2020年北鎌倉円覚寺の紅葉&ブロムシュテット_ブラ1番:20201128 [鎌倉]
失うものばかりではないのだなと。
年を経て、エントロピーが増大して、そして崩壊していく。
年を取れば舞台から去るのみ・・・、そうとばかり思っていましたが。
若さや俊敏さ etc etc …は年々減っていくけれど、
年を重ねることによって深まる、
言葉では「円熟を増す」という、そういうものもしっかりとあるのだなと。
現在、最高齢(93歳)の指揮者、
ヘルベルト・ブロムシュテットが指揮をするゲヴァントハウス響のブラ1の演奏を聴き、
めちゃくちゃ感動して、そう思いました。
優しい、
優しいのです。
ベト10番と言われ、ブラームスが苦節20数年かかって作曲したこの曲、交響曲第一番 ハ短調 Op.68。
じぶんのリスペクトは、スイトナーとシュターツカペレのサントリーホールのライヴ、そして、
ベイヌムとゲヴァントハウスの演奏ですが、
大好きなブラームス交響曲第1番の気に入りの演奏の中に、ブロムシュテットの慈愛にあふれたこの演奏を、
新たに加えてもいいのかなと。
そしてこの日、11月28日も walkman に入れ、
2020年の紅葉を確かめに、北鎌倉円覚寺まで連れて行くことに。
相棒たちもしばらくぶりの散歩です。
E-M1 には 50-200、E-M1 MrⅡには 12-40 を付けて、文庫本「レンブラントを取り返せ」とデバックに入れ、
30分に満たない短い時間ですが、横須賀線の車窓を眺めながら、久しぶりの通勤以外の電車。
8時半頃に北鎌倉円覚寺に到着すれば、円覚寺のネコ、しーちゃんが迎えてくれました。 ^^
紅葉の具合は?
もみじの樹によって、もう散り始めているもの、これから染まり始めるもの etc etc…、
様々でしたが、
全体的にはちょうどの見頃でしたでしょうか。
昨年は上陸した台風の影響で、ここのもみじ達の葉っぱも茶色く、縮れてしまって、
綺麗に赤や黄色には染まってくれませんでした。 でも、
今年は、幸いなことに上陸した台風がなかったせいだと思います。
塩害もなく、本来のもみじたちの紅葉を楽しむことができました。
例年だと今頃も日本各地を飛び回っている? いえいえ、地道に歩き回っているじぶんですが、
コロナのせいで、今年はどこへも出かけず、仕事は週2日の出社を除き在宅勤務の毎日。
10月~11月といえば、盛岡城跡公園や、
京都東福寺の見事な紅葉を仕事の合間に? 楽しむのですが、それも今年は出来ませんでした。
又、合わせて、今年の秋は東慶寺さんも一眼のカメラでの撮影はダメ、と言うことで、
いつもなら何か所かの紅葉をレンズで、そして心の目で楽しむところを、
今年はここ、円覚寺のもみじ達だけに・・・。その分、
例年になく、ゆっくりと、それぞれのもみじ達と話をすることができたんだと思います。
妙香池横の細道を少し登った所に、じぶんの気に入りのもみじがあります。
円覚寺の紅葉を訪ねる際、毎年、楽しみにしている樹です。
最近、枝を剪定したのでしょうか?
以前はもっと大きく広がった枝だったのだと思います。
それはそれは、透過光が差し込むと紅葉がキラキラに輝く傘のような、
円覚寺のこの時期のフォトジェニックのもみじでした。
剪定の結果、その素敵さは半分くらいになってしまいましたが、
それでも、この日も素敵な赤と黄色と緑と、キラキラな色彩輝く光景を見せてくれました。
前のような目の前が紅葉でいっぱいの景色が見られるには、あとどのくらいかかるのかな?
きっとこれから毎年、キラキラ度が増していくのだと思います。
それもこれからの楽しみです。
キラキラの気に入りのもみじの下で、
ブロムシュテットのブラームス交響曲第一番 ハ短調 作品68 ♪
1927年7月11日生まれ。
今年で93歳という現役最高齢の指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテットが導く優しさ慈愛に満ちた世界。
針を落とせば、
いえいえ、CDなので針を落とすと言う訳ではないのですが、そんな風に感じるほど、優しさを感じるブラームス。
第1番はブラームスが苦節20年以上かかって作曲した大作ですが、
ベートーベンの第9がすごい曲過ぎてそのプレッシャーのため、それだけの年月がかかったとか。
第9、歓喜の歌、その通り、聴く人々に喜びと祝福を与えるすごい曲です。
そして、ブロムシュテットの2019年9月に録音されたこの演奏は、それを正に継ぐもの、
歓喜を引き継ぎ、それを継承するもの・・・だと思いました。
歓喜から、至福、温かみ、そして、優しさへ。
年齢を重ねて円熟の域に達したものにしか導けない極みの喜び、優しさだと思います。
全ての楽章が素晴らしいけれど、
特に4楽章、ティンパニの連打、そしてホルンが厳かに奏でて、それをフルート etc etc…、.弦楽合奏に、あの喜びの旋律・・・。
なんて優しいのでしょう。ただただ、じーーん。
ここには.円熟があり、老いと言う言葉はどこにもありません。
ブラボー!! マエストロ!! ♪♪
ぜひぜひ、引き続きブラームスの交響曲、2番、3番、4番をこのコンビで録音して欲しいなと思いました。
特にブラームスの田園と言われる、2番が聴きたいです。
ブロムシュテットのブラ1を秋の日の素晴らしい景色の中で聴きながら、
素敵な時間を過ごすことができました。 帰ろうと思って山門の方へ歩いていくと、
可愛いしっぽがゆらりゆらり 笑
しーちゅんが、のんびりとお昼寝ならぬ? 転寝中?? 笑笑
紅葉の季節ですが、陽だまりの中、気持ち良さそうに ♪♪
この日のしーちゃん、
出迎えてくれたばかりでなく!!
見送ってもくれました~ぁっ !!!! 笑
気が付けば12月も下旬です。
あとわずかで新しい年を迎えるのですね。
毎年、毎年、加速度的に時が時間が経つのが早くなっていくと感じていますが、
今年は余計にそんな感じが。
家にこもっていることが多く季節を感じていないせいでしょうか?
でも、容赦なく一年を重ねる訳だし、良い年の重ね方をと。
コンサートも展覧会も、鎌倉も、横浜の景色も 、美味しいものも、etc etc…、制限される中でも、
せっかく与えられたリソース、時間なんだなと。
感染病で制限をされる生活の中ですが、その中でも良い時を送りたいなと、最近つくづくです。
精神は自由だし、どこにいてもいつでも自由に飛ぶことができる。
音楽と好きな本と、そして、
ちょっぴりの美味しいお酒があれば? 大好きな画家の一家とも過ごせるし、
盗まれたレンブラントを美女と一緒に探し出すことも出来る b^^ (美女とが大事? 笑)
かな?
老眼が進んで、また、若い頃の様に徹夜で本を読み耽るなどと言うことはパワー不足で、できなくなりましたが、
それでも、面白い本を何冊か見つけました。
機会があれば紹介したいと思います。「マダム・モネの肖像」、「レンブラントを取り返せ」、
「ストラディヴァリとグァルネリ ヴァイオリン千年の夢」、
「菓子屋横丁月光荘」、「紙屋ふじさき記念館」 等々。
そして、ブロムシュテットのブラ1の様な素敵なCD にも、何枚かの出会い。
" 2020/11/28 Kitakamakura Enkakuji Autumn leaves & Blomstedt Brahms Symphony No.1"
年を経て、エントロピーが増大して、そして崩壊していく。
年を取れば舞台から去るのみ・・・、そうとばかり思っていましたが。
若さや俊敏さ etc etc …は年々減っていくけれど、
年を重ねることによって深まる、
言葉では「円熟を増す」という、そういうものもしっかりとあるのだなと。
現在、最高齢(93歳)の指揮者、
ヘルベルト・ブロムシュテットが指揮をするゲヴァントハウス響のブラ1の演奏を聴き、
めちゃくちゃ感動して、そう思いました。
優しい、
優しいのです。
ベト10番と言われ、ブラームスが苦節20数年かかって作曲したこの曲、交響曲第一番 ハ短調 Op.68。
じぶんのリスペクトは、スイトナーとシュターツカペレのサントリーホールのライヴ、そして、
ベイヌムとゲヴァントハウスの演奏ですが、
大好きなブラームス交響曲第1番の気に入りの演奏の中に、ブロムシュテットの慈愛にあふれたこの演奏を、
新たに加えてもいいのかなと。
そしてこの日、11月28日も walkman に入れ、
2020年の紅葉を確かめに、北鎌倉円覚寺まで連れて行くことに。
相棒たちもしばらくぶりの散歩です。
E-M1 には 50-200、E-M1 MrⅡには 12-40 を付けて、文庫本「レンブラントを取り返せ」とデバックに入れ、
30分に満たない短い時間ですが、横須賀線の車窓を眺めながら、久しぶりの通勤以外の電車。
8時半頃に北鎌倉円覚寺に到着すれば、円覚寺のネコ、しーちゃんが迎えてくれました。 ^^
紅葉の具合は?
もみじの樹によって、もう散り始めているもの、これから染まり始めるもの etc etc…、
様々でしたが、
全体的にはちょうどの見頃でしたでしょうか。
昨年は上陸した台風の影響で、ここのもみじ達の葉っぱも茶色く、縮れてしまって、
綺麗に赤や黄色には染まってくれませんでした。 でも、
今年は、幸いなことに上陸した台風がなかったせいだと思います。
塩害もなく、本来のもみじたちの紅葉を楽しむことができました。
例年だと今頃も日本各地を飛び回っている? いえいえ、地道に歩き回っているじぶんですが、
コロナのせいで、今年はどこへも出かけず、仕事は週2日の出社を除き在宅勤務の毎日。
10月~11月といえば、盛岡城跡公園や、
京都東福寺の見事な紅葉を仕事の合間に? 楽しむのですが、それも今年は出来ませんでした。
又、合わせて、今年の秋は東慶寺さんも一眼のカメラでの撮影はダメ、と言うことで、
いつもなら何か所かの紅葉をレンズで、そして心の目で楽しむところを、
今年はここ、円覚寺のもみじ達だけに・・・。その分、
例年になく、ゆっくりと、それぞれのもみじ達と話をすることができたんだと思います。
妙香池横の細道を少し登った所に、じぶんの気に入りのもみじがあります。
円覚寺の紅葉を訪ねる際、毎年、楽しみにしている樹です。
最近、枝を剪定したのでしょうか?
以前はもっと大きく広がった枝だったのだと思います。
それはそれは、透過光が差し込むと紅葉がキラキラに輝く傘のような、
円覚寺のこの時期のフォトジェニックのもみじでした。
剪定の結果、その素敵さは半分くらいになってしまいましたが、
それでも、この日も素敵な赤と黄色と緑と、キラキラな色彩輝く光景を見せてくれました。
前のような目の前が紅葉でいっぱいの景色が見られるには、あとどのくらいかかるのかな?
きっとこれから毎年、キラキラ度が増していくのだと思います。
それもこれからの楽しみです。
キラキラの気に入りのもみじの下で、
ブロムシュテットのブラームス交響曲第一番 ハ短調 作品68 ♪
1927年7月11日生まれ。
今年で93歳という現役最高齢の指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテットが導く優しさ慈愛に満ちた世界。
針を落とせば、
いえいえ、CDなので針を落とすと言う訳ではないのですが、そんな風に感じるほど、優しさを感じるブラームス。
第1番はブラームスが苦節20年以上かかって作曲した大作ですが、
ベートーベンの第9がすごい曲過ぎてそのプレッシャーのため、それだけの年月がかかったとか。
第9、歓喜の歌、その通り、聴く人々に喜びと祝福を与えるすごい曲です。
そして、ブロムシュテットの2019年9月に録音されたこの演奏は、それを正に継ぐもの、
歓喜を引き継ぎ、それを継承するもの・・・だと思いました。
歓喜から、至福、温かみ、そして、優しさへ。
年齢を重ねて円熟の域に達したものにしか導けない極みの喜び、優しさだと思います。
全ての楽章が素晴らしいけれど、
特に4楽章、ティンパニの連打、そしてホルンが厳かに奏でて、それをフルート etc etc…、.弦楽合奏に、あの喜びの旋律・・・。
なんて優しいのでしょう。ただただ、じーーん。
ここには.円熟があり、老いと言う言葉はどこにもありません。
ブラボー!! マエストロ!! ♪♪
ぜひぜひ、引き続きブラームスの交響曲、2番、3番、4番をこのコンビで録音して欲しいなと思いました。
特にブラームスの田園と言われる、2番が聴きたいです。
ブロムシュテットのブラ1を秋の日の素晴らしい景色の中で聴きながら、
素敵な時間を過ごすことができました。 帰ろうと思って山門の方へ歩いていくと、
可愛いしっぽがゆらりゆらり 笑
しーちゅんが、のんびりとお昼寝ならぬ? 転寝中?? 笑笑
紅葉の季節ですが、陽だまりの中、気持ち良さそうに ♪♪
この日のしーちゃん、
出迎えてくれたばかりでなく!!
見送ってもくれました~ぁっ !!!! 笑
気が付けば12月も下旬です。
あとわずかで新しい年を迎えるのですね。
毎年、毎年、加速度的に時が時間が経つのが早くなっていくと感じていますが、
今年は余計にそんな感じが。
家にこもっていることが多く季節を感じていないせいでしょうか?
でも、容赦なく一年を重ねる訳だし、良い年の重ね方をと。
コンサートも展覧会も、鎌倉も、横浜の景色も 、美味しいものも、etc etc…、制限される中でも、
せっかく与えられたリソース、時間なんだなと。
感染病で制限をされる生活の中ですが、その中でも良い時を送りたいなと、最近つくづくです。
精神は自由だし、どこにいてもいつでも自由に飛ぶことができる。
音楽と好きな本と、そして、
ちょっぴりの美味しいお酒があれば? 大好きな画家の一家とも過ごせるし、
盗まれたレンブラントを美女と一緒に探し出すことも出来る b^^ (美女とが大事? 笑)
かな?
老眼が進んで、また、若い頃の様に徹夜で本を読み耽るなどと言うことはパワー不足で、できなくなりましたが、
それでも、面白い本を何冊か見つけました。
機会があれば紹介したいと思います。「マダム・モネの肖像」、「レンブラントを取り返せ」、
「ストラディヴァリとグァルネリ ヴァイオリン千年の夢」、
「菓子屋横丁月光荘」、「紙屋ふじさき記念館」 等々。
そして、ブロムシュテットのブラ1の様な素敵なCD にも、何枚かの出会い。
" 2020/11/28 Kitakamakura Enkakuji Autumn leaves & Blomstedt Brahms Symphony No.1"