デトロイト美術館展&原田マハ_デトロイト美術館の奇跡:20161218 [展覧会]
ジェシカ、
そしてフレッド、
あなたたちの気持ちが良く分かります。
上野の森の美術館の一枚の絵の前。
暖かな感情が・・・心のはしまで浸み込んできました。
色々な土地で色々な出会いがあります。
盛岡駅フェザンのさわや書店さん、新大阪駅のリブロさん、高松の宮脇書店さん、札幌ステラプレイスの三省堂書店さん etc etc ・・・。
電車や飛行機の待ち時間に過ごす一時に、気に入りの本屋さんでの出会いもそのうちの一つ。
札幌ステラプレイス三省堂書店さんでの「デトロイト美術館の奇跡」とも素敵な出会いでした。
フレッドはデトロイトの街の一軒の家に住む元機械工。
家は、これも同じ工場で働いていた父が、黒人では難しかったのでしょうが残してくれた唯一の財産。
この家で明るく献身的な妻ジェシカと、父の亡くなった後も仲良く暮らしていました。
でも、ある日ジェシカが不治の病に・・・。
保険制度のないアメリカではあまりに高額な治療費を払うことができません。家を売ってもと考えたフレッドでしたが、古い家では価値がないとの評価。
何をすることもできず、ただ最愛の大切なジェシカの命の灯が、少しずつ小さくなっていくのを見守るだけ。
もうこれが最後になるのか・・・、
デトロイト美術館を訪れてジェシカの好きな一枚の絵の前に行くと、
「ねえ、フレッドお願いがあるの。」
「あたしがいなくなっても・・・・彼女に会いに来てくれる?」
「彼女、あなたが来てくれるのを、きっと待っていてくれるはずだから。」
「あたしも、待っているわ。あなたのこと、見守っているわ。」
「彼女と一緒に、ここで。」 デトロイト美術館の奇跡 p29
この本を読んでからその絵を見てみたいと強く思っていました。
それから１ヶ月半くらい経ち、
ようやく１２月１８日の土曜日、ジェシカとフレッドの「彼女」に会うことができました。
上野の森の美術館のエントランスにはデトロイト美術館の壁画、原田マハの小説にも書かれていたディエゴ・リベラ「デトロイトの産業」もタペストリーの様に展示されていて、館内に入る前から心臓が高鳴ります。
彼女に会いに行ったのですが、やはりアメリカでも有数の名画の所蔵を誇る美術館です。
浮気ではないですが、惹かれる絵が何点かありました。
先ずは一番初めに展示してあったルノワールの 「白い服の道化師」。この絵、とても気にいってしまいました。
真珠の様に輝くようなピュアな白。全体から優しさが、かわいらしさが滲みでてきます。
部屋に飾っておくならこういう絵が良いな。
モデルはルノアールの息子、当時７歳のジャンなのだそうです。
早く彼女に会いたいのですが、しばらく釘付けになっていました。
《 Renoire The White Pierrot 1901-1902 》
それから、この展覧会のポスターにもなっているゴッホの自画像も。
ゴッホの自画像は何点かありますが、これも目力が感じられます。二つの目だけではなくて画面全体から。
絵筆だけでなく指で絵具を塗った跡があり、ゴッホがここにいると感じさせてくれる絵でした。
《 Gogh Seif Portrait 1887》
ナビ派のドニも気になる画家なのですが、
このポスターの絵画版は彼のものにしては変わっているのかな? ポスターだけにパステル調の色彩でなく、描き方はアール・ヌーヴォーの作品の様で記憶に残りました。
《 Maurice Denis La Depeche Toulause 1892》
印象派の画家たちと同じころに活躍したルドンは、目玉や怪物、奇怪な人物等、幻想的な作品をたくさん残しています。
そんな作品のイメージの中で、この「心に浮かぶ蝶」は、山種美術館で見た速水御舟の「炎舞」を思い起こし、なんとなく和的な感じもした一枚でした。
《 Redon Evocation of Butterflies 1910-1912》
そして、
そして、
ルノワール作「画家の夫人の肖像」にやっと・・・。
何回か同じ感覚を持ったことがあります。フェルメールのミルクを注ぐ女、モネの水連 etc etc …。
絵の周りが輝いている、この絵だけ明るく感じる。
ただ、じっとこの絵の前で佇んでいました。
セザンヌの絵でこんなに好きになったものは他にはありません。
「なんだろう、この感じ・・・
あるとき、ふと、この絵の中のマダム・セザンヌは、なんとなくジェシカに似ているんだと気が付いた。」
「彼女はフランス人で、白人で、ほっそりとしていて、不機嫌で、何もかも全部ジェシカとは違う。
それなのに、すべてが似ている、と・・・」
－－－彼女、お前に似ているね。 デトロイト美術館の奇跡 P26
《 Cezanne Madame Cezanne 1886》
不機嫌なのかな? それにフランス人というよりも東洋的な感じもして。
でも長い時をかけることでしか生まれてこない、ある種の親密さを感じて、
愛おしさや優しさも感じられて、
フレッドのジェシカへの思いも・・・。
美術館は久しぶりでした。
１月に「君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ」展
２月に「フェルメールとレンブラント １７世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展
７月に「メアリー・カサット」展を見て以来ですから、今年４つ目の展覧会はほぼ半年ぶり。
４つしか見なかったけれど、どれも心に残る良い展覧会だったな。
開館と同時に入ってゆっくり見たのでお腹が空きました。
一人だったので、上野の駅中の東京じゃんがらラーメンで、半熟卵入りラーメン。
テーブルにあった辛子高菜と紅ショウガをのっけて、「ずずずっ」と!! 熱々のところを頂きました。
ラーメンは久しぶりでとても美味しかった。
札幌で出会った原田マハの「デトロイト美術館の奇跡」で知った「Madame Cezanne 」。
今年見た中ではフェルメールと共にとても良い作品でした。
デトロイト美術館展は１月２１日までです。
ぼくが行ったのは土曜日でできませんでしたが、月曜日と火曜日には写真の撮影も許可されています。
好きな作品を自分のカメラに収めてくることもできるのですね。
『来年はもう少したくさんの絵画たちとも出会えるようにしたいな』等と、改めて思わせてくれる素敵な展覧会でした。
さて、今年も残すところ１０日を切ってしまいました。色々と片付けないといけないこともありますが、この３連休は楽しみたいと思います。
クリスマスも、明日はN響の第９も待ってます。皆さんも良いクリスマスを ♪ ^^v
" 2016/12/18 Detroito Institute of Art Exhibition & DIA A Portrait of Life "
そしてフレッド、
あなたたちの気持ちが良く分かります。
上野の森の美術館の一枚の絵の前。
暖かな感情が・・・心のはしまで浸み込んできました。
色々な土地で色々な出会いがあります。
盛岡駅フェザンのさわや書店さん、新大阪駅のリブロさん、高松の宮脇書店さん、札幌ステラプレイスの三省堂書店さん etc etc ・・・。
電車や飛行機の待ち時間に過ごす一時に、気に入りの本屋さんでの出会いもそのうちの一つ。
札幌ステラプレイス三省堂書店さんでの「デトロイト美術館の奇跡」とも素敵な出会いでした。
フレッドはデトロイトの街の一軒の家に住む元機械工。
家は、これも同じ工場で働いていた父が、黒人では難しかったのでしょうが残してくれた唯一の財産。
この家で明るく献身的な妻ジェシカと、父の亡くなった後も仲良く暮らしていました。
でも、ある日ジェシカが不治の病に・・・。
保険制度のないアメリカではあまりに高額な治療費を払うことができません。家を売ってもと考えたフレッドでしたが、古い家では価値がないとの評価。
何をすることもできず、ただ最愛の大切なジェシカの命の灯が、少しずつ小さくなっていくのを見守るだけ。
もうこれが最後になるのか・・・、
デトロイト美術館を訪れてジェシカの好きな一枚の絵の前に行くと、
「ねえ、フレッドお願いがあるの。」
「あたしがいなくなっても・・・・彼女に会いに来てくれる?」
「彼女、あなたが来てくれるのを、きっと待っていてくれるはずだから。」
「あたしも、待っているわ。あなたのこと、見守っているわ。」
「彼女と一緒に、ここで。」 デトロイト美術館の奇跡 p29
この本を読んでからその絵を見てみたいと強く思っていました。
それから１ヶ月半くらい経ち、
ようやく１２月１８日の土曜日、ジェシカとフレッドの「彼女」に会うことができました。
上野の森の美術館のエントランスにはデトロイト美術館の壁画、原田マハの小説にも書かれていたディエゴ・リベラ「デトロイトの産業」もタペストリーの様に展示されていて、館内に入る前から心臓が高鳴ります。
彼女に会いに行ったのですが、やはりアメリカでも有数の名画の所蔵を誇る美術館です。
浮気ではないですが、惹かれる絵が何点かありました。
先ずは一番初めに展示してあったルノワールの 「白い服の道化師」。この絵、とても気にいってしまいました。
真珠の様に輝くようなピュアな白。全体から優しさが、かわいらしさが滲みでてきます。
部屋に飾っておくならこういう絵が良いな。
モデルはルノアールの息子、当時７歳のジャンなのだそうです。
早く彼女に会いたいのですが、しばらく釘付けになっていました。
《 Renoire The White Pierrot 1901-1902 》
それから、この展覧会のポスターにもなっているゴッホの自画像も。
ゴッホの自画像は何点かありますが、これも目力が感じられます。二つの目だけではなくて画面全体から。
絵筆だけでなく指で絵具を塗った跡があり、ゴッホがここにいると感じさせてくれる絵でした。
《 Gogh Seif Portrait 1887》
ナビ派のドニも気になる画家なのですが、
このポスターの絵画版は彼のものにしては変わっているのかな? ポスターだけにパステル調の色彩でなく、描き方はアール・ヌーヴォーの作品の様で記憶に残りました。
《 Maurice Denis La Depeche Toulause 1892》
印象派の画家たちと同じころに活躍したルドンは、目玉や怪物、奇怪な人物等、幻想的な作品をたくさん残しています。
そんな作品のイメージの中で、この「心に浮かぶ蝶」は、山種美術館で見た速水御舟の「炎舞」を思い起こし、なんとなく和的な感じもした一枚でした。
《 Redon Evocation of Butterflies 1910-1912》
そして、
そして、
ルノワール作「画家の夫人の肖像」にやっと・・・。
何回か同じ感覚を持ったことがあります。フェルメールのミルクを注ぐ女、モネの水連 etc etc …。
絵の周りが輝いている、この絵だけ明るく感じる。
ただ、じっとこの絵の前で佇んでいました。
セザンヌの絵でこんなに好きになったものは他にはありません。
「なんだろう、この感じ・・・
あるとき、ふと、この絵の中のマダム・セザンヌは、なんとなくジェシカに似ているんだと気が付いた。」
「彼女はフランス人で、白人で、ほっそりとしていて、不機嫌で、何もかも全部ジェシカとは違う。
それなのに、すべてが似ている、と・・・」
－－－彼女、お前に似ているね。 デトロイト美術館の奇跡 P26
《 Cezanne Madame Cezanne 1886》
不機嫌なのかな? それにフランス人というよりも東洋的な感じもして。
でも長い時をかけることでしか生まれてこない、ある種の親密さを感じて、
愛おしさや優しさも感じられて、
フレッドのジェシカへの思いも・・・。
美術館は久しぶりでした。
１月に「君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ」展
２月に「フェルメールとレンブラント １７世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展
７月に「メアリー・カサット」展を見て以来ですから、今年４つ目の展覧会はほぼ半年ぶり。
４つしか見なかったけれど、どれも心に残る良い展覧会だったな。
開館と同時に入ってゆっくり見たのでお腹が空きました。
一人だったので、上野の駅中の東京じゃんがらラーメンで、半熟卵入りラーメン。
テーブルにあった辛子高菜と紅ショウガをのっけて、「ずずずっ」と!! 熱々のところを頂きました。
ラーメンは久しぶりでとても美味しかった。
札幌で出会った原田マハの「デトロイト美術館の奇跡」で知った「Madame Cezanne 」。
今年見た中ではフェルメールと共にとても良い作品でした。
デトロイト美術館展は１月２１日までです。
ぼくが行ったのは土曜日でできませんでしたが、月曜日と火曜日には写真の撮影も許可されています。
好きな作品を自分のカメラに収めてくることもできるのですね。
『来年はもう少したくさんの絵画たちとも出会えるようにしたいな』等と、改めて思わせてくれる素敵な展覧会でした。
さて、今年も残すところ１０日を切ってしまいました。色々と片付けないといけないこともありますが、この３連休は楽しみたいと思います。
クリスマスも、明日はN響の第９も待ってます。皆さんも良いクリスマスを ♪ ^^v
" 2016/12/18 Detroito Institute of Art Exhibition & DIA A Portrait of Life "
2016-12-23 11:46
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コメント(42)
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私も、この表紙に絵に魅せられました
表情が、今にも何か言葉が出てきそうで、でもつぐんでしまっあような口元
眼差しは、真っ直ぐで、、いいですよ、この顔立ち
東洋的と言われれば、だから惹かれるのかしら、、
積読で、未だ表紙を眺めるだけ
mozさんのお話を読んで、お正月休み一番に、手を出すことになりそうです
by engrid (2016-12-23 18:02)
お話の中に引き込まれて行ってしまいました。
子供が生まれてから美術館は遠ざかっていましたね。
たまには、行ってみようかな。。
人が多いと疲れちゃいますから。。
混んでなければ･･･いいんですけどね。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-12-23 18:48)
記事を拝見して面白そうだったので、展覧会のサイト、のぞいてきました♪
ゴッホの他に、マックス・ベックマンやポール・ゴーギャンの自画像も
展示されてるんですね。 見比べも楽しそう＾＾。
マダム・セザンヌ、なんか自分を内に閉じ込めたような表情・・・。
描いてる時はお互い目の前に居るのに、セザンヌとの心の距離がある感じがしますねぇ。
by Inatimy (2016-12-23 20:55)
デトロイト美術館展
写真撮影可能の日に行ってみようかしら
上野のじゃんがら 電車に乗る前に通る事あります
いつも混んでますよね
今度食べてみようかな 紅ショウガと半熟卵がいいですね
by きよたん (2016-12-23 21:19)
一枚一枚の絵画から沢山のことが発信されているんですね。
mozさんはそれを感じとる感性が凄いのだろうと思います。
それはクラッシックにも通ずるものなのでしょう。
音楽に美術 学生時代苦手としていた教科です。^^;
by ナビパ (2016-12-23 22:09)
素敵な絵画とmozさんのお話の後にいきなりラーメン。意表を突くというか、ミスマッチと言うか！ 第９の季節になりましたね。私はスピーカーの音で聴くことになるでしょう。
by takenoko (2016-12-24 05:11)
おはようございます。
良い絵画との出会い・・・何度でも良いですね。
by YUTAじい (2016-12-24 07:23)
原田マハさんの絵画に関する小説は、当時の画家、そして取り巻く人たち
そのことが想像できて、より絵に入りこんでしまいますね。
この「デトロイト美術館の奇跡」も読んでみようと思います＾＾
紹介ありがとうございます。
デトロイト美術館展も近かったら是非行きたいと思いますが、残念です。
九州には、来ないのでしょうか。
美術館巡りも、没頭できるいい時間ですよね。
素敵なクリスマスを＾＾
by アールグレイ (2016-12-24 11:10)
原田マハさんのこの本は図書館で予約中^^
たぶん来年の春くらいにならないと順番はまわってこないかもｗｗ
でも楽しみだな^^
by リュカ (2016-12-24 12:08)
写真撮影可能の日に行ってみようと画策中ですが・・・きっと混んでいて撮れないだろうなぁ＾＾；
でも急がないと終わってしまう・・・・
by さる１号 (2016-12-24 12:12)
少し前までは展覧会情報を見ると、即、一人で出かけていましたがだんだん遠のいてしまってます。
頂いたご本は楽しませていただきました。沖縄の画家たちの事も初めて知りました。
今年も残り少なですね。
あ、今頃第九の公演会場近くかしら？
by ponnta1351 (2016-12-24 16:17)
旅経つ前って、本屋さんやっぱり寄ります。
それで、乗り物に乗りながら読んだ本は、その移動の記憶とともに繋がって、
何だか強く印象に残るってコト多い気がします。
原田さんの本、mozさんが激しくおススメしていたので、読みたいんですが、
バタバタしているうちに時間だけが。
明日は図書館の日なので、返却と一緒に原田マハさん、ちょっと覗いてみます。
by nicolas (2016-12-24 16:32)
デトロイト美術館の奇跡を
上野で観られるなんて、それも奇跡ですね♪
by はなだ雲 (2016-12-24 22:20)
。∠(*・◇・*)☆メリークリスマス☆└*･ェ･*┘
どうも私は美術には疎いです（^^;
by えーちゃん (2016-12-25 02:17)
マダムセザンヌの表情・・・何とも言えないですね
デトロイト美術館展何度も横目で通り過ぎてるのですが
時間作って行きたいです！
白い服のピエロも可愛い＾＾
by shino* (2016-12-25 10:13)
私もこういう感動がわかるようになると、人生の楽しみがまたひとつ増えるんですけどね。
by さとし (2016-12-25 14:06)
こんばんは♪
mozさん 今年はお忙しそうでしたから・・
それでも4つの美術館展に行かれて良かったです！
今年の終わりにステキな作品に出会えて
良い締めくくりになりましたね！
お忙しいとは思いますが来年は5こくらいは
美術館展に行かれると良いですね〜♪ (^^)
by Kiki (2016-12-25 18:40)
必死こいてスペルを読んでみて。。
おひょっ♪ ベートーヴェンとな？
年の瀬のこの時期になにやと観劇やのとしとぅござる。
いやいや現実にはちっとも無理っちゃぁわかっとるんですがね。
NO9、と聞いてハテ？(*_*)
ピントきぃひんとこがおばはんっちゅうか恥ずぃな。
by suzu* (2016-12-26 08:53)
私もこの展覧会に行ったので、mozさんのこの記事をさーっと読んでしまうのは、もったいない、じっくり読もうと休日までとっておきました。
見た絵、行った時の雰囲気をを思い出しながら、ゆっくり読ませていただきました。
ディエゴ・リベラの「デトロイトの産業」のタピ、重厚でいいですよね。私は10年以上前に、デトロイト美術館に行ったのですが、一番印象に残り、圧倒されたのが、このリベラの「デトロイトの産業」。ホールの壁画、つまり横長の壁一面がこの大きな絵。デトロイト＝自動車産業だった華やかな時代、茶系の画面から労働者の汗が伝わってきました。
デトロイト美は、とても大きく所蔵作品が多いので、見た絵は覚えてないんです。中世ものとエジプトコーナーがよかったです。だから、この展覧会での絵は、どれも初めて見るのと同じでした。
原田マハの創作力には引きこまれますね。そういうストーリーだったんですね。
私もそのうち、記事にします。
by TaekoLovesParis (2016-12-26 09:03)
engridさん、セザンヌ夫人とっても素敵ですよね。
見れば見るほど好きになってしまいました。色彩もフォルムも・・・じっとしばらくの間彼女と話をしていました。原田さんの物語とのこことか。
はい、きっとセザンヌのモデルをさせられて、じっと動かないでと言われて色々と思うけれど、でも・・・見たいな。とても親密で暖かいものを感じます。よくよく見ていたら日本人の顔にも見えてきて、その意味で自分にとっても親近感でした。
正月休みに是非読んでください。 ^^
by moz (2016-12-26 17:09)
なんだかなぁ～!! 横 濱男さん、じぶんも子供が生まれてバタバタしていて仕事でもバタバタで、その時には好きな絵も見に行けませんでしたが、なんとなく一段落してからまた、美術館に行くようになりました。
以前とは違って絵を見ることができて、その意味では本と同じなのんも知れないな、等と思っています。是非!! たまには静かな美術館も素敵です。
特別展は混雑していますが、常設展ならとても静かに絵たちと一緒にいられます。 ^^
by moz (2016-12-26 17:15)
Inatimyさん、サイトを覗いて頂いたのですね、ありがとうございます m(__)m
はい、肖像画は何点かありました。このゴッホとゴーギャンもですが、肖像画で一番惹かれたのはマックス・ベックマンでしたよ。
マダム・セザンヌはない麺に秘めた強さを持っていた人なのでしょうね。正式に結婚するまで色々と苦労もあったのかと。色々なことを飲み込んで、でもセザンヌと子供にはそんなことを見せずに。そんな感じもこの絵からは感じますよね。
とても印象が強く感じられて、とても気になる絵になりました。
by moz (2016-12-26 17:21)
きよたんさん、ぼくも写真を撮ってみたいのですが、月曜日と火曜日なので・・・ ^^;
是非、どんな感じなのか、写真を撮れる日に行ってきてください m(__)m
じゃんがら、やはり通るんですね ^^v 特に寒い冬は惹かれますよね 笑
じゃんがらさん、このほかにも色々載せて、全部のせもあります。今度はぼくはそれに挑戦してみようかと!! 半熟卵と紅ショウガ、高菜のトッピングも美味しかったですよ b^^
by moz (2016-12-26 17:27)
ナビバさん、いえいえ、感性なんてそんなものは全然ないです ^^;
ただ、絵も好きなだけです。今回は小説を事前に読んでいて、余計にこの絵えの思い入れが強くなっていました。会うことができて良かったです。
絵も音楽も好きでしたけれど、じぶんもそんなに得意ではなかったです ^^;
by moz (2016-12-26 17:30)
takenokoさん、^^;
朝食を食べて行かなかったですし、絵を見ていたらお腹が空きました。
冬だから熱々が良かったので、駅の中ですぐに食べられるし !!
ラーメンになりました。何より、麺類大好きです 笑
N響の今年の第9、とつても良かったです。ぼくも昨日、CD 、第9の棚卸をしました。スイトナーの演奏、改めて良いなと思いました。 ^^
by moz (2016-12-26 17:33)
YUTAじいさん、こんばんは ^^
今年はあまり展覧会に行けなかったですが、良い、気に入りの絵に会えるのも至福の一時ですよね ^^v
by moz (2016-12-26 17:34)
アールグレイさん、原田マハさんの小説にはまっていて、見つけると持って帰って読みふけっています ^^
その中でも書いて頂いたように、絵画ものは特に素敵ですよね。書かれた絵たちにすぐにでも合いに行きたくなります。
短編の様に読みやすいので、ぜひぜひデトロイト美術館の奇跡も!!
この記事には書きませんでしたが、デトロイト美術館は収蔵品を売却しないといけない、そんな機器もあったようです。ジェシカとフレッドのお話しとそのほかのお話も、とても素敵です。
日本でのこの展覧会は、3か所回る予定ではじまり、最後が東京のようです。
ありがとうございます。昨日のクリスマスは、ゆっくりと過ごすことができました。 ^^
by moz (2016-12-26 17:39)
リュカさん、やっぱり!! さすがです、予約されているんですね ^^v
近くならお貸しするんですが、でも、他の本もきっと予約されていてだと思います。
本ってやはりいいですよね。ぼくも年末年始、たくさん読みたいと思います。 ^^
by moz (2016-12-26 17:42)
さる1号さん、どうなんでしょうね?
ぼくが行った時、写真は撮れませんでしたが、日曜日でしたがそんなに混んではいませんでしたよ。月曜と火曜ですから。是非行ってみて下さい。^^v
by moz (2016-12-26 17:44)
ponnta1351さん、そうなんですね、お忙しいのかな?
たまに美術館もいいですよね、時間のある時は、また、是非!! です。
美術館の静かな空間と時間が好きです。
太陽の棘も良かったですよね。沖縄のこと、戦争のこと、その地のアーティストのこと・・・、色々と知ることができました。
翼を下さいもとても面白かったです。エイミーはきっと好きな人と結ばれて幸せに暮らしたのですよね。
笑 コメントを頂いた時間、ちょうど演奏が終わって、拍手喝さいの時間でした。とても素敵な演奏会でしたよ ^^v
by moz (2016-12-26 17:48)
nicolasさん、ぼくも同じです。旅立つ前、帰る前に本屋さんによる機会が多いこともありますが、そこで出会った一冊の本、訪れた土地のことも一緒に記憶することが多いです。札幌の三省堂さんとデトロイト美術館の奇跡と帰りのエアーライナーからの北海道の景色と味噌ラーメンも ^^;
お忙しいですよね、でも原田マハさんのことも気にかけて頂きありがとうごさいます。面白いですから、もしも機会があれば読んでみて下さい。
おすすめします ^^
by moz (2016-12-26 18:07)
mozさんの本のあらすじで、この絵を観たくなりました。＾＾
じゃんがら、美味しいですね。
今もあるのかわからないですが、昔は秋葉原の店舗によく
いっていました。＾＾
by rappi (2016-12-26 21:39)
とうとう第九になりましたね。
デトロイト美術館展内容が豊富な感じで見に行きたい気持ちな成増。
by lamer (2016-12-27 00:38)
はなだ雲さん、本当ですね ^^
見たい絵を上野の森の美術館で見られたのは奇跡かもしれないですね ^^
とても素敵な絵でしたよ。
by moz (2016-12-27 05:54)
えーちゃんさん、ありがとうございます ♪
えーちゃんさんもきっと楽しいクリスマスだったと思います。^^
たまには美術館も静かで落ち着いていていいですよ!!
by moz (2016-12-27 05:55)
shino*さん、良いですよね、マダム・セザンヌ。美人さんとは言えない書き方だけれど、ずっとそばに飾っておきたい絵だと思います。 ^^
笑 そうなんですか? 印象派以降の絵が良いものが来ています。
是非、時間を作って見てきてください。
ルノワールの白いピエロの絵もとても良かったです。 ^^
by moz (2016-12-27 05:57)
さとしさん、自然の美しさとはまた違うのかもしれませんが、絵もとても素晴らしいと思います。美術館という場所も好きなので今年はあまり行けなかったけれど、来年はもう少し行ってみたいと思っています。
たまには静かな常設展の美術館も良いですよ ^^
by moz (2016-12-27 06:00)
Kikiさん、おはようございます ^^
バタバタしていると心の余裕がなくて、パワーも減って、結果休みの日にも外に出ることが少なくなったと思います。何となくその分ビールは増えたかもしれませんが ^^;
はい、最後に素敵な絵、見たいと思っていた絵に出会うことができて、本当に良かったです。
そうですね、5つくらいは最低でも行けたらいいなと思っています ^^
by moz (2016-12-27 06:02)
suzu*さん、年末で色々と忙しいですが、そこは万難を排してこのイベントだけは続けています。 ^^;
それで、これを聴いてやっと? 一年の終わりを実感してます ^^;
本当は年賀状を書くとか、早めに大掃除するとかをするべきなんでしょうが? 笑
第9ももしかするとこの時期にしか聞かなくなっているかもしれませんが、でもやはりよい曲好きな曲です。
by moz (2016-12-27 06:07)
TaekoLovesParisさん、稚拙な記事でおはずかしいですが、読んで頂いてありがとうございました。
本のことと一緒に書いたので、ほとんどマダム・セザンヌのことになってしまいました。原田さんの本がとても良かったので一度は見たいと切に思っていた絵に会うことができて本当にうれしかったです。
それに素敵な絵でセザンヌの中でも気に入りの一枚になりました。
その他、知っている画家たちの違う一面みたいなものも自分なりに発見できて楽しい展覧会でした。
TaekoLovesParis さんの記事、楽しみにしています。 ^^
デトロイトの産業、本の中にもフレッドの仕事と絡めて出てきますし、どんな絵か見たいと思っていました。タペストリー風のものはプリントで薄い生地のものではありましたが、雰囲気は感じて帰って来ました。
小説はデトロイト美術館の収蔵品の売却を巡ってのことがテーマなのですが、それも感動しましたが、冒頭のジェシカとフレッドのエピソードがとても印象深かったです。小品で短めなので是非!!
こちらもお勧めです。 ^^
by moz (2016-12-27 06:14)
rappiさん、きっと読むと見たくなる作品だと思います。
訪れる何人かの方はじぶんと同じだったのではと?
機会があれば是非!! お勧めです。
秋葉のじゃんがらラーメン、健在ですよ。今ね同じところにありますよ!!
by moz (2016-12-27 06:16)
lamerさん、第9です b^^ 笑
色々な絵が来ていますし、ぼくにとっては色々な気づきがありました。
マダム・セザンヌも待ってますし 笑
時間があれば是非!! お勧めします。 ^^
by moz (2016-12-27 06:17)