームスのPコン1番。

チェロのエドガー・モロー君、
以前にラフマニノフのソナタを聴きましたが、その時よりももっとすごくなっていました。
ブラームスのコンチェルト、エル=バシャさんの演奏も見事!! 3楽章はオケとバトルしてました。

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4日は最終日です。

今日も2つのコンサートのチケットを買ってあります。田部さんのピアノも楽しみです !!

風が強くなってきて、雲行きが少し怪しくなってきましたが、それでは東京フォーラムへ行ってきます。 ^^

" 2015/05/04 La Folle Journee au Japon "

小田和正「小田日和 2015年3月18日コンサート」:20150318 [音楽]

「小田さんのコンサート行かない ? 」  突然のメールです。


ここ最近、毎月のようにコンサートに行っていますが、すべてクラシックのコンサート。

クラシック音楽しか聴かない訳ではないのですが、ポップスやロックのコンサートは情報の入ってくるところも違って、なかなかライヴにはつながっていませんでした。


もちろん  「うん 行く !! 」 

二つ返事です。

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小田さんの「小田日和」コンサートが昨年から日本全国で行われていましたが、
3月18日、その最終公演が小田さんの地元である横浜で行われました。

その記念すべき? 横浜アリーナの最終公演のチケットが取れたと、妹からの誘いです。

若いころ、小田さんの良さを妹に半ば強制的に教えたのはじぶんなので、
オフコース、小田さんというと妹の中では自分につながるようです。自然に2枚取れたチケットの一枚は自分を誘うことに。

やはり、刷り込みは大切 笑

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小田日和の最終公演、18時半の開演でアンコールを入れて21時半まで。

この日の横浜アリーナはたぶん平均年齢55歳以上だったのではと思います。
みなさん、ぼくらと同じようにむかーしからの小田さん、オフコースファン。そして、熟年パワーはすごかった。

一緒に小田さんの曲を歌っている間はみんな30歳か40歳は確実に若返っていると思いました、顔が輝いていて、
しわとかなくなっていました。 笑

全部で28曲

1.そんなことより 幸せになろう
2.キラキラ
3.やさしい雨
4.Re
5.やさしい風が吹いたら
6.二人
7.この街
8.東京の空
9.たしかなこと
10.明日
11.その日が来るまで
12.愛になる
13.the flag
14.風と君を待つだけ
15.愛を止めないで
16.Yes-No
17.ラブ・ストーリーは突然に
18.mata-ne
19.言葉にできない
20.彼方
21.今日も どこかで
22.やさしい夜
≪アンコール≫
1.もっと近くに
2.またたく星に願いを
3.YES-YES-YES
4.今のこと
5.hello hello
6.my home town

小田さん、最終公演で疲れもたまっているのでしょうが、そんなことを全然感じさせない、現在67歳ですがこの後10年でも
コンサートを今のままでできるのではないかと思いました。

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それに、この年でライトスティック等振ることがあるとは思いもよりませんでしたが、「YES-YES-YES」、「もっと近くに」、
「ラブ・ストーリーは突然に」、「言葉にできない」etc etc ・・・やっぱり名曲です。

そして、聴いていると、歌うと、当時のこと、亡くなった親友のこと等の思い出がよみがえってきて、心がじーんとしてきて、
自然に立ち上がってライトスティックを振っていました。
こんな、じぶんにびっくり。

本当にあっという間の3時間でした。

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たくさん歌ったせい?  アリーナを出るとのどはからから。

それに、新横浜駅の混雑を避けるためでもありますが、居酒屋さんへ。

妹もビール大好きなので、ぼくよりもビールはたくさん飲むかもしれません。もちろん、お互い一杯で終わる訳はなく、
結局、混雑がなくなるまでという理由で三杯ずつ、1時間以上、長居をしてしまいました。

しばらく、妹と二人で話をする機会もなかったのですが、こういうのもたまには良いのかもしれません。

そういえば、母が働いていたこともあり、学生の頃は近くの定食屋さんや中華の店に夕食を二人で食べに行ったり、
コンサートにも出かけていたと思います。

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そんなことも思い出させてくれた小田さんのコンサート、とても大切なときたちをよみがえらせてくれた貴重な3時間でした。


帰ったら、妹からメール

「また行こうね。」

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返信

「チケットありがとう また行こう。」


“ 2015/03/18 Oda Kazumasa Oda Biyori in Yokohama Arena ”

山田和樹_BUNKAMURA マーラー・ツィクルス_交響曲第3番&Viron レトロドール:20150228 [音楽]

今年初めてのコンサート。


昨年はここ数年ではかなりたくさんのライヴの音たちを聴くことができました。

ビリスも良かったし、インキネンのシベリウスやマーラーも、初めて聴いたピアニスト、アンドリュー・フォン・オーエンのリストも良かった。

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今年もたくさん聴きたいと、既にこの日の他に3月、4月、6月、9月のコンサートと、もちろん5月に東京フォーラムで開催されるラ・フォル・ジュルネのチケットもゲットしました。

どんなチャイコフスキーの交響曲第4番、マーラーの5番、モーツアルトk.488、ブラームスop.118等が聴けるか?
そうそう、久しぶりにブルックナーの交響曲第7番のチケットも取りました。

ブルックナーの交響曲は何十年ぶりのライヴでしょう? こちらも楽しみ。

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今年初めのコンサート、渋谷のオーチャードホール。

ところが、金曜日は遅く帰って来てあまり寝ていなかったせいでしょうか? 少し遠回りをしようと思ったら渋谷で道に迷ってしまいました 。

若い頃は渋谷に結構来ていたのに、最近はあまり来ないせい・・・。 それにしても情けない。 ^^;

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でも、迷っていつもと違う道を歩くのも面白かったです。渋谷も脇道に入ると色々な個性的な店があるのですね。

今度は、迷ったついでではなくて、カメラと一緒にぶらぶらと渋谷の街を歩いてみようと思います。

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無事にオーチャードホール到着 笑

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この日のプログラムは、 「山田和樹 マーラーツィクルス 第一期 創生」の最終の演奏会、

第3回  マーラー交響曲第3番ニ短調 (第一期 創生は 交響曲1番~3番)。

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山田和樹は1979年神奈川県秦野市生まれ。

県立希望ヶ丘高校から芸大へ。指揮科で小林研一郎、あの「こばけん」さんに師事。

2009年に小澤 征爾さんが優勝してその後の輝かしい指揮者としての第一歩を踏み出したフランスのブザンソン国際指揮者コンクールで優勝しています。

その後も小澤さんとは関係が深いようで、小澤さんが病気で静養の時には、代役として何回か指揮を任されたこともあるとのこと。
現在はスイスロマンド管弦楽団をはじめ、海外のオーケストラの首席客演指揮者やこの日のオケでもある日本フィルの正指揮者として活躍している、我が国若手のホープの指揮者です。

マーラーツィクルスは今年から3年間かかって、マーラーの交響曲を一年間に3曲ずつ演奏をしていくというもの。
初年度の今年は交響曲第1番、2番、3番が演奏されました。

ぼくはプログラムを見て迷いなく3番のチケットをゲットしておきました。 マーラーの9曲の交響曲(大地の歌と10番を入れれば11曲ですが)の中では、この3番と6番と9番が特に好きです。

3番は演奏におよそ100分かかる大曲でもあり、マーラーの交響曲の中では最も自然に親しくて優しい曲だと思います。

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そのマーラー交響曲第3番の演奏、山田和樹と日本フィルハーモニー、

本当に素晴らしい演奏でした。 

第一楽章の勇ましさ、第二楽章以下の自然の、植物の、鳥たち、獣たち・・・、そして人間、神・・・、マーラーの自然への賛歌、強く時には優しく、山田和樹のタクトから奏でられていきました。

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最終の第6楽章は特に素晴らしかった。 日本フィルの弦楽器たちがないています・・・。
金管楽器も・・・。

こんなに感動したマーラーの第3交響曲はありません。


花粉症でマスクをしていたのですが、気が付くと目の下のマスクが濡れていました。
不覚にも、知らず知らず涙が流れていたようです。

素晴らしかった。 トロンボーンは特に頑張りました。 すごかった。

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山田和樹さん、初めて聴きましたが、良い指揮者。 小澤さんがコンサートを任せた指揮者だけのことがあります。

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この4月には来年の「深化」、ツィクルスの第2期、交響曲第4番~6番のチケットが発売されます。

絶対に6番は手に入れます !! 山田和樹の指揮で大好きな6番を聴いてみたい。


2015年の最初のコンサート、とても素敵でした。 こんなに感動したコンサートは初めてかもしれない。

山田さん、日本フィルとっても良かったです。

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コンサートの余韻に浸りながら、渋谷の駅に向かいます。 今度は迷いません。 笑


そうそう、良い音たちで元気になったこころ、 ならば 体にも美味しいものを、ではないですが・・・、

せっかく渋谷に来たのですから、Viron のレトロドールを買って帰ろう。

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Viron 相変わらずの人気店です。

たくさんの人が並んでいました。 しばらく並んでレトロドールをゲットです。 


一時期ブーランジェリーに凝っていて色々バゲットを食べたけれど、バゲットはViron のレトロドールが一番美味しいです。

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外のクラストはカリッ、中のクラムはふんわりと気泡もちょうど良いです。

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レトロドールと一緒に大好きなクロワッサンと、

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パン・オ・ショコラを買ってきました。

もちろん、チーズと赤ワインも。 

山田和樹指揮、マーラー第3番の余韻に浸りながらViron の美味しいパンを頂きました。

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今年初めてのコンサート、

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とても感動した、マーラーの交響曲第3番。

絵画も良いけれど、やっぱり音楽も良いな。 今年は両方とも楽しみたいです。



今年は体の悪いところがいっぺんに出てきているようで、今度は腰を痛めてしまいました。しばらく座るのも痛くてブログもお休みしてしまいました。

写真も撮りに行きたいのですが・・・。
でも、天気もこんなだし、ちょうどいいかな。 ^^;

ちょうど良いついでに、体を色々と点検してもらうことにしました。明日も一つ検査します。
今日はお酒はやめておきます。

" 2015/02/28 Yamada Kazuki Mahler Symphony No.3 "

今年もお世話になりました。2014年N響第9&神田藪蕎麦年越しそば?:20141230 [音楽]

2014年も、もう残すところ2日になってしまいました。 振り返ったら少し長めになってしまいました。

2015年はどんな年になるのでしょうか?  
今年は地震や火山の噴火、大雨による被害 etc etc ・・・等の大災害が発生しました。世界の中では依然戦争が絶えず、
我が国の周りでも、一番身近な周辺諸国と戦後最悪な関係状態が続いていたり、経済も予断を許さない状態ですけど、
でも来年こそ、良い年になればいいですね。

みんな平和に幸せに穏やかに暮らせる年になるとよいと思います。

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なんて、あと2日だと殊勝に思ったりしていますが、

年末恒例の行事を2つ済ませてきたので、2014年の最後にそのことを残しておきたいと思います。

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先ず、12月23日の休みの日、

ここのところ毎年必ず聴きに行っている、NHK交響楽団の第9演奏会へ行ってきました。

渋谷に到着するも、まだ開場まで時間があったので、ヒカリエでキャラメルとバナナのフレンチトーストを頂きました。

フレンチトーストは好きですし、キャラメル味もバナナもバニラアイスも好きです。それほど甘くなくパンの食感もサクサクで美味しかったです。
ただ、白い花の形のプレートにトーストが2つ乗っていましたが、ぼくには1つで良いかも?
パンケーキもそうなのですが、1つが美味しいって基準の的確値みたいです。


食べ終え、もう少し時間があるので、久しぶりの代々木公園をぶらぶら。

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そう言えば、今年は代々木公園でデング熱の騒ぎがありました。

まさか、日本で蚊を媒体とする伝染病があるなんて思いもしないこと。 地球の温暖化はここまで進んでいるのでしょうか?
気象庁の発表で1891年の統計開始以降で、今年の世界の平均気温は一番高かったということでしたが。
これもみんなで解決しないといけない問題ですね。

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でも、日本ではこの冬はものすごい寒波で北日本の方々は例年になく、雪がたくさん積もって大変なようですし、東京や横浜でも寒いお正月になりそう。

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さて、そろそろ開場の時間が近づいてきたので、会場のNHKホールへ。

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今年のN響の第9はフランソワ・グザヴィエ・ロトの指揮でした。

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ロトは1971年生まれの43歳と言う若手のフランスパリ出身の指揮者です。
現在は南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者を務めているとのこと。

並み居る名指揮者たちが指揮をしてきたN響の第9演奏会。43歳という指揮者としては若手の部類に入る年齢で指揮をするロト、どんな演奏を聴かせてくれるのかとても楽しみにしていました。

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ロトの指揮する第9、「疾風怒濤」、シュトゥルム・ウント・ドラング !!。

ぼくだけの勝手な聴き方なのですが、コンサートやCD で聴いたものの中で一つの分類になるものがあります。
ぶっ飛ぶような演奏を聴いたときの「シュトゥルム・ウント・ドラング 」。
例えば、クライバーのベートーベンの4番や7番、第9だとフィリッペ・ヘレヴェーゲの指揮したもの etc etc ・・・。

この日のロトとN響の演奏は、正にライヴで久しぶりに聴いた「シュトゥルム・ウント・ドラング 」の演奏でした。

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ピリオド奏法のような弦楽器のノンヴィヴラートによる演奏。 第1楽章から飛ばす飛ばす、軽快にぶっ飛ばしてくれます。 
太鼓と金管は良く響きメリハリがとても効いていました。

こんなに各楽器のパート、輪郭が明確な第9は今まで聴いたことがありません。第2楽章のスケルツォも思わず脚でリズムを刻んでしまいそうになるほどの舞踏性たっぷり。ロト、すごい!! 。

最近はやりのピリオド奏法による演奏は、古典派の音楽を新しいアプローチでフレッシュに聴かせてくれますが、
この日のロトの第9は、ベートーベンもやっぱり古典派の作曲家なんだなと再認識させてくれました。

もちろん4楽章で、体中が震えるほどの感動 !! 

「この口づけを世界のすべてに」 !!

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感動で火照ってしまった体と心をクールダウンさせるにはやっぱりこれ。

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もう一度ヒカリエに戻り、冷たいビールを頂きました。

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やはり、年末にはBeethoven Symphony No.9 は欠かせません。

このお休みにも、在庫の第9を聴き比べました。 フルトヴェングラーも良いし、ジョージ・セルも小澤も良いな。

それと、フィリッペ・ヘレヴェーゲのもやっぱりぶっ飛んでます 笑


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12月28日(日)、この日は秋葉電脳仲間と今年最後の集まりがありました。

自作のPCもぼくの一つの趣味なのですが、そっち方面の友人たち。
もうかれこかれ20年近くになる付き合いで気の置けない仲間たちです。

ただ、お酒の飲めない仲間が一人いるので、集まりもお酒がメインにはならないのが、じぶんには少し残念 笑 。

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今年最後の集まりは、神田「藪蕎麦」さんにしました。

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11時半からの開店なのですが、秋葉の駅で待ち合わせをして11時過ぎに店の前に来れば・・・、

既に長蛇の列。

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でも、美味しい蕎麦がいただけるし、先日のディズニーランドで何時間も並んできた自分とって、一時間くらい並ぶのは何でもありません ^^;

ただ風でとても寒くて、自然に足がガタガタと・・・。

≪2013年の火災の前の藪蕎麦外観≫
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2013年2月19日の夜の火災で1年以上もお休みをしていましたが、10月20日に営業再開。

一度来たいと思っていましたが、ようやくこの日に実現です。

≪2014年10月20日営業再開 新しくなった藪蕎麦さん≫
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結局、一時間ほど並んでお店の中に入ることができました。 中は暖かくて、ホッ 。

飲めない仲間もいるのですが、芯から温まるにはやっぱり熱燗ですよね。

とくとくとくとく、「おっとっと・・・」。 お約束の台詞。 笑

藪蕎麦の熱燗に付いてくる「ねりみそ」、美味しいんです。昆布が入っていて、それほど辛くもなく、熱燗のつまみに最適。
これだけで、2~3本、クイクイいけてしまいそう。

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せいろうそばを2枚頼みました。

この少し緑かかった蕎麦、食べたかったんだよなぁ~。 やっぱりこの色艶だよなぁ~。

久しぶりすぎ~。 各々いろいろな感想ですが、営業再開のこともあり少し感慨深げ。

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そばつゆは、昆布と鰹節。少し辛口なので蕎麦のさきにちょっとつけて、勢いよくすするのがお勧めです。

美味しい、美味しいとあっという間に2枚完食。

蕎麦湯も全部飲み干しました。

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店内にはお供え餅がたくさん並んでいました。

小さいお供えを良く見ると、藪蕎麦を屋号に持つお店からのものなのでしょうか? 店名がずらっと並んでいました。

藪蕎麦ってこんなにあるんですね。

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久しぶりの神田藪蕎麦の美味しい蕎麦と熱燗を頂いて満足した我々秋葉電脳仲間は、聖地秋葉へと繰り出し、パーツ屋さん等を物色しましたが、

今年はこれでブログの〆とします ^^


2014年はコンサートに11回行きました。 それから、日本三大蕎麦、出雲、戸隠、盛岡でそばを頂くことができました。

ではないけれど、第9と神田藪蕎麦での締めくくりです。 来年も色々な楽しいことがあるといいな。

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途中からお付き合いさせて頂きましたが、本年中は大変お世話になりました。

つまらない記事と下手くそな写真の拙いブログに温かいナイスとコメントを頂けて、とてもうれしかったです。

来年も、同じことになると思いますが、どうぞよろしくお願いします。 

皆さん、良い年をお迎えください。

" 2014/12/30 NHK Symphony Orchestra Beethoven Symphony No.9 & Kanda Yabusoba "

日本フィル第655回演奏会_ピエタリ・インキネン指揮 マーラー交響曲第7番ホ短調:20141115 [音楽]

今年最後から4番目のコンサート? ( この後、第9が2つとメジャーエワのピアノのコンサート )

11月15日(土)にサントリーホールに行ってきました。

今では珍しくないですが、以前はクラシックのコンサートでお酒の飲める唯一のホールだったサントリーホールです。

それだからではないけれど、大好きなホール。 笑

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お酒を飲んだ後、カラオケに行きく方が多いと思いますが、音楽とお酒は親和性が高いと思います。

脳のある部分を同じように刺激するのでしょうが? 波長が増幅されるような気がします。古来ゆかしき宴の名残なのかもしれません (笑)。

歌うのも嫌いではないですが、お酒を頂きながら大好きな音楽を聴くのは、じぶんの一番の至福の時。

もちろん、この日もインターバルタイムに" インテルメッツオ " で赤ワインを一杯頂きました。

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日本フィルとピエタリ・インキネンのぼくにとって2曲目のマーラー(もう一曲は6番)。

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なんと、7番でした。

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学生の頃からクラシックが好きで、一番最初はMozart、

それから Tchaikovsky 、Brahms 、Mahler が好きになりました。 今はRavmaninov も大好きですけれど、Mahler は中でも大切な作曲家です。

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交響曲3番や6番、9番の旋律は本当に美しい。

聴く度、こころの中をかき混ぜられるように思います。


耳だけでなく五感も第六感も含めて、背骨で体幹で聴いてしまう、じぶんの存在全てで受け止めてしまう音楽です。

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でも、7番は全部で未完の10番を含めると10曲ある Mahler の交響曲( 大地の歌を含めれば11曲になりますが ) のうちでも、なんとなく他の曲とは異なる印象を受ける曲です。

背骨の辺りを震わせるあの感じがなかったのです。 Mahlerの曲の中でもあまり聞かないせいで、CD も6種類しか持っていません。

バーンスタイン、レヴァイン、クレンペラー、ジョナサン・ノット、ショルティー、マイケル・ティルソン・トーマス。

同じ頃に作曲された6番の反宇宙的な存在なのかもしれませんが、聴いているとリヒャルト・シュトラウスのティル・オイゲンシュピーゲルや、ベルリオーズの幻想交響曲のようにトリックスターが飛び跳ねている曲のように思われてなりませんでした。

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この日、インキネンの演奏聴いて、Mahler の交響曲7番、素敵な曲なのだと分かりました。
Mahler の7番は「夜の歌」と呼ばれますが、
これはMahlerが2曲目と4曲目に " Nachtmusik " と書いていることによります。

ただ、この「夜の歌」は静かなロマンチックな夜ではなくて、聴いているとなんとなくハロウィンの夜、ワルプルギスの夜のような感じがします。
これをとらえ過ぎてしまうと、滑稽さや怪奇さ?が前面に出過ぎてしまう。

それをインキネンは少し早目のテンポで、見通しが良く、構成を大切にして演奏していたように思えました。
きっと、インキネンと言う指揮者は曲のディレクションを大切にする指揮者なんだなと思います。

この日のインキネンの演奏のおかげで、7番がどんな曲なのか、少しだけ自分なりに理解できた気がしました。
面白かったです。

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日本フィルもどんどん素敵になって来て、ますます楽しみ。

帰って来て、来年2月の山田和樹さんとのマーラーの3番のチケットをゲット。
また、インキネンは来年ブルックナーを演奏するとのことなので、これも聴きに行こうと思っています。

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記事を書きながら、7番を聴いていますが、
いかんいかん、またお酒が飲みたくなってきました (笑)。 今年のボジョレー色も香りもよく美味しかったですね。

今年は、例年になくコンサートにたくさん行った年になりました。 やはりライヴの音に勝るものはないと思います。
最後の締めくくりは、N響の第9です。 今日は、第9の予習をしようかなと ^^

出張等も多かったし、私的にも外出が多くてバタバタしています。 
昨日も雪のせいで危うく帰れないところでした。

写真も撮りに行きたいのですが、ゆっくり目の日曜日ということに・・・。

" 2014/11/15 Pietari Inkinen Mahler Symphony No.7 Nacht Musik "

Andrew Von Oeyen ピアノリサイタル:20140906 [音楽]

じぶんの部屋でほっと一時。

ゆっくりとコーヒーを頂きながら 好きな音楽を聴くのがじぶんの25時間目?

学生の頃から(もううん10年も前になってしまいましたが) 音楽が大好きです。

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本当はライヴで聴くのが一番なんですが、ここ最近、なかなかコンサートには行けていませんでした。 

ただ、今年は一人でもいいやと、
今までは友達か家族が一緒でなければ行かなかったコンサートに、聴きたい時は一人でも出かけています。

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9月6日も、今年8回目のコンサート、Andrew Von Oeyen ピアノコンサートを聴きに中野ZERO まで行ってきました。

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何か良いコンサートはないかとネットで探していて、Andrew Von Oeyen を見つけました。

" オーエンは、同世代のピアニストの中で、最も魅力的なアーティストのひとりとして広くその名を知られている。17歳でエサ=ペッカ・サロネン指揮のロサンゼルス・フィルと協演し、ピアニストとしてデビュー以来、リサイタルやオーケストラのソリストとして世界中で喝采をもって迎えられている。"  チケットぴあより

何よりポートレートがかっこいいです。 2枚目、色男 !!

1979年生まれなので35歳、現在はニューヨークとパリに居を構えているそう。

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別に男性が好きなわけではありませんが 笑 見目麗しい人物は性別を問わずに美しい。
まして、ピアニストとは、かっこいいです。

天は二物を与えずといいますが、Andrew Von Oeyen みたいな例外もいるようです。

最近では、これは女性ですが、Katia Buniatishvili さんもそうでした。 彼女もぼくの最近のお気に入りのピアニストです。

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9月6日のコンサート

アンドリュー・フォン・オーエン ピアノリサイタル

シューマン/フモレスケ 変ロ長調 作品20
J.Sバッハ/パルティータ 第1番 変ロ長調 作品825
休憩
ショパン/ノクターン ロ長調 作品32-1 
ショパン/ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58

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前から2列目で舞台に向かって左側の席だったので、指の動きを見ながら演奏を聴くことができました。

シューマンもバッハも良かったけれど、最後の曲のショパンのソナタが良かったな。

3番はジョアン・ビリス、
そよ風がレースのカーテンをそっと撫でる様な、究極のピアニシモの演奏が一番好きなんですが、オーエンの演奏はこれとはまた違った趣。

ビリスよりは少し力強くて、リストの曲のようにも思えました。

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音楽の表現で、語るって表現が良く使われますが、オーエンの演奏はもう一つ上、物語を語ってくれているような感じです。
全体としての曲の構成がきちっとしている感じ。

また、190cmと長身で体格も良いためか、フォルテは力強く、それもらくらく出てきます。
それでいて、ピアニシモもピュアで美しい。

オーエン、これは人気が出て当然のピアニストだなと思いました。

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プログラムを終えても、お客さんの拍手は鳴り止みません。

「ハードなプログラムだったんだよ」と、ぼそっとこぼしながら 笑 アンコールを3曲も弾いてくれました。


自国の作曲家ガーシュインの曲を2曲、それとドビュッシーの月の光。

月の光はとってもきれい。 最後の一音がコンサートのホールの空気の中に消え入るまで・・・聴衆みんなでしーん、聴き入っていました。

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アンドリュー・フォン・オーエン、素敵なピアニストでした。

ホールでリストの曲のCD を買ってきて、今もWalkman に入れて通勤時にも聴いています。

機会があればまた聴きたいピアニストになりました。

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お腹が空いたので、帰りにラーメンを頂きました。  〆の? ラーメン 笑


コンサートはこの後、11月にマーラーの交響曲、12月はいよいよ第9。この後もコンサート、楽しみです。  ^^v

" 2014/09/06 Andrew Von Oeyen Concerto in Nakank Zero "

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