サントリーホール CMG オンライン_エラールの午后コンサート:20200614 [音楽]
同じ場所で、同じ空気と温度と湿度の中での感動の共有ではなかったけれど、
きっと多くの方達と同じパースペクティブ空間、同じ時間軸の中、
久しぶりの五感フル動員での感動を味わうことができたのだと思います。 初めてのオンラインライブでした。
「ぴあ」からのメールでサントリーホールのCMG(チェンバー・ミュージック・ガーデン)が、
オンラインで聴けることを知りました。
前売り券を買っておいたコンサートは、インキネンのベートーベンも松田華音さんのチャイコフスキーも、
全てキャンセルとなり、コンサートに行きたいの衝動がMax に達していたので、とてもうれしいお知らせでした。
早速、幾つかの魅力的なプログラムの中から「エラールの午后」と言うものをチョイス ♪
サントリーホールが所蔵するエラール製ピアノ(1867年)の魅力を紹介してくれるもの。
ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位を受賞した川口成彦さんの演奏ももちろんですが、
このプログラムを選んだのは、
チェリストとして新倉瞳さんが加わっていたから。
じぶんはブログを始めて十数年になりますが、その初期の頃に鎌倉の妙本寺の記事を載せたことがありました。
今と同じく当時も音楽を聴きながらの鎌倉散歩ですが、ショパンのチェロソナタと一緒の散歩。
大好きなピリスと、パヴェル・ゴムツィアコフのショパン。
早朝の鎌倉の朝の時間は厳か、それでも、木漏れ日優しく爽やかな時間です…朝は良い良い良いかなです。
そんな妙本寺の森の中のこと。
この記事に「チェロの新倉です」とコメントを書いて下さって、そんなことから、
新倉さん3枚目のCD 「Largo」を聴かせて頂きました。
スイスに留学、コンサートやCD 、又、じぶんも毎年参加させて頂いている「ラ・フォル・ジュルネ」でも演奏。
益々のご活躍だなと陰ながらの応援。
そんな新倉さんのライヴをとても久しぶりに聴けるのだなと思い、
プログラムの中から迷うことなく「エラールの午后」を選びました。
前日の土曜日、久しぶりにビールではなくスコッチウイスキーを飲み、美味しいので少し飲み過ぎ。
若干? 二日酔い気味でしたが、
日曜日の12時頃からコーヒーの儀式 !! ミルでコリコリコリ。
部屋の中をコーヒーの香りでいっぱいにしてお清めです。一杯、二杯と頂いて酔い覚ましです。 ^^;
12時50分にはPC をライヴ会場にオンラインでつなげると、
こころの底からの、ワクワクワクの音が湧き上がってくるのを喉で感じました。久しぶりのワクワク感。
ライヴを聴く前の~ !! この感じです。
ピアノ川口成彦さん ヴァイオリン原田陽さん チェロ新倉瞳さん。
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 作品8 より 第1楽章
グラナドス:『スペイン舞曲集』より 第5曲「アンダルーサ」
シューマン(リスト 編曲):「献呈」 S. 566
フォーレ(江口 玲 編曲):「夢のあとに」作品7-1
フォーレ:ロマンス 変ロ長調 作品28
サン゠サーンス:『動物の謝肉祭』より 第13曲「白鳥」
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調
ショパン、ドビュッシー、フォーレの頃の音色、
エラールのピアノはハンマーのフェルトが今のものより小さいのだそう、音も若干ピッチは低めなのだそう。
弦楽器もそれに合わせて調弦。弦もスチールではなくて当時のままのガット弦。
ヴァイオリンは顎充てを外し、チェロはエンドピンを外して脚で挟んで演奏。
作曲者達が聴いたであろう、その音色が7曲がよみがえってきました。 う~ん、何と素敵な音色たち!!
エラールのピアノは自動オルガンをも思い起こすような可愛らしい姿。
川口さんが奏でる音色も可愛らしく、ロココ時代を思わせる優雅なロマンの香りが漂い、
お清めをしたじぶんの部屋中に、ロマ~ンの音達は左右のスピーカーから。
弦楽器も低くピッチを調整しているせい? 普段と演奏方法が異なるから?
何時も聴く音とは違っていて、何だか親し気な感じがして、
日曜日の午後はたゆたゆたゆたゆ感です。
新倉さんのサンサーンスの白鳥は弦の柔らかさ、体全体(脚で挟んでいるので)を使っての豊かな響きが素敵でした。
そして、気が付けば最後の曲。
ドビュッシーのピアノ三重奏は最高に楽しむことができました。
三人の方達が伸び伸びと自信もアンサンブルを楽しまれているように感じて、音も伸び伸び、
コンサートホール全体、そしてネットを伝わって、この日参加している我々に、
この日のオンラインの観客たちのこころの中に、
通常のコンサート以上に…。
きっと演奏する側も聴く側も、ここ数か月の生活、
社会全体の重さと何かに圧迫されている様な暗さ etc etc …。
そんなものが、
こころの中におりの様に…知らず知らず溜っていたのだと思います。
それらを全て取り払いピュアにしてくれて…。
音楽って、やっぱり良いです!!
新倉さん、そして川口さん、原田さん、サントリーホールの関係者の皆さん、
きっとオンラインコンサート開催にはご苦労がいっぱいあったのだと思いますが、
素晴らしい企画を実現して下さって、ありがとうございました。 m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
あっという間の1時間20分でした。
とても素敵な時間…を、久しぶりに過ごさせて頂きました。
お礼を一言いいたくて、インスタグラムのアカウントを作って新倉さんに。
「11年ぶりに聴かせて頂きました。楽しかったです。」と。
次はコンサートホールで素敵な演奏をお聴きしたいです。
ウイルスのせいで色々な生活の変化があります。
その多くは我慢とか不自由とか etc etc …ですが、
その中でも、14日の日曜日の様に部屋で素敵なその時限りの音達を聴くことができる。
もちろん、その場所で、奏でている音達の風を五感で感じながらのものも良いけれど、
ITの発達した今であるのであれば、例えばお酒を飲みながら、例えば布団の中にいながら?
素敵な音達を部屋で聴くのも良いのかなと b^^
そんなことを思った6月のある日の日曜日の午後のことなのでした。
" 2020/06/14 Suntory Hall CMG Niikurasan "
きっと多くの方達と同じパースペクティブ空間、同じ時間軸の中、
久しぶりの五感フル動員での感動を味わうことができたのだと思います。 初めてのオンラインライブでした。
「ぴあ」からのメールでサントリーホールのCMG(チェンバー・ミュージック・ガーデン)が、
オンラインで聴けることを知りました。
前売り券を買っておいたコンサートは、インキネンのベートーベンも松田華音さんのチャイコフスキーも、
全てキャンセルとなり、コンサートに行きたいの衝動がMax に達していたので、とてもうれしいお知らせでした。
早速、幾つかの魅力的なプログラムの中から「エラールの午后」と言うものをチョイス ♪
サントリーホールが所蔵するエラール製ピアノ(1867年)の魅力を紹介してくれるもの。
ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位を受賞した川口成彦さんの演奏ももちろんですが、
このプログラムを選んだのは、
チェリストとして新倉瞳さんが加わっていたから。
じぶんはブログを始めて十数年になりますが、その初期の頃に鎌倉の妙本寺の記事を載せたことがありました。
今と同じく当時も音楽を聴きながらの鎌倉散歩ですが、ショパンのチェロソナタと一緒の散歩。
大好きなピリスと、パヴェル・ゴムツィアコフのショパン。
早朝の鎌倉の朝の時間は厳か、それでも、木漏れ日優しく爽やかな時間です…朝は良い良い良いかなです。
そんな妙本寺の森の中のこと。
この記事に「チェロの新倉です」とコメントを書いて下さって、そんなことから、
新倉さん3枚目のCD 「Largo」を聴かせて頂きました。
スイスに留学、コンサートやCD 、又、じぶんも毎年参加させて頂いている「ラ・フォル・ジュルネ」でも演奏。
益々のご活躍だなと陰ながらの応援。
そんな新倉さんのライヴをとても久しぶりに聴けるのだなと思い、
プログラムの中から迷うことなく「エラールの午后」を選びました。
前日の土曜日、久しぶりにビールではなくスコッチウイスキーを飲み、美味しいので少し飲み過ぎ。
若干? 二日酔い気味でしたが、
日曜日の12時頃からコーヒーの儀式 !! ミルでコリコリコリ。
部屋の中をコーヒーの香りでいっぱいにしてお清めです。一杯、二杯と頂いて酔い覚ましです。 ^^;
12時50分にはPC をライヴ会場にオンラインでつなげると、
こころの底からの、ワクワクワクの音が湧き上がってくるのを喉で感じました。久しぶりのワクワク感。
ライヴを聴く前の~ !! この感じです。
ピアノ川口成彦さん ヴァイオリン原田陽さん チェロ新倉瞳さん。
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 作品8 より 第1楽章
グラナドス:『スペイン舞曲集』より 第5曲「アンダルーサ」
シューマン(リスト 編曲):「献呈」 S. 566
フォーレ(江口 玲 編曲):「夢のあとに」作品7-1
フォーレ:ロマンス 変ロ長調 作品28
サン゠サーンス:『動物の謝肉祭』より 第13曲「白鳥」
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調
ショパン、ドビュッシー、フォーレの頃の音色、
エラールのピアノはハンマーのフェルトが今のものより小さいのだそう、音も若干ピッチは低めなのだそう。
弦楽器もそれに合わせて調弦。弦もスチールではなくて当時のままのガット弦。
ヴァイオリンは顎充てを外し、チェロはエンドピンを外して脚で挟んで演奏。
作曲者達が聴いたであろう、その音色が7曲がよみがえってきました。 う~ん、何と素敵な音色たち!!
エラールのピアノは自動オルガンをも思い起こすような可愛らしい姿。
川口さんが奏でる音色も可愛らしく、ロココ時代を思わせる優雅なロマンの香りが漂い、
お清めをしたじぶんの部屋中に、ロマ~ンの音達は左右のスピーカーから。
弦楽器も低くピッチを調整しているせい? 普段と演奏方法が異なるから?
何時も聴く音とは違っていて、何だか親し気な感じがして、
日曜日の午後はたゆたゆたゆたゆ感です。
新倉さんのサンサーンスの白鳥は弦の柔らかさ、体全体(脚で挟んでいるので)を使っての豊かな響きが素敵でした。
そして、気が付けば最後の曲。
ドビュッシーのピアノ三重奏は最高に楽しむことができました。
三人の方達が伸び伸びと自信もアンサンブルを楽しまれているように感じて、音も伸び伸び、
コンサートホール全体、そしてネットを伝わって、この日参加している我々に、
この日のオンラインの観客たちのこころの中に、
通常のコンサート以上に…。
きっと演奏する側も聴く側も、ここ数か月の生活、
社会全体の重さと何かに圧迫されている様な暗さ etc etc …。
そんなものが、
こころの中におりの様に…知らず知らず溜っていたのだと思います。
それらを全て取り払いピュアにしてくれて…。
音楽って、やっぱり良いです!!
新倉さん、そして川口さん、原田さん、サントリーホールの関係者の皆さん、
きっとオンラインコンサート開催にはご苦労がいっぱいあったのだと思いますが、
素晴らしい企画を実現して下さって、ありがとうございました。 m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
あっという間の1時間20分でした。
とても素敵な時間…を、久しぶりに過ごさせて頂きました。
お礼を一言いいたくて、インスタグラムのアカウントを作って新倉さんに。
「11年ぶりに聴かせて頂きました。楽しかったです。」と。
次はコンサートホールで素敵な演奏をお聴きしたいです。
ウイルスのせいで色々な生活の変化があります。
その多くは我慢とか不自由とか etc etc …ですが、
その中でも、14日の日曜日の様に部屋で素敵なその時限りの音達を聴くことができる。
もちろん、その場所で、奏でている音達の風を五感で感じながらのものも良いけれど、
ITの発達した今であるのであれば、例えばお酒を飲みながら、例えば布団の中にいながら?
素敵な音達を部屋で聴くのも良いのかなと b^^
そんなことを思った6月のある日の日曜日の午後のことなのでした。
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