部屋籠りの時のこと_ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダの絵画展:20220211 [展覧会]
2018年に会って以来です。 とてもとても待ち遠しかったし、楽しみの極み。
部屋籠りの毎日でしたが、「日経おとなの OFF」で展覧会のことを知ってからは…、毎日、
この日が来るのを指折り数えていました。
ですが…この展覧会も、1月22日からの会期はコロナのせいで延期。
このまま中止になってしまうのかな?
また、会えないのでしょうか? ずっとずっと会いたいと思い続けていた Johannes Vermeer …。 弱気な心。
とても不安で、こわごわとネットで情報を探していました。
すると、「2月10日」からスタートの文字が目に飛び込んできました !! 良かった !! 本当に良かったです。
少し遅れましたが、「ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダの絵画展」、
無事に開催されることを知りました。
待ちきれずに、そして途中で打ち切りなんてこともが…頭をよぎりで、 ^^;
スタートの翌日、2月11日 10:30 からのチケットをゲットしました。
当日は、
ワクワク、ドキドキ…。
何だか、高校生の頃のデートのような心境。行きたいのですが会いたいのですが…。
いろいろな複雑な心境。 それでも、会いたい気持はMAX 200% !!
JRを降りれば、久しぶりの上野駅は前日の雪がまだ残っていました。
フェルメールだけではなく、ちょうど小林頼子さんの「フェルメールとそのライバルたち 絵画市場と画家の戦略」を
読み終えたところだったので、
17世紀オランダ絵画黄金時代の画家たちのことも興味津々でした。
本で知ったヘラールト・デル・ボルフ、ヘーラルト・ダウ、カスバル・ネッチェル、フランス・ファン・ミーリス
etc etc …の作品も見てみたいなと。
それでも、入り口を入れば、すっ飛ばしすっ飛ばしで、フェルメールのところへ~!!
そして、そして、ようやく…です。 フェルメール…。
≪窓辺で手紙を読む女≫、 会うことができました…。
やっぱり、フェルメールは違います。輝いています。そこだけ時の流れが違っています。
≪窓辺で手紙を読む女≫。
とてもすっきり、色彩鮮やかに、
修復前のものはカタログでしか見たことがなかったのですが、光が明るく…、そうですね、以前のものが午後、
夕方近くの淡い光だとすれば、
この修復後の作品は午前の、しかも青みがかった朝の光に近いのかなとも思いました。
女性の表情も以前のものよりも明るく、意志が強そうに思えます。
恋人の無事の帰りを確信しているのでしょうか。愛を信じている…そんな心持が伝わって来るかのようです。
修復と書きましたが、
≪窓辺で手紙を読む女≫は、2017年から修復が行われ、以前のものとは大きく異なる姿に。
存在は知られていたものの(1979年サンフランシスコの展覧会の際のX線調査)、女性の後ろの広く空いた空間、
壁の下にはキューピットの画中画があり、それを塗りつぶしたのは画家、フェルメール本人だと思われていました。
それが2017年の詳細な調査の結果、塗りつぶされたキューピットの絵は、上塗りの壁の素材より数十年古いこと等が
分かり、フェルメール本人ではなく、その死後数十年経ってから塗られたことが判明したのだそうです。
ならば、フェルメールの描いた本来の姿に戻そうと作業が行われて、
画かれてから360年以上たった今、3年の月日を経て修復が完成しました。これがフェルメールのオリジナル。
修復後、本国以外では初めてのお披露目なのだそうです。
誰が塗りつぶしたのか?
それは謎ですが、≪窓辺で手紙を読む女≫は当初はフェルメールではなくて、レンブラント(もしくはデ・ホーホ)の
作品と言われていたのだそうです。
ドレスデン古典絵画館所蔵の前はザクセン選帝侯が持ち主でしたが、選帝侯が手に入れた際(複数の絵画を購入)、
この絵は代価の内容には入っておらず、送り物であったとのこと。
もっとレンブラントらしくと、その際に塗られたのではないか? そのような説もあるのだそうです。
360年の月日を経て本来の姿を取り戻すなんて…なんだかすごいです。
ミステリー小説の題材になりそうですね。
現れたキューピットの絵は、他のフェルメールの作品にも何度か登場しているとのこと。
晩年の作品"ヴァージナルの前に立つ女"にも登場していますね。
≪ヴァージナルの前に立つ女 ヨハネス・フェルメール 1670年~72年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー≫ この展覧会には来ていません
展覧会には修復前の姿も展示されていました。
見比べることができて面白かったです。皆さんは比べてどう思われるでしょうか。
もちろん、修復後の作品は色彩鮮やかに汚れも落とされてフェルメールのオリジナル、
その価値は計り知れないものがあるのだと思います。
ただ、じぶんのイメージのフェルメールの作品…としては、修復前のものかなぁと。
"牛乳を注ぐ女"、"真珠の首飾りの女"、"青衣の女"、"水差しを持つ女" etc etc…。
フェルメールの作品は空間、間、そんなものがとても素晴らしい雰囲気を醸し出しています。
飾りっ気のない部屋。何もない空間。でも、そこには光が存在していて、
その時の時間、瞬間が確かに永遠に存在している…。
行間の情景ともいうのでしょうか。それがじぶんには詩的に感じられます。
ある意味、画中画を塗りつぶして修復前の姿としたその人は美的センスのある人だったのでは??
そんなことも考えながら…、暫く絵の前で頭の中の陣地取りを楽しみました。
≪窓辺で手紙を読む女 ヨハネス・フェルメール 1657年~59年頃 83×64.5≫
フェルメールの 「before after」を十分に楽しんだ後、
小林さんの本を読んで興味津々だった、17世紀の画家たちの作品を楽しませてもらいました。
" フェルメールは一人で「フェルメール」になったのではないこと。"
・画家たちがお互いに影響を与えながら似通った流行りのテーマ、又、モチーフ、例えば手紙を読む女性像等の作品を描いたこと。
" 晩年の作品がそれまでと大きく変わったことの背景には、オランダの絵画市場の変化が影響していること。"
・世紀の中盤まではオランダは好景気、作品を購入する層は一般市民であり、その購買意欲も旺盛でしたが、その後ランプヤール(災難の年:1672年英国と開戦、その後フランスとも)、又、それまでに大量に描かれた中古絵画のだぶつき? によって、新規の作品の依頼が少なくなったことと、購買層が一般市民から離れて行ったこと等。
このようなことを、小林さんの本で知ることができましたが、画家ではカスバル・ネッチェルのことが気になっていました。
≪手紙を書く男 カスバル・ネッチェル 1644年 27×18.5≫
本の挿絵で見たこの絵がとても気に入って、カスバル・ネッチェルの実際の作品を見てみたいなと思っていました。
子供を書かせたらネッチェルとのことで、とても可愛いです。
≪シャボン玉を吹く二人の少年 カスバル・ネッチェル 1670年 ナショナル・ギャラリー≫
今回は2枚の作品が来ていましたが、特に "手紙を書く男" はフェルメールの "地理学者" にも似ていて気に入りました。
≪演奏するカップル カスバル・ネッチェル 1666年 59.5×46≫
このカスバル・ネッチェルの先生、テル・ボルフの作品も何枚か来ていました。
小林さんによると、オランダ風俗画の展開に先鞭をつけた重要な画家だとのこと。
1650年頃から、若い女が手入れの行き届いた室内で優雅な衣装に身を包み、身づくろいや、客を迎え入れたり、音楽やワインを楽しんだりetc etc…、そんな姿を描き始めたのだとのこと。
テル・ボルフの作品で風俗画の特徴は一挙に出そろったとのことです。
テル・ボルフがいなければ、フェルメールの作品も違った展開になっていたのかもしれません。
≪手を洗う女 ヘーラルト・テル・ボルフ 1,655年~56年頃 53×43 ≫
3年ぶりのフェルメール、しかも修復と言うミステリー? もあって、とても楽しい充実の時間。
それに、ネッチェルやテル・ボルフの実際の作品も見ることができました。
ゆっくりと2時間ほど見させて頂いて、お腹が空きました。
都美術館のカフェは初めて。 cafe Art さんでランチです。
この日は娘と一緒でしたが、
娘は展覧会コラボメニュー「ストロープワッフル風 キャラメルアイスクリームとナッツ添え」。
キューピットのかわいい羽チョコ付き ♪
ターキーパストラミとチーズが入ったゴロゴロカボチャサンド、カフェラテ。
じぶんは、温玉入り 濃厚カルボナーラ。
飲み物はもちろん!! ?? 生ビール !! ^^v 笑
フェルメールの余韻に浸りながら、美味しく頂きました。
やはり、展覧会を見た後のビールは最高で~~す ^^v
展覧会では、図録と絵葉書数枚、そして、
「手紙を書くミッフィー」を連れて帰ってきました。
「ともにオランダ生まれのフェルメールとミッフィーが本展限定で特別にコラボします。」とのことで、2種類のミッフィーがいましたが、じぶんは小さい方、手のひらサイズのミッフイ―を。
これ !! 結構な人気の様で、一人一個までと言うものでした。
可愛いです。連れて帰って来て、在宅勤務している机の上にチョコン ♪ 笑
久しぶりのフェルメールはとても素敵な展覧会でした。
この後2月19日にも、メトロポリタン美術館展で、フェルメールの" 信仰の寓意"に会ってきました。なんて素敵な2週間だったのでしょう。
メトロポリタン美術館展も見どころ満載の展覧会。このお話は又、改めて(たぶん?) ^^;;
以下、じぶんが今までに見たフェルメールの備忘録です。
2月11日の "窓辺で手紙を読む女" と、
2月19日の "信仰の寓意" で、23枚になりました。
********************************************************************************************
2007年 国立新美術館開館記念 アムステルダム国立美術館所蔵 フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
「牛乳を注ぐ女」
2008年 フェルメール展
「マリアとマルタの家のイエス」
「聖プラクセデス」
「小路」
「ワイングラスを持つ娘」
「リュートを調弦する女」
「手紙を書く婦人と召使」
「ヴァージナルの前に座る若い女」
2009年 ルーブル美術館展
「レースを編む女」
2011年3月 Vermeer<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展
「地理学者」
2011年8月 Vermeerからのラブレター展 京都市美術館 12月 Bunkamuraザ・ミュージアム
「手紙を読む青衣の女」
「手紙を書く女」
「手紙を書く女と召使」
2012年7月 ベルリン国立美術館展
「真珠の首飾りの少女」
2012年7月 マウリッツハイス美術館展
「真珠の耳飾りの少女」
「ディアナとニンフ」
2015年 ルーブル美術館展
「天文学者」
2016年 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち
「水さしを持つ女」
2018年 フェルメール展
「ワイングラス」
「 赤い帽子の娘」
「 取り持ち女」
2022年 フェルメールと17世紀オランダの絵画展
「窓辺で手紙を読む女」
2022年 メトロポリタン美術館展
「信仰の寓意」
"2022/02/11 Vermeer and Masters of Golden Age of Dutch Painting"
部屋籠りの毎日でしたが、「日経おとなの OFF」で展覧会のことを知ってからは…、毎日、
この日が来るのを指折り数えていました。
ですが…この展覧会も、1月22日からの会期はコロナのせいで延期。
このまま中止になってしまうのかな?
また、会えないのでしょうか? ずっとずっと会いたいと思い続けていた Johannes Vermeer …。 弱気な心。
とても不安で、こわごわとネットで情報を探していました。
すると、「2月10日」からスタートの文字が目に飛び込んできました !! 良かった !! 本当に良かったです。
少し遅れましたが、「ドレスデン国立古典絵画館所蔵フェルメールと17世紀オランダの絵画展」、
無事に開催されることを知りました。
待ちきれずに、そして途中で打ち切りなんてこともが…頭をよぎりで、 ^^;
スタートの翌日、2月11日 10:30 からのチケットをゲットしました。
当日は、
ワクワク、ドキドキ…。
何だか、高校生の頃のデートのような心境。行きたいのですが会いたいのですが…。
いろいろな複雑な心境。 それでも、会いたい気持はMAX 200% !!
JRを降りれば、久しぶりの上野駅は前日の雪がまだ残っていました。
フェルメールだけではなく、ちょうど小林頼子さんの「フェルメールとそのライバルたち 絵画市場と画家の戦略」を
読み終えたところだったので、
17世紀オランダ絵画黄金時代の画家たちのことも興味津々でした。
本で知ったヘラールト・デル・ボルフ、ヘーラルト・ダウ、カスバル・ネッチェル、フランス・ファン・ミーリス
etc etc …の作品も見てみたいなと。
それでも、入り口を入れば、すっ飛ばしすっ飛ばしで、フェルメールのところへ~!!
そして、そして、ようやく…です。 フェルメール…。
≪窓辺で手紙を読む女≫、 会うことができました…。
やっぱり、フェルメールは違います。輝いています。そこだけ時の流れが違っています。
≪窓辺で手紙を読む女≫。
とてもすっきり、色彩鮮やかに、
修復前のものはカタログでしか見たことがなかったのですが、光が明るく…、そうですね、以前のものが午後、
夕方近くの淡い光だとすれば、
この修復後の作品は午前の、しかも青みがかった朝の光に近いのかなとも思いました。
女性の表情も以前のものよりも明るく、意志が強そうに思えます。
恋人の無事の帰りを確信しているのでしょうか。愛を信じている…そんな心持が伝わって来るかのようです。
修復と書きましたが、
≪窓辺で手紙を読む女≫は、2017年から修復が行われ、以前のものとは大きく異なる姿に。
存在は知られていたものの(1979年サンフランシスコの展覧会の際のX線調査)、女性の後ろの広く空いた空間、
壁の下にはキューピットの画中画があり、それを塗りつぶしたのは画家、フェルメール本人だと思われていました。
それが2017年の詳細な調査の結果、塗りつぶされたキューピットの絵は、上塗りの壁の素材より数十年古いこと等が
分かり、フェルメール本人ではなく、その死後数十年経ってから塗られたことが判明したのだそうです。
ならば、フェルメールの描いた本来の姿に戻そうと作業が行われて、
画かれてから360年以上たった今、3年の月日を経て修復が完成しました。これがフェルメールのオリジナル。
修復後、本国以外では初めてのお披露目なのだそうです。
誰が塗りつぶしたのか?
それは謎ですが、≪窓辺で手紙を読む女≫は当初はフェルメールではなくて、レンブラント(もしくはデ・ホーホ)の
作品と言われていたのだそうです。
ドレスデン古典絵画館所蔵の前はザクセン選帝侯が持ち主でしたが、選帝侯が手に入れた際(複数の絵画を購入)、
この絵は代価の内容には入っておらず、送り物であったとのこと。
もっとレンブラントらしくと、その際に塗られたのではないか? そのような説もあるのだそうです。
360年の月日を経て本来の姿を取り戻すなんて…なんだかすごいです。
ミステリー小説の題材になりそうですね。
現れたキューピットの絵は、他のフェルメールの作品にも何度か登場しているとのこと。
晩年の作品"ヴァージナルの前に立つ女"にも登場していますね。
≪ヴァージナルの前に立つ女 ヨハネス・フェルメール 1670年~72年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー≫ この展覧会には来ていません
展覧会には修復前の姿も展示されていました。
見比べることができて面白かったです。皆さんは比べてどう思われるでしょうか。
もちろん、修復後の作品は色彩鮮やかに汚れも落とされてフェルメールのオリジナル、
その価値は計り知れないものがあるのだと思います。
ただ、じぶんのイメージのフェルメールの作品…としては、修復前のものかなぁと。
"牛乳を注ぐ女"、"真珠の首飾りの女"、"青衣の女"、"水差しを持つ女" etc etc…。
フェルメールの作品は空間、間、そんなものがとても素晴らしい雰囲気を醸し出しています。
飾りっ気のない部屋。何もない空間。でも、そこには光が存在していて、
その時の時間、瞬間が確かに永遠に存在している…。
行間の情景ともいうのでしょうか。それがじぶんには詩的に感じられます。
ある意味、画中画を塗りつぶして修復前の姿としたその人は美的センスのある人だったのでは??
そんなことも考えながら…、暫く絵の前で頭の中の陣地取りを楽しみました。
≪窓辺で手紙を読む女 ヨハネス・フェルメール 1657年~59年頃 83×64.5≫
フェルメールの 「before after」を十分に楽しんだ後、
小林さんの本を読んで興味津々だった、17世紀の画家たちの作品を楽しませてもらいました。
" フェルメールは一人で「フェルメール」になったのではないこと。"
・画家たちがお互いに影響を与えながら似通った流行りのテーマ、又、モチーフ、例えば手紙を読む女性像等の作品を描いたこと。
" 晩年の作品がそれまでと大きく変わったことの背景には、オランダの絵画市場の変化が影響していること。"
・世紀の中盤まではオランダは好景気、作品を購入する層は一般市民であり、その購買意欲も旺盛でしたが、その後ランプヤール(災難の年:1672年英国と開戦、その後フランスとも)、又、それまでに大量に描かれた中古絵画のだぶつき? によって、新規の作品の依頼が少なくなったことと、購買層が一般市民から離れて行ったこと等。
このようなことを、小林さんの本で知ることができましたが、画家ではカスバル・ネッチェルのことが気になっていました。
≪手紙を書く男 カスバル・ネッチェル 1644年 27×18.5≫
本の挿絵で見たこの絵がとても気に入って、カスバル・ネッチェルの実際の作品を見てみたいなと思っていました。
子供を書かせたらネッチェルとのことで、とても可愛いです。
≪シャボン玉を吹く二人の少年 カスバル・ネッチェル 1670年 ナショナル・ギャラリー≫
今回は2枚の作品が来ていましたが、特に "手紙を書く男" はフェルメールの "地理学者" にも似ていて気に入りました。
≪演奏するカップル カスバル・ネッチェル 1666年 59.5×46≫
このカスバル・ネッチェルの先生、テル・ボルフの作品も何枚か来ていました。
小林さんによると、オランダ風俗画の展開に先鞭をつけた重要な画家だとのこと。
1650年頃から、若い女が手入れの行き届いた室内で優雅な衣装に身を包み、身づくろいや、客を迎え入れたり、音楽やワインを楽しんだりetc etc…、そんな姿を描き始めたのだとのこと。
テル・ボルフの作品で風俗画の特徴は一挙に出そろったとのことです。
テル・ボルフがいなければ、フェルメールの作品も違った展開になっていたのかもしれません。
≪手を洗う女 ヘーラルト・テル・ボルフ 1,655年~56年頃 53×43 ≫
3年ぶりのフェルメール、しかも修復と言うミステリー? もあって、とても楽しい充実の時間。
それに、ネッチェルやテル・ボルフの実際の作品も見ることができました。
ゆっくりと2時間ほど見させて頂いて、お腹が空きました。
都美術館のカフェは初めて。 cafe Art さんでランチです。
この日は娘と一緒でしたが、
娘は展覧会コラボメニュー「ストロープワッフル風 キャラメルアイスクリームとナッツ添え」。
キューピットのかわいい羽チョコ付き ♪
ターキーパストラミとチーズが入ったゴロゴロカボチャサンド、カフェラテ。
じぶんは、温玉入り 濃厚カルボナーラ。
飲み物はもちろん!! ?? 生ビール !! ^^v 笑
フェルメールの余韻に浸りながら、美味しく頂きました。
やはり、展覧会を見た後のビールは最高で~~す ^^v
展覧会では、図録と絵葉書数枚、そして、
「手紙を書くミッフィー」を連れて帰ってきました。
「ともにオランダ生まれのフェルメールとミッフィーが本展限定で特別にコラボします。」とのことで、2種類のミッフィーがいましたが、じぶんは小さい方、手のひらサイズのミッフイ―を。
これ !! 結構な人気の様で、一人一個までと言うものでした。
可愛いです。連れて帰って来て、在宅勤務している机の上にチョコン ♪ 笑
久しぶりのフェルメールはとても素敵な展覧会でした。
この後2月19日にも、メトロポリタン美術館展で、フェルメールの" 信仰の寓意"に会ってきました。なんて素敵な2週間だったのでしょう。
メトロポリタン美術館展も見どころ満載の展覧会。このお話は又、改めて(たぶん?) ^^;;
以下、じぶんが今までに見たフェルメールの備忘録です。
2月11日の "窓辺で手紙を読む女" と、
2月19日の "信仰の寓意" で、23枚になりました。
********************************************************************************************
2007年 国立新美術館開館記念 アムステルダム国立美術館所蔵 フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
「牛乳を注ぐ女」
2008年 フェルメール展
「マリアとマルタの家のイエス」
「聖プラクセデス」
「小路」
「ワイングラスを持つ娘」
「リュートを調弦する女」
「手紙を書く婦人と召使」
「ヴァージナルの前に座る若い女」
2009年 ルーブル美術館展
「レースを編む女」
2011年3月 Vermeer<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展
「地理学者」
2011年8月 Vermeerからのラブレター展 京都市美術館 12月 Bunkamuraザ・ミュージアム
「手紙を読む青衣の女」
「手紙を書く女」
「手紙を書く女と召使」
2012年7月 ベルリン国立美術館展
「真珠の首飾りの少女」
2012年7月 マウリッツハイス美術館展
「真珠の耳飾りの少女」
「ディアナとニンフ」
2015年 ルーブル美術館展
「天文学者」
2016年 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち
「水さしを持つ女」
2018年 フェルメール展
「ワイングラス」
「 赤い帽子の娘」
「 取り持ち女」
2022年 フェルメールと17世紀オランダの絵画展
「窓辺で手紙を読む女」
2022年 メトロポリタン美術館展
「信仰の寓意」
"2022/02/11 Vermeer and Masters of Golden Age of Dutch Painting"