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北鎌倉東慶寺&Michael Tilson Thomas Schumann Symphony No.1 _2017年_今年もありがとうございました:20171230 [鎌倉]

永遠の青年。

音に厚みが出て来て渋くなってきたけれど、全体は瑞々しさにあふれていて、それにとってもピュア。
年を重ねても巨匠っぽくならないのも良いな。

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出会いはチャイコフスキーの交響曲1番「冬の日の幻想」。

何と瑞々しい演奏で美しいんだろうと。

その後、マーラーの交響曲全集で再会して、それからは出てくるCD は全て聴いていますが、瑞々しさは少しも変わりません。

最新のSACD はシューマンの交響曲全集。

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今年最後の北鎌倉散歩、

マイケル・ティルソン・トーマス 指揮 サンフランシスコ交響楽団 で交響曲第1番「春」と出かけました。

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28日が仕事納めで、29日は主に自分の部屋の掃除、etc etc …。

3.11の地震で本箱の一つが少し傾き加減だったのですが、だましだまし使っていたけれど、
いよいよどこから見ても傾いている感じに。
ぎっしり詰まっている本とCD を全部出して、一度分解して組み立て直しました。
狭い部屋の中で、出したものを気にしながら作業をしたせいで、足腰が痛くなりました。

でも、組み立て直して本を少し整理したらすっきり !!

落ち着いた部屋で、ビールを頂きながら音楽をゆっくり。幸せな時間も少しだけ。

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30日は窓、風呂場etc etc …と、残りの掃除をしないといけないので、ゆっくりはできませんが、

家族が寝ているすきに? 一人家を抜け出して、今年最後の北鎌倉散歩。

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東慶寺は拝観料の窓口も締まっていて、門のところに箱が置かれていました。

宝蔵もショップもみんな閉まっていて年末年始はお休みなのですね。


200円の拝観料を納めて境内へ入ると、梅の古木たちの冬の姿。

渋めのグレーの色調もなかなか良いものです。

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古木たちのアートの中で、

可憐な花たち、薄ピンクの10月桜、真っ赤な木瓜の優し気な彩、

そして、

素心蝋梅や蝋梅たちも、もう咲いていました。

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奥の大きな樹には、

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まだ秋の名残の紅葉たちも。

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今年一年、じぶんなりの北鎌倉花暦を綴ってきましたが、

最後の散歩でも…。

さすが花の寺、東慶寺です。

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素敵な色彩、花暦の最終ページを綴らせてもらうことができました。

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蝋梅たちが咲けば、梅の季節も近くまで。

この古木たちに、紅と白の小さなあかりが灯るのももうすぐ。

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シューマンの1番では、バーンスタインとウィーンフィルの演奏がずっと好きでした。

最近聴いたものでは、ピリオドっぽい(作曲された時代の演奏方法に沿っての演奏でヴィブラートをかけなかったりするもの)パーヴォ・ヤルヴィのものも面白かった。

ティルソン・トーマスの演奏は、幾分ゆっくりとしたテンポでどっしりとしていて、でもシューマンの陰が強調されることもなくて、

シューマンが当初、各楽章に付けた表題の様に(後で外してしまったのですが)、春の暖かさや大らかさも感じられ、何より透明感とピュアな感じ。

北鎌倉散歩でずっと聴いていたら、これが一番好きになりました。


全集なので4曲あります。正月休みにはゆっくりと4曲、ティルソン・トーマスの演奏を楽しみたいと思います。

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今年は、なぜかバタバタしていて、あまり鎌倉へも行くことができなかったし、相棒のカメラたちを連れ出すことも少なかったなと。

2018年はWalkman とカメラを連れて、もう少し多く歩きたいと思っています。

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ほんとうに拙いブログに一年間お付き合い頂き、ほんとうにほんとうに、ありがとうござました。

来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。


" 2017/12/30 Kitakamakura Tokeiji & Michael Tilson Thomas Schumann Symphony No.1 "
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