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カティア・ブニアティシヴィリ新譜「Labyrinth」:20201109 [音楽]

大好きな、ピアニッシッシモのピリスが事実上、引退してしまい

(最後のコンサートは感激ひとしおで、生涯唯一のスタンディング)、

リサイタルがあれば必ず出かけるのは、

田部京子さん、松田華音さん、カティア・ブニアティシヴィリさんになりました。

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3人とも、個性が引き立ち素敵な音色を奏でるピアニスト。しかも、美人さんです !! (ここも重要) 笑

コンサートは欠かせません。

カティア・ブニアティシヴィリさんは、昨年2月12日のシューベルトの21番ソナタを弾いてくれるはずのコンサートが、体調不調で急遽中止。

とても残念でした。

その後、情報もあまり聞かれず、体調はと心配していましたが、

ようやく新譜が発売されて一安心するとともに、急いでHMVで購入しました。

新譜のタイトルは、「Labyrinth」(迷宮)。

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今までのカティアさんのアルバムとは異なっていて、聴いたとたんに不思議な世界、気が付けば、

文字通りの「迷宮」へと誘われていました。


ショパンの「24の前奏曲」の第4番、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、ブラームスの間奏曲etc etc…、テンポはこれ以上遅くなると…と言うくらい、ゆっくり。

まるで、初めて聴いた曲のような感じで、

しかも一音一音が、こころの奥の奥の方まで染み入ってくるよう・・・。心地よいしびれのような?

カティアマジック?? ♪♪

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小品が18曲選曲されているのですが、クラシックだけでなくて、

モリコーネ:映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』~『デボラのテーマ』
セルジュ・ゲンスブール:ラ・ジャヴァネーズ
フィリップ・グラス:映画『The Hours(めぐりあう時間たち)』より「I am going to make a cake」
それに、ジョン・ケージ:4分33秒などの曲も。

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ちなみに、ジョン・ケージ:4分33秒は、4分33秒の間、演奏者は楽器を演奏しないと言うもの。
その間のホールの音、偶然に起きる音、観衆の立てる音等を聴いているという作品です。新譜でもスタジオのかすかな音しか聞こえてきません。

こんな曲まで選ぶとは、流石カティアさん。一筋縄ではいかないな。


秋の夜長にワインと ♪

また、ウイスキーやブランデーを頂きながらがぴったりのアルバム ♪♪


聴いている内に、迷宮へどんどん引き込まれてしまいます……♪♪♪

カティアさんの弾き語りのお店へ入って、セピア色の光の中、グラスを傾けてゆっくりとした時間を楽しむ…。

秋の夜長、コロナもまた増えてきたみたいですし、こんな過ごし方も良いのでは。


それでは、乾杯 !! 今宵は赤ワイン ♪♪♪

" 2020/11/10 KHATIA BUNIATISHVILI LABYRINTH"
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