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松山に行ってきました_萬翠荘と漱石コーヒー:20180119 [訪れたところ色々]

仕事を終えて宿に向かいます。

無事に終わったから?  

それもありますが、松山はこの季節にしては暖かくて、夕暮れも淡いピンク色がとても優しく感じました。

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一年ぶりの四国松山。

一仕事終えて、先ずは一日の〆に冷たいビールです。

お疲れ様、じぶん (笑)

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どこか違うところで夕食を頂こうかとも思いましたが、

疲れていたので、宿に近い「北斗」さんで頂くことに。

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去年も頂いたレストランで、去年も頂いた「鯛めし」にしました。


四国に来るまで、この「鯛めし」、宇和島鯛めしは知りませんでしたが、

鯛の刺身を、甘めのたれに卵の黄身を混ぜたものにつけ、

薬味の海苔とネギとわかめと一緒に白いご飯にのせて頂くこの鯛めし、とても美味しいです。

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お膳に付いてきたタコの唐揚げは、ビールのつまみにちょうど良く、

こちらも美味しく頂きました。


お腹いっぱいで満足。ホテルにチェックインしてゆっくり就寝。 ZZZZZZZZZZZZZZ ^^

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次の日も予定を無事に終えることができて、

飛行機の時間までには2時間弱くらいありました。

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せっかくなので、

昨日頂いた「鯛めし」パワーを発揮し、松山の街を少し歩いてみることに。

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昨年来た時は松山城を遠くに見て、その勇壮な山城の姿に惹かれ、

近くまで行ってみようと思ったことがきっかけで(又は思ってしまったので?)、

結局、スーツにネクタイ、革靴姿で、気が付いたら、山道を小一時間位かかって天守閣まで登ってしまったのでした(笑)。

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今回は、松山の街がどんな街なのか、松山市駅とか周辺の街並みを見てみたいなと思いました。

路面電車にも乗りたかったのですが、

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いつもの様に、知らない街、初めての街は歩くこと !! です。

歩いて、その街を知ることが一番だと思っているので、スマホの地図を見ながらJR松山駅、

伊予鉄の大手町駅の前を通り過ぎ、てくてくてくてく。


それほどはかからずに松山市駅、高島屋の上の観覧車も一目ですが会うことができました。

道幅の広いこと、その中を何台も路面電車が走っていくのにびっくりしました。

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松山城の天守閣にも、もう一度行きたかったのですが、

それだけの時間もないので、今回は遠くから再会のご挨拶だけ。

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そんな中、

JR松山駅に向かおうと思って歩いている途中で、三角の渋い緑青色の屋根を見つけてしまったのでした。

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惹かれるように横道に入って更に門を入ってみると、

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こんなに立派な館?

いえいえ、これはもうお城でしょう。

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建物の前にあった説明書きを読んでみると、国の重要文化財の「萬翠荘(ばんすいそう)」という建物だとのことでした。

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300円の拝観料を、可愛い受付の女性お二人に支払って(とても丁寧な応対でした)、

気になる洋館を見学させて頂きました。

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萬翠荘、

1922年、旧松山藩主の子孫の久松定謨伯爵が、別邸として建設したものなのだそうです。

陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった伯爵好みのフランス風の建物、

当時松山の最高の社交の場として各界名士が集まった場所だったとのこと。

戦争中も萬翠荘は戦禍を免れました。建築当時の様子をそのまま残す貴重な建築物として、

1985年に愛媛県指定有形文化財に、そして、2011年には国の重要文化財に指定されたのだそうです。

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西洋館は地元横浜でも多く訪れていますし、

神戸やその他でも見ていますが、萬翠荘はすごいなぁ~!!

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一階の広間は社交場というので、鹿鳴館みたいな?

パニエでスカートをほわっとさせた淑女が、カイゼル髭の燕尾服の紳士と舞踏会。

そんな場所だったのでしょうね。


建物全体の写真が上手く撮れなかったので、展示されていた全体の模型で ^^;

これはもう、お城ですよね。西洋では左右対称のシンメトリーが多いのですが、萬翠荘は左右シンメトリーにはなっていません。

これも特徴なのだそうです。

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2階に上がる階段の踊り場にある、大きく立派なステンドグラス。

描かれている波と帆船は、

久松定謨伯爵がフランス・サンシール陸軍士官学校に入校するためや、

フランス公使館附武官就任のために航海した海原をイメージするものとか。

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素敵なデザインと色彩のステンドグラス。

素晴らしい色彩とデザイン、ディズニーのアニメに出てくる場面を思い出しました。

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雲と、帆船の左右を自由に飛翔するカモメも良いな。

一目で気に入ってしまい、何枚も写真に撮ってしまいました。

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カモメを超アップで !!

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西洋館ではありますが、1階の玄関ホールの扉には、

鳳凰でしょうか?

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ドアノブにも凝った意匠が施されていました。

フランス風ですが、和洋折衷のアールヌーボー様式とでもいうのでしょうか。

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「てくてくてく」と歩いたおかげで、素敵な洋館との出会いがありました。

犬も歩けば三角屋根? そんな感じです。 笑

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同じ敷地内に、

あの明治の文豪、夏目漱石が松山に赴任した際に下宿した「愛松亭」があったのだそうです。

漱石は、
「小生宿所は裁判所の山の半腹にて眺望絶景の別天地」と友人の正岡子規にも手紙を書いているとのこと。

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その場所に同じ名前の、漱石珈琲店「愛松亭」が建てられていました。

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あまり時間もなかったけれど、結構歩いたし、この日はまだ珈琲を頂いてなかったので、

少しだけ立ち寄ることに。

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愛松亭さん、メニューを見ると、

食事も「特製カレーうどん」や、松山らしく「じゃこ天うどん」、それからピザ等、

スイーツは「コーヒーゼリー」に「和パフェ」、愛媛のフルーツパンケーキ etcc etc …色々ありましたが、

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ここは、決めていた漱石コーヒーにしました。

サイフォンで丁寧に淹れてくれたコーヒーはコクがあり、なんとなくフルーツの様な甘い香りがしました。

漱石、そう言えば三部作など学生の頃に読みました。あの文庫本今でもあるだろうか ?

最近だと、神様のカルテの栗原一止かな ?

そんなことを思い出しながら美味しいコーヒーを頂きました。器も素敵でした。

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大正ロマン風のしゃれた珈琲店。

作家と喫茶店というと、盛岡を訪れた時に良く立ち寄る、光原社 可否館は宮沢賢治ゆかりのお店。

松山では漱石ゆかりの愛松亭です。

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そろそろ飛行場に向かわねばならない時間です。

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萬翠荘から松山城の公園を抜けて、

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JR松山駅のバス停まで少し急ぎ足で向かいます。

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バスに乗る前に、駅の「かけはし 松山店」さんで、ぶっかけじゃこ天うどんを頂きました。

愛松亭さんのメニューを見て食べたくなり、バスの時間ギリギリでしたが、何とか頂くことができました。

じゃこ天は、ホタルジャコの頭と内臓を取り除き、骨ごとすり潰したものを扁平に形を整えて、油で揚げたもの。

関東のおでんの具材「つみれ」は形は丸いですが、味はそんな感じ ?

うどんにじゃこ天と玉子、カイワレと蒲鉾が乗っかって、暖かい出汁がかけられており、
シコシコの麺とジャリと香ばしいじゃこ天の組み合わせ、とっても美味しく頂きました。


何だか、
食べて歩いて、コーヒーを飲んだだけみたいになってしまいましたが、ちゃんと仕事もしてきましたので ^^; 笑


  [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] [雪] 


今日は関東は大雪です。ニュースを見ていると帰宅の方たちが長蛇の列で大変な様子。

みなさん、気を付けてお帰り下さい。

ただ、娘のツイッターを見ていると、若い人たちはそれなりに今年初めての積もった雪で、

色々と楽しんでいる様子。

じぶんも、明日の通勤のことは大変だろうなと頭をよぎるものの、少しだけ残っている? 子供の頃の雪の思い出のせい?

少しだけワクワクするのでした。

明日、起きたらカメラを持って外に出てみようかな?



ps.  「鎌倉の梅に会いに行きましょう」オフ会のお知らせです 

さる1号さんのブログでもお知らせしていますが、鎌倉の梅に会いに行くオフ会を開催することになりました。

日時 : 2018年2月11日 10時集合

集合場所 : 北鎌倉駅

北鎌倉では東慶寺を中心に散策、鎌倉へ移動して枝垂れ梅の宝戒寺、梅と言えば天神様の荏柄天神、森の中の妙本寺etc etc を訪れたいと思っています(詳細はこれから決めます)。

鎌倉の春のはじまり、芳しい香りの梅たちとの一時をご一緒しましょう ♪

参加される方は、さる1号さんのところか私、moz までお知らせください。

" 2018/01/19 Matsuyama & Bansuisou "
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