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アンドルー・マンゼ_ベートーベン交響曲第5番作品67「運命」:20200426 [音楽]

在宅勤務は2週間を超えました。

家で仕事をするのにも慣れてきたけれど、自粛、8割 etc etc 。

買い物とゴミ出しと? そのくらいかな? その他ではほとんど家から出ていません。

カメラとWalkman の相棒たちも…どこにいるの? 状態です ^^;


それでも今朝、コーヒーを頂きながらマンゼのベートーベンを聴いていたら、

机の横の窓がキラキラ。

型板ガラスのデコボコがキラキラと揺らめき、輝き始めたと思ったら、

窓全体がオレンジ色に染まっていきました。窓越しでしたが、久しぶりの朝日。 


誘われて、

家の近所ですが、少しだけ歩いてきました。


せせらぎの公園には紫蘭も咲き始めていたし、朝の空気は清々しい。

青い空と、ぽっかり浮かんだ雲を見ていたら、心の奥の方まで、すっきり晴れ渡っていくのを感じました。

そんな4月最後の日曜日。

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ほとんどの時間を部屋の机の前で過ごしているこの頃。変化のない時間が過ぎていますが、

良かったこと? 今までできていなかったこと? ボックスで買ったCD を全曲聴いたり。

例えば、フランツ・コンビチュニーの11枚組とか、ハイドンの10枚組とか etc etc…。

今まで、その中の気に入りの曲しか聴いていなかったけれど、家にいる時間が長くなり、

在宅勤務の時も曲を流したりしているし、今まで聴いていなかった全集を最初から最後まで聴けています。

それと、気に入りの指揮者が一人増えたこと。

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マーラーの第6交響曲を聴いてとても好きになった、マイケル・ティルソン・トーマス。

シベリウスをコンサートで聴いて一目(一聴? )惚れ。
チケット取ってはコンサートに通っている、ピエタリ・インキネン。

そして、現役の指揮者ではこの二人に続いて三人目です、

アンドルー・マンゼ。

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アンドルー・マンゼは、1965年1月14日生まれのイギリス人。

元々はヴァイオリン奏者で、トレバー・ビノックが作ったイングリッシュ・コンサートのリーダーでしたが、

2003年にビノックが退任し、それを継いで音楽監督、指揮者としてデビュー。

2014年からは、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(NDR Radiophilharmonie)の首席指揮者に就任しています。

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ぼくは少し前です、メンデルスゾーンにはまっていた時があり、その時にマンゼの演奏に出会いました。

3番スコットランド、4番イタリアも良かったし、5番の「宗教改革」はこの時に初めて聴きましたが、

どの演奏も歯切れがよく、透明感にあふれ颯爽としているなと感じました。メンデルスゾーンの良さも、マンゼに教えてもらったようにも思えます。

そんなマンゼ、

今年はベートーベンの生誕250年で、色々な指揮者の様々なCD がリリースされていますが、

新譜として第5番「運命」と第7番を、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団とリリースしてくれました。

「運命」のCD を買うのも久しぶりですが、マンゼの新譜と聴いてHMV でポチッ。

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聴いてみれば、メンデルスゾーン以上に各楽器の音色、透明度が高く、それら各パートが合わさって奏でるハーモニーも美しく清々しい。

若々しいベートーベン像が目の前に現れました。

苦悩や苦しみの「運命」ではなくて、若者に特有の幾多の試練、挫折、時には失恋 etc etc …、乗り越えるべきもの。

それらへの挑戦、後ろを振り向かずにまっすぐ前を見据えて !! そんなことを背骨から震えと共に感じました。

爽快感と共に、若者ではないけれど、激励までもらってしまいました。

うちのステレオってこんなに良い音で鳴るのかとも。


一人で机に向かっている時間ばかりのこんな時、

手を洗うのが時々面倒に感じてしまったり、我慢我慢でもういい加減にしてほしいとか、

ストレスだらけだとか…等々。

負の思いが下から湧き上がってくるようになっていましたが、

マンゼとNDR Radiophilharmonie のベートーベンに元気をたっぷりともらうことができました。

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ベートーベン第5交響曲作品67「運命」。

今までは、

厳格で荘厳なオットー・クレンペラー、「運命」と言えば定番中の定番、フルトベングラー(厳つい感じですが意外とロマンチック)、

どこかの指揮者が言ったとか「ベートーベンは快速でないといけない」 ? その通りの超快速!! シュトゥルム・ウント・ドラング !!
運命の嵐は吹きすさびのカルロス・クライバー。

この3枚が気に入っていましたが、マンゼの「運命」もその仲間入りです。


この後にモーツアルトの40番と41番のCD もゲットしました。大好きな大好きなモーツアルトをマンゼがどう聴かせてくれるのか?

これも楽しみです。


こんな自分でも、知らず知らずにストレスは溜まっているようです。

我慢とか、注意力とかも細い糸が切れてしまいそうになります。

ブログも触れるのを面倒に思ったり、敬遠したりしていましたが…、

でも、色々と工夫して、不安とかどうなってもとか? そんな負の思いを吹っ切っていかないといけないなと ^^b

" 2020/0426 Beethoven Symphony No.5 NDR Radiophilharmonie Andrew Manze "
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