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鎌倉妙本寺ノウゼンカズラ&八幡宮蓮&梅蘭焼きそば:20230702 [鎌倉]

鎌倉散歩の花暦 (鎌倉の季節の花が咲くのを追いかけます ^^ )。

ずっと何年も追いかけてきましたが・・・、コロナで最近は滞っていました。 でも、

ようやく?

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2023年の夏は、

妙本寺さんのノウゼンカズラと、鎌倉八幡宮の蓮の花 ♪♪

そろそろ咲いているかなと、 

相棒のE-M1Mr3に50-200、E-M1Mr2に12-40、

Walkman には Rachmaninov のピアノコンチェルト第2番(今年は Rachmaninov イヤーなんです)。


相棒たちと一緒に、7月2日の日曜日、朝6時に家を出ました。

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梅雨の季節ですが、晴れているので早朝でないと日差しは強すぎです。 ^^;;

それに、蓮の花も早く行かないと見頃を逃してしまいますから。

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咲いているかな? 遅すぎたでしょうか?

まだまだ早朝で、流石の人気の観光地鎌倉駅も、小町通りも人影はまばらです。

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気になりながら、本覚寺さんを抜けて、妙本寺さんの森の中へ・・・。

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ノウゼンカズラは? 咲いていてくれました。 ^^v

満開の頃でしょうか。でも、前日の雨のせい? かなりの花が落ちてしまっていました。

少し、可愛そう。

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それでも、カラスアゲハたちとカラスと(カラスがたくさんいました?) 一緒に、

今年も妙本寺さんのノウゼンカズラに会うことができました。


ノウゼンカズラ、

鎌倉の散歩をしはじめて知った花です。

どこか南国を思わせるトロピカルな感じの花ですね。

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青空と妙本寺さんの山門の赤色と、とてもお似合い ww

ラフマニノフのコンチェルトを聴きながら ♪♪

朝でもかなり暑かったですが、23年のノウゼンカズラたちとしばしの歓談です ww。

快いピアノの音色 ♪ 素敵な時間が流れていきました。


2023年はラフマニノフの生誕150年の記念イヤー。

1873年に生まれて1943年に亡くなっています。そんなに昔の作曲家さんではないですね。

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自作自演も演奏が残っていて、貴重な演奏を聴かせてもらえます。

ピアノコンチェルト2番 ストコフスキー指揮 フィラデルフィア交響楽団
ピアノコンチェルト3番 オーマンディー指揮 フィラデルフィア交響楽団

偉大な作曲家と言うだけでなく、超絶技巧の演奏家でもあるラフマニノフ ♪♪

作曲家はこういう風にこの曲を、

そんなことを知ることもできる演奏です。

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この日のWalkman にはツィマーマンと小澤征爾さんのの演奏。

有名曲なのでCD もたくさんの種類が出ています。じぶんも20種類くらいのCDを持っていますが、

巷で(某レコード芸術名曲名盤〇〇選などで?)一推しのリヒテルとかアシュケナージの演奏よりも、

ツィマーマンと小澤さんの演奏が一番好きです(書いていて色々と聴き比べを又してみて、アシュケナージの演奏も面白いしリヒテルもと思いましたが・・・でもでもです)。


リヒテルなど、ロシアの自然を思わせるような雄大な演奏も良いのですが、

繊細さ、そして、透明感のある・・・こころに染み入るような・・・、ラフマニノフの心情が伝わってくる・・・

そんな演奏が大好きです。


ラフマニノフを聴きながら・・・、

真夏の妙本寺さん・・・・・・ ♪  暑いですが、

この景色が好きです。 ^^v 笑

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妙本寺さんのノウゼンカズラはとても立派な花。

古木と言ってもいいのかな?

門を入ったところ右と左に一本ずつ。仁王様と同じようにお寺を守るかのよう。

今年も青空の下で会えました。

感謝。??

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花暦の次の頁へ。


この前一つ二つの花が咲いているのは確かめましたが、もう一度 。

八幡宮の蓮の花にも、もう一と会いたいので、再び・・・てくてくてくてく。[足][足]

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八幡宮の源平池の蓮の花は?

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満開と言う訳ではなかったですが、前に来た時よりも咲いていてくれました。

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白とピンクと蓮の大きな花。

ときどき、トンボたちが葉の上で一休みも、涼し気な景色。 ww

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目的だったノウゼンカズラと蓮の花に会うことができました。

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そして、お腹が空いた!!  笑

でも、

早過ぎて鎌倉のお店はまだ、どこも開いていませんでした(早いのは暑くなくていいのですが、

美味しいものには?? ^^; )

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鎌倉から帰って来て横浜に出直しました。

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久しぶりに梅蘭さんの「特製海鮮梅蘭焼きそば」が頂きたくなりました。

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パンの様? 固めたお好み焼きの様? パリパリを崩すと中からは海鮮のあんがたっぷりの焼きそば~ 笑 

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この味、無性に食べたくなる時があります。コロナで暫く来ていなかったけれど、やはり美味しい!! 

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梅蘭焼きそば、

大海老のマヨネーズ和え、

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酢辛味五目スープ、

酢豚 etc etc・・・、

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ついつい食べ過ぎてしまいました。

もちろん、冷たいビールも!!  

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今年はラフマニノフイヤーです。

コンサートもいつもの年よりも、その作品が多く取り上げられていて、好きな作曲家さんなので嬉しいです ♪

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7月18日には、松田華音さんと高関健さんのラフマニノフコンチェルト2番を聴いてきました。

松田華音さんはじぶんの推しのピアニストさんの一人。

容姿も素敵だし、実力も!!

期待の若手さんです。


そして、11月にはダニエル・ハリトーノフのラフマニノフのチケットも取っています(とても楽しみ)。

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滞りがちなブログです ^^;

コンサートや展覧会(アーティゾン美術館にも行ってきました)や色々と記憶に残しておきたいことがあるのですが・・・。 ^^;

忘れないうちに??? と思っています ^^;;;


" 2023/07/02 Kamakura Trumpet Vine & Lotus flower & Yakisoba at Bailan's shop &Rachmaninov Pcon2 "
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マティス展_東京都美術館 & 原田マハ_ジヴェルニーの食卓:20230624 [展覧会]

今年3つ目の展覧会。

佐伯祐三展、エゴン・シーレ展(二人とも大好きな画家さん)と見てきて、3つ目はマティス展でした。

そして、二人の画家の展覧会を超えて、今年一番気に入った、新しい気付きをもらえた素晴らしい展覧会でした、

マティス展。

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3つの気づきがありました。

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一つ目、

マティスって静寂、静謐・・・。ある種、大好きなフェルメールに通じるものがあるんだなと。

永遠の一瞬の閉じ込め。永遠の静謐。永遠の光。

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今迄、フォービズムというネーミングにとらわれ過ぎて、先入観、ステレオタイプ。

そのメガネを通して見ていたのだと思います。

≪ 夢 1935年 ≫
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でも、この日、久しぶりにまとめてマティスの作品を見て、そういう束縛から自由になって、

今までとは全然違った認識になりました。

この雰囲気、キャンバスからの魅力の色彩たち・・・、今、マティスが大好きです。 

≪ 赤の大きな室内 1948年 ≫
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二つ目、

マティスの構成力ってすごい。

この椅子はこの位置、この線はここしかないというくらいに画面のどこ一つ取っても動かせない位。

それはそこしかないんです。縦と横の直線で構成されている作品たちも・・・、いいなぁと。

≪ 黄色と青の室内 1946年 ≫
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三つ目、

デザインとレイアウト、それらから飛び切りの魅力的なフォルムを作り出していること。

デザイナー、ポスター作者の様な、今見てもうっとりするような斬新さ大胆さ。

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展示されている作品、全てが素敵だったのですが、特に気に入ったのは「夢」、「赤の大きな室内」、

「マグノリアのある静物」(マグノリアの花瓶どこかで見たような記憶がありました??)、

デッサン画の「コレット」。

≪ マグノリアのある静物 1941年 ≫
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そうそう、4つ目もありました。

コレットやそのほかの線描画を見て、マティスの線がとても好きになりました。

マティスだけにしか画けない線。時にクールで時にセクシーで、優しい線・・・とても気に入りました。

≪ パイプをくわえた自画像 1919年 ≫
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帰って来て、そう言えば?

確か原田マハさんがマティスのことを書いていたなぁと思い出し、

「ジヴェルニーの食卓」の最初のお話し「うつくしい墓」を読み返しました。

マグノリア、マグノリア・・・、マグノリア。

≪ 眠る女性 1942年 ≫
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そうでした、展覧会で見た花瓶に活けられているマグノリア、このお話しで読んだことがあったのでした。

21歳の家政婦マリアから見た、最晩年のマティスのことが描かれた作品で、この展覧会で見たマグノリアと花瓶が、

マティスとマリアの出会いの大切な役割を果たしています。

≪ コレット 1950年 ≫
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マリア
「翡翠色の花瓶。清々しい薄緑色。上部はふっくらと胸を張る鳩にも似て、下はすっきりと貴婦人の腰のごとく引き締まっている。模様はなく、マグノリアの大きな白い花とつやのある葉を活ければ、均整の取れた華やかな帽子の様に見えるはず。」

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マティス
「君はどうしてその花瓶をえらんだのかね。」

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マリア
「この花をこの花瓶に活ければ、先生が恋をなさるのではないかと。」

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「先生が恋をなさるのではないかと」・・・、なんて素敵な言葉なのでしょう。

そして、展覧会を見て思ったのは、きっとマティスは本当に被写体に恋をしているんだろうなぁと。

展覧会で見た花瓶のマグノリア・・・、そして、原田マハさんのこの作品・・・。

マティスのマグノリア・・・、忘れられない作品になりました。

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4人の画家のことを書いた短編が4つ、「ジヴェルニーの食卓」・・・、とても素敵な本。

何回も読み返しています。

この本を読んでモネのことが好きになりましたし、

マティス展に行って来て、「うつくしい墓」を読んで、ますますマティスのことが好きになりました。

≪ 出口付近にあったガシャポンのピンバッジです w ≫
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やはり、今更ながらですけれど、

先入観葉を捨てて、実際にじぶんで見たり聴いたりして、じぶんの言葉、思いとして持たないといけないのだなと、

マティス展に行って改めて強く思いました。

" 2023/06/24 HENRI MATTISE The Path to Color & Une table de Giverny"
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鎌倉妙本寺紫陽花&八幡宮蓮&魚かまさんの生シラス丼:20230617 [鎌倉]

6月、梅雨の期間の土曜日。

起きてみると、久しぶりの良い天気です。というより・・・、

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朝6時前だというのに、夏の日差しの真っ青な空( 最近の天気は極端すぎ? )。

きっときっと、暑いのだろうなぁ~と思いましたが、鎌倉の紫陽花のその後のこと、

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さぼり気味ですけれど、じぶんの花暦のこと、鎌倉の夏の花たちのことも気に掛かっていました。


Walkman とカメラの相棒たち(そうそう一台新しいのも加わったんです ^^v )と一緒に !!

冷蔵庫からキンキンに冷えたペットボトルをデバックに入れて!! 横須賀線です。[わーい(嬉しい顔)]

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北鎌倉駅を過ぎると車窓からは、8時少し過ぎと言う時間でしたが、きっと明月院へ向かう人たち・・・。

毎年のことですが、線路沿いにも列ができていました。すごいなぁ~。 ^^;;

この季節はこの通りは歩けないです。

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さっと? 通り過ぎて電車は鎌倉駅。

まだまだ、早い時間だとは思うのですが、ホームもぞろぞろぞろ。江ノ電に向かう人が多かったでしょうか。

紫陽花の季節ですし、良い天気だし・・・きっと、ですね。

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その方達とは反対へ向かいます。

小町通りの方の改札から出て、大巧寺さん、本覚寺さんを通り抜けて妙本寺さんへ。

大巧寺さんでは、今年もイワガラミに会えました(昨年のオフ会の時に大巧寺さんにもあることを知りました。)

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朝早くても強い日差し。

でも、

妙本寺さんの森に入った途端、木漏れ日と共に、頬に感じる涼し気な風に思わず?

ほっ !! ^^

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妙本寺さんに来るといつも思うのですが、駅の近くにこんな森があるのは信じられません。

本当に夏は、このお寺が良いです。 ^^v

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妙本寺さんの紫陽花たち、日当たりの良いところではそろそろ終わりの頃だったでしょうか。

でも、森の中の緑に囲まれている紫陽花たちはまだまだ元気でした。

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本堂の横の欄干のところに座らせて頂いて、

涼風としばしの友達付き合い。ww 


通り抜ける風は、心地よい涼風君です。

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一通り写真を撮らせて頂いて、

涼風たちとひっそりと一時を過ごした後は・・・ ww

八幡宮へ行くことにしました。

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妙本寺さんのノウゼンカズラはまだ蕾が小さかったのですが、

八幡宮の蓮は?

もしかすると、咲いているかもしれない?? そう思いました。

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行ってみたら !! @@;;

八幡宮の源氏池は大きな緑の葉っぱでおおわれていました。

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蓮の花は? 探してみると一輪、二輪くらい?

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まだまだ蓮はハッパばかりでしたが、

それでも、よ~く探してみたら、

真っ白な大きな花が咲いていてくれました。 ^^v

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鎌倉は、

妙本寺さんのノウゼンカズラと、八幡宮の蓮の花。

咲き始めれば、本格的な夏 !! です。


暑かったけれど、来て良かったなぁ~。 ^^vv


お参りをさせて頂き、ほんとうは(起きた時の予定では瑞泉寺さんの方まで歩こうと思っていたのですが・・・)

もっと歩こうと思っていたのですが、暑くて暑くて・・・ギブアップ。 ^^; ^^; 笑

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それなりに歩いたし、紫陽花にも会えたし、夏の花の様子も分かったし??

早めのランチで切り上げることにしました。


鎌倉のお店は11時半の開店が多いかと思います。早いお店で11時。

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まだ10時過ぎてしたので、どこかないかなぁ?

探していると小町通りの「魚かま」さんで「開いてますよう」と声をかけて頂きました。[わーい(嬉しい顔)]

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冷たいモルツを一杯 [黒ハート][黒ハート]

それと、鎌倉に来たのですから、やっぱり? 生シラスを頂きたいです。

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冷たいビールと湘南の味、

生シラス丼を美味しく頂くことができました。

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そうそう、鎌倉の夏の花達のこと。

この時(6月17日)の妙本寺さんのノウゼンカズラはまだ蕾が小さかったのですが、

7月2日にも行ってみました。

2週間後・・・、

ノウゼンカズラは満開でした。このことも、あまり遅れずに・・・ ^^; アップしたいなぁと思っています。

鎌倉の季節の花たち、これからも楽しみです。 [黒ハート]

美味しいものも ^^; 笑笑

" 2023/06/17 Kamakua Myohonji Hydrangea & Hachimangu Lotus & Uokama-san's Raw Whitebait Rice Bowl"

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La Folle Journee Tokyo 2023 &究極の親子丼 :20230505~20230506 [音楽]

ブログ、とても滞っていますが・・・、 ^^;;

それでも、カメラとWalkman と一緒の散歩。

好奇心に惹かれてのコンサートや展覧会や 街歩き、etc etc …であちらこちら。

それ等はいつもと同じ程度。

遅くなってしまいましたが、記憶のアシストで忘れないうちにこのことも残しておこうと思います。

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2020年5月2日から4日まで「ベートーベン」をテーマとして開催予定だった

ラ・フォル・ジュルネ。

勿論、チケットを買っておいたのですが、新型コロナウイルスの世界的な感染で中止になりました。

それから4年・・・。

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ようやく、ようやく・・・ようやくです。

2023年5月4日~6日、有楽町の東京フォーラムで4年前と同じテーマ、

「ベートーベン」で復活開催!! クラシックのお祭りが帰ってきました。

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開催をメールで知って、チケットの発売日当日はわくわく。

5日の交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」
同じくピアノ協奏曲第4番ト長調op.58
6日のピアノソナタ第30番ホ長調op.109、第31番変イ長調op.110、第32番ハ短調op.111

の3つのチケットを予約です。

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ピアノは大好きなアンヌ・ケフェレックさん。コンチェルトもソナタも!!

特に、ベートーベン最後のピアノソナタの3曲は、絶対に聴きたいと思っていました。

アンヌさんが最近CD に録音してくれていた3曲と同じコンサート。

CDの演奏は素晴らしくて、3曲の魅力を再確認していたのです。

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GW の東京、丸の内仲通り、新緑の木漏れ日たち・・・。4年前と変わっていません。

コロナで色々と我慢、大変なことも沢山ありましたが、こうやってまたここに、

ラ・フォル・ジュルネに来ることができて・・・ジー――ン (´;ω;`)ウッ…

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5日は「田園」から。

久しぶりのクラシックのお祭り、じぶんのスタートは三ツ橋敬子さんの指揮、東京交響楽団の演奏からでした。

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ベートーベンはいつも深刻そうな表情を浮かべていている? そんな風に思いがちです。

でも、自然を愛して、優しい一面も?そんなことがよく分かる「田園」交響曲。

5楽章からなるハイリゲンシュタットの自然の中を散歩しているイメージの曲ですが、3楽章から5楽章は続けての演奏。4楽章の雷雨は迫力満点でした。

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続いて、大好きなアンヌ・ケフェレックさんのコンチェルト4番。

東京交響楽団、指揮は斎藤友香理さん。

ベートーベンのコンチェルトでは5番の皇帝が有名ですが、じぶんは4番、好きです。

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第一楽章冒頭がピアノの独奏から始まるこの曲。

第2楽章では、真夜中、厚い雲が覆う様な重い感じの弦楽器の音達の中、ピアノが朗々と一条の月の光の様に差し込んできます。

そして、最終楽章は堂々と!! ベートーベンらしい喜びのフィナーレ。

アンヌさん、とても迫力のある4番を聴かせてくれました。

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初日のラ・フォル・ジュルネ、満足です。

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良い演奏を聴いて、久しぶりのお祭りの気分を味わったら、予約しておきました。

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本家あべや KITTE GRANCHE店さんで焼き鳥と親子丼のコースを頂きました。

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前菜2種盛合せ 秋田比内地鶏逸品 季節野菜のサラダ 焼き鳥3本 野菜串 うずら串

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美人豆腐 比内地鶏ミニ親子丼 いぶりがっこ 比内地鶏スープ ^^v

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有楽町ですからいつもの銀座の鳥繁さんで焼き鳥を頂きたかったのですが、GW 中は、お店はお休みとのこと。^^;

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残念でしたが、こちらのお店も焼き鳥美味しかったし、親子丼は比内地鶏の「究極の親子丼」!! は最高でした(いぶりがっこも!!)

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そして、二日目 ^^v


じぶんの今年のラ・フォル・ジュルネの本番の日?

ベートーベンのピアノソナタの最後の3曲。30番、31番、32番をアンヌ・ケフェレックさんで。

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ベートーベンのピアノソナタと言うと、月光、悲愴、熱情、テンペスト、告別、ハンマークラヴィア等

名前の付いているものもたくさんあって名曲ぞろいなんだと思いますが、

じぶんは最後の3曲が一番好きです。

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ベートーベンらしくなくて、初めて聴いた時はシューベルトの曲かなと?

ある意味で? 吹っ切れたというか、心の底に少し暗めの茜色の雲があつくたなびいているけれど、空気は透き通っている様な・・・ ^^;

アンヌさんの演奏は・・・、

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とてもとても素敵な演奏。CDの演奏よりも迫力がありました。

一曲ずつ演奏前に曲の解説をして下さつて、この3姉妹の三曲の顔立ちや性格や etc etc・・・を知った上で聴けたこともとても良かったです。

元々自分の聴き方は3曲を3曲として聴いていた訳ではなくて、ベートーベンの後期3曲というある意味で一曲として聴いていましたので、

3曲それぞれを意識して聴いたことでより理解? より曲を知ることができて更に愛着も。

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アンヌさん解説の中で特に印象深く残っているのは、

「32番の楽譜の最後は16分休符です。長い長い32曲にも上るピアノソナタの旅の終わりは、他の音符でもなく、フェルマータでも、和音を延ばす長いペダル記号でもなく16分休符なんです。終わりのない・・・沈黙。」

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じ~~ん・・・。そうなんだ、ベートーベン・・・かっこいいなぁ等と ^^v

予定では10時から11時10分までの1時間10分のコンサートの時間でしたが、熱心に解説、素晴らしい演奏。

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全曲終ってブラボーと拍手が鳴りやみませんでしたが、

アンヌさん、再び出ていらっしゃると、時計を指さすようなしぐさ。気づいて時間を見てみると11時半を過ぎていました。

渾身のコンサート、熱心にオーディエンスに接して下さったのだなあと。

改めてアンヌ・ケフェレックさんのファンになってしまいました。

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GW 5月5日と6日、久しぶりのラ・フォル・ジュルネ ♪

毎年楽しみなお祭りが戻ってきました。わくわく、知的にも興味津々で楽しい時間を過ごさせてもらいましたが、

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ただ、規模的にはまだ以前の様に? すべて元に戻ったとは言えません。

東京フォーラムの開場も、イベントの広いエリアはなく狭く感じましたし、イベントグッズの販売も毎年買っていた公式CD の販売もありませんでした。

来年はこれらも元に戻ってくれるといいなぁと。

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気が付けば6月も終わりですね。

今年も半分? 早いなぁ~・・・、ブログも書かないうちにどんどん日にちだけが過ぎて行っている様な。

展覧会はマチスのこと残しておきたいし(都美術館に行って来て、マチスのこと再認識しました)、

鎌倉を散歩した時のことも(久しぶりのシラス丼は美味しかったです) etc etc ・・・。 ^^;


生存確認の様な? そんなブログになっています。 www

" 2023/05/05~05/06 La Folle Journee Tokyo 2023 "
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日本フィル_インキネンさんファイナルコンサート:20230520 [音楽]

日本フィルハーモニー交響楽団 第387回横浜定期演奏会 
2023年5月20日横浜みなとみらいホール
指揮:ピエタリ・インキネン

首席指揮者、ファイナルコンサートです!! 

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ピエタリ・インキネンさん、

2009年9月から日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者。

2016年9月から首席指揮者なので、足掛け14年間、

マーラー、ブルックナー、ブラームス、もちろんシベリウス(日本フィルはシベリウスが得意です。また、インキネンさんはシベリウスと同じフィンランド生まれ。)等の素晴らしい演奏を、日本の皆さんに聴かせてくれました。

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2014年から追っかけてきたので、

9年間、ずっと楽しませてもらっていたのですが、これでしばらくインキネンさんの演奏を聴けないなと思うと、とても寂しいです。

でも、きっとこれからも客演として日本フィルを指揮してくれると思うので、それを楽しみに・・・じっと我慢。

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コンサートは得意のシベリウスの交響詩「タビオラ」と、

ベートーベン全曲演奏シリーズの最後、ベートーベン交響曲第9番!!

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タビオラはシベリウス円熟期の作品。

フィンランドの叙事詩「カレワラ」の森の神の領土という意味。出版譜
「そこには北方の荒れ果てた森が広がる/荒々しい夢の中に太古の秘密を湛て/その中には数多の森をつかさどる偉大な神が住まい/闇の中を森の精霊が密かに飛ぶ。」

インキネンさんの演奏を聴いている内に、北方の奥深い森の中に連れていかれるような・・・

そんな感じがひしひしと。

この演奏会に先立ち、4月29日の「クレルヴォ交響曲」もインキネンさんの指揮で聴きましたが、

ヘルシンキ大学の男声合唱団も出演して迫力がすごかったです。

やはりインキネンさんと日本フィルのシベリウスは素晴らしいなぁ。

最後のコンサートでシベリウスが聴けて良かった。

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そして、本当にファイナル・・・。

ベートーベン第9番交響曲

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第一楽章冒頭の音を聴いて体が震えました。

なんというすごい音!!

日本フィルの音が厳かに低音が響いて、まるでヨーロッパのオケの様。

テンポ早めにインキネンさんの指揮がベートーベンの最後の交響曲をぐいぐいと牽引 ♪


更に第二楽章スケルツォもすごかったです。

オケは対抗配置で第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが向かい合った配置。

第二ヴァイオリンのメロディーがはっきりと聴こえて、

第一ヴァイオリンとのやりとりがとても面白かった。スケルツォ良かった。

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第三楽章は変わって、神秘的な安らぎに満ち溢れた演奏がこころにしみて。


そして、歓喜の歌の第四楽章は、みなとみらいホールの爆発。

ソロと合唱と日本フィルが一体となってホール全体に響き渡たり、こんなすごい第9は初めて。

歓喜の音達~!! 曲の最後に向かってぐいぐい。

爆発!!!!   そして、

最後の一音が消え入るまで・・・ホールの皆さん全員・・・じっとじっと聴き入って、

余韻と静寂ののち、

ブラボーの嵐!! (コロナの中ではじっと我慢でしたがようやくブラボーもです)。

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インキネンさんの日本フィル首席指揮者、ファイナルコンサート、

最後にふさわしい歓喜の締めくくり。本当に本当に素晴らしい演奏でした。?[黒ハート][黒ハート]

アンコールで何度も舞台で挨拶をしてくれた後、

オケも舞台から去っていって・・・

すると、インキネンさんがもう一度舞台に来てくれました。

最後まで残って拍手をしていた観客の皆さんに最後の最後のご挨拶。

じ~~ん。  コンサートマスターからの花束。

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2014年からありがとうございました。

沢山の素晴らしい演奏聴かせてもらえました。

首席指揮者からは外れてしまいますが、


きっと客演でまた、素晴らしい演奏を聴かせてもらえるのだと思っています。

本当に本当にブラボー!! ありがとう。[黒ハート][黒ハート]

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すごい演奏を聴いた後は冷たいビールが飲みたくなりました。

桜木町の駅に戻って、モスプレミアムさんへ。

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クラフトビールのスプリングバレーと、和牛バーガー モスプレミアム(スパイシーチリミート)を頂きました。

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スプリングバレーは大好きなビールです。

コンサートの余韻でほてっている体に美味しさが染みわたります。

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バーガーもボリュームたっぷり。

ハンバーガーとポテト [黒ハート]

そして、スプリングバレーのビール!!お腹いっぱいになりました。??

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素敵なコンサートの素敵な締めくくり [わーい(嬉しい顔)]


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おまけです ^^;

先週、北鎌倉の紫陽花の具合を確かめに行ってきました。

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円覚寺さんと浄智寺さんですが、近所の横浜の紫陽花たちはかなり色付いていますが、

北鎌倉では咲き始め、色付きはじめの頃でした。今週辺りから、そろそろ? そんな感じでした。

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それと、イワタバコが、もう満開に近いかなぁと b^^

やはり、今年は色んな花たち、咲くのが早いようです。



今日はあいにくの雨ですが(横浜もすごい雨で (@_@) びっくり )、

また、鎌倉の紫陽花たちに会いに行こうと思っています(なるべく混雑は避けたいなぁ… ^^; )。



" 2023/05/20 Japan Philharmonic Orchestra & Pietari Inkinen "
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汝、星のごとく」と 北鎌倉浄智寺のシャガ :20230513 [読んだ本]

休みの日に時間がある時、

本と音楽と連れて、カメラを持って鎌倉の散歩に出かけています。

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横須賀線の対面式の座席に座れば、

ちょっとしたプチ旅行気分。車窓の景色も段々と変わっていって、通勤の電車とは違って非日常への誘い。 ?


時々本に夢中になっていて乗り過ごしてしまいそうなこととかもあるのですが、

この日は途中で先を読めなくなってしまいました。


櫂君、あんな無茶な飲み方をしていて(ウイスキーをそのままがぶ飲みとか)心配だったのですが、

やっぱり胃がんになってしまって・・・。

先のことが心配で「汝、星のごとく」、途中で本を閉じてしまいました。

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気が付けば北鎌倉駅。

まだ朝の8時前。

一緒に降りたのは高校生たちくらい。駅の周りには誰もいません。

曇りがちの静かな北鎌倉。

日差しが欲しいですが、これはこれでしっとりと落ち着いた感じで良いかも。[わーい(嬉しい顔)]


鎌倉で初めて出会った花が多いのですが(ここで花の名前を覚えたものも)、

初夏に咲くシャガもその一つです。桜が終わるころ咲き始めてくれます。

北鎌倉では東慶寺さんと浄智寺さんがとても綺麗。

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残念ながら東慶寺さんは、最近、写真撮影は禁止になってしまったので、

ここのところシャガに会いに来るのは浄智寺さん。

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この日も訪れてみれば、

山門の両側がぼうっと曇り空の下で、光っているかの様。

シャガの群生がとても綺麗でした。


日差しがあればもっと綺麗なのでしょうけれど・・・、

今年もシャガたちに会うことができたので「良し」とします ww ?

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まわりからは鳥たちの囀りの声が聴こえてきます。

そっとイヤホンを外して北鎌倉の朝の音達を楽しんでいると、

コジュケイのご夫婦が朝食の時間?

邪魔をしないように w

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北鎌倉の散歩、シャガとコジュケイと静かな曇り空 [黒ハート]

素敵な時間を過ごさせてもらえました。[黒ハート]


帰って来て、先を読むのが怖かったけれど、

ビールを頂きながら(力を借りながら?)、

「汝、星のごとく」一気に読んでしまいました。

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生きる中で、分岐点が幾つかあるのだと思います。

ゲームなら、分岐点を左にと? やり直すことができますが、現実の世界の分岐点はできなくて・・・。

道を選ぶのは、じぶん(経験による判断力とも言う)に頼るしかなく、

年を重ね振り返ってみると、それは違っていたと思うのかもしれないけれど(後悔とも言う)、

その時のレベル、HPとMPの状態とかでは、それが最良だったのかもしれないし。

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高校生の時に出会い、

お互いの境遇にも似通っていたこともあり次第に惹かれ愛し合うようになった楷と暁海。

卒業後の遠距離恋愛にもかかわらず愛を育んでいきますが、ても、


東京と四国の島、売れっ子漫画家と旧態然とした女性蔑視の会社に勤め、精神状態の良くはない母親と暮らす境遇は、次第に同じ天秤の上ではなく…。片方に傾いてしまって。

20代に別れ。

そして、30代になって・・・再び。そんな櫂と暁海。

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人の分岐点…について、そんなことを強く思った一冊でした、「汝、星のごとく」。

同じ時期に読んだ春樹さんの文章に、脳内メモリは全て奪われてしまい、

最初はこの本を読んでいてもそれほどの震え(感動する本に出合うと背骨がぶるっと震えます)はなかったのですが。


春樹さんの呪縛が薄れ、靄が取れ始めて、

こころの中に櫂と暁海の物語が少しずつ浸みわたっていきました。


本屋大賞の一冊、櫂と暁海の物語。

この日に会ったシャガの花の記憶と一緒に、心の抽斗に仕舞っておきたいと思います。[わーい(嬉しい顔)]

" Nannji,Hoshino Gotoku & Iris japonica Jyochiji "
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村上春樹さん新刊_街とその不確かな壁:20230422 [読んだ本]

来ましたぁ~!!

Amazon で予約しておいたので発売日に届いて、

すぐに読み始めです。 春樹さんの新作長編小説「街とその不確かな壁」!!

※注 これから読む予定のある方は、ネタバレもあると思うので・・・ ^^;  お気を付けください。

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16歳で究極の恋愛。

こころが自分と言うもの全体が、求める相手と出会った主人公です(入れ込み細工の箱も、中に入るものもまだまだ大きい)。

文通、少ないデートを重ねますが、手紙もある時に途絶えてしまい・・・。

いつか帰って来るのでは会えるのではと・・・待って、待ち続けて・・・中年の年に。


気が付くと、

少年だった頃、いなくなってしまった少女と一緒に想像した、不確かな壁のある「その街」の本のない図書館の「夢読み」になっています。

その図書館で主人公の世話をするのは、そう、あの少女。

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でも、それは、「本当」の彼女であって、じぶんがこちら側の世界で愛した彼女はその「影」。

少女はあの時のまま年も取っておらず、また、主人公のことも知らない。

不確かな壁の街は、「頭に皿をのせている時は、空を見上げない方がいい」街(P76)。

そして、あの心の触れ合いは戻らない・・・。

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春樹さんの3作目で、まだ書籍になっていなかった同名の小説。

それを40年経った今、描き切れなかったものを描き切った本作は、

30代に書いたもう一つの双子の様な作品「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と

並立し補完しあう作品(春樹さんが後書きで述べています)。


たた、ワンダーランドが “とんがった” エンタメ性のある作品であるのに対して、本作はより精神的な、

ある意味スピリチュアル性が強いなぁと感じた作品。

派手さはなくたんたんと、冬の景色がよく似あう作品だなぁと(壁の街も冬と雪です)。

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ハードボイルド・ワンダーランドの様に、あちら側とこちら側と、行き来をするような形でお話は進んでいきます。

既に亡くなっているけれど、主人公と一部の人には会いに来る元館長の子易さんと、イエローサブマリンの少年の様なトリックスター的な存在。

春樹さんの作品には欠かすことのできない「穴」。

そして、何よりも春樹さんの文章。

リズムがあって、メタファーも散りばめられて、やはり、読んでいて心地よいです。

久しぶりの心地よい文章、久しぶりの春樹さんワールドにとっぷりと浸かってしまいました。

読んでいる時、それは至福の時。


こちら側からは消えてしまった少女。ずっと待ち続けていた主人公。

このままなのかなぁと・・・心配になりました・・・。

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P585
「それにだいたい、わたしはこれまで一体何を待ってきたというのだ?

自分が何かを待っているのか? それを正確に把握できていただろうか?

自分が何を待っているのか、それが明らかになるのをただ辛抱強く待っていた。というだけのことではなかったか? ・・・・・・(略)、

その箱の中に入ったもっと小さな箱。際限なく精妙に連なっていく入れ子細工。

箱はどんどん小さくなっていく・・・そして、またその中心に収められているはずのものも。

それが、まさに私がこれまでの40数年、送ってきた人生の実相ではないのだろうか。」


そんな主人公、

長年勤めた出版関係の仕事を辞めて、福島のとある山間の町営図書館長となった主人公。

コーヒーショップの女性。性的なことは苦手としますが、でも、その姿と心に惹かれる女性と出会います。

「それが明らかになるのをただ辛抱強く待っていた」。

コーヒーショップの女性との出会い、それは辛抱強く待っていたものなのでは・・・。

入れ込み細工の箱も、中に入るものも、16歳の時とはずいぶんと小さくはなっているのでしょうけれど。

たぶんです。

そう思うと、じーーん。

良かったな。本作には救いがあります。

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「でも急がないでね。わたしの心と身体はいくらか離れているの。少しだけ違うところにある。

だからあとしばらく待ってほしいの。準備が整うまで。わかる? いろんなことに時間がかかるの」

辛抱強く待っていたものに出会った主人公です。きっと・・・。

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人は、何を待っているのか分からないままま、辛抱強くずっとずっと待っているものかもしれない。でも、いつか待っているものに出会えて・・・。

年を取ればとるほど入れ込み細工の箱は小さくなるけれど、待っている中身も小さくはなっていくけれど・・・、

その中身は変わらず貴重なもの。


久しぶりの春樹さん、全661頁、最近には珍しく4日で読み終えました。

騎士団長殺しから6年。次の作品はもっと早く出してほしいです。

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老眼もだいぶ進み ^^; 本を読むのもつらくなってきていましたが、

春樹さんの文章は別格です。

ビールを頂きながら、

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ビルスマのバッハの無伴奏チェロ組曲を聴きながら ♪

久しぶりに充実した読書時間でした。 


「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」とボンジョビ、

「美丘」とレミオロメン、etc etc ・・・の様に。

これからは、無伴奏を聴くときっと、この本のことを思い出すと思います。

" 2023/04/22 The City and Its Uncertain Wall "
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2023年は地元横浜の桜たちです&モスプレミアム:20230416 [横浜街歩き]

少し(だいぶとも言う?)時間が経ってしまいましたが・・・、

娘からのバレンタインのチョコレートは「スナフキン」。 ^^v


色々なキャラクターがいますが、ムーミンの中だけでなく一番好きなのはスナフキン?

自由で、自然の中、

おさびし山の歌、スナフキンがギターを弾きながら・・・、かっこいいなぁと!!

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スナフキンつながり?

マーラーの映画を見ていて第一シンフォニーの第2楽章が流れる中、森の中を曲に合わせて踊り歩く?

そんなシーンがありました。その姿がスナフキンと重なりました。

ボヘミアン、自然がいっぱい…。ストーリーに関係なくとても印象的で、ずっと覚えてます。


唐突にスナフキンからですが、 ^^; 最近の「朝Walking」の曲はマーラーの第一シンフォニー ♪

マーラーって自然讃歌だと思います。日が昇って来て建物が金色に輝きだして…、

そんな時に素敵なメロディは ♪ 余計に綺麗。


最近特に。第一シンフォニーとか、第四シンフォニーとかいいな ♪

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春先、今年は公私とも色々あって(身内で不幸なども)、鎌倉の桜も見に行くことができませんでした。

その代わり?

はじめてです!! 近所の桜たちと、とっても仲良くなりました。 笑


マーラーを聴きながら毎朝歩いていて、咲き始めから、あの雨でほとんど散ってしまって…の頃、

そして、蕊も綺麗に落として、立派な葉桜 (^O^)/に~!! 新緑が美しい・・・まで、ずっと見届けました。

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ここに、こんなに立派なソメイヨシノがあるんだ。  住宅地に桜並木。

可愛い河津桜が咲いてきた… etc etc …。

などと、新たな発見 !!

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そして、ソメイヨシノだけでなく、色々な種類の桜たちに出会うことができました。

素敵な素敵な桜たちに今年は会うことができたので、ブログにも残しておきたいと思います。 ^^

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横浜の花はバラですが、桜も素敵なものがあります ?

唯一? 横浜の名前が付いている桜は、ヨコハマヒザクラ [黒ハート]

濃いピンクの花、丸く咲いて、桃色の鞠の様。 可愛い花です ww

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見上げて写真を撮っていたら、

ヒヨドリが花をついばんでいました。 可哀そうだから・・・たくさんはやめて。(心の声 ww)

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蜜蜂もどこからかやって来て吸蜜 [黒ハート]

桜の蜂蜜も美味しそう。

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近所にも色々な桜があるんだなぁ。

今年、、沢山の発見 [わーい(嬉しい顔)]

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朝のWalking の時だけでなく、横浜みなとみらいも歩いてみました。

この時はあいにくの曇りの日。

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それにソメイヨシノはまだ咲いていなくて・・・。

でも、白い桜です。大島桜が沢山咲いていました。

メジロにスズメ、やっぱりヒヨドリも ^^; 笑 鳥たちがたくさん遊んでいました。

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曇天の空ですが、白い桜の大島桜がその中に溶け込んでいるようで、

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これはこれで、良いものだなぁと b^^

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花見散歩の〆は「モスプレミアム桜木町クロスゲート店」さんです。

モスプレミアム、

「大人のためのハンバーガーレストランをコンセプトに、グルメバーガーとお酒が楽しめるレストラン」

とのこと。

じぶんは初めて伺いました。ハンバーガーだけでなくて、クラフトビールも頂けるんです。

あの、スプリングバレーも ♪

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花達に楽しませてもらった後は、

やっぱり? 冷たいビールとハンバーガー!!

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ワインとチーズ、

カレーと福神漬け、牛丼に紅ショウガ b^^

ハンバーガーにはビール!! モスプレミアムさんで美味しく頂きました。 ^^v


色々な所の桜を見ることはできませんでしたが、2023年はこんな風に地元の桜たちと仲良く? 過ごすことができました。

こんな桜との過ごし方も良いものだなぁと b^^

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毎朝歩いていると、自然の、光の、風の移り変わりがとても感じられます。

花達も ♪

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コブシから桜、ハナミズキ・・・白や黄色や赤や etc etc ・・・、

色々な種類の色々な色彩の花達が咲き始めました。シャガが咲いているのを見つけて、

そうだ、鎌倉も行っていないなぁ。妙本寺や浄智寺のシャガにも会いたいなぁ。


GW もすぐですが、鎌倉にも写真撮りに行きたいです。きっと、色々な花が鎌倉でも咲いているんだと b^^

" 2023/04/16 Cherry blossoms in my neighborhood "
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井の頭公園の桜&いせやさんの焼き鳥&吉祥寺中道通り:20230331 [訪れたところ色々]

アップルウォッチに誘われて? 毎日の朝の散歩 ♪


今年の桜たち、たくさん楽しませてくれましたが…、

今朝歩いてみると、昨日の雨で名残の桜も、ほぼ、みんな散ってしまいました。

少し残念ですけれど、でも、

こんなに近所の桜たちをたくさん見たのは初めてだったし、咲き始めから散り際までずっと見守ることも出来ました。

きっと、来年も、また…。 ^^


横浜の桜をたくさん見た今年でしたが、それでも、横浜の桜だけでは寂しいかなと? 3月の終わり、

京王線に乗って井の頭公園へ行ってきたので、その時のことを残しておきたいと思います。


学生の頃から大好きな街、吉祥寺です。

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ここに来ると、懐かしさ、

ちょっぴり甘くて、酸っぱくて、塩味も? な様な感じ?  そして、この空気感が、何だか落ち着きます。

もちろん、井の頭公園にもたくさんの思い出 ? ww

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2023年の井の頭公園の桜、

横浜の桜たちは、この頃、まだたくさん咲いていますしたが、

やはり、東京の方が早く咲いたせいでしょうか?

散っていく・・・ちょうどそんな時を迎えていました。


少し遅かったかな?

でも、散り際の桜たちも風情があって良いもの。


花筏がとても綺麗・・・。

間に合ってよかった。


池の周りの桜たち、久しぶり。

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コロナで来れなかったけれど、変わらずにいてくれました。

はな曇りの一日でしたが、

ときおりちらっと差し込む日差しに、みなもは、キラキラキラ ☆彡

桜と、みなもと、きらきらは、とても素敵でした。

ファインダー越しに綺麗だなぁ ~。 そして、変わらないなぁ~・・・・・・。

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のんびりと散歩させてもらいました。


井の頭公園と桜たちと、ゆっくり過ごした後は、

決まりの「いせや」さんです。  笑

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これも懐かしくて、大好きな味 ?

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焼き鳥、

シューマイ(ここのシューマイ美味しいです)、

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もちろん絶品の煮込み!!

野菜も忘れずにと、冷やしトマトとポテトサラダ!!

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みんなみんな、懐かしの味。

当然? ビールもくいくいでしょう!! 笑

少し飲み過ぎてしまいました 。

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ほろ酔い気分で、サンロード、ハモニカ横丁、そして、吉祥寺中道通 etc etc …と、

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いせやさんで美味しい焼き鳥を頂いた後

ほろ酔い気分で ♪♪

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大好きな吉祥寺、中道通りをぶらり、です。 [わーい(嬉しい顔)]

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花たちを撮るのも好きですが、

街の小さな景色の撮り歩きもとても楽しい。

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小さな可愛いもの達 [揺れるハート]

少し変わった…? ちょっと奇妙なもの達? w

八百屋さんの隅、陽だまりの中の光たち etc etc …。

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捜しながら、ファインダーを覗くのも好きです ?

歩いていて喉が渇いたので、Capoon 抹茶製造所さんへ。

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抹茶オーレと抹茶プリンを頂きました。 抹茶味も美味しい。

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本当は抹茶チーズケーキの文字に誘われたんですが、人気の様で、既に売れ切れてました。

次は抹茶チーズケーキです。絶対。

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色々なお店も覗きながら [わーい(嬉しい顔)]

中道通りも久しぶりです。暫く来なかったうちにお店も少し変わっていて…、

でも、気に入りの景色はそれほど、変わっていませんでした。ホッ ^^v

新しいお店も出来ていて、中でも今回見つけた「空想街雑貨店」さんは可愛いものがたくさん。

「大人も持ち歩けるファンタジー雑貨」をコンセプトにしているお店なのだそうです。 [黒ハート]

クジラの背に町があるって?

メルヘンチック [黒ハート][黒ハート]

サイバーチック[黒ハート][黒ハート]

ちょっと不思議でアメージングで [揺れるハート] 童話の世界の様で…、速攻で w
気に入ってしまいました。?

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アクリルキーホルダー「空飛ぶ白クジラ」、連れて帰ってきました ?

今年は鎌倉の桜には会えませんでしたが、代わりに?

横浜、地元の桜たちを沢山、見ることができました。写真もたくさん撮ったので、機会があれば残しておきたいなぁと思っています。


初めに書きましたが、桜は散ってしまいました・・・・。

でも、今朝散歩してみると、薄ピンク色、白色のハナミズキがとても綺麗でした。

花暦も、今年は早そうです。 少し遠ざかっていましたが、鎌倉歩きも再開したいなぁ。b^^


" 2023/03/31 Inokashira Koen & Yakitori Iseya "
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横浜 THE HOF BRAUと横浜の夜散歩 ♬ : 20230120 [横浜街歩き]

「横浜 THE HOF BRAU」さん !!


洋食屋さんのメニューが頂きたくて、お店を探しました。

スパピザ ????? ^^;

なんだろう ?? ^^; 謎の料理を見つけて、このお店に !!  笑

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ところが、

ザワつく路線バスの旅という番組?

テレビで放映されたとのことで、土日の予約はいっぱいなのだとか… 。

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それでも、

金曜日のこの日だけは予約 OK !! ^^v

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先ずは、ビールです。ヴァイツェンの 600ml を注文。

爽やかで美味しく、ごくごくといってしまい !! 写真を撮るのを忘れていました。


最初のつまみは、ホフブロウセット ♡

・ザワークラフト

・ジャーマンポテト

・自家製ソーセージ

ドイツビールを頂く時の定番です。

どれも美味しかったけれど、

3種類の自家製ソーセージはそれぞれ特色があって、家庭で作った素朴な

そんな感じのソーセージ。

気にいりました。

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次は、クラシックグリーンサラダ 特製フレンチドレッシング

きゅうりとブロッコリー、キャベツetc etc …野菜たっぷり。 特製ドレッシングがとても美味しかった。

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スパピザ !!  お店を探していて目に留まった料理。

もちろん、これも!! です。 ww  お店の名物料理ですから。

鉄板にミートソース、スパゲッティ、チーズを重ねて焼き上げたもの。

熱々、うまうま ww  ビールがすすむ~すすむ~ !! 笑笑

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〆は、アイスヴァインにしました。

やっぱり、美味しいドイツビールにはこれは欠かせません 。

調理に時間がかかるとかでしたが、もちろん、待ちます!! で~、

絶品でしたぁ。^^vv

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ヴァイツェンを頂いて、

ホフブロイ ラガーが二杯目。 〆は、ERDINGERを頂きました。

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1947年開業。

古き良き港町の雰囲気です THE HOF BRAU さん。

はじめて伺いましたが、

料理は素材を活かした自然な味。とてもとっても~気に入りました。

ビールも、もちろん 笑

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また、伺おうっと !!

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ほろ酔い加減。 ちょうど良い酔い心地 ww

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神奈川県民ホール

山下公園と

そぞろ そぞろ そぞろ 歩き w

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横浜みなとみらいの夜

こうやって歩くのも久しぶり。 朝の横浜の海が好きですけれど、

静かな冬の夜歩き? も良いものだなぁ。 

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少し不思議な感じのする冬の日の夜。

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美味しいビールは、異世界への渡し船?

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こんな時には、バルトークの弦楽四重奏が良いな…、

等と思い、Walkamn を取り出しました。

研ぎ澄まされた ヴァイオリンのエッジの立った音色。頬にはキリッと夜の風 ♪


石田衣良さんの IWGP(池袋ウエストゲートパーク) のとても印象に残る場面。

キングが躍る場面の曲 ♬ バルトークが好きになったきっかけの曲です。 

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コートの襟はきっっ 寒い夜でしたが

ほろ酔いには このくらいが良いかも? 笑

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象の鼻地区の景色は、シュルレアリズム。

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昼間に出会うもの達とは違っていました。

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キリコの街に 迷い込んだよう ww

観光地横浜です。いつもはたくさんの人が楽しそうに歩いているここ。

でも、この時は不思議なとき。他にはほとんど人がいなくて、

冬の空気たちと、イルミ光、生み出された淡い夜の影たち…etc etc…。それと、

バルトークの弦楽四重奏…アルバン・ベルク四重奏団。


エッジの立った音達…。くるくる回って…回って… 

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ライトノベルやアニメでは、異世界 転生ものが流行っているけれど、

リアル 異世界かもしれない・・・なんて、思ってしまった ^^;


スパピザ、見つけて良かった。w

ドイツビールは美味しかったし、異世界の様な濱の景色。

バルトークと冬の夜 ♬


たまには夜の濱の街も歩いてみようと思いました。


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桜が満開になってしまいました ^^;

何だか? 冬眠していたようですが・・・じぶん。


冬の頃、横浜の夜歩きしたことをアップします。しばらく、放置しっぱなしで・・・、コメントにもお返しせずで、

申し訳ありませんでした。

身内で不幸があったり、その他、それとは関係ないですが、仕事もどうしようかと? 等とも思ったりで、

バタバタしていました。

一段落したので、4月からはブログ、再開していきたいなと思っています。 ^^;

moz

" 2023/01/20 The Hof Brau Yokohama & Bartók Béla Viktor János string quartet "
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