雨の谷中を散歩してきました:20191123 [訪れたところ色々]
足元がずぶぬれになってしまうほどではなく、
染まり始めのナナカマドの赤い色を、少し濃くしてくれるような雨なら、
買ったばかりの傘をもって出かけてみるのも良いな。
アップするのがだいぶ遅れてしまいしたが、
11月23日、きよたんさんが企画して下さった谷中の散歩に参加させて頂きました。
週間天気予報は最初は晴れ。
でも、その日が近付くにつれて雨の確率が高くなり、とうとう、
2日~3日前は完全な雨の予報になってしまいました。
雨の日の散歩、
カメラを買って写真を撮り始めの頃は、躊躇することなく出かけていたものですが、
今では、
休みの日の朝の曇りガラスが輝いていないだけで、出かけるのをあきらめてしまい、
コーヒー豆をコリコリし始めるじぶんです。
それでも、
雨の谷中、
きよたんさん、r a n n y a n さん、ピュアリンさん、横 濱男さんとご一緒させて頂いた谷中散歩、
落ち着いた、静かな雰囲気を十分に満喫出来た、素敵な時間でした。
待ち合わせの駅から谷中墓地を抜けて、
きよたんさんが予約して下さっていた「谷中ビアホール」さんへ。
このお店、谷中の人気店なのだそうです。
昭和13年に建てられた三軒続きの古民家をリノベーション !! 雰囲気も満点だし、ここでしか飲めないクラフトビール、谷中ビールのお店。
晴れの日であれば、待ち時間うん時間、うん十分と言うお店なのだそうです。
それでも、
雨の日ならば、御覧の通りです。
貸し切り状態。
アヒージョ、
付いてきたパンはここのオリジナル? バゲットみたいですがしっとり柔らかく食感はホカッチャみたい?
食べたことのない感じでした。
アサリの酒蒸し。
隣から取り寄せるのだそうです、取り寄せのマルゲリータのピザも面白い。
etc etc …、
とても美味しかったです。
散歩がスタートしたばかりにもかかわらず、
じぶんは考えなしに ?
いえいえ、こんなに美味しそうなビールを目の前にすれば、我慢する方がおかしい ?? ^^;
4種類の谷中ビールテイスティングセットを頼みました。
谷中ドライ、谷中ビール、谷中ゴールデン、谷中ビターの4種類。
どれも特徴があって、もっと飲みたい !! と言う感想のビールでしたが、ドライと谷中ビールが気に入りました。
この後の散歩をキャンセルして、
このままずっと、この味を満喫していたくなるくらい美味しいビールでした。
美味しいクラフトと昭和の雰囲気のテイストがとても素敵なお店。
貸し切りの二階の座敷、
美味しいクラフトビールを頂きながら、
しずしずと降る窓の外の雨を眺めながらの一時、
とても良い時間。
後ろ髪を惹かれながら「谷中ビール」さんを後にしましたが、散歩は始まったばかり。
次に訪れたのは、
アメリカ人の日本画家、アラン・ウエストさんのギャラリー「繪処アラン・ウエスト」でした。
アラン・ウエストさん、アメリカ、ワシントンで1962年生まれ。
1987年 カーネギーメロン大学学部卒業し日本へ。
1989年 東京藝術大学日本画科 加山又造研究室に研究生として入室。日本画の技法や画材の取り扱い方を学ぶ。
1999年 谷中にアトリエ兼ギャラリー「繪処アラン・ウエスト」を構える。
掛け軸、版画、衝立、屏風、襖絵、パネル画、酒瓶のラベル、扇子、着物などに作品を描き、数々の展覧会に出品、受賞多数とのことです。
アトリエ兼ギャラリーはとても素敵な空間。
天井画、屏風等、展示してある作品と、奥の作業場も興味津々で見学させて頂きました。
流石、各地のギャラリーを沢山訪れていらっしゃる、きよたんさんのおすすめコースです。
谷中のギャラリー巡りを楽しみます。
次に訪れたのは「ギャラリー・マルヒ」さん。
根津の路地にある元質屋さんの建物 (1917年建造)をリノベーションした、雰囲気たっぷりのギャラリ―では、
来年の干支の「ねずみ」をテーマにした作家さん達によるグループ展が開催されていました。
「ねずみの師匠」と言う作品、これから一席なのでしょうか?
これはかなりリアル?
こっちをじっと見つめてきて、何か話してきそう。
この他にもモノクロ写真のような「耳のある娘」等の水墨画、重野克明さんの絵画も面白かったです。
オーナーの方から作品のことをお話して頂き素敵な一時。
ギャラリーのオリジナル手ぬぐいが気に入ったので一本買わせて頂きました。
ギャラリー巡りをして、そろそろお茶の時間です。
お隣さんの喫茶店とでもいう様な、親しみやすく中に入ると「ほっ」とする様な店構えです。
看板猫もいるとのこと、
根津の喫茶店「ル・プリーベ」さんへに案内して頂きました。
ボックスの上では、看板娘の一匹ニャン ?
さび猫のニーナちゃんが、すやすやと気持ち良さそうに眠っていました。
「ル・プリーベ」さんにはこの他にタモン、ルンルンという猫ちゃんたちがいるとのことです。
もう一匹、たぶんタモンちゃんもいたのですが、写真を撮ろうとしたら恥ずかしいのかな ?
店の奥の方に引っ込んでしまいました。せっかく寛いでいたのに、ごめん。
可愛い猫のカップで温かなコーヒーを頂きました。
お店に飾られている絵画も全て、このお店の景色が描かれています。
猫好きな方には(もちろんじぶんもです)たまらないお店です、
「ル・プリーベ」さん ♪
ニーナちゃんの肉球、可愛い。
谷中と言えば猫。
この日は雨の一日でした。谷中の猫たちも、雨を避けて暖かいところでぬくぬくしていたのだと思います。
一匹も会えないのかなと思いましたが、とっても可愛いさび猫のニーナちゃんに会うことができました。 ^^v
美味しいコーヒーと看板猫ちゃんたちのおもてなしに、すっかり寛ぎ過ぎてしまいましたが、
散歩は上野の方へ。
上野では、東京芸術大学の美術館で開催されていた「鋳金の幻想」展を鑑賞しました。
頂いたパンフレットから
" 日本の金属工芸の「鋳金」は、鋳物の表現として海外でもあまり例を見ない独自の表現を展開しています。"
" 表現領域も、伝統工芸、クラフト、現代の工芸からアートまで多岐に渡っています。"
" 技法的には、日本古来の鋳造技法から最先端の鋳造技術までを幅広く用いて、多くの表現を獲得しています。"
" 展示は、鋳金の表現の時代の流れを汲んだ「佐野ルネッサンス鋳金展」の歴代の大賞の作品の数々と、"
" 大学で鋳金の指導を担当している教員等の作品を展示し、鋳金を俯瞰してご鑑賞いただく機会としました。"
静かな雨の降る日、まして藍色のグラデーションが濃くなる夕暮の時間。
訪れる方は多くはなく、とてもとても静かな展示室。
鋳金による作品、プリミティブなものから抽象的なものまで etc etc …、見ていると、
冷たいはずの鋳金が命を与えられ、今にも動き出しそう、暖かな根源からの輝きを発しそう etc etc …、
不思議な感覚にとらえられました。
上野公園も紅葉の終わりの頃だったでしょうか。
しずしずの雨に紅葉の色が一層濃く、外灯の光、落ち葉たちの静かな輝きがとても素敵でした。
これも、雨のお陰です。
晩秋の雨の日の散歩も良いものだなと。でも、そろそろ、
楽しかった散歩もそろそろ終わりの頃です。
ピュアリンさんとはここでお別れしました。
そして、
散歩の〆はやはりこれです !!
どこか良いお店はないかとてくてくと歩いて、一軒の居酒屋さんにたどり着きました。
アメ横の居酒屋さんで〆のビールです。ぶはぁ~ !! うんまい !! 笑
お店は結構な混雑。後ろの席の若者8人組も 盛りあがっていて楽しそう。
そんな中、我々4人も楽しかった今日一日を振り返ります。
「雨の谷中、とても素敵でしたね」
「雨だからこそ、谷中の情緒、本来の姿かもしれないけれど、雰囲気を楽しめましたね」
「きよたんさん、ありがとうございました」etc etc…。
美味しいビールとつまみとで一日を振り返りました。
谷中は色々な魅力のある街。
昭和やもっと古い時代のテイスト、たくさんのギャラリー(この日もきよたんさんに色々なギャラリーを紹介して頂けました) 、美味しいもの etc etc…。
歩けば歩くほど奥が深いなと思う街。まだまだたくさん、歩いてみたい街です。
きよたんさん、ご一緒して下さった皆さん、楽しかったです。ありがとうございました m(_ _)m
ギャラリー・マルヒさんの手ぬぐいもとても気に入りました。
手ぬぐいを集めていますが、また素敵なのが一つ増えました。
気が付けば、12月ももう残すところあと一週間ばかり。
積み残しはまずいと令和最初のお正月を気持ちよく迎えるために、ラストスパートです。
出張納めは金曜日。
コンサートは土曜日のNHK交響楽団の第九で本年の締めくくり。シモーネさんの指揮はすごかったです。
第九を聴くと、何だか年を越せそうに思えてしまうのはなぜなんでしょう。 ^^; 笑
順調? いえいえ、まだ年賀状も書いていないし、ブログも放置気味だし…色々と、
やっぱり積み残しそう ?
" 2019/11/23 Yanaka Sanpo "
染まり始めのナナカマドの赤い色を、少し濃くしてくれるような雨なら、
買ったばかりの傘をもって出かけてみるのも良いな。
アップするのがだいぶ遅れてしまいしたが、
11月23日、きよたんさんが企画して下さった谷中の散歩に参加させて頂きました。
週間天気予報は最初は晴れ。
でも、その日が近付くにつれて雨の確率が高くなり、とうとう、
2日~3日前は完全な雨の予報になってしまいました。
雨の日の散歩、
カメラを買って写真を撮り始めの頃は、躊躇することなく出かけていたものですが、
今では、
休みの日の朝の曇りガラスが輝いていないだけで、出かけるのをあきらめてしまい、
コーヒー豆をコリコリし始めるじぶんです。
それでも、
雨の谷中、
きよたんさん、r a n n y a n さん、ピュアリンさん、横 濱男さんとご一緒させて頂いた谷中散歩、
落ち着いた、静かな雰囲気を十分に満喫出来た、素敵な時間でした。
待ち合わせの駅から谷中墓地を抜けて、
きよたんさんが予約して下さっていた「谷中ビアホール」さんへ。
このお店、谷中の人気店なのだそうです。
昭和13年に建てられた三軒続きの古民家をリノベーション !! 雰囲気も満点だし、ここでしか飲めないクラフトビール、谷中ビールのお店。
晴れの日であれば、待ち時間うん時間、うん十分と言うお店なのだそうです。
それでも、
雨の日ならば、御覧の通りです。
貸し切り状態。
アヒージョ、
付いてきたパンはここのオリジナル? バゲットみたいですがしっとり柔らかく食感はホカッチャみたい?
食べたことのない感じでした。
アサリの酒蒸し。
隣から取り寄せるのだそうです、取り寄せのマルゲリータのピザも面白い。
etc etc …、
とても美味しかったです。
散歩がスタートしたばかりにもかかわらず、
じぶんは考えなしに ?
いえいえ、こんなに美味しそうなビールを目の前にすれば、我慢する方がおかしい ?? ^^;
4種類の谷中ビールテイスティングセットを頼みました。
谷中ドライ、谷中ビール、谷中ゴールデン、谷中ビターの4種類。
どれも特徴があって、もっと飲みたい !! と言う感想のビールでしたが、ドライと谷中ビールが気に入りました。
この後の散歩をキャンセルして、
このままずっと、この味を満喫していたくなるくらい美味しいビールでした。
美味しいクラフトと昭和の雰囲気のテイストがとても素敵なお店。
貸し切りの二階の座敷、
美味しいクラフトビールを頂きながら、
しずしずと降る窓の外の雨を眺めながらの一時、
とても良い時間。
後ろ髪を惹かれながら「谷中ビール」さんを後にしましたが、散歩は始まったばかり。
次に訪れたのは、
アメリカ人の日本画家、アラン・ウエストさんのギャラリー「繪処アラン・ウエスト」でした。
アラン・ウエストさん、アメリカ、ワシントンで1962年生まれ。
1987年 カーネギーメロン大学学部卒業し日本へ。
1989年 東京藝術大学日本画科 加山又造研究室に研究生として入室。日本画の技法や画材の取り扱い方を学ぶ。
1999年 谷中にアトリエ兼ギャラリー「繪処アラン・ウエスト」を構える。
掛け軸、版画、衝立、屏風、襖絵、パネル画、酒瓶のラベル、扇子、着物などに作品を描き、数々の展覧会に出品、受賞多数とのことです。
アトリエ兼ギャラリーはとても素敵な空間。
天井画、屏風等、展示してある作品と、奥の作業場も興味津々で見学させて頂きました。
流石、各地のギャラリーを沢山訪れていらっしゃる、きよたんさんのおすすめコースです。
谷中のギャラリー巡りを楽しみます。
次に訪れたのは「ギャラリー・マルヒ」さん。
根津の路地にある元質屋さんの建物 (1917年建造)をリノベーションした、雰囲気たっぷりのギャラリ―では、
来年の干支の「ねずみ」をテーマにした作家さん達によるグループ展が開催されていました。
「ねずみの師匠」と言う作品、これから一席なのでしょうか?
これはかなりリアル?
こっちをじっと見つめてきて、何か話してきそう。
この他にもモノクロ写真のような「耳のある娘」等の水墨画、重野克明さんの絵画も面白かったです。
オーナーの方から作品のことをお話して頂き素敵な一時。
ギャラリーのオリジナル手ぬぐいが気に入ったので一本買わせて頂きました。
ギャラリー巡りをして、そろそろお茶の時間です。
お隣さんの喫茶店とでもいう様な、親しみやすく中に入ると「ほっ」とする様な店構えです。
看板猫もいるとのこと、
根津の喫茶店「ル・プリーベ」さんへに案内して頂きました。
ボックスの上では、看板娘の一匹ニャン ?
さび猫のニーナちゃんが、すやすやと気持ち良さそうに眠っていました。
「ル・プリーベ」さんにはこの他にタモン、ルンルンという猫ちゃんたちがいるとのことです。
もう一匹、たぶんタモンちゃんもいたのですが、写真を撮ろうとしたら恥ずかしいのかな ?
店の奥の方に引っ込んでしまいました。せっかく寛いでいたのに、ごめん。
可愛い猫のカップで温かなコーヒーを頂きました。
お店に飾られている絵画も全て、このお店の景色が描かれています。
猫好きな方には(もちろんじぶんもです)たまらないお店です、
「ル・プリーベ」さん ♪
ニーナちゃんの肉球、可愛い。
谷中と言えば猫。
この日は雨の一日でした。谷中の猫たちも、雨を避けて暖かいところでぬくぬくしていたのだと思います。
一匹も会えないのかなと思いましたが、とっても可愛いさび猫のニーナちゃんに会うことができました。 ^^v
美味しいコーヒーと看板猫ちゃんたちのおもてなしに、すっかり寛ぎ過ぎてしまいましたが、
散歩は上野の方へ。
上野では、東京芸術大学の美術館で開催されていた「鋳金の幻想」展を鑑賞しました。
頂いたパンフレットから
" 日本の金属工芸の「鋳金」は、鋳物の表現として海外でもあまり例を見ない独自の表現を展開しています。"
" 表現領域も、伝統工芸、クラフト、現代の工芸からアートまで多岐に渡っています。"
" 技法的には、日本古来の鋳造技法から最先端の鋳造技術までを幅広く用いて、多くの表現を獲得しています。"
" 展示は、鋳金の表現の時代の流れを汲んだ「佐野ルネッサンス鋳金展」の歴代の大賞の作品の数々と、"
" 大学で鋳金の指導を担当している教員等の作品を展示し、鋳金を俯瞰してご鑑賞いただく機会としました。"
静かな雨の降る日、まして藍色のグラデーションが濃くなる夕暮の時間。
訪れる方は多くはなく、とてもとても静かな展示室。
鋳金による作品、プリミティブなものから抽象的なものまで etc etc …、見ていると、
冷たいはずの鋳金が命を与えられ、今にも動き出しそう、暖かな根源からの輝きを発しそう etc etc …、
不思議な感覚にとらえられました。
上野公園も紅葉の終わりの頃だったでしょうか。
しずしずの雨に紅葉の色が一層濃く、外灯の光、落ち葉たちの静かな輝きがとても素敵でした。
これも、雨のお陰です。
晩秋の雨の日の散歩も良いものだなと。でも、そろそろ、
楽しかった散歩もそろそろ終わりの頃です。
ピュアリンさんとはここでお別れしました。
そして、
散歩の〆はやはりこれです !!
どこか良いお店はないかとてくてくと歩いて、一軒の居酒屋さんにたどり着きました。
アメ横の居酒屋さんで〆のビールです。ぶはぁ~ !! うんまい !! 笑
お店は結構な混雑。後ろの席の若者8人組も 盛りあがっていて楽しそう。
そんな中、我々4人も楽しかった今日一日を振り返ります。
「雨の谷中、とても素敵でしたね」
「雨だからこそ、谷中の情緒、本来の姿かもしれないけれど、雰囲気を楽しめましたね」
「きよたんさん、ありがとうございました」etc etc…。
美味しいビールとつまみとで一日を振り返りました。
谷中は色々な魅力のある街。
昭和やもっと古い時代のテイスト、たくさんのギャラリー(この日もきよたんさんに色々なギャラリーを紹介して頂けました) 、美味しいもの etc etc…。
歩けば歩くほど奥が深いなと思う街。まだまだたくさん、歩いてみたい街です。
きよたんさん、ご一緒して下さった皆さん、楽しかったです。ありがとうございました m(_ _)m
ギャラリー・マルヒさんの手ぬぐいもとても気に入りました。
手ぬぐいを集めていますが、また素敵なのが一つ増えました。
気が付けば、12月ももう残すところあと一週間ばかり。
積み残しはまずいと令和最初のお正月を気持ちよく迎えるために、ラストスパートです。
出張納めは金曜日。
コンサートは土曜日のNHK交響楽団の第九で本年の締めくくり。シモーネさんの指揮はすごかったです。
第九を聴くと、何だか年を越せそうに思えてしまうのはなぜなんでしょう。 ^^; 笑
順調? いえいえ、まだ年賀状も書いていないし、ブログも放置気味だし…色々と、
やっぱり積み残しそう ?
" 2019/11/23 Yanaka Sanpo "